五十嵐貴久『アンサーゲーム』あらすじと感想、「密室で答え合わせするだけ」の簡単な・・

「リカシリーズ」でお馴染み、
五十嵐貴久が描く「愛し合っている2人の心理ゲーム」、
アンサーゲーム

五十嵐貴久『アンサーゲーム

✔︎ 登場人物はたったの3人
(新婚ホヤホヤの2人と、ゲームを取り仕切るピエロが1人)

✔︎ 状況は至ってシンプル
(何者かに拉致された新婚夫婦が、お互い1人ずつ監禁状態にされ、同じ質問に答えていくだけ)

✔︎ 結末は・・・
(人間1人の思考能力なんてたかが知れていますね、会話って大事です・・・)

一気に読み進めてアッという間に読了する1冊です。

読後に何を思うのか、
それは千差万別でしょうけど、
私はしっかりと新婚夫婦2人を嫌いになりました。
(最後はピエロより・・・だったかも知れません) 

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五十嵐貴久『アンサーゲーム』あらすじと感想

目次
  • game preparation(準備)5〜
  • instruction manual(ルール)15〜
  • discussion 1(相談1)125〜
  • confirmation(確認)141〜
  • discussion 2(相談2)179〜
  • hint(ヒント)215〜
  • last discussion(最後の相談)245〜
  • end of the game(ゲーム終了)281〜

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あらすじ

アンサーゲーム』あらすじ

誰もが羨む美男美女カップル、
(たけし)と里美(さとみ)は、
結婚式から披露宴、二次会を終えて、ホテルのセミスイートルームに入っていた。

主役として出ずっぱりだった2人は疲労感からか、
急激に眠りの底へと引きずり込まれていく感覚を覚え、
着替えもせずに寝てしまう。

・・・・・・

が目を覚ます。

里美も目を覚ます。

そして2人は、
ホテルのセミスイートではなく、
殺風景な鉄の部屋に別々で監禁されていた。

お互いの状況を知れる手段は、部屋に置かれているモニターのみ。

何が起きたのかハッキリとしないまま、
モニターから聞こえてきた声。

「アンサーゲームへようこそ!」

ピエロ風の濃いメイクをした何者から、
ゲーム開始を一方的に告げられる2人。

愛し合っている2人、
結婚式を終えたばかりの2人に対して、
同じ質問が出題され、答えが一致していればOKという簡単なゲーム。

10個の簡単な質問に、
3回ミスマッチしてしまうとゲームオーバー。

里美は状況を理解しきれないまま、
このゲームに参加するしか道は無いと諦めて、
ピエロに導かれるまま、答えを出し続けていく。

「マッチング!」

「ミスマッチ!」

最後の10問目を終えた時、2人は・・・。

アンサーゲーム

 

 

おじさんの感想

おじさんの声
おじさんの声
アンサーゲーム』の感想

 

「リカシリーズ」で有名な五十嵐貴久の最新文庫アンサーゲーム

 

「リカ」ほどパンチのある物語ではありませんけど、
読み進めるスピードは全く落ちることなく、ラストまで突っ走れる1冊でした。

 

まず、

 

状況は非常に分かりやすかったです。

 

登場人物はほぼ3人だけ
訳もわからず拉致された新婚夫婦2人と、
どのような組織かは釈然としないが、ゲームの主催者側で淡々と進行するピエロ1人。

 

頭の中に描く画像はクッキリ、苦ではありません。

 

そして、

 

特異な環境に置かれた人間が陥る思考回路の末路・・・。

 

密室型の心理ゲームサスペンス、
助け合わなければいけない2人が、徐々にゲーム相手に、1対1の対戦でもしているかのような状況に陥っていく様は、
冷静に考えれば滑稽にも見えるんです。

 

でも、

 

なぜか笑えない・・・

 

最終的に私は、

 

「怖い」という感情ではなくて、

 

「なんかこの2人、無性に気持ち悪い・・・」

 

そんな感情で読了しておりました。

 

とりわけ同性として、毅にはかなり・・・。

 

目新しい物語とは言えないのに、
さすが「リカ」を生み出した五十嵐貴久、
人間のイヤ〜な部分を見せつけてくれるな、といった感想です。

 

ちょっとイヤな物語でも一気読みしたい、
といった方にアンサーゲームはオススメですよ。

 

 

最後に

五十嵐貴久のアンサーゲームを紹介させていただきました。

今作の評価はそこまで高くありませんが、
リカシリーズ」の最新作を待つ身としては、しっかりと暇を潰せて、
楽しませていただいた1冊です。

つなぎ、と言うと語弊がありますけどね。

主人公2人を嫌いになって読了した稀有な1冊だったなと・・・。

モヤっと感の残るスカッとしない物語、
たまにはそんな小説を読んでみてはいかがでしょうか?

ではまた。

 

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