第93回アカデミー賞(2021年)ノミネート作品が決定、勝手な予想も

2021年4月26日

2021年4月26日(日本時間)、

第93回アカデミー賞の授賞式が予定されています。

今の段階ではまだ、日程の本決まりとは言えない状況のようですが(コロナの影響により)、
ノミネート作品は発表されましたので、
サラッと紹介させていただきます。

第93回アカデミー賞

最多ノミネートはNetflix映画「Mank/マンク」(10部門

作品賞、監督賞の最有力候補は「ノマドランド」(3月26日公開)

2021年4月26日(日本時間)に開催予定

例年に比べると、
色々あって地味な印象を受けるアカデミー賞になっておりますけど、
非常に楽しみな映画賞であることは間違いありません。

結果はあまり出ない、それでもノミネートだけはされるNetflix映画が、
今年のアカデミー賞で足跡を残せるのか?

個人的には注目しています。

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第93回アカデミー賞のノミネート一覧

第93回アカデミー賞でノミネートされた数、上位の作品は以下の通りです。

第93回アカデミー賞
ノミネートされた映画
10Mank/マンク
ノマドランド
シカゴ7裁判
「ミナリ」
ファーザー
「ジューダス・アンド・ザ・ブラック・メサイア」
「サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜」
「マ・レイニーのブラックボトム」
「プロミシング・ヤング・ウーマン」
この茫漠たる荒野で
「あの夜、マイアミで」
「ソウルフル・ワールド」
TENET テネット
「Another Round」
「続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画」
「ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌」
「Collective」
「エマ」
「ピノキオ」
「ムーラン」

はNetflix映画です)

ちなみに、1部門だけのノミネートをしたNetflix映画を足してみると、

・「ミッドナイトスカイ」(視覚効果賞)
・「私というパズル」(主演女優賞:グレン・クローズ)
・「ザ・ホワイトタイガー」(脚色賞)
・「ファイブ・ブラッズ」(作曲賞)
・「これからの人生」(歌曲賞)
・「ユーロビジョン歌合戦 〜ファイア・サーガ物語〜」(歌曲賞)
・「フェイフェイと月の冒険」(長編アニメーション映画賞)
・「愛してるって言っておくね」(短編アニメーション映画賞)
・「オクトパスの神秘:海の賢者は語る」(長編ドキュメンタリー賞)
・「ハンディキャップ・キャンプ:障がい者運動の夜明け」(長編ドキュメンタリー賞)
・「ラターシャに捧ぐ 〜記憶で綴る15年の生涯〜」(短編ドキュメンタリー賞)
・「隔たる世界の2人」(短編映画賞)

Netflix映画は、17作品で39部門にノミネートされたという結果に。

ノミネートはされるんですけど、
いざ受賞となるかどうかは、蓋を開けてみないとわかりません。

10部門にノミネートされた「Mank/マンク」、
奇しくも昨年10部門にノミネートされた「アイリッシュマン」と同じ数です。
「アイリッシュマン」は受賞0で終わりました。

Mank/マンク」はいくつか受賞するのではないかと・・・。

第93回アカデミー賞を勝手に予想してみます。

 

作品賞(ノミネート)

 

ノマドランド

『ノマドランド』予告編

 

第93回アカデミー賞 
予想作品賞(ノミネート)
ノマドランド
Mank/マンク
「ミナリ」
シカゴ7裁判
 「プロミシング・ヤング・ウーマン」
 ファーザー
 「サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜」
 「ジューダス・アンド・ザ・ブラック・メサイア」

アカデミー賞の最高名誉賞といえば「作品賞

昨年は、
「パラサイト 半地下の家族」が韓国映画として初受賞の快挙、
ジョーカー」や「アイリッシュマン」に打ち勝って話題となりました。

で今年はというと、

印象的には「ノマドランド」が最有力、次点に韓国映画「ミナリ」といった感じです。

ヴェネツィア国際映画祭の「金獅子賞」、
トロント国際映画祭の「観客賞」、
ゴールデングローブ賞の「作品賞(ドラマ部門)」、
その他の映画賞でもしっかりと結果を残している「ノマドランド」が本命でしょうね。

 

ちなみに

「Mank/マンク」と「シカゴ7裁判」を比べてみると
個人的には「シカゴ7裁判」方が面白かったです。「Mank/マンク」を対抗にしておりますが。

監督としてデヴィッド・フィンチャーは大好き、
俳優としてゲイリー・オールドマンが大好きな私ですけど、
「ノマドランド」なんだろうな〜、というのが本音です。

第93回アカデミー賞の「作品賞」、楽しみです。

 

 

監督賞(ノミネート)

第93回アカデミー賞
予想監督賞(ノミネート)
クロエ・ジャオ
(「ノマドランド」)
デヴィッド・フィンチャー
(「Mank/マンク」)
リー・アイザック・チョン
(「ミナリ」)
エメラルド・フェネル
(「プロミシング・ヤング・ウーマン」)
 トマス・ビンターベア
(「Another Round」)

アカデミー賞の「作品賞」と「監督賞」
だいたいこの2つは繋がっています。ノミネートも受賞も。

昨年は「パラサイト 半地下の家族」が「作品賞」、
監督のポン・ジュノが「監督賞」を受賞、歴史を振り返っても、その傾向は強いですね。

一番素晴らしい映画だと評価されて受賞する「作品賞」と言えますから、
その映画を撮った監督が「監督賞」を受賞するのは、当たり前と言えば当たり前です。

「ノマドランド」を「作品賞」の本命と予想しているので、
必然的に「監督賞」の本命予想はクロエ・ジャオ。

 

ちなみに

もしクロエ・ジャオ(中国人女性の映画監督)が「監督賞」を受賞したら、
第82回アカデミー賞の「監督賞」を受賞したキャスリン・ピグロー以来、
史上2人目の「監督賞」を受賞した女性監督になります。

キャスリン・ピグロー(1951年11月27日〜)は、
アメリカの女性映画監督です。
日本で2010年に公開された「ハート・ロッカー」で、
第82回アカデミー賞の「作品賞」と「監督賞」を受賞しています。

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主演男優賞(ノミネート)

第93回アカデミー賞
予想主演男優賞(ノミネート)
ゲイリー・オールドマン
(「Mank/マンク」)
チャドウィック・ボーズマン
(「マ・レイニーのブラックボトム」)
アンソニー・ホプキンス
(「ファーザー」)
スティーヴン・ユアン
(「ミナリ」)
 リズ・アーメッド
(「サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜」)

昨年、
「ジョーカー」のホアキン・フェニックスが受賞した「主演男優賞」。
圧倒的な納得感のある賞レースでした。

今年はというと、
世間の大方の予想はチャドウィック・ボーズマンが本命らしいですね。
2020年8月28日、
大腸癌の闘病生活を送っていましたが、家族に見守られながら亡くなったチャドウィック・ボーズマン。

そして、
韓国人俳優、ドラマ「ウォーキング・デッド」のグレン役でお馴染み、
スティーヴン・ユアンがノミネートされている「主演男優賞」。

どうなるか分かりませんけど、
個人的な予想はゲイリー・オールドマンで。

 

ちなみに

アカデミー賞の「主演男優賞」を死後に受賞した俳優は今までに1人です。

ピーター・フィンチ(1916年9月28日〜1977年1月14日)は、
イギリス出身の俳優です。
日本で1977年に公開された「ネットワーク」で、
第49回アカデミー賞の「主演男優賞」を死後に受賞しています。

・「助演男優賞」部門では、
「ダークナイト」のジョーカー役:ヒース・レジャーが、
第81回アカデミー賞の「助演男優賞」を死後に受賞。

 

助演男優賞(ノミネート)

第93回アカデミー賞
予想助演男優賞(ノミネート)
サーシャ・バロン・コーエン
(「シカゴ7裁判」)
ダニエル・カルーヤ
(「ジューダス・アンド・ザ・ブラック・メサイア」)
ポール・レイシー
(「サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜」)
ラキース・スタンフィールド
(「ジューダス・アンド・ザ・ブラック・メサイア」)
 レスリー・オドム・ジュニア
(「あの夜、マイアミで」)

ちょっと申し訳ない言い方をすると、

昨年と比べてえらく地味な印象を受けてしまう「助演男優賞」。

昨年は「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」のブラッド・ピットが、
華々しく演技系オスカー初受賞となった「助演男優賞」。

話題性という点で今年は地味。

誰が受賞しても別に・・と言ってしまうと元も子もないので、
「シカゴ7裁判」のサーシャ・バロン・コーエンを予想しておきます。

 

ちなみに

昨年、
第92回アカデミー賞の「助演男優賞」の派手さは異常でした。
ノミネートされたのはこの面子。

ブラッド・ピットワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
トム・ハンクス「幸せへのまわり道」
アンソニー・ホプキンス2人のローマ教皇
アル・パチーノ「アイリッシュマン」
ジョー・ペシ「アイリッシュマン」

大御所の強者ばかりがノミネートされていた「助演男優賞」。
今年のノミネートを地味だと感じてしまうのは、致し方ありません。

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主演女優賞(ノミネート)

第93回アカデミー賞
予想主演女優賞(ノミネート)
フランシス・マクドーマンド
(「ノマドランド」)
ヴィオラ・デイビス
(「マ・レイニーのブラックボトム」)
キャリー・マリガン
(「プロミシング・ヤング・ウーマン」)
アンドラ・デイ
(「ユナイテッド・ステイツvsビリー・ホリデー」)
 バネッサ・カービー
(「私というパズル」)

「主演女優賞」の大方の予想は、
フランシス・マクドーマンドとキャリー・マリガンの一騎打ちとなっているようです。

個人的には、
「ノマドランド」のフランシス・マクドーマンドではないかと思っています。
仮に受賞したとすると、
「ファーゴ」(日本公開1996年):第69回アカデミー主演女優賞、
「スリー・ビルボード」(日本公開2018年):第90回アカデミー主演女優賞に続き、
3回目の受賞となります。

 

ちなみに

「主演女優賞」を最多受賞しているのはキャサリン・ヘプバーン。
過去4回の受賞歴があります(男優を入れても、演技系オスカーで最多)。

キャサリン・ヘプバーン(1907年5月12日〜2003年6月29日)は、
アメリカの女優です。

「勝利の朝」(日本公開1934年):第6回アカデミー主演女優賞
「招かねざる客」(日本公開1968年):第40回アカデミー主演女優賞
「冬のライオン」(日本公開1970年):第41回アカデミー主演女優賞(連続受賞)
「黄昏」(日本公開1982年):第54回アカデミー主演女優賞

 

助演女優賞(ノミネート)

 

ファーザー

THE FATHER | Official Trailer(2020)

第93回アカデミー賞
予想助演女優賞(ノミネート)
オリビア・コールマン
(「ファーザー」)
ユン・ヨジュン
(「ミナリ」)
アマンダ・サイフリッド
(「Mank/マンク」)
グレン・クローズ
(「ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌」)
 マリア・バカローバ
(「続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画」)

全く予想が出来ない「助演女優賞」。

ネームバリューだけで言うと、
オリビア・コールマンとグレン・クローズといった感じですけど・・・。

「ミナリ」の韓国人女優ユン・ヨジュンの評価も高いようですから、
結果が楽しみではありますね。

 

ちなみに

アジア人で初の「助演女優賞」を受賞したのは、
ナンシー梅木さんです。
東洋人として初めてアカデミー賞受賞、
「助演女優賞」をアメリカ人とイギリス人以外が受賞したのも初の快挙でした。

ナンシー梅木(本名:梅木美代志、1929年5月8日〜2007年8月28日)は、
日本のジャズ歌手、女優です。

「サヨナラ」(日本公開1957年):第30回アカデミー助演女優賞
マーロン・ブランド主演のハリウッド映画です。

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脚本賞(ノミネート)

第93回アカデミー賞
予想脚本賞(ノミネート)
シカゴ7裁判
(脚本:アーロン・キーソン)
「ミナリ」
(脚本:リー・アイザック・チョン)
「プロミシング・ヤング・ウーマン」
(脚本:エメラルド・フェネル)
「サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜」
(脚本:ダリウス・マーダー、エイブラハム・マーダー)
 「ジューダス・アンド・ザ・ブラック・メサイア」
(脚本:ウィル・バーソン、シャカ・キング)

「脚本賞」というのは、オリジナルの脚本に与えられる賞で、
小説などの原作から起こされた脚本がノミネートされるのは「脚色賞」の方となっています。

第93回アカデミー賞の「脚本賞」の世間的な予想、
個人的には全く分かりませんが、
「シカゴ7裁判」か「プロミシング・ヤング・ウーマン」、そんな感じらしいですね。

視聴したし面白かったしという単純な理由で、
「シカゴ7裁判」を。

 

ちなみに

過去10年間のアカデミー賞の「脚本賞」を振り返ってみると、
「作品賞」との繋がりを感じられる賞となっています(今年は厳しいでしょうけど)。

「英国王のスピーチ」(日本公開2011年)
第83回アカデミー賞 「作品賞」「脚本賞」を含む4部門で受賞

「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」(日本公開2015年)
第87回アカデミー賞 「作品賞」「脚本賞」を含む4部門で受賞

スポットライト 世紀のスクープ(日本公開2016年)
第88回アカデミー賞 「作品賞」「脚本賞」の2部門で受賞

「グリーンブック」(日本公開2019年)
第91回アカデミー賞 「作品賞」「脚本賞」を含む3部門で受賞

「パラサイト 半地下の家族」(日本公開2020年)
第92回アカデミー賞 「作品賞」「脚本賞」を含む4部門で受賞

 

脚色賞(ノミネート)

第93回アカデミー賞
予想脚色賞(ノミネート)
ノマドランド
(脚本:クロエ・ジャオ)
ファーザー
(脚本:クリストファー・ハンプトン、フロリアン・ゼレール)
「あの夜、マイアミで」
(脚本:ケンプ・パワーズ)
「ザ・ホワイトタイガー」
(脚本:ラミン・バーラミ)
 「続・ボラット 栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画」
(脚本:サシャ・バロン・コーエン、アンソニー・ハインズ他)

小説や舞台劇などから起こされた脚本に送られるのが「脚色賞」。

こちらも個人的な予想は「ノマドランド」。
大方の予想は「ファーザー」との一騎打ちとなっているようですね。

昨年「脚色賞」を受賞したのは、
ジョジョ・ラビット」(脚本:タイカ・ワイティティ)。

 

ちなみに

過去10年間のアカデミー賞「脚色賞」を振り返ってみると、
「作品賞」と絡んだ回数はそれほど多くはありません。

「アルゴ」(日本公開2012年)
第85回アカデミー賞「作品賞」「脚色賞」を含む3部門で受賞

それでも夜は明ける(日本公開2014年)
第86回アカデミー賞「作品賞」「脚色賞」を含む3部門で受賞

「ムーンライト」(日本公開2017年)
第89回アカデミー賞「作品賞」「脚色賞」を含む3部門で受賞

 

視覚効果賞(ノミネート)

第93回アカデミー賞
予想視覚効果賞(ノミネート)
TENET テネット
ミッドナイト・スカイ
「ムーラン」
「Love and Monsters」
 「ゴリラのアイバン」

その年の最も優れた視覚効果(VFX)を使った映画に贈られる「視覚効果賞」。

アカデミー賞の部門の中で、
振り返った際に派手で1番楽しいのはこの「視覚効果賞」ではないかと。

古くは「スターウォーズ」、「エイリアン」、
スピルバーグの作品があったり、「ターミネーター2」、
マトリックス」、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズなど、
観ていて楽しい作品ばかりが名を連ねています。

昨年の受賞は「1917 命をかけた伝令」、
戦争映画が珍しく「視覚効果賞」を受賞しました。

戦争映画だけで振り返ると、
第43回アカデミー賞の「視覚効果賞」を受賞した「トラ・トラ・トラ!」になってしまいます。
(この頃は「特殊効果賞」という賞でした)

今年の予想は自信満々に「TENET テネット」

 

ちなみに

クリストファー・ノーラン監督作「TENET テネット」が、
第93回アカデミー賞「視覚効果賞」を受賞したとすると、
3回目となります。

インセプション(日本公開2010年)
第83回アカデミー賞「視覚効果賞」「撮影賞」を含む4部門で受賞

インターステラー(日本公開2014年)
第87回アカデミー賞「視覚効果賞」を受賞

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衣装デザイン賞(ノミネート)

第93回アカデミー賞
予想衣装デザイン賞(ノミネート)
「ムーラン」
(衣装デザイナー:ビーナ・ダイグラー)
Mank/マンク
(衣装デザイナー:トリッシュ・サマービル)
「マ・レイニーのブラックボトム」
(衣装デザイナー:アン・ロス)
「エマ」
(衣装デザイナー:アレクサンドラ・バーン)
 「ピノキオ」
(衣装デザイナー:マッシモ・カンティーニ・パリーニ)

傾向としては、
現代劇よりも少し昔だったり、中世ヨーロッパ風な衣装が受賞している印象のある「衣装デザイン賞」。

現代で作られていない服を、
復刻させた技術力と美しさに与えられるような気がしますね。

ということで、個人的な予想は「ムーラン」。

ちなみに

日本人でこの「衣装デザイン賞」を受賞しているのは、
和田三造さんとワダ・エミさんと石岡瑛子さん。

和田三造(1883年3月3日〜1967年8月22日)は、
日本の洋画家、版画家です。
衣笠貞之助監督の「地獄門」で色彩指導を担当し、
第27回アカデミー賞「衣装デザイン賞」を受賞しています。

ワダ・エミ(本名:和田恵美子、1937年3月18日〜)は、
京都出身の衣装デザイナーです。
黒澤明監督作「乱」で衣装デザインを担当して、
第58回アカデミー賞「衣装デザイン賞」を受賞しています。

石岡瑛子(1938年7月12日〜2012年1月21日)は、
東京出身のアートディレクター、デザイナーです。
フランシス・フォード・コッポラ監督作「ドラキュラ」で衣装を担当、
第65回アカデミー賞「衣装デザイン賞」を受賞しています。

 

撮影賞(ノミネート)

第93回アカデミー賞
予想撮影賞(ノミネート)
ノマドランド
(撮影:ジョシュア・ジェームズ・リチャーズ)
Mank/マンク
(撮影:エリック・メッサーシュミット)
この茫漠たる荒野で
(撮影:ダリウス・ウォルスキー)
シカゴ7裁判
(撮影:フェドン・パパマイケル)
 「ジューダス・アンド・ブラック・メサイア」
(撮影:ショーン・ボビット)

「ノマドランド」か「Mank/マンク」なのかと言った「撮影賞」。

Netflix映画が受賞するなら、
「作品賞」よりもちょっとマイナーな賞の方が可能性が高いのでは・・・。
ということで対抗には「Mank/マンク」を。

 

ちなみに

Netflix映画が「撮影賞」を受賞、過去に1回だけあります。

ROMA/ローマ(日本公開2019年)
第91回アカデミー賞「撮影賞」「外国語映画賞」を含む3部門で受賞。
ノミネートは10部門。

「アイリッシュマン」も第92回アカデミー賞で10部門ノミネート。
「Mank/マンク」も第93回アカデミー賞で10部門ノミネート。
10部門でノミネートされる映画を3年連続で排出しているNetflix
今年はどうなるでしょうか?

 

編集賞(ノミネート)

第93回アカデミー賞
予想編集賞(ノミネート)
ノマドランド
(編集:クロエ・ジャオ)
シカゴ7裁判
(編集:アラン・ボームガーテン)
ファーザー
(編集:ヨルゴス・ランプリノス)
「プロミシング・ヤング・ウーマン」
(編集:フレデリック・トラバル)
 「サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜」
(編集:ミッケル・E・G・ニルソン)

大方の予想はNetflix映画「シカゴ7裁判」となっているようですが、
個人的に「ノマドランド」で。
なんだかんだ強そうですから。

 

ちなみに

ここ数年の傾向を見てみると、
歴史的な史実を基にした映画や、実在した人物を描いた実話系の映画が受賞しています。

ダンケルク(日本公開2017年)
第90回アカデミー賞「編集賞」「録音賞」を含む3部門で受賞。

「ボヘミアン・ラプソディ」(日本公開2018年)
第91回アカデミー賞「編集賞」「主演男優賞」を含む4部門で受賞。

「フォードvsフェラーリ」(日本公開2020年)
第92回アカデミー賞「編集賞」「音響編集賞」の2部門で受賞。

この単純な流れだけを汲み取ると、「シカゴ7裁判」は大チャンスです。

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美術賞(ノミネート)

 

TENET テネット

映画『TENET テネット 』スペシャル予告

第93回アカデミー賞
予想美術賞(ノミネート)
TENET テネット
(美術:ネイサン・クロウリー)
この茫漠たる荒野で
(美術:デビッド・クランク)
Mank/マンク
(美術:ドナルド・グレアム・バート)
「マ・レイニーのブラックボトム」
(美術:マーク・リッカー)
 「ファーザー」
(美術:ピーター・フランシス)

この賞もNetflix映画が頑張れそうな賞だと思いますが、
TENET テネット」かな〜、という印象です。

この茫漠たる荒野で」、「Mank/マンク」、「マ・レイニーにブラックボトム」、
この3本のNetflix映画に注目したい「美術賞」ですね。

 

ちなみに

この「美術賞」には、
過去に11回もの受賞経験がある凄い方がいます。

セドリック・ギボンズ(1893年3月23日〜1960年7月26日)は、
アイルランド系アメリカ人の美術監督です。
生涯で1000本以上の映画にクレジットされています。
過去、アカデミー賞「美術賞」に39回ノミネートされ、
11回も受賞している人物。

この11回受賞というのは、アカデミー賞全体を見ても、
ウォルト・ディズニーの26回受賞に次ぐ2位の記録となっています。

 

メイク&ヘア賞(ノミネート)

第93回アカデミー賞
予想メイク&ヘア賞(ノミネート)
Mank/マンク
「マ・レイニーのブラックボトム」
「ピノキオ」
「ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌」
 「エマ」

歴史的には新しい部類に入る「メイクアップ&ヘアスタイリング賞」、
1981年の第54回から始まっている賞です。

過去には、
マスク」、「ビートルジュース」、「ターミネーター2」、
メン・イン・ブラック」、「マッドマックス 怒りのデスロード」など、
名の通った作品が受賞している「メイクアップ&ヘアスタイリング賞」。

去年の受賞は「スキャンダル」。
アン・モーガン、ビビアン・ベイカー、そして、日本人のカズ・ヒロが受賞。

 

ちなみに

辻一弘(活動名:カズ・ヒロ、1969年5月25日〜)は、
京都出身、ロサンゼルス在住のメイクアップアーティスト、現代美術家です。

ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」(日本公開2018年)で、
第90回アカデミー賞「メイク&ヘア賞」を日本人として初受賞。
(デヴィッド・マリノフスキ、ルーシー・シビックらと共に)

「スキャンダル」(日本公開2020年)で、
第92回アカデミー賞「メイク&ヘア賞」を受賞。
(アン・モーガン、ビビアン・ベイカーらと共に)

 

音響賞(ノミネート)

第93回アカデミー賞
予想音響賞(ノミネート)
「サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜」
この茫漠たる荒野で
Mank/マンク
「ソウルフル・ワールド」
 「グレイハウンド」

第93回から、「録音賞」と「音響編集賞」が統合された「音響賞

昨年は、
「1917 命をかけた伝令」が第92回アカデミー賞「録音賞」を受賞しています。

今年、なんとなくの予想ですけど、
「サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜」ということで。

 

ちなみに

過去10年で、最も印象深い受賞はというと、

セッション(日本公開2015年)
第87回アカデミー賞「録音賞」「助演男優賞」を含む3部門で受賞。

「ボヘミアン・ラプソディ」(日本公開2018年)
第91回アカデミー賞「録音賞」「音響編集賞」を含む4部門で受賞。

納得といった感じの受賞でしたね。

 

歌曲賞(ノミネート)

第93回アカデミー賞
予想歌曲賞(ノミネート)
「ユーロビジョン歌合戦 〜ファイア・サーガ物語〜」
曲名:Husavik(フーサビーク)
歌手:モリー・サンデーンとウィル・フェレル
シカゴ7裁判
曲名:Hear My Voice
歌手:セレステ
「あの夜、マイアミで」
曲名:Speak Now
歌手:レスリー・オドム・ジュニア
「ジューダス・アンド・ブラック・メサイア」
曲名:Fight for You
歌手:H.E.R.
 「これからの人生」
曲名:lo si(Seen)
歌手:ラウラ・パウジーニ

「歌曲賞」は、その映画の主題歌的なもの、
もしくは挿入歌と言える曲に贈られる賞です。

一応、今年のノミネート曲をYouTubeで聞いてみたんですけど、
個人的な好みの曲は無かったので、なんとなく分かりやすかった曲順で予想しました。

 

ちなみに

過去の「歌曲賞」を受賞した曲で、個人的に印象深い曲は、

「トップガン」(日本公開1986年)
第59回アカデミー賞「歌曲賞」を受賞。
「Take My Breath Away/愛は吐息のように」

フィラデルフィア(日本公開1994年)
第66回アカデミー賞「歌曲賞」「主演男優賞」の2部門で受賞。
「ストリーツ・オブ・フィラデルフィア」(ブルース・スプリングスティーン)

「8 Mile」(日本公開2003年)
第75回アカデミー賞「歌曲賞」を受賞。
「ルーズ・ユアセルフ」(エミネム)

おじさんだとこんな感じですね。

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作曲賞(ノミネート)

第93回アカデミー賞
予想作曲賞(ノミネート)
Mank/マンク
(作曲家:トレント・レズナー&アッティカス・ロス)
この茫漠たる荒野で
(作曲家:ジェームズ・ニュートン・ハワード)
「ソウルフル・ワールド」
(作曲家:トレント・レズナー&アッティカス・ロス&ジョン・バティステ)
「ミナリ」
(作曲家:エミール・モッセーリ)
 「ザ・ファイブ・ブラッズ」
(作曲家:テレンス・ブランチャード)

「作曲賞」は主に、
その年に公開された映画で最も優れた映画音楽が使われた作品と、
その作曲者に与えられる賞の1つです。

歌手というよりも、音楽家といった方が受賞する感じですね。

こちらも全く予想が付きませんので、
10部門にノミネートされた「Mank/マンク」ということで。

 

ちなみに

日本人でアカデミー賞の「作曲賞」を受賞しているのは、
過去1人だけです。

坂本龍一(1952年1月17日〜)は、
日本のミュージシャン、作曲家、編曲家、作詞家、音楽プロデューサーなど、あらゆる音楽系のことに精通している方です。

「ラストエンペラー」(日本公開1988年)で音楽を担当し、
第60回アカデミー賞「作曲賞」を受賞しました。
(デイヴィッド・バーン、蘇聡と共に)

 

長編アニメ賞(ノミネート)

 

ソウルフル・ワールド

「ソウルフル・ワールド」本予告編

第93回アカデミー賞
予想長編アニメ賞(ノミネート)
「ソウルフル・ワールド」
「フェイフェイと月の冒険」
「2分の1の魔法」
「ウルフウォーカー」
 「ひつじのショーン UFOフィーバー!」

「長編アニメ賞」にエントリーされていた、
日本の大ヒットアニメ、劇場版「鬼滅の刃 無限列車編」は最終的な候補とはならず、
ノミネートされたのはこの5本です。

大方の予想は、
ディズニーの「ソウルフル・ワールド」。

2001年の第74回から始まった「長編アニメ賞」、
ディズニーとピクサーのほぼ独壇場となっている賞レースですね。

 

ちなみに

日本のアニメがこの「長編アニメ賞」を受賞したのは、
1回のみです。

宮崎駿監督作「千と千尋の神隠し」(日本公開2001年)
第75回アカデミー賞「長編アニメ賞」を受賞。

・過去にノミネートされた作品は以下の通りです。
第78回アカデミー賞「長編アニメ賞」:「ハウルの動く城」
第86回アカデミー賞「長編アニメ賞」:「風立ちぬ」
第87回アカデミー賞「長編アニメ賞」:「かぐや姫の物語」
第88回アカデミー賞「長編アニメ賞」:「思い出のマーニー」
第89回アカデミー賞「長編アニメ賞」:「レッドタートル ある島の物語」
ここまで全てスタジオジブリ作品。
第91回アカデミー賞「長編アニメ賞」:「未来のミライ」

ジブリの異様な強さを垣間見た気がします。

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短編アニメ賞(ノミネート)

第93回アカデミー賞
予想短編アニメ賞(ノミネート)
「愛してるって言っておくね」
「Opera」
「夢追いウサギ」
「Genius Loci」
 「Yes-People」

こちらのアニメ賞は歴史が古くて、
1932年の第5回から「短編アニメ賞」がスタートしています。

なんとなくですが、
Netflixの「愛してるって言っておくね」を予想しておきます。

 

ちなみに

古い歴史のある「短編アニメ賞」、
過去に1人だけこの賞を受賞している日本人がいます。

加藤久仁生(1977年4月24日〜)は、
鹿児島県出身のアニメーション作家です。

「つみきのいえ」(日本公開2008年)が、
第81回アカデミー賞「短編アニメ賞」を受賞。
日本人でこの賞を受賞したのは、今のところ、加藤久仁生さんだけです。

 

国際長編映画賞(ノミネート)

第93回アカデミー賞
予想国際長編映画賞(ノミネート)
「Another Round」
(デンマーク)
「Quo Vadis,Aida?」
(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
「少年の君」
(香港、中国)
「Collective」
(ルーマニア)
 「皮膚を売った男」
(チュニジア)

元々は「外国語映画賞」の名称で呼ばれていた賞で、
昨年の第92回から名称を「アカデミー国際長編映画賞」に変更した賞です。

アメリカ以外の映画で、外国語(英語以外の言語)の映画を対象にしています。

昨年は「パラサイト 半地下の家族」が受賞、
今年は、評価の高い「Another Round」が有力ではないかとの予想です。

 

ちなみに

過去を振り返ってみると、
日本人の映画監督が2人、この賞を受賞しています。

黒澤明監督作「デルス・ウザーラ」(日本公開1975年)
第48回アカデミー賞「外国語映画賞」を受賞。

滝田洋二郎監督作「おくりびと」(日本公開2008年)
第81回アカデミー賞「外国語映画賞」を受賞。

 

長編ドキュメンタリー賞(ノミネート)

第93回アカデミー賞
予想長編ドキュメンタリー賞(ノミネート)
「タイム」
「ハンディキャップ・キャンプ:障がい者運動の夜明け」
「オクトパスの神秘:海の賢者は語る」
「Collective」
 「老人スパイ」

1942年の第15回から始まっている「長編ドキュメンタリー映画賞」。

昨年の受賞は「アメリカン・ファクトリー」(日本劇場未公開)。
今現在、Netflixで視聴可能となっています。

評価が高いのは「タイム」となっています。

 

ちなみに

今現在、
Netflixで視聴可能となっている「長編ドキュメンタリー映画賞」にノミネートされている作品は、
以下の通りです。

「ハンディキャップ・キャンプ:障がい者運動の夜明け」
監督:ニコール・ニューナム、ジム・レプリクト

「オクトパスの神秘:海の賢者は語る」
監督:ピッパ・エリッシュ、ジェームズ・リード

 

短編ドキュメンタリー賞(ノミネート)

第93回アカデミー賞
予想短編ドキュメンタリー賞(ノミネート)
「ラターシャに捧ぐ 〜記憶で綴る15年の生涯〜」
「A Concerto Is a Conversation」
「Colette」
「Do Not Split」
 「Hunger Ward」

こちらのドキュメンタリーは、
長さが40分未満の作品に贈られる賞「短編ドキュメンタリー賞」となっています。

1941年の第14回からスタートしている賞です。

何の根拠もありませんけど、
「ラターシャに捧ぐ 〜記憶で綴る15年の生涯〜」を予想。
監督:ソフィア・ナーリ・アリソン
今現在、Netflixで視聴可能となっています。

 

ちなみに

古い歴史のある「短編ドキュメンタリー映画賞」、
過去に1人だけこの賞を受賞している日本人監督がいます。

伊比恵子(1967年〜)は、
新潟県出身のドキュメンタリー映画監督です。
1987年度のミス日本グランプリ受賞者。

「パーソナルズ〜黄昏のロマンス〜」が、
第71回アカデミー賞「短編ドキュメンタリー映画賞」を受賞。

 

短編映画賞(ノミネート)

第93回アカデミー賞
予想短編映画賞(ノミネート)
「プレゼント(The Present)」
「白い自転車(White Eye)」
「Feeling Through」
「隔たる世界の2人」
 「The Letter Room」

1931、32年の第5回からスタートしている「短編映画賞」。

ブログでもやっていなければ、
この賞を振り返ることもなかっただろうな、という地味な映画賞です。

まぁ、振り返ったところで、何も分からないんですけど・・・。

昨年の受賞は「向かいの窓」。
監督:マーシャル・カリー、上映時間20分という短編映画です。

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最後に、勝手な予想のまとめ

第93回アカデミー賞のノミネートが発表されましたので、
勝手に予想した結果をまとめます。

第93回アカデミー賞
部門受賞(予想
作品賞ノマドランド
監督賞クロエ・ジャオ
(「ノマドランド」)
主演男優賞ゲイリー・オールドマン
(「Mank/マンク」)
助演男優賞サーシャ・バロン・コーエン
(「シカゴ7裁判」)
主演女優賞フランシス・マクドーマンド
(「ノマドランド」)
助演女優賞オリビア・コールマン
(「ファーザー」)
脚本賞「シカゴ7裁判」
(脚本:アーロン・キーソン)
脚色賞「ノマドランド」
(脚本:クロエ・ジャオ)
視覚効果賞TENET テネット
衣装デザイン賞「ムーラン」
撮影賞「ノマドランド」
編集賞「ノマドランド」
美術賞「TENET テネット」
メイク&ヘア賞「Mank/マンク」
音響賞「サウンド・オブ・メタル 〜聞こえるということ〜」
歌曲賞「ユーロビジョン歌合戦 〜ファイア・サーガ物語〜」
曲名:Husavik
歌手:モリー・サンデーンとウィル・フェレル
作曲賞「Mank/マンク」
長編アニメ賞「ソウルフル・ワールド」
短編アニメ賞「愛してるって言っておくね」
国際長編映画賞「Another Round」
長編ドキュメンタリー賞「タイム」
短編ドキュメンタリー賞「ラターシャに捧ぐ 〜記憶で綴る15年の生涯」
短編映画賞「プレゼント(The Present)」

「ノマドランド」がノミネートされた6部門で受賞、
最多10部門にノミネートされた「Mank/マンク」は3部門ぐらいに落ち着く。

第93回アカデミー賞の主役はあくまでも「ノマドランド

そんな感じになるアカデミー賞ではないかと、個人的には思っています。

こんな予想が当たるはずはないので、
暇潰しとして利用して頂けると幸いです。

結果は2021年4月26日(日本時間)に出る予定。
答え合わせを楽しみに待っています。

ではまた。

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