SFドラマ『レイズド・バイ・ウルブス』シーズン1/あらすじ/キャスト/リドリー・スコット/感想
U-NEXTで独占配信されているSFドラマ、
『レイズド・バイ・ウルブス』シーズン1。
「エイリアン」、「ブレードランナー」、
「グラディエーター」などで知られる映画監督のリドリー・スコットが絡んでいるドラマです。
『レイズド・バイ・ウルブス』シーズン1
✅ エピソード1/エピソード2の監督、製作総指揮の1人がリドリー・スコット
✅ シーズン1は全10話
✅ 未開の惑星を舞台とした、アンドロイドと人間たちのSFドラマ
派手な場面もありますけど、
<それぞれの宗教観>だったり、<親と子>、
<命そのもの>など、
サバイバルドラマというよりは、シリアスで重いテーマを扱っているドラマです。
スポンサーリンク
『レイズド・バイ・ウルブス』シーズン1/あらすじ/キャスト/リドリー・スコット/感想
『レイズド・バイ・ウルブス/神なき惑星』シーズン1
HBO Maxオリジナル『レイズド・バイ・ウルブス』日本語吹替版予告
- エピソード1「オオカミに育てられて」〜53分〜
- エピソード2「ペンタグラム」〜41分〜
- エピソード3「大きくて悪いオオカミ」〜48分〜
- エピソード4「自然の摂理」〜45分〜
- エピソード5「創造主キャンピオン」〜54分〜
- エピソード6「失われた楽園」〜55分〜
- エピソード7「2つの顔」〜48分〜
- エピソード8「人類の未来」〜49分〜
- エピソード9「臍帯」〜44分〜
- エピソード10「その先へ」〜50分〜
あらすじ
『レイズド・バイ・ウルブス』シーズン1あらすじ
22世紀、
地球で巻き起こった宗教戦争、
ミトラ教徒と無神論者の間で起こったこの戦争の影響で、
人類は滅亡の危機に。
生き残った人類は、地球を脱出して他の惑星へ移住しようと、
”箱舟計画”を実行する。
・・・・・・・。
無人の惑星”ケプラー-22b”に、
無神論者の命を受けたアンドロイド2体が不時着。
戦闘アンドロイド、ネクロマンサーだったマザー。
そのマザーを助けるようにプログラムされた、汎用アンドロイドのファーザー。
2体は居留地を築き、
人間の受精卵とマザーの体を使い、6人の子供たちを出産、
無人の惑星で無神論者として、信仰なき新たな世界を目的に、子供たちを育てていく。
しかし、時が経つにつれ5人の子供が死亡、
6番目の息子:キャンピオンだけが生き残って、
家族は3人暮らしとなる。
・・・・・・・。
そして、
無人の惑星”ケプラー-22b”に降り立つ、ミトラ教徒の小型宇宙船。
アンドロイドのマザーから、人間のキャンピオンを救おうと誘拐しようとするが、
ネクロマンサーの力を呼び覚ましたマザーに阻まれ、
逆に”箱舟”からミトラ教徒の5人の子供たちを誘拐されてしまう。
墜落させられた”箱舟”、
ミトラ教徒の子供たちとキャンピオンを育てていこうとするマザー、
生き残ったミトラ教徒たち。
無人の惑星”ケプラー-22b”で巻き起こる<信仰を巡る争い>。
<信仰なき新たな世界>を築き上げようとするマザー、
<信仰こそ全て>と信じて疑わないミトラ教徒。
彼らの争い、その先には・・・。
〜『レイズド・バイ・ウルブス』〜
キャスト
【原案】
アーロン・グジコウスキ
【製作総指揮】
アーロン・グジコウスキ、リドリー・スコット
Mark Huffam、David W.Zucker
Adam Kolbrenner、Jordan Sheehan
【プロデューサー】
Jon kuyper
【配給】
HBO Max Original
エピソード1とエピソード2の監督を務めたのがリドリー・スコット、
そして製作総指揮の内の1人。
リドリー・スコットのドラマ、といった感じではありません。
絡みました・・・ぐらいでちょうど良いですね。
この投稿をInstagramで見る
【キャスト(役名)】
アマンダ・コリン
(マザー/ラミア:戦闘アンドロイドのネクロマンサー、ファーザーと共に子供たちを育てる)
アブバカー・サリム
(ファーザー:マザーと共に子供たちを育てる汎用アンドロイド)
ウィンタ・マクグラス
(キャンピオン:マザーの受精卵から生まれた6番目の男の子)
トラヴィス・フィメル
(マーカス/ケイレブ:無神論者兵士だったケイレブ、ミトラ教徒のマーカスに顔を変え殺害、マーカスになりすます)
ニアフ・アルガー
(スー/メアリー:無神論者兵士だったメアリーは、ミトラ教徒のスーに顔を変え殺害、スーになりすます)
フェリックス・ジェイミソン
(ポール:ミトラ教徒のマーカスとスーの息子、親が入れ替わっていることを知らない)
ジョーダン・ロックラン
(テンペスト:箱舟の生き残り、ミトラ教徒の少女、妊娠している)
イーサン・ハザード
(ハンター:箱舟の生き残り、ミトラ教徒の少年)
アーシャ・シャー
(ホリー:箱舟の生き残り、ミトラ教徒の少女)
アイヴィー・ウォン
(ヴィータ:箱舟の生き残り、ミトラ教徒のアジア系少女)
マティアス・ヴァレラ
(ルーシャス:箱舟の生き残り、ミトラ教徒の兵士)
スティーヴ・ウォール
(アンブローズ:ミトラ教徒の神官)
コスモ・ジャーヴィス
(キャンピオン・スタージェス:マザーを再プログラムした科学者)
スポンサーリンク
リドリー・スコットについて
リドリー・スコット(1937年11月30日〜)、
イギリス出身の映画監督、映画プロデューサーです。
有名な映画監督作は、
⇨主演:シガニー・ウィーバー
⇨第52回アカデミー賞 視覚効果賞 受賞
(美術賞にノミネート)
・1982年「ブレードランナー」
⇨主演:ハリソン・フォード
⇨第55回アカデミー賞 美術賞・視覚効果賞にノミネート
・1989年「ブラック・レイン」
⇨主演:マイケル・ダグラス、高倉健
⇨第62回アカデミー賞 音響編集賞・録音賞にノミネート
・1991年「テルマ&ルイーズ」
⇨主演:スーザン・サランドン、ジーナ・デイヴィス
⇨第64回アカデミー賞 脚本賞 受賞
(監督賞、主演女優賞2人、撮影賞、編集賞にノミネート)
⇨主演:ラッセル・クロウ
⇨第73回アカデミー賞 作品賞・主演男優賞・衣装デザイン賞・録音賞・視覚効果賞 受賞
(監督賞、助演男優賞、脚本賞、撮影賞、編集賞、美術賞、作曲賞にノミネート)
・2001年「ハンニバル」
⇨主演:アンソニー・ホプキンス、ジュリアン・ムーア
・2001年「ブラックホーク・ダウン」
⇨主演:ジョシュ・ハートネット
⇨第74回アカデミー賞 編集賞・録音賞 受賞
(監督賞、撮影賞にノミネート)
・2007年「アメリカン・ギャングスター」
⇨主演:デンゼル・ワシントン、ラッセル・クロウ
⇨第80回アカデミー賞 助演女優賞・美術賞 ノミネート
・2015年「オデッセイ」
⇨主演:マット・デイモン
⇨第88回アカデミー賞 作品賞・主演男優賞・脚色賞・美術賞・音響編集賞・録音賞・視覚効果賞 ノミネート
・2021年「最後の決闘裁判」
⇨主演:マット・デイモン
・2021年「ハウス・オブ・グッチ」
⇨主演:レディー・ガガ、アダム・ドライバー
歴史大作や戦争映画、伝記映画やアクション映画など、
幅広いジャンルの映画監督として長年活躍しているリドリー・スコット。
中でも強烈な印象を残しているのはやはり、SF映画ですね。
「エイリアン」、「ブレードランナー」の2作は今でも、
SF映画の代表作としてタイトルを覚えられています。
映画界の巨匠なのは間違いありません。
そんなリドリー・スコットが、
初めてドラマの監督をした『レイズド・バイ・ウルブス』(エピソード1、2)。
”リドリー・スコットの!”、とは言い難いですけど、
SF好きなら再生してみても損は無いと思います。
スポンサーリンク
おじさんの感想
この投稿をInstagramで見る
(テーマの重いSFドラマ、観応えアリです)
U-NEXTのおすすめで目にしていた事と、
リドリー・スコットが絡んでいるドラマだったので視聴した、
『レイズド・バイ・ウルブス/神なき惑星』シーズン1。
面白かったです。
ただ、あくまでも、
このドラマの中心的な制作者はアーロン・グジコウスキらしいので、
そこまでリドリー・スコットを意識しなくても楽しめますから、
あまり考え過ぎない方がよろしいかと。
(リドリー・スコットは無神論者で、”神を信じていない”と公言しています。そんな彼の皮肉めいた部分は感じますけど)
リドリー・スコットの映画を1本も観たことがなくても、全然大丈夫です。
シリアス路線のSFドラマだと思って再生してしまえば問題ありません。
ちょっとだけ注意点があるとすれば、
「テーマが重い・・・」、という事ぐらいでしょうか。
<宗教戦争がもたらした人類の壊滅、地球の荒廃>、
そして、
2体のアンドロイドが、子供たちを信仰心無しで育てていた無人の惑星”ケプラー-22b”を舞台にし、
<信仰とは何か?>、
<親と子>、
<命とは何か?>、
と、明確な答えが存在しない重いテーマが中心のSFドラマ。
単純な<アンドロイドvs人類>を描いているドラマではなかったです。
そういう意味では、
派手なSFドラマを期待しないで再生した方が、ラストまで突っ走れると思いますよ。
ネクロマンサーが絡むシーンだけは派手で、グロさもありますが・・・。
それでもシーズン1全10話、一気にイケるかなと。
こんな感じで十分私は楽しめたんですけど、
ドラマのラストで起こる”何それ、マジ・・・”という超展開と、
シーズン2が放送開始されているらしい、けれども日本ではまだ未定、
という2点が非常に引っかかりますね。
SFドラマ『レイズド・バイ・ウルブス/神なき惑星』シーズン1、
総評すると、”シーズン2、早目の配信をお願いします!”、
というぐらい、個人的におすすめのドラマでした。
最後に
U-NEXTで独占配信されているSFドラマ、
『レイズド・バイ・ウルブス』シーズン1を紹介させていただきました。
エピソード1の序盤、
2体の全身タイツアンドロイドを観た時、ちょっと不安にはなりましたが、
エピソード1を観終わった時には、その不安も消し飛んでいました。
そして、勢いがついて一気にシーズン1全10話を。
同じくU-NEXTで独占配信されている「ウエストワールド」も楽しめているし、
SF系のドラマで最近ハズレを引いておりません。
『レイズド・バイ・ウルブス』のシーズン2を期待しつつ、
ハズレない事を祈っています。
ではまた。