「このミス!」大賞の隠し玉、「クサリヘビ殺人事件」をご紹介

2020年1月7日

今回紹介する「小説」は、

第17回このミステリーがすごい!大賞隠し玉を受賞した作品です。

タイトルが物々しくて、

想像しやすいような、そうではないような、

不思議な感覚に陥るタイトルですけど、

読み進めるとまさに!

と思える「ミステリー小説」になっています。

ある作家さんのデビュー作です。

 

「このミス!」大賞の隠し玉

 

クサリヘビ殺人事件 蛇のしっぽがつかめない越尾圭

 

 

第17回このミステリーがすごい!大賞

受賞・最終候補作 著者
大賞 怪物の木こり 倉井眉介
優秀賞 盤上に死を描く 井上ねこ
U-NEXT-カンテレ賞 名もなき復讐者 ZEGEN 登美丘丈
隠し玉 キラキラネームが多すぎる 元ホスト先生の事件日誌 黒川慈雨
クサリヘビ殺人事件 蛇のしっぽがつかめない 越尾圭
勘違い 渡良瀬探偵事務所・十五代目の活躍 猫森夏希
偽りの私達 日部星花
最終候補 砂漠のサアル 血の復讐 澤隆実
ライク・ライカ 朝倉雪人
セリヌンティウス殺人事件 小塚原旬

 

ネタバレをせずに、紹介します

 

主人公は、

・遠野太一(とおのたいち)

彼の元にかかってきた1本の電話からこの物語は始まります。

「桃子が倒れた!頼む、太一君・・桃子を助けてくれ!

 

遠野の元にかかってきたSOSの電話、
近所に住んでいる笹本からのSOS、確か桃子は3歳・・・。

遠野は、
そのまま急患を受け入れてレントゲン、

桃子の胃に串が刺さっている事を確認して、即、緊急手術です。

手術開始から約1時間、

無事に串を取り出して、傷口を縫合。桃子は10日間から2週間程度の入院です。

笹本は、
「ありがとう・・桃子が助かって俺はまた生きていける」
と遠野に感謝を述べました。

黒目がちで可愛らしいチワワの桃子は一命を救われました。

飼い主と共に。

 

遠野動物診療所」の遠野太一がこの物語の主人公です。

子供の頃から動物をこよなく愛する遠野
動物に囲まれた仕事に就いたのは必然です。天職です。

 

そんな遠野の幼馴染、
ペットショップを経営する小塚恭平からの電話を受けて、
今度は、この物語が急転していきます。

・・・・・・・・・・・・。」

無音の電話から異常を察した遠野は、
恭平の部屋に向かい、部屋で倒れている恭平と1匹を見つけます。

鎖模様の斑点をまぶした茶褐色の細長い胴体、逆三角形の頭部を持つ、
殺気に満ちたおぞましい狂気、

ラッセルクサリヘビ

ワシントン条約で取引が規制されている「ラッセルクサリヘビ」と、
幼馴染の事件を皮切りに、
遠野が巻き込まれていく忌まわしい現実動物世界の闇を描いた、
クサリヘビ殺人事件
このミス!大賞隠し玉を受賞した作品です。

 

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「クサリヘビ殺人事件」を読んだ方達のレビューを、紹介します

 

「クサリヘビ殺人事件」を読んだAさんのレビュー

初読みの作家さん、デビュー作なので当たり前ですね。
全体的には面白く読めました。
ワシントン条約とか絶滅危惧種の取引の種類とか、ウンチクが沢山で面白かったです。
ただ、せっかく主人公の職業が獣医だったのに、そこらの設定が活かされてないのが残念です。

 

「クサリヘビ殺人事件」を読んだBさんのレビュー

ワシントン条約や、絶滅危惧種動物を物語の核に、
ペット業界の闇を絡め、なかなか面白く読めた作品でした。
最近のこのミス大賞は、受賞作よりも編集部推薦隠し玉の方がいい作品が多いと思います。

 

「クサリヘビ殺人事件」を読んだCさんのレビュー

ちょっとずつ読もうと思っていたものの、なかなかそうさせてくれない作品です。
第1章で一旦強制停止したものの、第2章から最後まで怒涛の一気読みでしたね。
途中で「犯人こいつだろ!」と予想し、
読み進めていく中で確信していたのですが、まんまと不正解。
予想の斜め上をいく展開で、本編読み終わって思わず大きくひと息、
エピローグでクールダウン・・のつもりがそこでも軽く驚き。最後まで油断できません。
クサリヘビ、コブラなんかより遥かに怖いです・・・。

 

「クサリヘビ殺人事件」を読んだおじさん

このミステリーがすごい!大賞関連の「小説」という事で、
手に取った作品です。
クサリヘビ殺人事件」、タイトルも不思議でしたしね。

いつもながら、
このミス!大賞関連の「小説」は気軽に読める作品ばかりです。
肩の力を抜いて楽しめますので、暇潰しに最適!
と、オススメできます。

クサリヘビ殺人事件」で扱うテーマは、
殺人事件ペット業界の闇希少動物の違法取引と、書き出すと重いテーマばかりですけど、
物語自体はスピード感があって、スラスラと読み進められる作品ですので、
十分に楽しめる「ミステリー小説」になっています。
ラストも、
映画のワンシーンのようにハラハラドキドキできるラストですから、
エンターテイメント性もバッチリです。
ただですね、
このラストに違和感を覚えてしまう読者もいるかもしれませんので、
そこはこの作家のデビュー作という事で、
次回作に繋げる布石だと思って、単純に楽しんで頂ければなと。

越尾圭デビュー作
このミステリーがすごい!大賞隠し玉受賞、
クサリヘビ殺人事件
次回作に期待しつつ、楽しんでください。

 

 

越尾圭について

 

越尾圭(1973年〜)は、
愛知県出身、家庭用ゲームソフト制作会社、編集プロダクションを経て、
現在は大手インターネットサービス会社に勤めている作家さんです。

第17回このミステリーがすごい!大賞

受賞・最終候補作 著者
大賞 怪物の木こり 倉井眉介
優秀賞 盤上に死を描く 井上ねこ
U-NEXT-カンテレ賞 名もなき復讐者 ZEGEN 登美丘丈
隠し玉 キラキラネームが多すぎる 元ホスト先生の事件日誌 黒川慈雨
クサリヘビ殺人事件 蛇のしっぽがつかめない 越尾圭
勘違い 渡良瀬探偵事務所・十五代目の活躍 猫森夏希
偽りの私達 日部星花
最終候補 砂漠のサアル 血の復讐 澤隆実
ライク・ライカ 朝倉雪人
セリヌンティウス殺人事件 小塚原旬

クサリヘビ殺人事件」でデビューした、
これからを期待されている新人作家さんです。

経歴から動物を全く連想できない作家さんですけど、
ペット業界の闇希少動物の違法取引など、細かい事まで読み取れる作品です。
一読してみる価値のある「ミステリー小説」、
クサリヘビ殺人事件
越尾圭デビュー作、今後に期待してしまう作家さんの登場ですね。 

 

2019年の「このミス!大賞の関連記事です

 

▶︎▶︎▶︎2019年「このミステリーがすごい!」大賞、大賞決定!

 

最後に

 

作家のデビュー作を読むという行為は、

読書が癖になっている人間にとって、非常に楽しい行為なんです。

ちょっとしたギャンブルなんですけどね。

読み慣れている作家の作品なら、ハズレが少なくなるんです。
読み慣れているという経験が、面白いと思えるように作品を補う、補佐的な役割を担ってくれますが、

初めて読む作家だと、
そういう補佐がいませんので、完全に出たとこ勝負になってしまいます。
まさに、ギャンブルです。

今回もなんとか楽しめましたので、

一応、ギャンブルに勝ったなと。

クサリヘビ殺人事件
物々しいタイトルの「小説」ですけど、スラスラと読み進める作品ですから、
是非この機会に、
越尾圭という作家のデビュー作を体験してください。
今後の補佐になる事を期待しつつ。

ではまた。

 

その他、「このミス!」関連のオススメ「小説」

 

このミステリーがすごい!大賞
いつもネタとして助けてもらっているライトノベルの賞レースです。

読みやすく楽しめる「小説」ばかりですので、
気軽に手に取ってみてください。
突拍子もない物語も存在しますけど、
映画を観ている感覚で読み進められる作品を、体験してください。

 

 

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