映画『メジャーリーグ』、シリーズ化されたコメディ・野球映画の傑作です
古臭いコメディ・野球映画を紹介させて頂きます。
野球にはほぼ興味はないんですけど、
この作品だけは好きで、
すでに数回観ております。
王道的なストーリー、
笑いあり、感動すら出来てしまうコメディ、
胸熱シーンも数多くて、ワイルドシングで鳥肌が立ってしまう、
そんな野球映画。
『メジャーリーグ』は、
今でも楽しめる作品ではないでしょうか。
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コメディ・野球映画の傑作『メジャーリーグ』
『メジャーリーグ』
Major League Pennant Fever
監督・脚本 | デヴィッド・S・ウォード |
出演(役名) | トム・ベレンジャー(ジェイク・テイラー) |
チャーリー・シーン(リッキー・ボーン) | |
コービン・バーンセン(ロジャー・ゴードン) | |
ウェズリー・スナイプス(ウィリー・メイズ・ヘイズ) | |
デニス・エイスバート(ペドロ・セラノ) | |
ジェームズ・ギャモン(ルー・ブラウン) | |
レネ・ルッソ(リン・ウェルズ) | |
ボブ・ユッカー(ハリー・ドイル:実況アナウンサー) | |
アメリカ公開 | 1989年4月7日 |
日本公開 | 1989年6月24日 |
『メジャーリーグ』あらすじ
34年も優勝から遠ざかっている弱小球団インディアンス。
メジャーリーグでの優勝は遠い昔。
新オーナーはなんとか本拠地をマイアミに移転したくて、
観客動員を減少させようと、妙な選手達を集めて、
勝たなくてもいい球団を作ろうとした。
急速だけが取り柄の、刑務所上がりのピッチャー。
俊足だけが取り柄の、フライしか打てないバッター。
長打力だけが取り柄の、変化球には対応できないブードゥー教信者のバッター。
経験だけが取り柄の、膝に爆弾を抱えている元MVPキャッチャー。
およそメジャーリーグでは通用しないような選手達を集めて、
新オーナーは勝てないチームを作ろうと手を回す。
だが、新オーナーの詰めの甘さが露見してくる事に。
選手を集めるなら、何も持っていない選手を集めるべきだった。
長所を伸ばしたら、抜群の戦力となる選手ばかりを集めてしまっていた。
1つだけの取り柄しか持っていなかった選手達が、
メジャーリーグの舞台で大暴れする。〜『メジャーリーグ』〜
☆ジェイク・テイラー(トム・ベレンジャー)
かつてオールスターに選出されたり、MVPに輝いた事のあるベテランキャッチャー。
ここ数年、膝の故障を抱えて成績は低迷。
妙な選手達が集まったインディアンスでキャプテンを任され、
豊富な経験値を武器に、選手達を導いていきます。
☆リッキー・ボーン(チャーリー・シーン)
恐喝や車の窃盗を犯して刑務所に服役していた元マイナーリーグのピッチャー。
出所してインディアンスに入団、
急速は恐ろしく早く、ストレートは最大の武器になっていますが、
残念ながらコントロールが最悪です。近眼ですから。
全く見えていなかったキャッチャーミット、眼鏡をかけて改善させます。
チームの快進撃を支えるピッチャーに。
☆ロジャー・ドーン(コービン・バーンセン)
ベテラン選手ですけど、道楽の延長線上として野球を捉えています。
打撃はまだまだ通用しますが、守備面に関しては泥臭さが全くありません。ある意味クールな三塁手。
ルーキーいじめばかりして、性格的にも難がありました。
が、新オーナーの陰謀を知ってから、今までにないぐらい真剣に野球を取り組む事に。
☆ウィリー・メイズ・ヘイズ(ウェズリー・スナイプス)
キャンプ初日に、勝手にインディアンスに入ろうとしたお調子者です。
なんとか俊足が認められて、晴れてインディアンスの選手となりました。
打撃はさっぱりで、打ってはフライ、打ってはフライで、自分の俊足を活かしたバッティングが出来ません。
転がして走るだけで良いんですけどね。
ただ、塁に出てしまえばやはり最強、ウィリーの盗塁を止める事は出来ません。
☆ペドロ・セラノ(デニス・ヘイスバート)
信仰の自由を求めてキューバから亡命した巨体の長距離バッター。
熱心なブードゥー教信者で、ジョブーという名の偶像に祈りを捧げ、セラノのロッカーは祭壇状態です。
ストレートには滅法強く、ピンポン球のようにスタンドに放り込みますけど、
変化球には一切対応出来ません。
ジョブーに祈りを捧げても変化球を打たせてくれません。もっと祈ろう・・・。
他にもいますが、
こんな感じで妙な選手ばかりが集まってしまったインディアンス。
新オーナーはやる気がないし(本拠地移転のみが望みで、負けてチーム人気を下げたい)、
監督はマイナーリーグから引っ張ってきた監督ですし(この監督がまたいい味を)、
熱狂的な極少数のファンと(愛情と憎悪が紙一重の熱心なファン)、
熱狂的な実況アナウンサー(気持ちの良い毒舌しか吐かない)。
普通なら勝てるはずのないインディアンスですけど、
取り柄をしっかりと持っていた選手達ですので、
新オーナーの目論見はどんどん・・・。
完全なコメディ・野球映画、
なのに、胸が熱くなるシーン満載、感動すらさせられてしまう、
ワイルドシングで鳥肌。
軽く視聴できる映画ですけど、思いの外楽しめてしまう作品、
『メジャーリーグ』
名作ではなく傑作として、私は最高に好きな映画です。
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『メジャーリーグ』を観た方達のレビューを、紹介します
(チャーリーシーン最高!)
チャーリーシーンを大好きになった作品です。
選手それぞれの個性をしっかり演出していて、薄っぺらい作りではありません。
(野球のルールを知らなくても楽しめる)
字幕で鑑賞しました。
野球のルールとか詳しくは全然分からないけど、チーム一人一人のキャラクターが面白くて、
可愛い、楽しめましたね。
ワイルドシングの元ネタってこれかーって感じです。
チャーリー・シーンカッコいい〜〜。
(野球好きでも存分に楽しめる!)
メジャーリーグを題材として、個性あるキャスト満載でポンコツ球団が活躍する、
ハチャメチャに笑えるコメディです。野球好きなら何度観ても笑えます。
辛いことがあった時こそ、こんなのを観て笑ってスッキリする映画をたくさんみたいです。
(1度は観ておいて損は無い!)
初めて観たのはいつぞやの金曜ロードショーか何かで、衝撃的に面白かったです。
登場人物それぞれに味わいがあって素敵なんですよね。
実況をしているおじさんが一番好き(演じているのが本職の実況アナであるボブ・ユッカーだと、随分後になって知りました)。
作品とはあまり関係ありませんけど、
チャーリー・シーンを初めて観たのがこの作品で、イメージが完全に固定されてしまい、のちに「プラトーン」を観た時に凄まじくギャップを感じました。
(こんな選手達が活躍するプロ野球チームなら、完全にファンになっています)
当時、私は映画館で『メジャーリーグ』を視聴しました。
映画公開からかなり時間が経っていたからなのか、定かではありませんが、
もの凄い小さな映画館で視聴したんです。30人ぐらいで満席となるような。
映画好きが集うような映画館で『メジャーリーグ』を視聴です。
異様に観たくなってしまっていたので、とりあえず何処でもいいやと、小さな映画館で。
そんな経緯もあって妙に思い出深い『メジャーリーグ』。
野球映画としては最高に面白い映画です。
同列では語れませんけど、私が思い付く野球映画は、
「フィールド・オブ・ドリームス」と『メジャーリーグ』、
これだけです。
野球映画は決して多くないし、日本では引きの弱い部類の映画ですから、そう感じるだけかもしれませんけど。
私自身は野球に馴染みがないんですが、
この『メジャーリーグ』は不思議と楽しめました。ルールを知らなくても大丈夫ですよ。
妙な選手達、曲者揃いの能力者が変な活躍をして、
最終的にカッコよく収めるコメディ・野球映画と思って頂ければ、
楽しく笑えて、鳥肌ものの場面を堪能しつつ感動までもしてしまう野球映画となっています。
弱小チームが強者となっていく王道的なストーリーが描かれますから、
簡単に物語に入っていけますよ。
ただただ楽しむ野球映画として、笑いながら熱くなれるストーリー展開、
ワイルドシングで鳥肌、
『メジャーリーグ』を体験してみてください。
まずは無料で視聴することをオススメします。
「メジャーリーグ2」と「メジャーリーグ3」
「メジャーリーグ2」
監督 | デヴィッド・S・ウォード |
出演(役名) | チャーリー・シーン(リッキー・ボーン) |
トム・ベレンジャー(ジェイク・テイラー) | |
コービン・バーンセン(ロジャー・ドーン) | |
マーガレット・ホイットン(レイチェル・フェルプス) | |
ジェームズ・ギャモン(ルー・ブラウン) | |
デニス・ヘイスバート(ペドロ・セラノ) | |
オマー・エップス(ウィリー・メイズ・ヘイズ) | |
レネ・ルッソ(リン・ウェルズ) | |
石橋貴明(タカ・タナカ) | |
ボブ・ユッカー(ハリー・ドイル:実況アナウンサー) | |
アメリカ公開 | 1994年3月30日 |
日本公開 | 1994年6月11日 |
・前作『メジャーリーグ』の続編です。
時系列的なことを言うと、前作で描かれていたシーズンの翌シーズンが舞台となっている物語。
昨シーズン(前作)の終盤、インディアンスが魅せた盛り上がりとは打って変わってチームは低迷。
新シーズンでは低空飛行を続けているチームでしたが、
日本からの助っ人タカ・タナカ(石橋貴明)が加入して、チームの勢いが復活。
・キャストは前作とほぼ一緒で、繋がりをしっかりと感じられる「メジャーリーグ2」。
新キャラにタカ・タナカ(石橋貴明)。
ちょっと残念なのが、ウィリー・メイズ・ヘイズ役で人気キャラだったウェズリー・スナイプスが降板。
役をオマー・エップスに変更されています。
1992年「パッセンジャー57」、1993年「デモリションマん」などへの出演でスナイプスが人気となり、
「メジャーリーグ2」への出演が困難になってしまったのかもしれません。ここが残念ですね。
・日本でもそこそこヒットした「メジャーリーグ2」、気軽に楽しめる続編でしたが、評価は低いです。
第17回スティンガーズ最悪映画賞で、最低続編賞を受賞しています。
暇潰しにはなるんですけどね。
無料で視聴して、軽〜く楽しむ映画としてオススメです。
「メジャーリーグ3」
監督・脚本 | ジョン・ウォーレン |
出演(役名) | スコット・バクラ(ガス・カントレル) |
コービン・バーンセン(ロジャー・ドーン) | |
デニス・ヘイスバート(ペドロ・セラノ) | |
石橋貴明(タカ・タナカ) | |
エリック・ブラスコッター(ルーブ・ベイカー) | |
ジェンセン・ダゲット(マギー・レイノルズ) | |
テッド・マッギンリー(レナード・ハフ) | |
ボブ・ユッカー(ハリー・ドイル:実況アナウンサー) | |
アメリカ公開 | 1998年4月17日 |
日本公開 | 1998年6月6日 |
・「メジャーリーグ3」というのは日本向けのタイトルで、
アメリカでは「映画メジャーリーグシリーズの番外編」と扱われています。
メジャーリーグが舞台ではなく、その下、マイナーリーグを舞台とした新作です。
・この「メジャーリーグシリーズ」の全てに出演しているのは、
ペドロ・セラノ役(デニス・ヘイスバート)とロジャー・ドーン役(コービン・バーンセン)、
そしてハリー・ドイル役(ボブ・ユッカー)の3人のみ。
タカ・タナカ(石橋貴明)は前作「メジャーリーグ2」から続けて2回目の登場。
『メジャーリーグ』の匂いが微かに残っている感じの作品、ですかね。
・今作も間違いなく、軽〜い気持ちで楽しむ映画となっていますけど、
残念ながら、
第21回スティンガーズ最悪映画賞:誰も望んでいなかった続編部門を受賞。
2回連続での不名誉な賞を受賞しています。
横になりながら適当に楽しむ映画です。高評価、低評価なんてどうでもいいんです。暇潰しですから。
間違いなく無料で楽しむべき映画となっています。
お金をかけずにお楽しみください。
『メジャーリーグ』の主な出演者
チャーリー・シーン(1965年9月3日〜)は、
アメリカの俳優です。
主な映画出演作は、
公開年 | タイトル | 役名 |
1986年 | 処刑ライダー | ジェイク・ケシー |
プラトーン | クリス・テイラー | |
1987年 | ウォール街 | バド・フォックス |
1988年 | ヤングガン | ディック・ブリュワー |
1989年 | メジャーリーグ | リッキー・ボーン |
1991年 | ホット・ショット | トッパー・ハーレー |
1993年 | ホット・ショット2 | |
1994年 | メジャーリーグ2 | リッキー・ボーン |
1999年 | マルコヴィッチの穴 | チャーリー |
2017年 | ナインイレヴン 運命を分けた日 | ジェフリー |
非常に有名なのは、
1986年「プラトーン」のクリス・テイラー役、
1987年「ウォール街」のバド・フォックス役、
1989年から始まった『メジャーリーグ』シリーズのリッキー・ボーン役、
1991年から始まった「ホット・ショット」シリーズのトッパー・ハーレー役、
ここら辺ですね。
個人的には、
1999年「マルコヴィッチの穴」で演じたチャーリー役(本人役)が大好きです。
チョイ役なんですけど、インパクトが凄過ぎて・・・。
『メジャーリーグ』のチャーリー・シーンも印象深くて、
最高にカッコいいですから、1度、ご覧になってみてください。
トム・ベレンジャーについて
トム・ベレンジャー(1949年5月31日〜)は、
イリノイ州シカゴ出身の俳優です。
主な映画出演作は、
公開年 | タイトル | 役名 |
1986年 | プラトーン | ボブ・バーンズ2等軍曹 |
1989年 | メジャーリーグ | ジェイク・テイラー |
7月4日に生まれて | ヘイズ軍曹 | |
1993年 | 硝子の塔 | ジャック・ランズフォード |
山猫は眠らない | トーマス・ベケット | |
1994年 | メジャーリーグ2 | ジェイク・テイラー |
2001年 | トレーニングデイ | スタン |
2010年 | インセプション | ピーター・ブラウニング |
2014年 | ゲットバッカーズ | テディ |
1986年「プラトーン」で、
第59回アカデミー助演男優賞にノミネート。
第44回ゴールデングローブ賞、ドラマ部門/助演男優賞を受賞。
チャーリー・シーンとも共演しています。
1993年「山猫は眠らない」はシリーズ化されていて、
2002年「山猫は眠らない 狙撃手の掟」
2004年「山猫は眠らない 決別の照準」
2011年「山猫は眠らない 復活の銃弾」(写真のみの出演)
と4作製作されています。個人的にはシリーズ1作目のみ、おすすめです。
2作目からは観ておりませんので。
2010年のクリストファー・ノーラン監督作「インセプション」の、
ピーター・ブラウニング役も印象深いですね。
『メジャーリーグ』シリーズでは、
チャーリー・シーンと2作で共演しています。
「プラトーン」から始まった2人の共演、相性が良いんでしょうね。
楽しませて頂きました。
ウェズリー・スナイプスについて
ウェズリー・スナイプス(1962年7月31日〜)は、
アメリカの俳優です。
主な映画出演作は、
公開年 | タイトル | 役名 |
1989年 | メジャーリーグ | ウィリー・メイズ・ヘイズ |
1990年 | キング・オブ・ニューヨーク | トマス・フラニガン |
1991年 | ジャングル・フィーバー | フリッパー・パリフィ |
1992年 | パッセンジャー57 | ジョン・カッター |
1993年 | デモリションマン | サイモン・フェニックス |
1995年 | マネー・トレイン | ジョン |
1996年 | ザ・ファン | ボビー・レイバーン |
1997年 | ワン・ナイト・スタンド | マックス・カーライル |
1998年 | 追跡者 | マーク・J・シェリダン |
ブレイド | ブレイド | |
2002年 | ブレイド2 | |
2004年 | ブレイド3 | |
2019年 | ルディ・レイ・ムーア | ダーヴィル・マーティン |
1989年『メジャーリーグ』の、
ウィリー・メイズ・ヘイズ役が強烈に印象付けられて、コメディ俳優かと錯覚してしまいました。
その後、悪役もやりつつ、
有名な俳優となっていったウェズリー・スナイプスは、
1998年、
自らも制作に加わり「ブレイド」を大ヒットさせます。
この「ブレイド」の印象が多分、
今現在1番強いですね。あのヴァンパイアハンター「デイウォーカー」はカッコ良かった。
「ブレイド」はシリーズ化されて、人気シリーズとなって、
今までに3作製作されています。全て観させてもらいました。
こちらも単純に楽しめるシリーズです。
『メジャーリーグ』からの路線変更を成功させた俳優、
と、言えるかもしれません。
最後に
古臭い映画を紹介させて頂きました。
1989年に日本で公開された『メジャーリーグ』、
いまだに思い出してしまうコメディ・野球映画です。
2時間以内で、
ただただ楽しむだけに視聴する映画として、
笑いあり感動ありですので、最適な映画と言える作品です。
俳優陣も豪華ですしね。
決して実話ではありませんので、ご注意ください。
映画『メジャーリーグ』が、実在するインディアンスに影響を与えて、
低迷していたインディアンスの観客動員に一役買ったと言われるぐらいで、
インディアンスが好成績を残すのはまだまだ先の話となっています。
いわば、
インディアンスの活躍を先取りした映画『メジャーリーグ』です。
ここ最近は強いみたいですよ。
もしかすると、今現在にも『メジャーリーグ』の影響が・・・。
ではまた。