「ホラー映画」の王道、恐ろしい復讐を繰り返す「13日の金曜日」
夏休みという事で、
「ホラー映画」を紹介させて頂きます。
「ホラー映画」は相当苦手なおじさんですので、
紹介出来る「ホラー映画」は少ないんです。ほとんど観ておりませんので。
そんなおじさんがなんとか観ている「ホラー映画」の中から、
最初はこれだろうという事で、
王道を。
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「ホラー映画」の王道、「13日の金曜日」
「13日の金曜日」
Friday the 13th Official Trailer #1(1980)
監督・製作 | ショーン・S・カニンガム |
出演(役名) | ペッツィ・パーマー(ボーヒーズ夫人) |
エイドリアン・キング(アリス) | |
ハリー・クロスビー(ビル) | |
ケヴィン・ベーコン(ジャック) | |
アリ・レーマン(ジェイソン) | |
アメリカ公開 | 1980年5月9日 |
日本公開 | 1980年8月15日 |
犯人はお分かりだと思いますが、1人です
1957年の13日の金曜日、
ニュージャージー州ブレアーズタウンのクリスタルレイク付近のキャンブ場で、
1人の少年が溺れて消息不明になりました。
これが、
「13日の金曜日」の原点です。
それから数年の間に、クリスタルレイクのキャンブ場では奇怪な事件が多発して、
ついに、キャンプ指導員の男女2人が何者かに殺害された事件が発生です。
キャンプ場はやむなく閉鎖、数十年という年月の間、息を潜めていましたけど、
なぜか1980年にキャンプ場を再開してしまい、
こんな惨劇が・・・。
多くを語る必要はありませんので、1人だけ。
・ボーヒーズ夫人/パメラ・ボーヒーズ(ペッツィ・パーマー)
この物語の主人公ですから、すでにお分かりだと思いますけど、
一応、武器だけ列挙させて頂きます。
マチェーテやアックス(斧)、大振りのナイフ、矢など、
ありとあらゆる武器を用いて暴れ回る主人公です。
暴れ回る原因となったのは、
1957年に起こった事件が引き金になりました。
息子がクラスメイトのいじめと、監視員達のフザケタ仕事ぶりのせいで、湖で消息不明になってしまい、
母親は精神に異常をきたして、
復讐を願っているであろう幼い息子の人格を作り上げてしまった多重人格者として、
息子と同じ目に合わせないぞと、正義感を振りかぶって暴れ回り、
フザケタ仕事しかしない監視員達への復讐心、
そして、
息子の人格が語りかける「殺してママ」という言葉に支配された、
暴れ回る恐怖の母親、
それが「13日の金曜日」です。
今では、
ジェイソンが一人歩きをしているコミック・ホラー的な印象を受けてしまいがちですが、
最初は違ったんですよね。
まともな「ホラー映画」として、まともな背景を伴った作品でした。
スプラッター色とミステリー色を併せ持った、派手な演出もありますけど、
意外とまともに観られる作品です。私はもう観ませんけど。
「13日の金曜日」がスタートした第1作、
リメイク版もあるようですが、真の恐怖はこっちです。
「ホラー映画」の王道、「13日の金曜日 PART2」
「13日の金曜日 RART2」
Friday the 13th-PartⅡ-Trailer
監督 | スティーヴ・マイナー |
出演(役名) | エイミー・スティール(ジニー) |
ジョン・フューリー(ポール) | |
エイドリアン・キング(アリス) | |
ウォーリントン・ジレット(ジェイソン:素顔) | |
スティーヴ・ダッシュ(ジェイソン:マスクの中の人) | |
ペッツィー・パーマー(ボーヒーズ夫人) | |
アメリカ公開 | 1981年5月1日 |
日本公開 | 1981年9月12日 |
前作とは犯人が変わります、ある1人に
ちょっとした逸話から。
前作「13日の金曜日」でヒロインを演じたエイドリアン・キングは、
前作をキッカケに狂信的なストーカーに狙われるようになってしまい、命の危険を感じて、
本作ではわずかな出演にしてもらい、冒頭で殺される設定となり、女優業を引退しています。
その後、2010年代に入ってから女優活動を再開して、数本の作品に出演しています。
前作、クリスタル湖で起きた惨劇から2ヶ月後の話、
「13日の金曜日 PART2」では主人公が変わります。
前回は母親、今回は息子です。
・ジェイソン・ボーヒーズ
母親とは違い、
その場にあった物を凶器として用いる、応用力が優れている面を持ち合わせています。
武器は、
アイスピック、有刺鉄線、ネイルハンマー、マチェーテ、槍、
ピッチフォーク、ツルハシなど、多種多様な武器を使いこなす器用な一面も。
やっている事は母親と一緒ですけどね。
このジェイソンが主人公です。
前作では、
30年以上前に亡くなっているとされていましたけど、
実は、森の小屋に潜んで生き延びていました。「ジェイソンハウス」です。
前作での母親の仇を取るために、
今作で大暴れです。
クリスタルレイク付近にやってくる人間は全て仇です。
そして、
またしても惨劇の始まりです。
それが、
「13日の金曜日 PART2」
まだまだ「ホラー映画」としてまともな感じです。
ちなみに、
ホッケーマスクを被っているジェイソンは、次作からです。
「13日の金曜日」を観た方達のレビューを、紹介します
・「13日の金曜日」を観たAさんのレビュー
面男のスプラッタと思いきや、ミステリーよりのホラーです。
とにかく渾身の一撃にかける思いがとてつもなく、
僅か2、3秒のシーンに危うく失神するところでしたよ。何気に伏線を回収しつつ、謎を残すところは秀逸です。
やっぱりこういうのは、前情報全く無しで観てこそですね。
・「13日の金曜日」を観たBさんのレビュー
一人称で殺害が行われて、犯人が誰か分からないけど、淡々と殺しを映し出して行きます。
犯人が分からない不気味さが怖いです。PART1にジェイソンは出てこないけど、ホラーとしては良く出来ていると思いました。
特にラストは伝説ですね。
・「13日の金曜日」を観たCさんのレビュー
子供の頃に観て、それからホラーが怖くなって観られなくなったのかもしれません。
ビクッとか、ドキッとするシーンが満載で、
最後の最後まで怖かったです。
・「13日の金曜日」を観たおじさん
「ホラー映画」の代名詞的存在といえるジェイソン、
そのジェイソン誕生までがこの、
「13日の金曜日」と「13日の金曜日 PART2」です。
細かい事を書けば、
ホッケーマスクを被ったジェイソンはPART3からですので、
有名なジェイソンになる前の序章みたいな感じですけどね。
「映画」としては、
1、2の方がまともだと思っておりますが。
少しでも、物語のミステリー色を感じたいのであれば、
「13日の金曜日」から視聴してください。
どんどんミステリー色は無くなっていって、
最終的にスプラッター色とお笑い要素が残るジェイソンになりますからね。
「ホラー映画」としてまともなのはPART2までと、
個人的には思っています。
ジェイソンがホッケーマスクを被る前、
ニューヨークへ乗り込む前、
宇宙へ飛び出す前の、
悲しい背景を背負っていた頃のジェイソンを描いている、
「13日の金曜日」と「13日の金曜日 PART2」
夏限定「ホラー映画」として楽しんでください。
最後に
「13日の金曜日」と「13日の金曜日 PART2」、
夏だからと紹介させて頂きました。
ジェイソンの原点を知るには、うってつけの作品ですので、
夏休みの暇潰しにでもしてください。
家族みんなで視聴だけはしないようにして、
友達や恋人、もしくは1人でひっそりと楽しんでください。
恐怖感は少数で、不純な動機は1人で、
よろしくお願いします。
ではまた。
恐怖感を堪能できる、オススメ「映画」
この夏にピッタリの恐怖感満載「映画」を紹介させて頂きます。
中には、
後味の悪さが異常な作品も含まれていますから、
視聴する際はどうぞ、お気を付けながらでお願いします。
視聴後のインパクトは、
「13日の金曜日」以上かもしれませんのでね。
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