映画『動物界』キャスト/あらすじ/感想(ネタバレ注意)【2024年11月8日から公開】
2024年11月8日から日本で公開されているフランス映画、
『動物界』。
映画『動物界』
✅ フランスの映画賞:第49回セザール賞で、
作品賞・監督賞・脚本賞・主演男優賞・有望若手男優賞・音楽賞・撮影賞・音響賞・編集賞・視覚効果賞・美術賞・衣装デザイン賞の、
12部門にノミネート
✅ 12部門ノミネートのうち、
音楽賞・撮影賞・音響賞・視覚効果賞・衣装デザイン賞の5部門で受賞
✅ 2024年12月5日現在、
上映館が少なくなってきているので、映画館で視聴しようとする際は下調べ必須
予告動画を視聴して妙に気になっていた映画『動物界』、
最寄りの映画館で何とか上映していたので、観てきました。
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映画『動物界』キャスト/あらすじ/感想(ネタバレ注意)
映画『動物界』
映画『動物界』予告編 | 11月8日【金】公開
【監督】
トマ・カイエ
【脚本】
トマ・カイエ、ボリーヌ・ミュニエ
【製作】
ピエール・グィヤール
【撮影監督】
ダヴィ・カイエ
【編集】
リリアン・コルベイユ
【音楽】
アンドレア・ラズロ・デ・シモーネ
【美術】
ジュリア・ルメール
【衣装】
アリアン・ダウラット
【日本公開】
2024年11月8日
キャスト
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【キャスト(役名)】
ロマン・デュリス(フランソワ)
ポール・キルシュ(エミール)
アデル・エグザルコプロス(ジュリア)
トム・メルシエ(フィクス)
ビリー・ブラン(ニナ)
サーディア・ベンタイブ(ナイマ)
ナタリー・リシャール(ヴァレリー)
“フランソワ”役のロマン・デュリス、
覚えている方いるでしょうか?
1998年に日本で公開されたヤン・クーネン監督作「ドーベルマン」で、
“マニュ”役を演じていたあの俳優さんです。
個人的には非常に懐かしく思いつつ、『動物界』を視聴してしまいました。
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あらすじ
映画『動物界』あらすじ
世界中で人間が動物に突然変異し、
凶暴化する奇病が蔓延している近未来。
未だ原因不明で、
治療法が確立されていないこの病気を危険視したフランス政府は、
“新生物”と呼ばれる患者たちを強制的に施設に隔離する政策を行なっていた。
料理人フランソワの妻ラナも“新生物”と認定されたひとり。
担当医のヴァレリーからラナの現状を伝えられたフランソワは、
ひとり息子のエミールと愛犬アルベールを伴って、
ラナの移送先である南仏に移り住むことになった。
しかし、
大勢の“新生物”たちを乗せたバスが移送中に転落事故に遭い、
ラナが行方不明になってしまう。
フランソワはエミールと共にラナの行方を必死に探し、
なんとか保護しようとしていた。
そんな中、
エミールの体に変化が出始める・・・。
人間と“新生物”の分断が激化するなかで、
エミールの変化を知ったフランソワ。
この親子が下した最後の決断とは・・・。
〜映画『動物界』〜
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おじさんの感想(ネタバレ注意)
(思っていた感じではなかったけど良作)
気になる映画だったので、
公開から少し時間が経ちましたけど、まだ上映していたので、
映画『動物界』を映画館で視聴してきました。
大スクリーンで観るべき作品という派手さは無いものの、
観ておいて良かったと思える1本でした。
Netflixドラマ「スイート・トゥース:鹿の角を持つ少年」の世界観から、
楽しいファンタジー要素を排除して、
「もし人間界に突然“新生物”が登場したら、私たち人間はどうするのか?」、
というリアルな発想のもと、制作されたような感じですね。
あと、
そこまで強烈なメッセージを押し付けてこないのも好印象。
細かくないんですよ。
突然変異の原因は何も分からないし、“新生物”を隔離している施設の酷さなどはフィクスから少し分かるだけで、人間が“新生物”にどんな対応をしているのか、
そこまで悪く描かれていません。
人間を完全な悪と捉えている訳ではなく、
あくまでも、
「受け入れない人間もいれば、受け入れる人間もいるよね」と、
善悪を問うような面倒臭さのない映画でした。
「受け入れざるおえない・・・」的な切なさはありましたけども・・・。
そういう意味では、
パンチの効いた映画とは言えない『動物界』。
むしろ、シンプルで無駄がなく、不思議で少し怖い物語なのに綺麗な終わり方で、
視聴者にイヤな感情を抱かせない後味をもたらしてくれる1本でした。
想像していたのとは違いましたね。
もっとドロドロしているのかと勘繰っていました。
意外や意外、フランス映画なのに、
まぁまぁ誰にでもオススメできる内容だったなと。
映画『動物界』、
日本での公開は11月8日から、
私が視聴した映画館では1日1スクリーン1上映のみとなっています。
これから映画館で視聴するのは難しいかもしれません。
ですから、
そのうちサブスクで視聴できるようになりますので(多分)、
その時にでも視聴してみてください。
観ても損は無いと思いますよ。
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最後に
映画『動物界』を紹介させていただきました。
私が視聴した映画館では、
私を含めて7、8人ぐらいしか客がいなくて、
快適な環境でゆっくりと映画に没頭。
普段日の夜上映回でしたけどね。
公式ホームページを見てみると、
上映館がどんどん少なくなってきています。
時期をずらして上映されるような記述のある映画館も存在しているようですから、
是非、映画館へ足を運ぶ際は事前チェックしてください。
映画館かサブスクか、お気をつけて。