韓国ゾンビ映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』、続編の前に視聴をオススメ

2020年12月24日

今や普通となった感のある「ゾンビ」というキーワード。
その言葉の元祖がジョージ・A・ロメロの「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」。
1968年の作品、約50年前。

ロメロはその後「ゾンビ」という映画で、世界的に不死者の存在を知らしめました。

そしてここ最近でいうと、
ゲームから映画になった「バイオハザード」、
超有名海外ドラマとなった「ウォーキング・デッド」などでさらに「ゾンビ」の存在はメジャーに。

すでにお腹一杯感を感じてしまって、もう「ゾンビ」は飽きたよ・・・。
そう思ってしまっている方もいるとは思いますけど、
ゾンビ」に慣れきってしまった方にこそ、この韓国ゾンビ映画を視聴してもらいたいですね。

映画として最高に面白かったですよ。

 

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韓国ゾンビ映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』

 

新感染 ファイナル・エクスプレス

映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』日本語吹替版予告編

監督 ヨン・サンホ
出演(役名) コン・ユ(ソ・ソグ):ユアンの父親
キム・スアン(スアン):ソグの娘
チョン・ユミ(ソンギョン):ユンの奥さん、妊婦
マ・ドンソク(ユン・サンファ):ソンギョンの夫
チェ・ウシク(ミン・ヨングク):野球部の青年
アン・ソヒ(キム・ジニ):野球部のマネージャー
韓国公開 2016年7月20日
日本公開 2017年9月1日

 

『新感染 ファイナル・エクスプレス』
「映画.comで350件以上のレビュー:5点満点中3.9点以上高評価
「Yahoo!映画で4000件以上のレビュー:5点満点中4点以上高評価
カンヌ国際映画祭ミッドナイト・スクリーニング部門特別招待作品
ファンタジア国際映画祭で最優秀作品賞他、数々の映画賞を受賞

新感染 ファナイル・エクスプレスあらすじ

ファンドマネージャーで仕事一筋に生きてきたソ・ソグ(コン・ユ)は、妻と別居して、
母と娘スアン(キム・スアン)と共に3人で暮らしていた。
娘との距離が離れてしまっている事を危惧したソグは、プレゼントをしてなんとか距離を詰めようとするが、
娘が欲しいのは「お母さんとの再会」。
今までなら仕事を優先してきてしまったソグ、娘のためにと母親のいる釜山に行くことにする。
ソウル発釜山行きKTX101列車
ソグとスアン、そのほかの乗客たちが続々と列車に乗り込み、発車を待っている。
発車直前、
1人の女性が倒れ込むように列車に飛び乗ってきた。
そして、普通の乗客たちと、怪我をしてフラフラ状態の女性1人を乗せて、
KTX101列車は発車
列車がゆっくりと動き出す中、スアンはホームで駅員が何者かに襲われているのを目撃。
何が起こっているのか分からないまま、列車はスピードを上げていく。
不穏な空気が漂い、怪我をして飛び乗ってきた女性がとうとう倒れ込む。
痙攣をしながら倒れている女性を発見した乗務員、
助けを呼ぼうと奮闘するが、女性の動きがほぼ止まってしまう。
乗務員がもう1度急いで助けを呼ぼうとした次の瞬間
女性はゆっくりと起き上がり異形のモノとなり、乗務員を襲う
首筋に噛みつき、恐ろしいスピードで乗務員も異形のモノへ・・・。
女性1人だったのが2人、2人が4人、4人が・・・と尋常じゃないスピードで感染が列車内に広まっていく
ソウル発釜山行きKTX101列車」、
列車内に溢れ出したゾンビたち
釜山行きの列車は、感染列車となった。

〜『新感染 ファイナル・エクスプレス』〜

列車という限られたスペースの中で、ゾンビの脅威に立ち向かいながら、
人間たちが生き残りをかけたサバイバルを繰り広げる。
極限状態となった人間が見せる本性凄まじい感染力で爆発的に増え続けるゾンビた
ソウルと釜山の間にある街はほとんど壊滅状態。
阿鼻叫喚となった列車内で起こる悲劇と本能の戦い。
ソグとスアン、そのほかの乗客たちは無事に釜山に辿り着けるのか・・・。

韓国ゾンビ映画新感染 ファイナル・エクスプレス』、
ゾンビ」モノに飽きてきた方々に是非観て欲しい1本です。

韓国ゾンビは「ウォーキング・デッド」版ゾンビよりも怖いですよ。
噛まれてからの変異が早いし、動きもメチャクチャ早い!!

 

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視聴した方達の感想を紹介します

 

女性の声
女性の声
『新感染』を視聴した感想

4.5

最初はただのゾンビ映画かと思っていましたが、劇中からはリアルな人間性が出演者を通じて垣間見えました。
本当に良い人なのか、自分の事しか考えていない自己中なのか、自分を犠牲にしてまでも他人を守れるか・・・、
など人間の真の姿が見られる面白さをもった作品です。

 

 

女性の声
女性の声
『新感染』を視聴した感想

5

はちゃめちゃに面白かった!!!
文句のつけようがありません!!!
映画としての圧倒的完璧さに観て良かったと思ったし、なんで今まで観ていなかったのかと・・。
マ・ドンソクが最高にカッコよかったです。

 

 

男性の声
男性の声
『新感染』を視聴した感想

4.5

コンユとマドンソクがとにかくカッコ良かった!
ゾンビ映画だったはずなのに、最後は涙が止まりませんでした。韓国らしくて好きです。

 

 

女性の声
女性の声
『新感染』を視聴した感想

4

感染が怖いとかゾンビが怖いとかより、何より人間の醜さが怖い作品です。
実際こんなことがあれば、これがリアルなのかなと眉間にしわを寄せながら鑑賞しました。
最後はうまくまとまっていて感動してしまいます。

 

 

『新感染 ファイナル・エクスプレス』を視聴したおじさんの感想

 

おじさんの声
おじさんの声
『新感染』を視聴した感想

(「韓国✖️ゾンビ」にハズレなし!2時間しっかりと楽しめました

9

 

私は韓国映画に思い入れがなく、観てきた作品も少なくて、
「最高に面白いですよ!」とオススメできる韓国映画は「オールド・ボーイ」のみだったんですけど、
ようやく手放しでオススメできる韓国映画2本目と出会いました。

 

新感染 ファイナル・エクスプレス』、間違いなく1度は観ておいて損の無い作品です。

 

最近視聴した韓国ゾンビドラマキングダム」も最高に面白かったので、
韓国✖️ゾンビ」は相性抜群なんでしょうね。
ゾンビを怖く見せるのと、人間を怖く見せるのがうますぎます。

 

恐ろしい感染力を持っているゾンビたちに追い詰められ、極限に陥った人間たちの取る行動、
自分ならこうするはずだ」と思いながらも、どこか否定できない「自分を守る」という決断。
胸糞が悪くなるような保身に走る人間も出てきますけど、
自分がその場面に遭遇した時、果たして、他人に手を差し伸べられるのかどうか・・・。
色々と考えさせられながら、ハラハラドキドキと画面から目を離せず、
2時間がアッという間に過ぎていきます。

 

観終わった後、感動も覚えましたが、より強く思ったのは、
最高に面白い映画だった!」、でした。
ゾンビの怖さと人間の本質的な怖さ、そして、ラストで絶妙な伏線回収
映画を娯楽と捉えるなら、間違いなく楽しませてくれる作品だと思います。
悲しい別れもあって恐ろしいお話ですけど、
新感染 ファイナル・エクスプレス』、続編が控えていますから、今のうちに是非1度視聴してみてください。
恐怖感以上に満足感を得られる1本です。

 

今現在、Netflix(ネットフリックス)で視聴可能となっています。

 

監督ヨン・サンホについて

 

ヨン・サンホ(1978年〜)は、
韓国の映画監督、アニメーション監督、脚本家です。

主な長編アニメ監督、映画監督作品は、

公開年 タイトル 概要
2011年 豚の王 長編アニメ
2016年 ソウル・ステーション/パンデミック 長編アニメ:『新感染』の前日譚
新感染 ファイナル・エクスプレス 韓国ゾンビ映画
2018年 サイコキネシスー念力ー SFアクションコメディ
2020年 半島 新感染』の続編

元々はアニメーション監督として活動していた方で、
長編アニメーション映画監督のデビューが2011年「豚の王」。

そして今作『新感染 ファイナル・エクスプレス』を発表後に、
長編アニメーション映画「ソウル・ステーション/パンデミック」を世に送り出しています。

日本での公開は、
新感染 ファイナル・エクスプレス』が2017年9月1日
前日譚「ソウル・ステーション/パンデミック」が2017年9月30日です。

前日譚ということで、『新感染』に関わる登場人物がアニメで登場するかと思って、
とりあえず視聴したんですけど(Netflixで視聴可能)、
全く関係のない前日譚となっていました。
列車で釜山に向かうその前日の夜、ソウルで何が起こっていたのか、
ソウル市内で既にゾンビ化した人間たちが多数出現していましたよ、そんなお話でしたね。

映画『新感染』の中で言えば、冒頭に描かれていた、
車で駅に向かう途中に多数の救急車や緊急車両の群と遭遇する場面や、
車内のテレビで映し出される暴動ニュース、そのあたりの意味するところが、
アニメ「ソウル・ステーション/パンデミック」で描かれているのではないか、そんな感じです。
繋がっているといえば、繋がってはいるな・・・その程度でした。

アニメの方はそこまでオススメはしませんけど、
韓国ゾンビ映画新感染 ファイナル・エクスプレス』は是非!

その後、今年になるかどうかは分かりませんが、
新感染』の続編半島』の公開が待っていますので、今のうちから触れておくことをオススメします。
(日本での公開予定は2021年1月となっています)

 

 

続編『半島』、韓国で2020年8月公開

 

新感染 ファイナル・エクスプレス続編半島

『新感染 ファイナル・エクスプレス』続編 映画『Peninsula(原題)』米予告編

監督 ヨン・サンホ
出演(役名) カン・ドンウォン(ジョンソク)
イ・ジョンヒョン(ミンジョン)
イ・レ(ズンイ)
クォン・へヒョ(ギムノイン)
キム・ミンジェ(フォン・ズンサ)
ク・ギョファン(ソ・デウィ)
ファン・ヨンフィ(テクシ)
韓国公開 2020年8月
日本公開 未定

 

『新感染』の続編『半島』
前作『新感染 ファイナル・エクスプレス』から4年後のお話
人間をゾンビ化させるウイルスの感染爆発で荒廃したソウルを舞台に、
元兵士の男がある母子と共に半島からの決死の脱出を図る姿を描いている作品
ゾンビ感染で国家機能が停止してしまった韓国から脱出しようとする

監督は引き続きヨン・サンホ

韓国での現地時間7月15日に公開され、2020年のオープニングNo.1記録となる、
35万2926人を動員
公開後の5日間で動員数180万人を突破、大ヒットを記録

日本での公開予定は今の所、2021年1月と発表されている

今の段階で分かっている内容はこれぐらいです。

予告動画を観てみると、
前作とは全く違った作品になっているのが分かります。
軍隊のような人たちとゾンビが死闘を繰り広げていて、なんだか、
「バイオハザード」のような世界観になっていますね。

全世界で相当な高評価だった前作『新感染 ファイナル・エクスプレス』、
もう1度列車で、とは無理なお話ですけど、続編に期待が高まっている中、
「バイオハザード」っぽい感じはどうなんでしょう・・・。
観ていないので何とも言えない、が、ハードルは高まりきっていますから、
是非、コケないで頂きたい作品です。

韓国での上映は2020年8月を予定しているらしいので、
日本での上映は年末か2021年初冬ぐらいでしょうか。

1が良すぎて2はあまり・・・何度も繰り返されてきた映画の歴史、
新感染 ファイナル・エクスプレス』の続編半島』には、この悪しき流れを打ち破って欲しいですね。
期待しています。

 

 

最後に

 

私のゾンビ慣れはウォーキング・デッドから始まり、
ブラピ主演のワールド・ウォーZ韓国ゾンビドラマキングダム
ブラジル産ゾンビドラマ「リアリティZ」などで作り上げられていました。

韓国ゾンビドラマ「キングダム」を視聴した時も感じたんですが、
韓国が描く「ゾンビ」は怖いんですよね。
「ウォーキング・デッド」版ゾンビとは違って、動きが早いんですよ。
ダッシュ可能ですから。猛烈な勢いでおぞましい数のゾンビがダッシュで・・・。
今の時代の「ゾンビ」、
明らかに恐怖感が増しています

ここ最近、ゾンビ慣れさせられていたのに、
また新たな楽しみを提供してくれた「韓国✖️ゾンビ」の融合。
新感染 ファイナル・エクスプレス』を視聴しておいて良かったなと、つくづく思いますね。
続編半島』、期待しながら待ちたいと思います。超高いハードルが出来上がっていますけど。

ではまた。

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