「マルコヴィッチ」の脳内へ、知りたくないが「体験」させられます

2020年2月13日

「誰かの脳内に入り込めるとしたら、誰の?

こんな問いをされたら、

まず頭に浮かぶのは有名人ですね。

身近な人は想像できません。

私の場合だと、
サッカーをやっていた関係もあって、海外の有名サッカー選手の脳内に入って、
スタジアムの雰囲気とか、プロサッカー選手のスキルやスピードを体験してみたいです。

ということで、
興味のない人の脳内に入ったとしても、楽しめないと思うんですよ。

ましてや、

ジョン・マルコヴィッチ」という男の脳内に興味は無いですしね。
「映画俳優」としての彼には興味はありますけど、
脳内には・・・。

そんな興味のない「ジョン・マルコヴィッチ」の脳内に、

視聴者も一緒に入ってしまう「映画」を紹介します。

では、

ジョン・マルコヴィッチ」の脳内へ、どうぞ

 

「マルコヴィッチ」の脳内へ

 

マルコヴィッチの穴

Being John Malkovich Official Trailer #1

監督 スパイク・ジョーンズ
脚本 チャーリー・カウフマン
出演(役名) ジョン・キューザック(グレイグ:人形師)
キャメロン・ディアス(ロッテ:グレイグの妻)
キャサリン・キーナー(マキシン:野心家の女性)
ジョン・マルコヴィッチ(マルコヴィッチ:本人)
オーソン・ビーン(レスター社長)
チャーリー・シーン(チャーリー:本人と書いたら怒られそうな頭皮をした本人)
アメリカ公開 1999年9月2日
日本公開 2000年9月23日
カメオ出演として(ちょっとだけ出演) ブラッド・ピット(本人役:セリフなし)
ウィノナ・ライダー(本人役)
デヴィッド・フィンチャー(クリストファー・ビング役)
ショーン・ペン(本人役)
ゲイリー・シニーズ(舞台俳優)
ダスティン・ホフマン(ウィリー・ローマン役)
第72回アカデミー賞 監督賞 ノミネート
助演女優賞
オリジナル脚本賞
第57回ゴールデングローブ賞 作品賞
助演男優賞
助演女優賞

第56回ヴェネツィア国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞しています。

 

ネタバレをせずに、紹介します。

もうお分かりだと思いますけど、

ジョン・マルコヴィッチ」の頭の中、脳内に入り込んでしまう「映画」です。

不思議で、ふざけているのかと勘ぐりたくなる「映画」なんですが、
これが意外とパワーのある「映画」なんですよね。インパクトは強烈です。

 

全く評価をされていない人形師のグレイグ(ジョン・キューザック)は、
定職を求めて面接を受けに行きます。あるビルの7階と8階の間にあるフロア、
7と1/2階という、背を縮こませないと歩けないようなフロアにある会社の面接です。
すでにこの時点でおかしいのですが、定職のためです。

なんとか書類整理の仕事に就いたグレイグ

同じフロアで働く美人社員で野心家マキシン(キャサリン・キーナー)に一目惚れ、
妻のある身で熱心に口説こうとしますが、撃沈。

そんなある日、

隠されているような不思議な扉を発見します。

扉を開いてみると、穴が続いています。どこまでも。

引っ張られて穴に入り込み、辿り着いた先はなんと、

有名俳優ですが個性派の中の個性派、あまり興味を持てなさそうな俳優、

ジョン・マルコヴィッチ」の頭の中です。

15分間、「ジョン・マルコヴィッチ」体験をしたグレイグは、
ロッテ(キャメロン・ディアス)に話してしまい、ロッテも「ジョン・マルコヴィッチ」体験をすることに。

グレイグマキシンにも話して、
マキシンは1回200ドルで人々の変身願望を満たす商売を始めようと言い出します。

関係者全てが「ジョン・マルコヴィッチ」の頭の中、脳内に魅せられていきます

別人になる事に快感を覚えたのか、

はたまた、

ジョン・マルコヴィッチ」になる事に快感を覚えたのか、

グレイグロッテマキシンはどんどん「ジョン・マルコヴィッチ」に取り憑かれていきます。

そして、

可哀想なのは本人「ジョン・マルコヴィッチ」です。

彼の知らないところで、彼の知らない人が勝手に、自分の頭の中に入って好き勝手、
想像を絶する可哀想さです。同情しまくってしまいます。

そんなこんなで、
ようやく彼が事態を知る事になり・・・。

 

ジョン・マルコヴィッチ」という、日本ではあまり興味を持たれない有名俳優に、
もの凄く同情してしまい、不謹慎ながら爆笑させて頂き、約2時間楽しませてもらえる、
スパイク・ジョーンズの初監督作品、
マルコヴィッチの穴
オススメです。

 

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「マルコヴィッチ」の脳内を体験した方達のレビューを、紹介します

 

「マルコヴィッチの穴」を観たAさんのレビュー

面白かった〜!!
15分間だけマルコヴィッチの頭の中に入れる!という「世にも奇妙〜」チックな設定もナイスだけど、
そこに絡む一組の夫婦と悪魔のような美女、3人の感情の行き来、衝突、泥沼合戦が超面白かったです。
本当に先に読めない展開です。
ほんとに最後まで追い求めるばかりの主人公が観てて辛かった・・・。
超ブラックだけど笑えるバランスも好きでした。

 

「マルコヴィッチの穴」を観たBさんのレビュー

設定がイかれています。完全に深夜のテンションで作られた映画です。

流石に言い過ぎました。
ちゃんとテーマみたいなのはあるから、緻密さは感じますよ。
一風変わった映画が観たいという方は是非。

 

「マルコヴィッチの穴」を観たCさんのレビュー

変な映画だけど、面白い。
冒頭の人形使いのシーンは素晴らしかったです。
地味で冴えない主婦を演じたキャメロン・ディアスが良かったですね。
最初キャメロンって分からないほど地味でした。
穴の体験を通して、どんどん変化していくロッテが、自分を見つけるたびに輝いていきます。
演出の効果もあるだろうけど、こんなにうまい役者さんだったんだ!と気付けた映画でした。

 

「マルコヴィッチの穴」を観たおじさん

他人の脳内入り込むのが、こんなにも面白くて、そして、
怖いんだと、
知らなくてもいい事を知らせてくれる「映画」です。

上にも書きましたけど、
私は「ジョン・マルコヴィッチ」に同情しながら笑いつつ、楽しませてもらった作品です。

何と言っても、
チャーリー・シーンと「ジョン・マルコヴィッチ」の絡み、
何回観ても笑えるんですよね。チャーリーという役、酷すぎません?
チャーリー・シーンのファンの方には申し訳ありませんが、
プラトーン」のどのシーンよりも、私は好きです。酷すぎてもう・・最高でした。

マルコヴィッチの穴」なんて不思議なタイトルの「映画」です。
普通に生活していたら絶対に手に取る必要のない、スルーすべき「映画」です。
ただですね、
もし、
とことん不思議な「映画」、とことん変な「映画」を観てみたいと思っているなら、
こんなにオススメできる作品は他にありません。探すのが大変です。
ラストまでしっかりと観ると、意外と深く考えさせられますし、ただの「コメディ映画」ではないので、好き嫌いは分かれますけど、ハマる人はとことんハマる映画」だと思います。

スパイク・ジョーンズの初監督作、
マルコヴィッチの穴
彼の脳内を体験してください。

 

 

スパイク・ジョーンズについて

 

スパイク・ジョーンズ(本名:アダム・スピーゲル 1969年10月22日〜)は、
アメリカの映画監督、脚本家、プロデューサー、俳優です。

長編監督作品は、

タイトル
1999年 マルコヴィッチの穴
2002年 アダプテーション
2009年 かいじゅうたちのいるところ
2013年 her/世界でひとつの彼女(監督・脚本)

映画監督デビュー作「マルコヴィッチの穴」で絶賛されて、
アダプテーション」でベルリン国際映画祭銀熊賞審査員グランプリ)を受賞しています。

両作とも、脚本はチャーリー・カウフマンです。
カウフマンは、2004年公開の「エターナル・サンシャイン」という「映画」で、
アカデミー脚本賞を受賞しています。

 

スパイク・ジョーンズは映画監督デビュー前、
ミュージック・ビデオの監督として、ビョークケミカル・ブラザーズなどのミュージック・ビデオを手掛けていて、その斬新な映像で注目されていました。
そして1999年、
チャーリー・カウフマン脚本の「マルコヴィッチの穴」で映画監督デビューです。

マルコヴィッチの穴」が強烈なインパクトですから、
他が多少霞むんですけど、映画監督として鬼才と評される方です。

是非、

鬼才スパイク・ジョーンズ監督作、
マルコヴィッチの穴」を視聴してみてください。

あの世界観は強烈ですよ。

 

最後に

 

やっぱり、

せっかく脳内に入り込めるなら、

ジョン・マルコヴィッチ」ではなく、海外のサッカー選手が良いですね。個人的には。

私が好きな「映画俳優」に会えるというメリットはありますけど、

結局、

ジョン・マルコヴィッチ」ですからね。

マルコヴィッチの穴」のように、あそこまで本気で楽しめるかというと、
私では無理な気がします。途中で申し訳ない気持ちで一杯になりそうですよ。
好き勝手してごめんなさい、そんな感じで。

ジョン・マルコヴィッチ」に同情しながら、更に身近に感じられるようになる、
マルコヴィッチの穴
1度視聴してみてください。
同情する気持ち、分かって頂けると確信しております。

ではまた。

 

 

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