「青春小説」で「熱血」、ヤンチャな高校生達の物語
今回紹介する「小説」は、
気楽に肩の力を抜いて読める「小説」です。
印象深い「小説」ではあるんですけど、
誰にでも勧められるかといったら、微妙です。
ただ、
ちょっとだけ昔を思い出して、熱くなってしまう人がいるかもしれない「小説」です。
私がそうなったかどうかは、内緒です。
おじさん世代のヤンチャな「物語」
私のようなおじさんだと、思い出してしまう有名なヤンキーマンガがあります。
「ビーバップ・ハイスクール」
私ぐらいの世代だと、ど真ん中のマンガです。「映画」や「アニメ」にもなった有名なヤンキーマンガですね。
私はヤンキーではありませんでしたが、当時は良くこのマンガを読んでいました。「ヤングマガジン」に掲載されていて、「映画」もしっかりと全部観ております。
内容は至ってシンプルで、高校生のヤンキー達の日常を描いたマンガです。あくまでヤンキー、不良学生のマンガですから、一般的な高校生の日常とは言えませんが、それでも楽しく読めたマンガでしたね。私の数個上の先輩方の中には、もろ「ビーバップ」という先輩が存在していましたよ。
今の時代、こういう「ビーバップ」のような学生もいなくなりつつあるんだと思いますが、多少はまだいるんですかね。あまり見かけなくなりましたけど。
今回紹介する「小説」は、高校生達の「青春小説」で、ヤンチャな生徒達の物語です。
「青春小説」で「熱血」
今の若い方達が知っている、ヤンチャな主人公が主役のマンガといえば、
「今日から俺は!!」、「ろくでなしBLUES」、「カメレオン」あたりでしょうか。
私の知識だとこの程度になってしまいます。
ですが、
この中に私は2つほど足したいと思います。なぜなら、これから名前を挙げるマンガを私は好きなんです。単行本も持っています。
「クローズ」 「WORST」 共に作者は高橋ヒロシ
この2つのヤンキーマンガ、有名ですよね。
私のようなおじさんでも、楽しく読み進められるヤンキーマンガです。若い頃に読んでいたら、もっとハマっていたかもしれません。高校生達のあの「熱血」ぶりは、ある種中毒性のあるものだといえます。おじさんでもハマってしまうぐらいの。
そんな中毒性のあるヤンキーマンガ、これを「小説」で、活字で読んでみるとどうなのか、私は楽しめるのか不安でしたが、これが意外と楽しめたんですよね。毛嫌いせずになんでも読んでみるもんだと、不思議とこの「小説」に教わった気がします。
高校生達が主役の「青春小説」、しかもヤンチャな生徒が主役の「熱血」ぶり、
ご紹介します。
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「青春小説」で「熱血」、ヤンチャな高校生の物語
「ギャングスタ」 新堂冬樹
ネタバレせずに、紹介します。
紹介といっても、この「小説」は至ってシンプルです。
極悪高校として名高い明王工業。拳にモノを言わせる、規格外の強さを誇る4人が君臨していました。四天王みたいなもんです。一応高校ですから、新入生が入ってくるんです。規格外の新入生が。
1人は、イケメンでナンパばかりしている新入生。
1人は、冷静沈着でクリスチャンの新入生。
この対照的な2人が、上級生達と拳で語り合って頂点(ギャングスタ)を目指していく、
「青春ケンカ小説」です。「熱血」な「小説」、不思議と楽しく読めますよ。
読んだ感想
この「ギャングスタ」は、「青春小説」で「熱血」、ヤンチャな高校生達の物語ですが、意外と楽しく読み進められると思います。条件付きですけど。
その条件はですね、
上に書いたようなヤンキーマンガが好きなこと、これです。
「ビーバップ・ハイスクール」、「クローズ」、「WORST」あたりが好きなら、間違いなく楽しく読める「小説」だと思います。拳で語り合っている場面なんかは、現実感がありませんけど、マンガだと思って読み進めれば大丈夫です。暇つぶしにはなりますよ。
逆に、この条件に当てはまらない方は読まない方がいいです。途中で読むのを辞めてしまうと予想できますので、ご注意を。
ヤンキーマンガが好きで、この手の物語に耐性のある方、
新堂冬樹の「青春小説」で「熱血」な「ギャングスタ」、おすすめします。1度だけ、活字で楽しんでみてください。
作者について
「ギャングスタ」の作者:新堂冬樹の「小説」は何冊か読んでおりますが、この「ギャングスタ」は異質だと思います。
新堂冬樹の「小説」、私が読んだことのある「小説」が、たまたまそうだっただけかもしれませんけど、結構重くて、グロい「小説」が多かったように思います。
wikiで調べてみると、「裏社会」を描いたノワール小説のことをファンは「黒新堂」、対極的な純愛小説のことをファンは「白新堂」と読んでいるようです。ということは、私が読んできた新堂冬樹の「小説」はほとんどが「黒新堂」だったということになりますね。納得できました。
私が読んだことのある「黒新堂」は、覚えている限りですが、こんな感じです。
作品 | 年 |
「溝鼠」(シリーズ1作目) | 2002年 |
「毒蟲vs溝鼠」(シリーズ2作目) | 2006年 |
「溝鼠最終章」(シリーズ3作目) | 2013年 |
「無間地獄」 | 2000年 |
「カリスマ」 | 2001年 |
「殺し合う家族」 | 2009年 |
「ギャングスタ」 | 2009年 |
他にも読んだ気がするんですけど、覚えているのはこれぐらいですね。
タイトルを見ただけでも分かる「黒新堂」ばかりです。なんでこうなってしまったのか、自分でも分かりませんけど、もう少し「白新堂」も読んでおけば良かったなと、今は痛感しています。ここまで偏らなくてもいいではないかと。たくさんあるんですよ、新堂冬樹の「小説」。
これからもちょこちょこと読んでいこうと思っています・・・、・・「黒新堂」を。
最後に
今回紹介した「ギャングスタ」、「黒新堂」でも「白新堂」でもない気がします。どちらかと言うと、「黒」よりではありますが、どうでしょうか。
ヤンキーマンガを好きな方なら、楽しく読み進められると思いますので、活字でヤンキーマンガを楽しんでみてはいかがでしょうか。
約300ページで読み終わるヤンキーマンガとして、
「ギャングスタ」、
いい暇つぶしになりますよ。
ではまた。
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