ドキュメンタリー『コンフェッション・キラー』犯人/自供/警察/真実/感想、観応え◎

2021年11月5日

映画やドラマだけじゃなく、
実はドキュメンタリーにも相当力を入れているNetflix。

異様に有名なシリアルキラーのドキュメンタリーがあったので、
なんとなく視聴したんですけど・・・。

(面白いと言って良いのか悩みます)、

再生ボタンを押し続けるボタンが止まりませんでした。

コンフェッション・キラー:疑惑の自供

✔︎ ヘンリー・リー・ルーカス
(100人以上の犠牲者、と記憶に刷り込まれているシリアルキラー)

✔︎ 当時の証言映像、捜査映像、そして、ルーカスという男

✔︎ リミテッドシリーズ全5話

勝手に植え付けられていた記憶が、
コンフェッション・キラーを全て視聴した後、
完全に崩れ去りましたね。

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ドキュメンタリー『コンフェッション・キラー』犯人/自供/警察/真実/感想

コンフェッション・キラー:疑惑の自供

The Confession Killer | Official Trailer | Netflix

  • エピソード1「毒殺以外すべて」〜45分〜
  • エピソード2「ストロベリーミルクシェイク」〜49分〜
  • エピソード3「争いの始まり」〜49分〜
  • エピソード4「何もかもデタラメ」〜45分〜
  • エピソード5「一片の証拠もなし」〜50分〜

 

犯人:ヘンリー・リー・ルーカス

✔︎ ヘンリー・リー・ルーカス
(1936年8月23日〜2001年3月12日)

✔︎ 犯行期間
(1960年〜1983年にかけて)

✔︎ 世界的に有名なシリアルキラー
(テッド・バンディ、ジョン・ウェイン・ゲイシー、アンドレイ・チカチーロなどと並び、世界的に名前が知れ渡っている)

✔︎ ハンニバル・レクターの元ネタ?
(「羊たちの沈黙」で知られるハンニバル・レクター、彼の元ネタになった1人と言われている)

コンフェッション・キラー』を視聴すると
犯行期間などは全く信じられなくなります
シリアルキラーという印象は皆無
(殺人を犯したのは間違いありません)
レクターと似ている部分・・・元ネタとは思えなくなります
(このドキュメンタリーを視聴すると、ルーカスは外しますね。レクターの印象が相当弱くなってしまいます。)

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自供:言葉だけでシリアルキラーに

✔︎ 100件を超える殺人を自供
(100件以上、300件ほど自供したとも言われている)

✔︎ ルーカスの自供でたくさんの未解決事件が解決
(あらゆる州の未解決事件が、彼の自供によって解決した・・・と)

コンフェッション・キラー』を視聴すると
ルーカスの自供は全て、信じるべきではないと確信してしまいます
未解決事件の遺族に、犯人逮捕と伝えたい警察の気持ちは分かりますけど、ドラマを視聴してしまうと、警察に対する不信感しか残りません。

 

警察:テキサス・レンジャー

✔︎ テキサス・レンジャー
(米国テキサス州公安局に属する法務行官、アメリカ最古の州法務行機関)

✔︎ ヘンリー・リー・ルーカスを逮捕
(銃火器違法所持の容疑で逮捕し、その後、ルーカスの自供から殺人事件の捜査へ)

✔︎ ルーカスの自供を元に数々の未解決事件を解決に導く
(自供を引き出し、未解決事件を解決、マスコミの前にヒーローの如く多数登場)

コンフェッション・キラー』を視聴すると
まず、テキサス・レンジャーを信用しなくなります。
自供だけで、裏付け捜査を怠ったレンジャーには不快感しか残りません。
ルーカスを上手く操り、自分たちを歴史に名を残すヒーローにするため、テキサス・レンジャーの力を見せつけるために、稀代のシリアルキラーを作り上げたのでは、と。

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真実:彼は一体何者なのか?

確定したのは3件のみ
ルーカス自身も嘘吐きの常習、ほとんどの事件は証拠が見つかりませんでした。
最終的に、ルーカスの自供によって確定した事件は、3件のみです。

真犯人が見つかった20件
時代的な部分があるのは致し方ありませんけど、DNA鑑定を導入した結果、ルーカスが「やったのは私です」と語っていた事件の中で、少なくとも20件の事件は嘘の自供だったと判明しています。
その他の事件は、今現在、再調査が行われていません。

何を信じればいいのか?
ドラマを視聴して、当時のテキサス・レンジャーを信じることは不可能です。
しかし、ルーカスの自供を信じられないのも事実・・・。
真実はどこに、そして、ルーカスとは一体何者なのでしょうか?

✔︎ 2001年3月12日
(ヘンリー・リー・ルーカスは獄中で死去、心不全と言われています)

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おじさんの感想

おじさんの声
おじさんの声
コンフェッション・キラー』の感想

 

(不謹慎かもしれませんけど・・・)

9

 

気になる海外ドラマを見つけられなかったので、
なんとなく探し回って、
たまたま見つけた超有名なシリアルキラーのドキュメンタリー

 

コンフェッション・キラー:疑惑の自供

 

犠牲者がいるのは事実、
まだ解決していない事件が多数ある中で、
こんな言葉を吐くのは不謹慎だと思いますけど・・・、

 

非常に観応えがあって興味深く、面白いと感じてしまいました

 

明らかにショッキングな内容と言えるドキュメンタリー。

 

今まで記憶していたルーカスという男は、
完全なサイコパスで、常識が一切通じない、人間の皮をかぶった悪魔。
ハンニバル・レクターの元ネタの1人になるぐらいの異常者。
私とは全く違う世界に住む闇の住人、ぐらいに思っておりましたが、
このドキュメンタリーを視聴してしまうと、完全に覆されます。

 

彼を擁護するつもりは毛頭ありません

 

しかし、

 

シリアルキラー:ヘンリー・リー・ルーカスといった印象は、
ほぼ捏造されたものだという考えに・・・。

 

「あの州の未解決事件?、ルーカスっぽい事件だね〜」
「こっちの州の事件?、ルーカスが訪れている可能性は高い!」
「あの〜、我々が捜査している・・」「あっ、ルーカスに聞いてみよう!」

 

やったかどうかも記憶していない、もしくは、記憶に無い重罪に対する証言を、
言われるがままに自供しまくったルーカスにも非はあります。

 

けど、

 

自分たちの名声を高めるために、
法の番人が利用しまくっただけ、だったとしたら・・・。

 

もちろん、真実は分かりません。
ルーカスが本当にシリアルキラーだった可能性、0にはなりません。

 

私がこのドキュメンタリーを視聴して、強烈に思ったのは、

 

「犯人逮捕が慰めになるとは思えないが、
ルーカスが犯人だと聞いて、ある1つの区切りを付けられたであろう犠牲者の遺族の方々、
その遺族の感情を踏みにじった行為、これこそ重罪!」

 

”ルーカスの仕業とお伝えしました。我々は今でもそう信じています。でも、
証拠は何1つとしてありませんでした・・・”。

 

こう突きつけられた遺族、
感情を踏みにじられた遺族を多数作ってしまった法の番人達。

 

私が強烈に思ったのは、ルーカス事件に関わった捜査機関への、

 

怒り

 

でした。

 

ドキュメンタリー『コンフェッション・キラー:疑惑の自供
不謹慎にも面白く感じてしまいましたけど、
色々と考えさせられる部分が数多くあるのは事実です。

 

気になる方は、Netflixで視聴してみてください。

 

おじさんの怒りを共有していただけたら、幸いです。

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最後に

Netflixのリミテッドシリーズ、
ドキュメンタリー『コンフェッション・キラー:疑惑の自供を、
紹介させていただきました。

難しいのは、
作り手側に、偏った方向へ導こうとする意図が0という状態、
これがベストなんですが、
仮に、もし、その意図を持って製作されてしまうと・・・。

視聴者側があらぬ方向へ引っ張られる可能性も0とは言えません。

難しいですよね。

ルーカスという男の場合は特に、そう強く感じてしまいます。

怒り狂っておきながら申し訳ありませんけど。

これから視聴するなら是非、
フラットな状態での視聴をおすすめします。
観応え◎なのは間違いありませんから。

ではまた。

 

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