頭の中にこびり付いて離れない!『ミッドサマー』キャスト/あらすじ/感想
2020年2月、
日本での公開当時から話題となっていた映画。
凄そうだったから躊躇していましたが、
Netflixで配信していたので、意を決して視聴。
・・・・・これ、何でこんなに残るんですかね?
頭の中にこびり付いて離れないんですけど・・・。
『ミッドサマー』
✔︎ アリ・アスター監督の長編映画2作目
(1作目は「ヘレディタリー/継承」)
✔︎ 有名なレビューサイトで30000件以上のレビュー
✔︎ 平均点は5点満点中3.5
✔︎ レビュー評価は様々
⇨グロくて不快で後味の悪い映画
⇨最高に美しい映像と恐怖、最高のハッピーエンド
⇨途中で気持ち悪くなってリタイア
⇨夢のような楽しい時間を過ごせた
私はこの『ミッドサマー』がアリ・アスター監督作として初、
「ヘレディタリー/継承」を視聴したのは数日後でした。
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『ミッドサマー』キャスト/あらすじ/感想
『ミッドサマー』
MIDSOMMAR | Official Trailer HD | A24
・監督/脚本
アリ・アスター
・製作
ラース・クヌーセン、パトリック・アンデション
・製作総指揮
フレドリク・ハイニヒ、ペレ・ニルソン
ベン・リマー、フィリップ・ウェストグレン
・音楽
ボビー・クーリック
・日本公開
2020年2月21日
キャスト
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・キャスト(役名)
⇨ホルガ村を訪れる大学生5人組
フローレンス・ピュー
(ダニー・アーダー/心理学を学ぶ女子学生、パニック障害を抱えている)
ジャック・レイナー
(クリスチャン・ヒューズ/ダニーの彼氏、別れたがっているが切り出せない)
ウィリアム・ジャクソン・ハーパー
(ジョシュ/クリスチャンの友人、5人の中で1番勉強熱心な黒人学生)
ウィル・ポーター
(マーク/クリスチャンの友人、5人の中で1番勉強に興味がない学生)
ヴィルヘルム・ブロングレン
(ペレ/クリスチャンの友人、ホルガ村出身、クリスチャン達をホルガ村へ誘った張本人)
⇨ホルガ村を訪れたカップル
アーチー・マデクウィ
(サイモン/招待を受けホルガ村を訪れた青年、コニーと婚約している)
エローラ・トルキア
(コニー/サイモンの婚約者、サイモンと一緒にホルガ村を訪れた)
⇨ホルガ村の住人
グネール・フレッド
(シヴ/ホルガ村の長老)
ビョルン・アンドレセン
(ダン/ホルガ村のアッテストゥパンの儀式を行う年長者の男性)
カタリーナ・ヴェイドハーゲン
(Ylva/ホルガ村のアッテストゥパンの儀式を行う年長者の女性)
イサベル・グリル
(Maja/ホルガ村の若い女性)
ハンプス・ハルベリ
(イングマール/サイモン達をホルガ村に招待した男性)
ヘンリク・ノーレン
(ウルフ/ホルガ村の男性)
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あらすじ
『ミッドサマー』あらすじ
心理学を専攻する大学生のダニーは、
妹と両親を無理心中で失い、トラウマに苦しみ続けていた。
そんなダニーを、恋人であるクリスチャンは内心重荷に感じながらも、
別れを切り出せず、時間だけが過ぎ去っていく。
そして、翌年の夏、
クリスチャンの友人ペレの故郷、ホルガ村を訪れることになったダニー。
”90年に1度しか開催されない夏至祭が、今年、ペレの一族の故郷で開催される”
この夏至祭を見学するため、
ダニー、クリスチャン、マーク、ジョシュ、ペレの5人で、
スウェーデンのヘルシングランド地方にある小さな村、
ホルガ村へ。
森に囲まれた草原の中にあるホルガ村は、どこまでも美しく幻想的で、
白夜のために、いつまでも明るさを保っていて魅力的。
皆が同じような白い服を着た村人達は、
ダニー達と、ロンドンからやって来たカップルを心から歓迎してくれた。
ダニー達は夏至祭が素晴らしいものになると、確信。
そして翌日、
いよいよ夏至祭が始まる。
年長者の男女2人を主役とした食事が終わり、
ダニー達と村人全員は高い崖の下に集合。
先ほどの2人は高い崖の上へ。
始まったのは、アッテストゥパンの儀式。
そびえ立つ崖を見上げるダニー、
崖の上に女性が姿を見せ、不安が渦巻く中、確信に近い恐怖を抱え込んだダニーの目の前で、
ただ落ちて来た女性。
続けて男性も落下。
アッテストゥパンの儀式、
”ホルガの死生観を表現した普通の文化で、村人は全員72歳になると必ず行う”
スウェーデンのヘルシングランド地方にある小さな村、
独自の文化のみで暮らす村人達が形成しているホルガ。
夏至祭はここから・・・。
〜『ミッドサマー』〜
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おじさんの感想
(衝撃的・・・でも、分かるとも言えない)
私はホラー映画が嫌いです。
好んで観ることは一切ありません。
なぜかエクソシスト系は大丈夫なんですけど、
標準的なホラー映画と言われるものは避けてきました。
そんなおじさんの私がなぜ『ミッドサマー』を再生したのかと言うと、
”話題になっていた映画”
”予告動画の画が異様に明るい”
”標準的なホラー映画とは思えない”
このような感じだったので、イケるかなと思い再生。
・・・イケましたが、頭の中に異様にこびり付く結果になりましたね。
不思議なのが、
私にとって『ミッドサマー』は後味の悪い映画の部類に入るのに、
2度と観ない、とはなっていません。
「ミスト」、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」、
「冷たい熱帯魚」、「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」などは、
2度と観ないと決めているのに、
『ミッドサマー』は・・・。
ディレクターズカット版をいつか観ないとな〜、と思っているぐらいです。
面白かったと感じている・・・?
だから頭の中にこびり付いているんですかね?
すいません、本当によく分かりません。
映画そのもの、作品そのものに、何とは言えませんが衝撃を受けた事は間違いありません。
けど、
家族や友人におすすめできるかと問われると無理。
なので、
衝撃度満点、勧められないのでー3、
という考えから7点にしております。
『ミッドサマー』、
今現在(2021年11月2日)ならNetflixで視聴可能です。
ここから下、ちょっとしたネタバレが含まれていますので、
これから『ミッドサマー』を視聴しようとしている方はご注意ください。
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どこまでも美しく幻想的な風景、唐突な緊張感
ホルガ村にやって来たダニー達、
最初のうちは、美しい風景と幻想的な雰囲気があって、私の緊張感は緩んでおりました。
それが一気に変わる瞬間
美しく幻想的な雰囲気の中で始まるアッテストゥパンの儀式。
ここで急にスイッチを入れられてしまい、
「恐怖、ホラー、グロ、ヤバイ村」という思考が頭の中に渦巻くんですけど、
雰囲気は美しいまま、明るく幻想的な画がそのまま続くもんだから、
軽いパニックに・・・。
この唐突に訪れた緊張感が映画のラストまで続くんですよ、
美しく幻想的な画の中でずっと。
「オチを観ないと気が済まない」と思ったのも、
アッテストゥパンの儀式からでした。
グロい?グロくない?
レビューサイトを見てみると、
そこまでグロくないと評価している人が結構いるんですよね。
『ミッドサマー』、
私にとっては十二分にグロかったです。
ただ、
性的に強い描写はありましたけど、
手を下している描写というのは皆無なんです。
殺◯シーンだったり、首を◯り落としているシーンなどは描かれておりません。
スプラッター的な表現は無いです。
(殴られるシーンはありましたけど)
事後の描写はしっかりとありますので、
私にとってはグロかったと・・・。
視認できるスプラッター的グロさでいうと、
「冷たい熱帯魚」の方が圧倒的に上。
幻想的な雰囲気の中で確認させられる事後描写の不気味さは、
『ミッドサマー』の方が圧倒的に上、そんな感じですね。
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どっちから先に観ておくべき?
アリ・アスター監督の長編映画デビュー作は、
「ヘレディタリー/継承」。
”直近50年のホラー映画の中の最高傑作”、
”21世紀最高のホラー映画”などと評価されている作品です。
私は、
『ミッドサマー』を観てから「ヘレディタリー/継承」でしたので、
「どっちから観ても、2作ともしっかり頭の中にこびり付く」
と、自信を持ってお伝えさせていただきます。
「アリ・アスターは首が好きなんだな」、
なんて感じてしまいますけど、どちらの作品も異様なパワーに溢れているのは事実。
後か先かで色褪せることはありません。
目に付いて再生できる方から視聴してください。
ちなみに、
個人的にですが、
「ヘレディタリー/継承」は、
”切り取った恐ろしいシーンのいくつかが頭の中に”。
『ミッドサマー』は、
”どこまでも美しい描写と不気味な雰囲気がごっちゃになって頭の中に”、
こびり付いている印象になっています。
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最後に
アリ・アスター監督の長編映画2作目、
『ミッドサマー』を紹介させていただきました。
「ヘレディタリー/継承」、
『ミッドサマー』と視聴してしまうと、
「コォッ」、「フゥハァッ」、
などと意味もなく、唐突に口から音を出してしまう可能性がありますので、
ご注意ください。
こんなちょっとした音まで頭の中にこびり付いて離れない・・・。
良くも悪くも、視聴者に何かしらの影響を与える映画です。
そんな映画を続けて2作作ったアリ・アスター、
次回作はホアキン・フェニックス主演の「Disappointment Blvd」、
しかもジャンルはコメディホラー、と言われています。
(まだ細かい情報はありません)
今から構えて待っていた方が無難ですね。
衝撃度が緩和されるかも・・・。
ではまた。