「クラウド アトラス」、6人の歴史を繋いで1つを形成する「SFドラマ」

この「映画」は、

一体誰が主人公なのでしょうか?

単純に考えれば、

トム・ハンクスハル・ベリーなんですけど、

全てを観終わった後、

6人の主人公がいて、
最終的には、

人間そのものが主人公SFだと思ってしまうヒューマンドラマ

そんな印象を受けましたね。

 

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6人の歴史を繋ぐSFドラマ「クラウド アトラス」

 

クラウド アトラス

Cloud Atlas Extended Trailer #1(2012)

監督 ラナ・ウォシャウスキー
トム・ティクヴァ
アンディ・ウォシャウスキー
原作 デイヴィッド・ミッチェル「クラウド・アトラス」
出演(役柄数) トム・ハンクス(6つの役柄)
ハル・ベリー(6つの役柄)
ジム・ブロードベンド(5つの役柄)
ヒューゴ・ウィーヴィング(6つの役柄)
ジム・スタージェス(6つの役柄)
ぺ・ドゥナ(3つの役柄)
ベン・ウィショー(5つの役柄)
デヴィッド・ジャーシー(3つの役柄)
ヒュー・グラント(6つの役柄)
アメリカ公開 2012年10月26日
日本公開 2013年1月31日

 

クラウド アトラスあらすじ

隻眼の老人が語り出す複数の物語。
1849年「波乱に満ちた航海の物語」
1931年「幻の名曲の誕生秘話」
1973年「巨大企業の陰謀」
2012年「ある編集者の大脱走」
2144年「伝説のクローン少女と革命」
2321年「崩壊した地球での戦い」
この複数の物語が、時を超え、
シンクロしながら過去現在未来を駆け巡る。
そして、
2346年・・・

〜「クラウド アトラス」〜

 

 

「クラウド アトラス」で描かれる「6人の歴史」

 

この「クラウド アトラス」、
主人公はトム・ハンクスハル・ベリーですが、
物語によっては、この2人、脇役になっています。
集中力を維持しながら視聴、頑張らないといけません。
トム・ハンクス6役ハル・ベリー6役
集中していないと見逃してしまいます。

 

1849年「波乱に満ちた航海の物語

俳優 役柄
ジム・スタージェス アダム・ユーイング(弁護士:主人公
トム・ハンクス ドクター・ヘンリー・グース(弁護士に同行する医師)
デヴィッド・ジャーシー オトゥア(奴隷)
ペ・ドゥナ ティルダ(ユーイングの妻)
ジム・プロードベント モリヌー船長(ユーイングの乗っている船の船長)
ヒュー・グラント ホロックス牧師
ハル・ベリー 農園で働くマオリ族

ジム・スタージェス演じるアダム・ユーイングが主人公です。
ここで描かれている題材は「奴隷解放運動」。
若き弁護士が奴隷解放運動へ導かれる物語です。

 

1931年「幻の名曲の誕生秘話

俳優 役柄
ベン・ウィショー ロバート・フロビシャー(音楽を志す青年:主人公
ジム・ブロードベント ビビアン・エアズ(大作曲家)
ハル・ベリー ジョカスタ・エアズ(ビビアンの妻)
ジェームズ・ダーシー 若きルーファス・シックススミス(フロビシャーの恋人)
トム・ハンクス 安ホテルの支配人
ヒュー・グラント 高級ホテルの警備員

ベン・ウィショー演じるロバート・フロビシャーが主人公です。
クラウド・アトラス六重奏」の完成までを描いています。
若き作曲家の音楽と恋愛、悲しいお話です。

 

1973年「巨大企業の陰謀

俳優 役柄
ハル・ベリー ルイサ・レイ(ジャーナリスト:主人公
ヒューゴ・ウィーヴィング ビル・スモーク(殺し屋)
トム・ハンクス アイザック・サックス(博士)
ヒュー・グラント ロイド・フックス(原子力発電所計画の中心人物)
ベン・ウィショー レコード店の店員

ハル・ベリーが演じるルイサ・レイが主人公です。
大企業と石油マネーが関係している陰謀を、
三流雑誌のジャーナリストが暴いていく物語です。

 

2012年「ある編集者の大脱走

俳優 役柄
ジム・ブロードベント ティモシー・カベンディッシュ(編集者:主人公
ヒュー・グラント デニー・カベンディッシュ(ティモシーの兄)
ヒューゴ・ウィーヴィング 女看護師ノークス
トム・ハンクス ダーモット・ホギンズ(売れない作家)
ハル・ベリー 出版パーティのインド人女性客

ジム・ブロードベント演じるティモシー・カベンディッシュが主人公です。
ある編集者の数奇な運命を描いています。
トム・ハンクス悪役っぷりにも注目です。

 

2144年「伝説のクローン少女と革命

俳優 役柄
ぺ・ドゥナ ソンミ451(クローン少女:主人公
ジム・スタージェス へジュ・チャン(ソンミを助ける革命家)
ハル・ベリー ソンミの首輪を外す闇医者オビット
トム・ハンクス 物語に出てくる映画俳優:カベンディッシュ役

ぺ・ドゥナ演じるソンミ451が主人公です。
未来社会では、合成人間(クローン)が人間(純血種)に支配されています。
クローンのソンミ451革命に目覚めていく物語です。

 

2321年崩壊した地球での戦い

俳優 役柄
トム・ハンクス ザックリー(島の住民:主人公
ハル・ベリー メロニム(島にやって来たプレシエント族の女性)
ヒューゴ・ウィーヴィング オールド・ジョージー(ザックリーに囁く悪魔)
ヒュー・グラント ザックリー達島民と敵対しているコナ族のチーフ

文明の崩壊した地球、ある島で島民達は暮らしていました。
コナ族という人食い族に怯えながら。
ザックリーメロニムと共に「悪魔の山」へ。
女神として崇めていたソンミの真実を知る物語です。

 

と、ザックリではありますが、

クラウド アトラス」で描かれている6つの物語はここまで。

この6つの物語、6人の歴史が1つの「映画」となっています。
それぞれの時代がそれぞれに影響を及ぼして、
あらゆる時代へ繋がっている物語。
点と点を線で結んで出来上がる形は、人間そのものかあるいは、か。

SFと位置付けられている「映画」ですけど、

観終わった後はヒューマンドラマとして記憶される、

クラウド アトラス

172分間、集中させられ過ぎて、
時間を追っている「映画」なのに、時間を忘れてしまいますよ

 

「クラウド アトラス」を観た方達のレビューを、紹介します

 

「クラウド アトラス」を観たAさんのレビュー

5回くらい観ました。
1度だと分かりにくいから、何回も観たくなる映画ですね。

 

 

「クラウド アトラス」を観たBさんのレビュー

輪廻転生の話?!
何回か観ないと分からないけど、長過ぎてもう1度は観られませんww
個々のストーリーは面白くて、最後はかなり感動しました。

 

 

「クラウド アトラス」を観たCさんのレビュー

6つの時間軸からなる最高の交響曲です。
全ての善意が、全ての罪が、未来を作っています。
運命というものを、まら信じられるようになる不思議な映画。
全ての時間軸が同時進行で進んでいき、それぞれに完結して、
それぞれに繋がっていきます。
映画と時間を舞台にした、1つの叙事詩なのかも知れません。
「クラウド アトラス」
それは、人と人の繋がりを描く交響曲です。

 

 

「クラウド アトラス」を観たおじさん

 

恥ずかしい話なんですが、
つい先日まで、この「クラウド アトラス」という「映画」を、

全く知りませんでした。
2013年に日本で公開されていますので、
もう6年以上前の作品なのに、です。

 

ネットフリックス」で見つけて、
なんだこの「映画」は?
そんな感じで視聴してみた次第です。

 

ハッキリと言えば、
複雑なSF映画、で事足りてしまいます。
6つの物語をそのまま、切り取っていきながら、同時に進行させていく物語です。
場面転換なんて当たり前、
ネットサーフィンのようにページが目まぐるしく変わっていくスタイル
物語について行くために集中力を途切れさせてはいけません。
一時停止と巻き戻しを駆使する羽目に・・・。

とは言えですね、
3時間を超える、頭を使う複雑なSFなのに、
観終わった後、不思議と1本の素晴らしい映画」を観た感覚に陥っています。
6つの物語の完結は様々で、6人の歴史のピリオドは違いますが、
希望だけは感じさせてくれるものとして、描かれています。
その希望の部分に視聴者を上手く落とし込みますから、
それで不思議と1本の素晴らしい「映画」を観たと思える、そんな気がします。

 

どんな感想を読んだとしても、
観てしまった方が理解が早いですから、1度、
クラウド アトラス」を視聴してみてください。
豪華な俳優陣が変身した姿も楽しめますからね。
ザックリーを初めて観た時、「グラディエーター」かと錯覚したぐらいです。
トム・ハンクスラッセル・クロウは、系統的に一緒なんでしょうか?
雰囲気がそっくりでした。

 

複雑なSFでありながら、観終わった後にヒューマンドラマを感じさせてくれる作品、
クラウド アトラス
今現在、「Netflix(ネットフリックス)」で視聴可能です。

 

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ウォシャウスキー監督とトム・ティクヴァ監督について

 

クラウド アトラス」には、
3人の監督が名を連ねています。

まずはウォシャウスキー兄弟

元々はローレンスアンドリュー兄弟監督です。

主な監督作は、

公開年 タイトル 主演
1999年 マトリックス キアヌ・リーブス
2003年 マトリックス リローデッド
マトリックス レボリューションズ

あの「マトリックスシリーズの、生みの親ともいうべき兄弟です。

ただ、
今は兄弟ではなく姉妹となっています。

ローレンスラナ
アンドリューリリー
2人とも性転換手術をして女性になっています。

ウォシャウスキー姉妹が「クラウド アトラス」で、
監督をしているのは、
1849年「波乱に満ちた航海の物語」
2144年「伝説のクローン少女と革命」
2321年「崩壊した地球での戦い」
この3本。

そして、

トム・ティクヴァ

個人的には、
ラン・ローラ・ラン」で知っている名前なんですが、
あまり有名な監督とは言えません。

トム・ティクヴァが「クラウド アトラス」で、
監督をしているのは、
1936年「幻の名曲の誕生秘話」
1973年「巨大企業の陰謀」
2012年「ある編集者の大脱走」
こちらの3本。

ウォシャウスキー姉妹トム・ティクヴァ
それぞれを監督して、6つの物語を作り、6人の歴史を繋ぎ合わせて作られたのが、
クラウド アトラス
何から何まで異質で、複雑な作品にピッタリです。

それなのに、1つの映画」としてピッタリとはめ込むんですから、
不思議だし、驚愕させられる作品ですね。

 

最後に

 

主演が誰だか、分かりづらいですけど、

トム・ハンクスハル・ベリーW主演だと思われる、

複雑なSFでありヒューマンドラマでもある、

クラウド アトラス」を紹介させて頂きました。

さっきも書かせてもらいましたが、

この作品は、
文章での説明に一切向かない作品です。
どんな感想を読んだとしても、観てしまった方が絶対に良い作品、
と、おじさんは思っています。

全てを観終わった後、
気付かなかった俳優の変身にビックリしますし、
そんな役で使っていたのかと、もう1度観返したくなってしまうかも知れません。
3時間をもう1回・・・恐ろしい「映画」ですね。

豪華な俳優陣の変身を楽しむだけでも、
観る価値は十分にある「クラウド アトラス」、
1度、視聴してみてください。

ではまた。

 

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