映画『教皇選挙』キャスト/第97回アカデミー賞/あらすじ/おじさんの感想

スピルバーグ監督の「シンドラーのリスト」で演じた“アーモン・ゲート役”や、
「レッド・ドラゴン」の“フランシス・ダナハイド役”、
そして、
「ハリー・ポッター」シリーズの“ヴォルデモート役”などのオゾマシイキャラを演じてきた名優、
レイフ・ファインズが主演の映画『教皇選挙

映画『教皇選挙

✅ ローマ教皇死去に伴って行われることになった教皇選出選挙(コンクラーベ)の舞台裏と、
内幕に迫ったミステリー。

✅ 第97回アカデミー賞で8部門にノミネート、脚色賞を受賞。

✅ 再生時間2時間を超える映画が数多く誕生していく昨今、
教皇選挙の再生時間は2時間ピッタリ、再生時間の長さは面白さに関係ないと分からせてくれる1本です。

レイフ・ファインズといえば“ヴォルデモート”、
この印象になっている方なら観ておいて損の無い映画『教皇選挙

全く違った俳優像を楽しめるのではないかと。

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映画『教皇選挙』

映画『教皇選挙

【監督】
エドワード・ベルガー

【脚本】
ピーター・ストローハン

【原作】
ロバート・ハリス「Conclave」

【製作】
テッサ・ロス、ジュリエット・ハウエル
マイケル・A・ジャックマン、アリス・ドーソン
ロバート・ハリス

【製作総指揮】
トーマス・アルフレッドソン、エドワード・ベルガー
レイフ・ファインズ、スティーヴン・レイルズ
グレン・バスナー、アリソン・コーエン
ミラン・ポペルカ、ベン・ブラウニング
レン・ブラバトニック、ダニー・コーエン

【音楽】
フォルカー・ベルテルマン

【撮影】
ステファーヌ・フォンテーヌ

【編集】
ニック・エマーソン

【日本公開】
2025年3月20日

 

キャスト

 
 
 
 
 
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【キャスト(役名)】

レイフ・ファインズ(トマス・ローレンス枢機卿

スタンリー・トゥッチ(アルド・ベリーニ枢機卿

ジョン・リスゴー(ジョセフ・トランブレ枢機卿

セルジオ・カステリット(ゴッフレード・テデスコ枢機卿

ルシアン・ムサマティ(ジョシュア・アデイエミ枢機卿

カルロス・ディエス(ヴィンセント・ベニテス枢機卿

メラーブ・ニニッゼ(サバディン枢機卿

イザベラ・ロッセリーニ(シスター・アグネス

ジャセック・コーマン(ヤヌシュ・ウォズニアック大司教

ブライアン・F・オバーン(オマリー

バルキッサ・マイガ(シスター・シャヌミ

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第97回アカデミー賞

映画『教皇選挙は、

第97回アカデミー賞(2025年3月2日開催)で8部門にノミネートされました。

第97回アカデミー賞(ノミネート)

作品賞(テッサ・ロス、ジュリエット・ハウウェル、マイケル・A・ジャックマン)
主演男優賞(レイフ・ファインズ)
助演女優賞(イザベラ・ロッセリーニ)
脚色賞(ピーター・ストローハン)
編集賞(ニック・エマーソン)
衣装デザイン賞(リジー・クリストル)
美術賞(プロダクション・デザイン:スージー・デイヴィス)
作曲賞(フォルカー・ベルテルマン)

受賞は、

脚色賞(ピーター・ストローハン)の1部門のみとなっています。

 

あらすじ

映画『教皇選挙』あらすじ

ある日の夜、
カトリック教会のトップにしてバチカン市国の国家元首であるローマ教皇が、
心臓発作のため帰天した。

ローマ教皇庁主席枢機卿で英国出身のトマス・ローレンス枢機卿は、
悲しみに暮れる間もなく、
ローマ教皇を選出する教皇選挙(コンクラーベ)を執行することとなり、
コンクラーベのために世界各地から枢機卿団が招集された。

次期教皇の有力候補は4人。

アメリカ出身でリベラル派最先鋒のベリーニ枢機卿、
ナイジェリア出身で社会保守派のアデイエミ枢機卿、
カナダの穏健保守派のトランブレ枢機卿、
イタリア出身で伝統主義を掲げる保守強硬派のテデスコ枢機卿。

カトリック教会、14億人の信者のために、
滞りなく準備を進め、
速やかに次期教皇誕生を望んでいたローレンス枢機卿だったが、
予測不可能な出来事と様々なトラブル発覚によって、
思いもしなかった方向へ・・・。

人間の業が辿り着かせたのか、それとも、

神の導きによるものなのか。

コンクラーベ初日・・・、

2日目・・・、

3日目・・・、

新教皇が選出される。

教皇選挙

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おじさんの感想

おじさんの声
おじさんの声
映画『教皇選挙』の感想

 

(地味なミステリーだけど、観ておいて損は無い)

8.5

 

無宗教なおじさんなんですけど、
この教皇選挙は是非映画館で視聴したいと思っておりました。それが叶わず、つい先日にサブスクで視聴といった感じに。

 

個人的に、
「コンクラーベ」と聞いて思い出すのは、
ロン・ハワード監督作、トム・ハンクス主演の映画「天使と悪魔」。

 

“ロバート・ラングドン教授”がイタリアとバチカンで大活躍、派手さを伴ったサスペンス・ミステリーで、
秘密結社「イルミナティ」なんて存在の匂わせもあってですね、
視覚的にも飽きの来ない1本として誰でも楽しめる作品でした。
(キリスト教徒はどうだったか分かりませんけど)

 

その「コンクラーベ」と比較すると、
映画『教皇選挙は明らかに地味な部類に入ります。
秘密結社は出てこないし、バチカンが管理している秘密の書物なども登場しません。

 

ローマ教皇死去によって開催された「コンクラーベ」の数日間を、
レイフ・ファインズ演じる“ローレンス枢機卿”の目を通して淡々と、そして確実に描ききっているミステリーとなっています。

 

2時間という再生時間の中に無駄は一切無く、
厚かましいメッセージもありませんから、
集中力を持続しつつ物語に没頭し、「?!」という驚きのラストまで楽しめると思います。

 

キリスト教に興味がなくても、
ミステリー好きなら楽しめるのではないかと。

 

映画『教皇選挙、おすすめです。

 

あと、

 

映画の内容とは関係ないんですけど、

 

私は「コンクラーベ」中、枢機卿たちは「システィーナ礼拝堂」から1歩も外に出ないと思い込んでいたんですが、
ちゃんとした宿泊施設があるようですね。
投票中に外に出ることはないけど、さすがに寝る時は宿泊施設へ、といった感じらしいです。
(最近では、サン・ピエトロ大聖堂に隣接する建築物サン・マルタ館が、宿泊施設として利用されています)

 

なんとなく1つ、間違いを正してもらった気分になりました。

 

そして、

 

人間の呼び名がどう変わろうと、
権力を欲する者はどこにでも存在し、そのためなら何だってする・・・。

 

意味のよく分からない、もの凄い呼び名で呼ばれ、多くの人間が頭を下げる存在でも、

 

所詮、人間は人間でしかない、

 

そう思わせてくれた教皇選挙、気になる方は視聴してみてください。

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最後に

レイフ・ファインズ主演、2025年3月に日本で公開された映画、
教皇選挙を紹介させていただきました。

宗教には全く馴染みがないんですけど、楽しめた1本になりましたね。
良い時間だった。

ちなみに、
ちょっとだけ調べてみたら、
日本人の枢機卿もいらっしゃるようで、
今年5月に行われた「コンクラーベ」に、
前田万葉枢機卿と菊池功枢機卿の2名が、教皇選挙の投票権を持つ枢機卿として参加されたようです。

いつの日か、日本人がバチカンのトップに・・・。

私には縁のない話です。

ではまた。

 

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