ドラマ『サンクチュアリ -聖域-』キャスト/あらすじ/相撲用語/感想、シーズン1全8話【Netflixオリジナル】
相撲ファンなら必見、
相撲ファンじゃなくても必見、
Netflixのオリジナルドラマ『サンクチュアリ -聖域-』シーズン1全8話、
多くの視聴者が名作と評価しています。
ドラマ『サンクチュアリ -聖域-』
✅ Filmarksでは
⇨1100件以上のレビューで5点満点中4.2
✅ Googleユーザー
⇨98%のユーザーが高評価
✅ Netflixの〈今日のTV番組TOP10〉(5月16日現在)
⇨第2位
(つい先日まで1位)
✅ Netflixの〈世界総合TV番組TOP10〉(5月13日に)
⇨第10位
(今現在はランキング外)
令和の時代に、
スポ根を面白いと感じられるとは思っていませんでしたけど、
『サンクチュアリ -聖域-』には関係ありません、面白いものは面白い。
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ドラマ『サンクチュアリ -聖域-』キャスト/あらすじ/感想
ドラマ『サンクチュアリ -聖域-』
『サンクチュアリ -聖域-』スペシャル映像 - Netflix
- 「エピソード1」〜59分〜
- 「エピソード2」〜47分〜
- 「エピソード3」〜49分〜
- 「エピソード4」〜51分〜
- 「エピソード5」〜53分〜
- 「エピソード6」〜53分〜
- 「エピソード7」〜64分〜
- 「エピソード8」〜31分〜
【脚本】
金沢知樹
【監督】
江口カン
【アクション監修】
諸鍛冶裕太、青木哲也、向田翼
【相撲監修】
維新力浩司
【エグゼクティブ・プロデューサー】
坂本和隆
【プロデューサー】
藤田大輔
【製作/配信サイト】
Netflix
キャスト
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【キャスト(役名)】
一ノ瀬ワタル
(小瀬清/猿桜:猿将部屋の力士)
染谷将太
(清水:力士を辞めて、呼出として相撲に関わる)
忽那汐里
(国嶋飛鳥:新聞社の相撲担当記者)
〈猿将部屋〉
ピエール瀧
(猿将親方:現役時代に大関まで上り詰め、引退後に猿将部屋の親方になる)
小雪
(花:猿将部屋の女将)
澤田賢澄
(猿谷:猿将部屋で最上位の力士、膝のケガを抱えている)
石川修平
(猿空:猿将部屋の力士、猿谷を慕っている)
義江和也
(猿河:猿将部屋の力士、いじめっ子)
小林圭
(猿岳:猿将部屋の力士、ナルシスト)
めっちゃ
(高橋:猿将部屋の力士、眼鏡をかけている)
菊池宇晃
(石原:猿将部屋の小柄な力士)
〈龍谷部屋〉
岸谷五朗
(龍谷親方:龍谷部屋の親方、角界の権力者)
佳久創
(龍貴:龍谷親方の息子、大関に昇進するイケメン力士)
仙道敦子
(弥生:龍谷部屋の女将)
〈その他〉
住洋樹
(静内:顔に大きな傷のある、恐ろしく強い力士)
寺本莉緒
(七海:猿桜と同郷のホステス)
田口トモロヲ
(時津:飛鳥の上司)
きたろう
(小瀬浩二:猿桜の父親)
余貴美子
(小瀬早苗:猿桜の母親)
金子大地
(村田:猿桜のタニマチになる男)
毎熊克哉
(安井:静内の過去を探るフリーライター)
松尾スズキ
(犬嶋親方:猿将を憎み、猿将部屋を嫌っている)
おむすび
(馬山親方:犬嶋親方の腰巾着)
中尾彬
(熊田:日本大相撲協会の理事長)
笹野高史
(伊東:龍谷部屋のタニマチ)
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あらすじ
ドラマ『サンクチュアリ -聖域-』あらすじ
福岡の門司で、
借金による家庭崩壊の中、
荒れた暮らしを送っていた青年:小瀬清は、
猿将親方に相撲で大金を稼げると口説かれ、猿将部屋への入門を決意する。
しかし、
厳格なしきたりのある相撲の世界は甘くなかった。
勝負事に対するセンスはあるものの、
不良時代と変わらない品性、
礼節や礼儀は一欠片も無く、
周囲に撒き散らす嫌悪感によって、
清は部屋の中で孤立していってしまう。
虐待、いじめ、様々なやり方で痛めつけられていく清・・・。
そんなある日、
清に大きな転機が訪れる。
故郷の門司で暮らしていた父親が事故に遭い、
多額の入院費が必要となった清は、
心を入れ替え、
相撲と真剣に向き合っていく事に。
そして、
猿将親方から授けられた四股名、
“猿桜”の相撲道がスタートしていく。
〜『サンクチュアリ -聖域-』〜
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ドラマ内で気になった相撲用語
〈タニマチとは〉
相撲界の隠語で、
贔屓にしてくれる客、または後援してくれる人、無償スポンサー、
後見人的立場になっている人物のこと。
金銭面での援助はもちろん、繁華街等での豪遊、本業における客集め、副業への協力、異性問題等の不祥事処理など、多岐にわたって援助している。
ドラマの中では、
笹野高史さん演じる不気味な“伊東”や、
金子大地さん演じるIT企業のCEO“村田”が、タニマチ役として登場しています。
〈番付とは〉
大相撲内での力士の地位、順位表を示す。
早い話、偉い順や、強さ順といった感じですね。
wikiに掲載されている〈現行制度における番付の地位〉をそのまま載せると、
地位 | ||
関取 | 幕内 | 横綱 |
大関 | ||
関脇 | ||
小結 | ||
前頭 | ||
十両 | ||
力士養成員 | 幕下 | |
三段目 | ||
序二段 | ||
序ノ口 | ||
番付外 |
横綱、大関、関脇、小結、前頭、十両をまとめた総称が「関取」。
そこから十両を除く横綱から前頭までをまとめた総称が「幕内」と呼ばれています。
大相撲の中で、この幕内がいわば「1軍」、
十両から下の階級が「2軍」といった感じ。
ドラマの中で“猿桜”が属していたのはこの「2軍」の位置です。
「1軍」に上がり、そして横綱へ・・・といった部分はシーズン2以降でのお話に。
(シーズン2があるのかどうかは分かりませんが)
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〈東と西とは〉
出身地で東西に分けている、という訳ではなく、
格の違い、
西より東の方が「格上」という意味らしいです。
決め方は、
力士の成績に伴い、場所後に番付編成会議によって決定されています。
例えば、
大関が2人いるとして、ある場所で好成績だった方を、
来場所で東とし、成績が悪かった方を西とする、そのような感じらしいですね。
「ひ〜が〜ぁ〜し〜、〇〇、〇〇」と呼ばれた方が相撲界において格上、です。
〈呼出とは〉
大相撲での取組の際に、
力士を呼び上げる「呼び上げ」や土俵整備から太鼓叩きなど、競技の進行を行う者。
力士を紹介するアナウンス担当、
土俵整備、太鼓叩き、拍子柝打ち、懸賞金を持って土俵を1周・懸賞金を行司に渡す、
力士の座布団交換・時間制限を伝える・水桶の横でタオルを渡す、
審判委員の座布団交換・ひざ掛けの世話、顔触れ言上の介助、行司の世話、
役員室や相撲部屋の雑務など、
非常に忙しく大変な仕事ですね。
現在は階級もあるようで、
立呼出、副立呼出、三役呼出、幕内呼出、十枚目呼出、幕下呼出、三段目呼出、序二段呼出、序ノ口呼出と、
9階級に分類されています。
ドラマ内で、
染谷将太さんが演じていた“清水”がこの呼出です。
(階級はまだ無い状態、もしくは1番下の序ノ口呼出でしょうけど)
〈四股名とは〉
力士の名前。
山、川、花、海、雷、嵐などを用いたものだったり、
郷里の地名や名所、
本名の1部を改名したものや、
実在する動物、架空の動物に由来するもの、
鳳凰、龍、竜、麒麟、虎、白馬、赤兎馬など、
四股名には様々な付け方が存在しているようです。
ドラマ内の“猿桜”は、
師匠であり親方でもある、ピエール瀧さん演じる“猿将”から“猿”をいただいた四股名になっています。
ちなみに、今現在の大相撲界で、
「桜」「櫻」が四股名に入っている現役力士は、
東三段目三十六枚目:和歌桜(わかざくら)
西三段目七十九枚目:美登桜(みとざくら)
西序二段三十二枚目:薩摩桜(さつまおう)
東序二段四十枚目:最上桜(もがみざくら)
西序二段四十五枚目:翠桜(すいおう)
西序二段六十三枚目:我妻桜(あがづまざくら)
東序二段七十枚目:霧桜(きりざくら)
西序二段七十五枚目:若戸桜(わかとざくら)
西序二段七十八枚目:奥羽桜(おううざくら)
東序二段二十枚目:安櫻(あんざくら)
西序二段九十三枚目:櫻(さくら)
東序ノ口筆頭:潮来桜(いたこざくら)
西序ノ口四枚目:小山桜(おやまざくら)
西序ノ口三枚目:櫻井(さくらい)
西序ノ口十八枚目:朝櫻井(あささくらい)
の計15人ほどです。
“猿桜”と同じように、「桜」を「おう」と読むのは翠桜さんのみ。
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おじさんの感想(ネタバレ注意)
(ラストの先を早く観せて欲しい)
日本人でありながら、
国技である相撲に全く興味のないおじさん、
「若貴ブーム」の頃に少しだけかじった程度の私ですけど、
Netflixオリジナルドラマ『サンクチュアリ -聖域-』、一気に視聴してしまいました。
非常に面白かったですね。
その理由はいくつかあるんですけど、まず、
〈力士にしか見えないキャスト達〉
調べてみると、元力士といった経歴を持った方達も出演しておりますが、
そんな経歴を持っていないキャスト陣、まさに力士にしか見えませんでした。
大変な肉体改造をしたようで・・・。
元格闘家、元ラグビー選手、スポーツマンだったとはいえ、力士に見えてしまうんだから、凄い。
(佳久創さんはカッコ良すぎでしたけど)
〈王道的なスポ根〉
このての物語は気持ちが良いですね、
「相撲バージョンのスラムダンク」なんて言われているみたいです。
ダメダメだった人間が心を入れ替え、仲間達と共に修行をし強くなって、強大な敵に立ち向かっていく。
挫折やケガを乗り越えつつ、何度でも立ち上がる。
漫画でも読み慣れた物語ですし、
映画やドラマ、昔観たジャッキー映画だってこのての1部です。
スポ根というものに目新しさは全くありませんけど、
気持ちが良いんだから仕方ない、
『サンクチュアリ -聖域-』は面白い。
そして、
〈相撲界の闇部分〉
日本ではタブー視扱いされているような感じを受ける相撲界、角界。
Netflixのドラマとはいえ日本のドラマなのに、かなりエグッている印象を受けました。
「タニマチ」という存在や、「かわいがり」というふざけたネーミングのイジメ、
「八百長」、「隠蔽体質」などなど、
伝統の上であぐらをかいているような闇の部分が、
この物語には組み込まれています。
王道的なスポ根がメイン、
ですけど、
様々な人間模様を物語に落とし込んで視聴者を楽しませてくれる、
そんなドラマ『サンクチュアリ -聖域-』、全8話なんてアッという間です。
メチャクチャ良い所でラストを迎えてしまうので、
少しだけ消化不良感が残りますけど、
それはまぁ、シーズン2への期待感に転化しつつ、
この先の物語を待ちないなと。
本当に面白かった。
相撲に興味がある、無しは関係ありません。
オススメです。
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最後に
Netflixのオリジナルドラマ、
2023年5月4日から配信されている『サンクチュアリ -聖域-』を紹介させていただきました。
一ノ瀬ワタルさんには最初、
セリフが棒読みだな〜なんて感じてしまっていましたが、
いつの間にかそんな事は消え去り、最終的には全てを楽しめたドラマになりました。
そして、ベテラン俳優陣、
ピエール瀧さん、小雪さん、岸谷五朗さん、仙道敦子さん、
笹野高史さん、田口トモロヲさん、きたろうさん、余貴美子さん、
松尾スズキさん、中尾彬さんなど、
脇役キャラも完璧。
私は国内ドラマをほぼ視聴しないので、
そんな中、妙に懐かしく感じてしまったのが、仙道敦子さん。
ドラマという点では、もしかすると、
1988年「とんぼ」以来かも・・・。
今川焼き(大判焼き)を美味しそうに食べていたあの“あずさ”が随分と大人な女性に・・・。
顔は全然変わっていませんでしたけど。
もし、シーズン2があれば、
仙道敦子さん演じる“弥生”のその後も描かれるでしょうから、
その部分も含め、楽しみに待ちたいと思っています。
ドラマ『サンクチュアリ -聖域-』、面白かったです。
ではまた。