「チェ・ゲバラ」を「海堂尊」が「小説」に、革命家を初読書
私が読む小説は、基本的にミステリー系ばかりです。
時代背景が古くないミステリーを選んで読んでいます。
歴史上の人物が主人公だったり、侍が主人公だったりする小説はほぼ読みません。別に、嫌いという訳ではありませんが、どうも読む気が起きないんですよね。手に取る事は皆無です。
ですが、
私が今読み進めている小説は、歴史上の人物が主人公の小説です。
こういう小説を読むのは、ほぼ初めてだと思います。
ではなぜ手に取ったのか、
この小説を書いている作家が好きだから。
理由はこれだけです。それで読んでみようと思い、購入しました。
チェ・ゲバラという人
(wikiを参照させてもらっています。)
本名 エルネスト・ゲバラ(Ernesto Guevara、1928年6月14日〜1967年10月9日)
日本人にも「チェ・ゲバラ」の呼び名で知られる革命家です。
この「チェ」というのは、愛称なんですね。主に、アルゼンチンやウルグアイ、パラグアイで使われているスペイン語で、「やぁ」とか「おい」とか「お前(親しみを込めた)」とか「ダチ」といった砕けた呼び掛けの言葉だそうです。
ゲバラ自身が、初対面の相手にしばしば「チェ・エルネスト・ゲバラだ」と挨拶していたことから、キューバ人たちが「チェ」の発音を面白がり付けたあだ名です。
「チェ・ゲバラ」という名前は、私も知っています。映画も10年ぐらい前に観ております。ただ、ほとんど記憶になかったので、wikiで調べてみました。
wikiに書いてあることを、掻い摘んで紹介します。
1928年〜1955年まで
1928年6月14日 アルゼンチン第二の都市ロサリオで、裕福な家庭に生まれます。
2歳の頃に喘息発作を起こして、その後も喘息に悩まされる生涯を送ります。
1948年 ブエノスアイレス大学医学部に入学して、アレルギーの研究を志します。この頃に、北部アルゼンチンをモペッドで単独走破。モペッドとは、今で言うところの電動自転車のようなものです。たぶん。
その後、アルベルト・グラナードという友人と、オートバイで南アメリカをまわる旅に出てラテンアメリカを放浪します。そして1952年に旅の最終地点ベネズエラのカラスカで、アルベルトと別れ帰国して医学部を卒業することを決意します。
1953年 通常6年の課程を3年で終え、医師免許を取得しています。お医者さんなんですね。
アルゼンチンで軍医になることを嫌がり、カルロス・フェレールと共にアルゼンチンを離れます。グアテマラで社会主義者イルダ・ガデアの紹介で亡命キューバ人と知り合います。
1954年 グアテマラのグスマン政権がクーデターにより倒され、怒りとともにメキシコに亡命します。
1955年 イルダ・ガデアと結婚。
1956年〜1967年まで
1956年 長女イルディタ誕生。この頃、メキシコ亡命中のフィデル・カストロ、弟のラウル・カストロに出会い意気投合します。従軍医として反独裁闘争に参加することを承諾して、ヨットでキューバに上陸します。その後、25ヶ月におよぶゲリラ戦に従軍します。
1957年 反乱軍第2軍の指揮官(少佐)に。少佐の階級章(一つ星)をつけたベレー帽は後年ゲバラのシンボルマークになります。
1959年 キューバ革命成立。キューバの国立銀行総裁に就任します。この頃、イルダ・ガデアと正式に離婚、同志のアレイダ・マルチ・デ・ラ・トーレと結婚して4児をもうけます。この年、日本に来日しているようです。
1960年 著書「ゲリラ戦争」出版。ソ連に初訪問しています。
1961年 故郷アルゼンチンに8年ぶりの帰国、滞在はわずか4時間です。
1964年 アルジェリアを訪問し、12月11日、国際連合総会でキューバ主席として演説、7月26日運動の合言葉「祖国か、死か!」を紹介します。
1965年 キューバを離れて国際的な革命闘争に参加。アフリカ各地を歴訪し、コンゴでは一時的に闘争(コンゴ動乱)に参加。カストロはゲバラから自分宛に遺された「別れの手紙」を発表しています。
1966年 コンゴ動乱から引き揚げて、チェコスロバキアでチェコ情報機関に約4ヶ月匿われ滞在。その後、ラテンアメリカに戻り、変装してボリビアへ。ボリビアでの様子を記した日記は「ゲバラ日記」として死後刊行されました。
1967年10月8日 ボリビアのバジェグランデ近郊のイゲラ村近くで捕らえられ、大統領レネ・バリエントス・オルトゥーニョの命令で10月9日に処刑(銃殺刑)されました。39歳です。
処刑を躊躇する兵士に向けて、
「落ち着け、そしてよく狙え。お前はこれから一人の人間を殺すのだ。」
そして打ち損じた兵士に向けて、
「お前の目の前にいるのは英雄でも何でもないただの男だ。撃て!」
ゲバラの最期の言葉です。
1997年 死後30年目、ボリビアで遺骨が発掘され、ハバナに移送されています。
掻い摘んで書いてしまいましたが、wikiにはもっと詳しく載っています。気になる方は、wikiを参照してください。
「チェ・ゲバラ」の小説
私は今、「チェ・ゲバラ」の小説を読み進めています。
「チーム・バチスタの栄光」などで知られる、医療系の小説が多い海堂尊の作品です。
海堂尊が書いているので、私は購入して読んでいます。そうじゃなかったら、買っていなかったと思います。
「チェ・ゲバラ」の名は知っていましたが、そこまで興味はないですし、歴史上の人物が主人公の小説も得意ではありませんのでね。
医療系の小説で有名な海堂尊が、「チェ・ゲバラ」の小説を書いている、
一体どんな感じなんだろうと、気になって仕方がありませんでした。
それで購入です。
すいませんが、面白いかどうかは分かりません。まだ読み進めている途中です。紹介しておいてなんですけど、一緒に読み進めてみませんか、こんな思いでございます。
最後に
私は、2008年、映画「チェ 28歳の革命/39歳 別れの手紙」主演ベニチオ・デル・トロ
これを観ています。10年ぐらい前なので、あまり記憶に残っていませんが、ラストシーンはまだ覚えています。39歳、若すぎますよね。
結局、
年表を見てしまうと、壮大なネタバレになりますが、海堂尊の小説「ゲバラ覚醒 ポーラースター1」を楽しめれば良いなと、個人的には思っています。ゲバラの最期は分かりきっていますが、小説として楽しめることを祈っています。
海堂尊が描く「チェ・ゲバラ」、読んでみません?
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