Netflixドラマ『THE DAYS』あらすじ/キャスト/感想、あの日の福島第一原発では・・

2011年(平成23年)3月11日、
午後2時46分、
あの日、
あの時からの数日間、
福島第一原発で起こっていた実話を基に制作されたドラマ。

Netflixドラマ『THE DAYS

✅ 原作は、
当時の福島第一原発所長:吉田昌郎さんが事故後に証言をした「吉田調書」と、
東京電力がまとめた「福島原子力事故調査報告書」と共に、
ジャーナリストの門田隆将さんが、
福島第一原発で事故対応に当たった90人を超える関係者に直接インタビューをして、
それらをまとめた書籍「死の淵を見た男」
この3つを基に制作されています。

✅ 主演は役所広司、全8話

史実を忠実に描いているであろうと思われるTHE DAYS
面白いわけないです。

ただ、

私も少なからず被災者でしたから、
目を背けるつもりはありません。あの日、あの時に何が起きていたのか、知りたかった・・・。

今、再生して良かったと心から思っています。

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Netflixドラマ『THE DAYS』あらすじ/キャスト/感想

Netflixドラマ『THE DAYS

『THE DAYS』本予告 - Netflix

  • エピソード1「福島第一原発は水没しました」〜47分〜
  • エピソード2「避難の必要はありません」〜53分〜
  • エピソード3「放出する放射線物質は少量です」〜56分〜
  • エピソード4「福島を見捨てることになる」〜56分〜
  • エピソード5「うちの会社は狂ってる」〜46分〜
  • エピソード6「俺は生きて帰るわけにはいかなくなった」〜52分〜
  • エピソード7「撤退基準を決めてください」〜55分〜
  • エピソード8「日本崩壊のシナリオ」〜66分〜

 

あらすじ

ドラマ『THE DAYS』あらすじ

2011年(平成23年)3月11日、
午後2時46分18.1秒、
宮城県牡鹿半島の東南東沖130キロメートルを震源とする、
東北地方太平洋沖地震が発生。

地震の規模は、
マグニチュード9.0、
日本周辺における観測史上最大の地震

この前代未聞の地震に襲われ、
福島第一原発の吉田所長と、
福島第一原発1・2号機の中央制御室にいた当直長の前島は、
連携を取りながら原発の安全確認を行っていた。

それと同時に、
東京では政府と、
東央電力株式会社が非常災害対策本部を立ち上げ、
今後の対応について協議を開始。

東京ー福島間でも連携を取りつつ、原発の現状を把握しようとしていた。

しかし、

地震から約1時間後、

福島第一原発は、

14〜15メートルという巨大な津波に襲われ、
1号機から5号機までの全電力を喪失

全ての機能を失い、原発は停止状態・・・。

このままでは、
冷却できなくなった核燃料が膨大な崩壊熱を発し、
原子炉内を空焚きし核燃料が溶け、
やがて、
未曾有の原発事故が起こってしまう。

日本の3分の1の土地に人が住めなくなる可能性も・・・。

福島第一原発の職員たちは、
命をかけて、今、やるべき事をしていくしかない・・・

THE DAYS

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キャスト

 
 
 
 
 
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【キャスト(役名or役柄)】

〈福島第一原発の職員〉
役所広司
吉田/現地で命をかけて指揮をとっていた、福島第一原発の所長)

竹野内豊
前島/最前線で命をかけて指揮をとっていた、福島第一原発1・2号機の当直長)

音尾琢真
木下/現地で命をかけて働いた、福島第一原発5号機の副長、吉田所長の右腕的存在)

小林薫
古谷/最前線で命をかけて働いた、福島第一原発1・2号機のベテラン運転員)

六平直政
大杉/最前線で命をかけて働いた、福島第一原発1・2号機のベテラン運転員)

中野英樹
島田/最前線で命をかけて働いた、福島第一原発1・2号機の中堅運転員)

山中崇
熊谷/最前線で命をかけて働いた、福島第一原発1・2号機の中堅運転員)

丸山智己
(最前線で命をかけて働いた、福島第一原発1・2号機の中堅運転員

〈当時の政府〉
小日向文世
/当時の内閣総理大臣)

小木茂光
(当時の経済産業大臣

井上肇
佐野/当時の内閣官房長官)

淵上泰史
(当時の首相補佐官

 

〈東央電力株式会社〉
光石研
村上/東央電力株式会社の副社長)

〈その他〉
鈴鹿央士
桐原/福島第一原発4号機の運転員)

石田ゆり子
桐原の母親

遠藤憲一
桐原の父親

高橋和也
自衛隊の曹長

吹越満
脇谷/原子力安全・保安院の院長)

でんでん
新木/日本原子力警備サービスの職員)

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おじさんの感想

おじさんの声
おじさんの声
ドラマ『THE DAYS』の感想

 

(点数をつけるべきではないけど、観応えとしてだけ)

9

 

忘れもしない、
2011年3月11日、私は千葉県の海沿いの街へ出張していました。
地震の被害と津波の被害があった地域で、亡くなった方もおられた地域です。

 

私自身、全くの無傷で済んだんですけど、
あの強烈な揺れと、その後に大変な想いをしたのを、今でも覚えております。

 

経験者だから、被災者だからと格好つけるつもりはありません。

 

ただ、

 

東日本大震災を忘れられない数多くの人たち、その中の1人として、

 

目を背けたくない、
観ておくべきドラマなのではないかという想いだけで、
THE DAYSを視聴しました。

 

面白いドラマではないし、楽しめるドラマでもない、気安くオススメできるドラマでもないんですが、

 

あの日のあの時から数日間、いや、
今現在の2023年に至るまで、そしてこれからも、
自らの命をかけて原発に向き合っている人々がいる事を、事実として知り記憶しておく、
THE DAYSを視聴して本当に良かったと心から思っています。

 

天災か人災か、
「政府の対応がお粗末だった」とか、
「東電の対応が酷すぎた」とか、
そういった部分について私個人、何も言うつもりはないです。
千差万別、十人十色、色々な考え方があっていい。

 

私は1つだけですね。

 

「あの時、福島第一原発の現地、最前線で命をかけて、何とかしようと動き続けていた人々の事を、政府や東電と同列には今後一切、語らない」

 

彼らの存在を、死地で戦い続けたであろう事実を、
ドラマとはいえ、
多少の脚色をされているとはいえ、
あれから10年以上経った今になって記憶させてもらった事。

 

私は少しだけ、救われた気持ちになりました。

 

1つだけハッキリと語れるようになりましたから。

 

「最前線で原発に向き合っていた人々は、何も悪くないと。

 

これが、
Netflixドラマ『THE DAYSを視聴した私の正直な感想です。

 

原発内の事故で命を落とした職員たち、
原発事故によって住む場所を失った住民の方々、
震災の被害、津波の被害によって命を落とした多くの人々、その遺族の方々へ、
私はかける言葉を持ち合わせておりません。
無言を貫くしかありません。

 

情けないんですけど、事実・・・。

 

それでも、

 

生意気な事を言うようで申し訳ないんですが、

 

あの時、福島第一原発の最前線にいた人々にだけだったら、言葉をかけられます。

 

「本当に・・・本当にお疲れ様でした」

 

THE DAYSで私は、少しだけ救われました

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最後に

東日本大震災時の日本政府、東電本部、
そして、福島第一原発を舞台としたNetflixドラマ
THE DAYSを紹介させていただきました。

日本の名優が勢揃いしたようなキャスト陣と、
史実を基に制作された重厚感のある物語で、全8話を短く感じるぐらい、集中して視聴してしまいました。

人によってはもしかすると、

思い出したくなかった事が蘇ってしまう可能性もありますので、

是非、再生する際はお気をつけて。

CGのレベルとか関係なく、リアルに描かれていますから。

それでも気になる方はNetflixで。

ではまた。

 

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