ギャロとリッチの「バッファロー’66」、忘れられない不思議な映画
「アダムス・ファミリー」が1991年公開、
これから紹介する「映画」は1998年公開、
7年の歳月は人を簡単に変えます。
11歳だった少女が、
18歳の女性に。
クリスティーナ・リッチの変貌ぶりだけでも楽しめる「映画」、
「バッファロー'66」を紹介します。
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ギャロとリッチの「バッファロー’66」
「バッファロー'66」
Buffalo 66' Blu-ray Trailer
監督・脚本・原案・音楽 | ヴィンセント・ギャロ |
出演(役名) | ヴィンセント・ギャロ(ビリー・ブラウン) |
クリスティーナ・リッチ(レイラ) | |
ベン・ギャザラ(ジミー:ビリーの父) | |
アンジェリカ・ヒューストン(ジャン:ビリーの母) | |
ミッキー・ローク(ブッキー:フットボール賭博のノミ屋) | |
アメリカ公開 | 1998年6月26日 |
日本公開 | 1999年7月3日 |
ネタバレをせずに、紹介します
・ビリー・ブラウン(ヴィンセント・ギャロ)
5年の刑期を終え、ビリーは刑務所から釈放されました。
「政府の仕事で遠くまで行っていた」
「フィアンセを連れて帰る。」
と、ニューヨーク州バッファローに住む、仲が良いとは言えない両親への嘘を吐きつつ、帰宅する事に。
ビリーにはフィアンセもガールフレンドもいませんので、
トイレを借りていた建物の中にあるダンス教室で、レッスン中だったある少女を拉致する事に。
・レイラ(クリスティーナ・リッチ)
ビリーに拉致される少女。拉致というか誘拐というか連れ去りというか、
とにかくここからビリーと行動を共にするレイラ。
親に「フィアンセを連れて帰る」と嘘を付いていたビリーから、
「自分の妻として演技しろ」と豪語されるレイラ、
知らない男に拉致され、妻を演じろと命令、通常なら逃げますけど、
レイラはビリーと行動を共にします。徐々にビリーを理解していきながら。
絵に描いたような弱さを持っているビリーと、
有り得ない出会い方をしたにも関わらず、ビリーと行動を共にし、
挙げ句の果てにビリーをしっかりと理解してしまうレイラ。
ダメ男っぷり全開のビリーにイライラしても、
ポチャポチャし過ぎのレイラに見とれていても、
最終的には、この2人の世界観にドップリとハマってしまう不思議な「映画」、
「バッファロー'66」
カルト的な人気のある「映画」です。
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「バッファロー’66」を観た方達のレビューを、紹介します
・「バッファロー'66」を観たAさんのレビュー
この映画のあらすじを見る限り、
ちょっと怖そうな映画だなと思う方もいると思いますけど、
個人的にもうコメディ映画並ぐらいクスクスと笑えるシーンが多いです。
観る方によりますが、私はクスクスと笑ってしまうタイプなので、
怖そうだから観ないでおこ〜って思った方でも、観て欲しい作品です。
・「バッファロー'66」を観たBさんのレビュー
ギャグセンスがまず高いです。
完璧じゃないけど、完璧さを感じるような不思議な映画です。
この絶妙な緊迫した笑い感を保つのは凄いですね。
真ん中から過去を出す手法も画期的に感じました。
カメラワークも印象的ですよ。
・「バッファロー'66」を観たCさんのレビュー
クリスティーナ・リッチがぽちゃ可愛いし魅力的です。
こういうスタイリング、なかなかこの当時は見られなかったです。
痩せたくてたまらなかった若かりし頃の私は、涙が出るほど嬉しかったですね。
ありなんだ!こういうの!って。
センスを詰め込みまくっているけど、押し付けがましくない可愛い映画です。
・「バッファロー'66」を観たおじさん
ヴィンセント・ギャロといえば、
「バッファロー'66」
私はそれ以外思い付きません。「GO!GO!L.A.」もなぜか観ておりますが、
ビリーの印象が非常に強く残っています。
「バッファロー'66」のせいで、
ヴィンセント・ギャロとビリーを重ねてしまいがちですけど、
ミュージシャンであり、画家、俳優、そして映画監督と、
幅広い活躍をしている方です。
フジロック(2003、2007)にも出演しているミュージシャンです。
自分の嘘のために少女を拉致するようなダメ男ではありません。
そんなダメ男に拉致されるレイラを演じるクリスティーナ・リッチ、
ビリーを少しずつ解きほぐしていく様はもう、大人の女性です。
レイラでなければ、ビリーを理解できないだろうと思わせるほど、
レイラとビリーはお似合い、そんな風にラストで感じさせる不思議な「映画」です。
ヴィンセント・ギャロ監督・主演・脚本、
そして1番の大成功は、レイラ役をクリスティーナ・リッチにした事、
「バッファロー'66」
不思議な「映画」を妙に楽しんでください。
クリスティーナ・リッチについて
クリスティーナ・リッチ(1980年2月12日〜)は、
アメリカの女優です。
主な映画出演作は、
公開年 | タイトル | 役名 |
1990年 | 恋する人魚たち | ケイト・フラックス |
1991年 | アダムス・ファミリー | ウェンズデー・アダムス |
1994年 | アダムス・ファミリー2 | |
1995年 | キャスパー | キャスリーン・”カット”・ハーヴェイ |
1998年 | バッファロー’66 | レイラ |
ラスベガスをやっつけろ | ルーシー | |
1999年 | スリーピー・ホロウ | カトリーナ・ヴァン・タッセル |
2003年 | モンスター | セルビー |
クリスティーナ・リッチは8歳の時、
学校劇に出演しているところを見出されて、TVコマーシャルに出演。
9歳で「恋する人魚たち」で子役デビュー。
1991年の「アダムス・ファミリー」で世界的に有名な子役映画女優になりました。
「アダムス・ファミリー」からいきなり、
「バッファロー'66」を視聴してしまうと、少し面食らうかもしれませんけど、
演技派として成長した女優クリスティーナ・リッチを確認出来ますので、
観ていない方は是非、1度手に取ってみてください。
圧倒的なムチムチ感に驚き過ぎないよう、お気をつけください。
最後に
私の中では、
クリスティーナ・リッチと言えば、
「バッファロー'66」、次いで「アダムス・ファミリー」、次いで「スリーピー・ホロウ」、
こんな順番です。
レイラ、ウェンズデー、映画館で観たのでカトリーナ、
そんな感じになってしまっています。
完全に印象だけなんですけどね。
そんな強烈な印象を植え付けるレイラ、
「バッファロー'66」で確認してください。
不思議といつまでも忘れられない「映画」です。
ではまた。
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