「江戸川乱歩賞」受賞、サスペンス小説の傑作

2020年2月4日

性懲りもなく、また重いテーマの「小説」を紹介しようと、

これを書いております。

「このミス」大賞関連の、肩に力を入れずに読み進められる「小説」ではありません。

江戸川乱歩賞」という賞を受賞している、

なんて読むのか分からない名前の作家さんが発表した「小説」です。

有名な「小説」ですけどね。

 

「江戸川乱歩」とは

 

江戸川乱歩『1894年(明治27年)10月21日〜1965年(昭和40年)7月28日』

本名は平井太郎、ペンネームの江戸川乱歩はアメリカの小説家:エドガー・アラン・ポーに由来しています。

大正から昭和にかけて主に推理小説を得意とした小説家・推理作家です。名前は今でも聞く作家さんですね。私も名前だけなら知っております。

 

主な作品に、

代表作
     「D坂の殺人事件」      1924年(大正13年)
     「陰獣」      1928年(昭和3年)
     「孤島の鬼」      1930年(昭和5年)
     「怪人二十面相」      1936年(昭和11年)
     「少年探偵団」      1937年(昭和12年)

もっとたくさんの作品がありますが、代表的な「小説」となるとこんな感じらしいです。すいませんが、私は1冊も読んでいないので、判断できません。

かろうじてタイトルを知っている「小説」が、「怪人二十面相」と「少年探偵団」、この2冊です。読んだことはありませんが、名前だけなら聞いたことがあります。

 

 

私のようなおじさんが、江戸川乱歩と聞くと思い出すのが「人間椅子」です。「小説」ではないですよ、「イカすバンド天国」に出ていた青森出身バンド「人間椅子」のことです。私の知識だとこれが限界です。

 

そんな知識しかない私ですが、「江戸川乱歩賞」となると多少知ってはいます。今でも継続して行われている賞レースですね。

 

 

 

「江戸川乱歩賞」とは

 

江戸川乱歩賞」は、通称「乱歩賞」と呼ばれる、1954年に、江戸川乱歩の寄付を基金として、日本推理作家協会により、探偵小説を奨励するために制定された文学賞です。

第3回以降は、長編小説を公募して、優秀作品に与えられることになりました。今現在、推理作家への登竜門として知られています。

受賞作品には、江戸川乱歩像と、副賞として1000万円が贈呈されます。

第1回からの受賞作を知りたい方がいましたら、wikiで調べていただければ全て載っていますので、そちらをご覧ください。ここで表にはしません。あれを表で作ろうとしたら、いったい何時間かかるのか想像できませんので。

 

今回紹介する「小説」は、そんな「江戸川乱歩賞」を2000年に受賞している「小説」です。

そして私は、この「小説」の作家さん、苗字は読めるのですが、名前の方が全く読めませんでした。異様に難しい漢字なんですよね。いまだに止まってしまいます。

難しい漢字の作家さんが書いた「小説」、紹介します。

 

「江戸川乱歩賞」を受賞した、サスペンス小説

 

脳男 首藤瓜於(しゅどう うりお)

 

回(年) 「江戸川乱歩賞」受賞・候補作 著者

第46回

(2000年)

受賞 脳男 首藤瓜於
候補 escape エスケープ 大司海
フェンス 松浦茂史
カーティス・クリークの畔で        三浦明博
鋼の使命 宮崎連

 

ネタバレをせずに、紹介します。

中部地方のとある大きな市で、連続爆破事件が発生します。警察が容疑者として辿り着いたのは1人のサラリーマンです。そのサラリーマンのアジトに警察が踏み込むと、サラリーマンと格闘している男がいました。

それが鈴木一郎、この物語の中心人物です。

この鈴木は、爆弾犯のアジトにいたために逮捕されます。しかも、新たな爆弾の在り処を警察に告げます。ここに仕掛けてありますよと、ご丁寧に警察に教えます。

その不可解な行動から、鈴木が爆弾犯と共犯なのか判断が付かない警察、鈴木の精神鑑定をしている女性医師に、いったい奴は何者なのか突き止めて欲しい、そんな依頼をします。

依頼を受けた女性医師は、鈴木の本性や過去を探ろうと精神鑑定を繰り返しますが、なかなか上手くいきません。

心を持たない男、鈴木には一体どんな秘密が隠されているのか、女性医師は必死に探ろうとしますが、鈴木が入院している病院に爆弾が・・・。

全選考委員が絶賛した「江戸川乱歩賞」受賞作、「脳男」、読み応えのある「サスペンス小説」です。

 

 

 

この「小説」を読んだ方達のレビューを、紹介します

 

「脳男」を読んだAさん

予想とは全然違う展開で面白かったです。
映画とは違うみたいなので、映画も観てみたいし、続編も読んでみたいです。
感情が無いって、喜怒哀楽が無いだけかと思っていたけど、本能レベルの話になるのかと興味深かった。
鈴木一郎、生田斗真のイメージに合ってるキャラですね。
真梨子さんがいちいち感情に流されて、あんまり優秀な人に見えなかったのが残念。
あと、表紙の気持ち悪さが手に取りにくいと思いました。

 

「脳男」を読んだBさん

とても良かったです。
映画よりもやっぱり原作の方が良いですね。
内容は難しいはずなのに、とても分かりやすく表現されていて、学生の私でもとても楽しく読ませてもらいました。素晴らしい作品です!

 

「脳男」を読んだCさん

おどろおどろしいタイトルと表紙でホラーかと持って読み始めましたが、違いましたね。
ちょっと普通の人々とは違う力を持った男が関わってくる・・といった感じでした。
脳医学や精神学といった医学みたいなのが関わってきたところが興味深かったです。
続編も出ているようなので、機会があれば是非読んでみたいと思います。

 

「脳男」を読んだおじさん

この「脳男」は、非常に有名な「小説」です。2013年に「映画」も公開されています。残念ながら私は観ておりません。

「映画版」は語ることができませんが、「小説」なら語れます。

おすすめできる「サスペンス小説」です。

 

この「脳男」の中心人物・鈴木一郎、掴み所のない不気味な存在です。精神鑑定では、知覚上の異常は一切無く、全て平均的な男ですが、頭抜けいている暗記力だったり、抜群の身体能力を持っていたりと、不思議で不気味なんです。一体鈴木は何者なのか、読み進めていくに従って謎が深まっていく、先を知りたくて仕方がなくなる「サスペンス小説」になっています。

読み応えが、これでもかというぐらいある「脳男」、おすすめです。

 

 

 

余談ですが、この「脳男」を読んている時、あるマンガを思い出していました。

浦沢直樹の「MONSTER」です。

なんとなく被る部分があって、私は思い出していましたね。あくまでも個人的にですけど。似ているとか、そういう事ではないので、ご了承を。

 

 

作者について

 

首藤瓜於(しゅどう うりお)は、1956年栃木県生まれの推理作家です。

2000年に「脳男」で「江戸川乱歩賞」を受賞してデビューしました。作品自体は数冊しか出版されていませんが、「脳男」のインパクトが強くて、名前が難しい事でも印象深い作家さんです。

2007年に「指し手の顔 脳男Ⅱ」で、第29回吉川英治文学新人賞候補に選ばれています。こちらもしっかりと読んでいます。

 

上にも書きましたが、私は最初「瓜於」が全く読めませんでした。かろうじて「瓜(うり)」は読めましたけど、「於(お)」は全然でしたね。

この「於」という漢字は、「お」で調べていくとしっかりと出てきます。相当下の方でしたけどね。

 

今までに数冊しか出版していない首藤瓜於、次回作を私は期待しております。この「脳男」シリーズで、すっかりファンになってしまいました。濃厚なサスペンス小説」を、いつかまた読ませていただきたいと思っています。

 

 

最後に

 

江戸川乱歩賞」をwikiで調べていて、受賞作、候補作を見ていくと、

知っている作家さんは多数いましたけど、「小説」自体を読んでいるのは数冊でしたね。

こんなに長い歴史を持った賞レースなのに、私は数冊しか読んでいませんでした。

「小説」好きのおじさんとしては失格ですね。

まだまだ知らない「小説」ばかりです。

気を引き締めて、次回に続けていきたいと思います。意味がわかりませんが・・。

 

ではまた。

 

 

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