「イタリア映画」の「名作」、鑑定士の物語を「ネットフリックス」で
「フランス映画」以上に馴染みのない、
「イタリア映画」。
調べてみると、100年以上の歴史がありました。
名前を聞いたことのない「映画」ばかりですが、
中には非常に有名な「映画」も存在しています。
今回は、「イタリア映画」です。
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「イタリア映画」について
「イタリア映画」をwikiで調べてみると、
「イタリア映画の歴史は、リュミエール兄弟が映画を発見したわずか数ヶ月後、教皇レオ13世の祝福を与える姿が数秒間カメラに収められた時に始まったと言える。」
何を言っているのか私にはサッパリですが、歴史があるのは事実みたいです。
イタリアの映画産業は1903年から1908年にかけて、3つの主な映画会社、ローマのチネス社、トリノのアレッサンドラ・アンブロシオ社、およびイタラ・フィルム社によって形作られた。すぐに他の会社がミラノとナポリで続いた。これら初期の会社は短い時期に良質な作品を制作し、イタリアの映画作品は国内だけでなく海外にも販売されるようになる。
引用元:wikipedia-イタリアの映画
これだけ歴史のある「イタリア映画」ですので、
知っているタイトルがないかとザッと調べたのですが、全くと言っていいほどありませんでしたね。
本当に数本だけでした。数本というか2本です。
ただ、
この2本、有名な「映画」です。誰でも1度は耳にしたことのある「映画」で、「名作」と言われる「映画」です。
「イタリア映画」の「名作」
「イタリア映画」を代表する「名作」2本、
年 | 映画 | 賞 | 受賞 |
1990年 | ニュー・シネマ・パラダイス | 第63回アカデミー賞 | 外国語映画賞 |
1998年 | ライフ・イズ・ビューティフル | 第71回アカデミー賞 | 外国語映画賞 |
主演男優賞 | |||
作曲賞 |
どちらも有名な「名作」です。他にも賞を獲っていますが、割愛します。
「ニュー・シネマ・パラダイス」は、ジュゼッペ・トルナトーレ監督の、中年男性が、映画に魅せられた少年時代の出来事と青年時代の恋愛を回想する物語です。ラストシーンは非常に有名ですね。
「ライフ・イズ・ビューティフル」は、ロベルト・ベニーニ監督/主演の、第二次世界大戦下のユダヤ人迫害(ホロコースト)を、ユダヤ系イタリア人の親子の視点から描いた作品です。「これが私の物語である」、笑って泣いて、視聴者の顔をグシャグシャにする「映画」です。
他にも賞を獲っている「イタリア映画」はありますが、私はこの2本しか知りませんので、こんな表になってしまいました。
2本しか「イタリア映画」を知らないのに、今回紹介する「イタリア映画」はなんなんだ、となってしまいますが、紹介しようとした「映画」が「イタリア映画」だった、という単純なことです。
「イタリア映画」の「名作」で、恋愛が絡み、そして、ミステリー映画を紹介します。
「イタリア映画」の「名作」、鑑定士の物語です
「鑑定士と顔のない依頼人」
『鑑定士と顔のない依頼人』予告編
監督 | ジュゼッペ・トルナトーレ |
脚本 | ジュゼッペ・トルナトーレ |
出演 | ジェフリー・ラッシュ |
ジム・スタージェス | |
シルヴィア・フークス | |
ドナルド・サザーランド | |
イタリア公開 | 2013年1月1日 |
日本公開 | 2013年12月13日 |
ネタバレをせずに、紹介します。
美術鑑定士として成功を収めていたヴァージル(ジェフリー・ラッシュ)、女性と接するのが非常に苦手な男です。女性を目の前にすると気分が悪くなる為、隠し部屋に女性の肖像画を飾り鑑賞するという奇妙な性癖を持っていました。
ある日、ヴァージルのもとに電話を通じて依頼が入ります。内容は、両親が死去したので、両親が収集していた美術品を競売にかけて欲しいというものです。
ヴァージルは依頼人宅で様々な美術品を目にしましたが、当の依頼人クレアの姿がありません。
何度か足を運ぶうちに、クレアが隠し部屋に引きこもっていることが分かります。クレアは広場恐怖症で長年引きこもっている女性、作家として生計を立てていると分かります。
ヴァージルはどうしてもクレアの容姿を見たくなり、ある日ついにクレアの容姿を盗み見ます。そこにいたのは、長年引きこもっていたとは思えないほど美しく若い女性でした。
ヴァージルは女性恐怖症と言っていいほど女性が苦手、
クレアは広場恐怖症、
この2人の恋愛が、ミステリーに発展していきます。
「鑑定士と顔のない依頼人」を「イタリア映画」と知ったのはつい最近ですが、
「イタリア映画」の「名作」としておすすめしたいと思います。
観た感想
この「鑑定士と顔のない依頼人」は、ただの恋愛映画ではありません。ミステリー映画として十分に楽しめる作品になっています。
年老いた鑑定士と若く美しい女性の恋愛を、見事にミステリーに昇華させた「映画」だと思います。鑑定士の哀愁漂う様に、約2時間魅入ってしまいますよ。
鑑定士役の「ジェフリー・ラッシュ」について
鑑定士役の「ジェフリー・ラッシュ」、有名な俳優です。
覚えている方も多いと思いますが、
「パイレーツ・オブ・カリビアン」のヘクター・バルボッサ役を演じているのが「ジェフリー・ラッシュ」です。あのバルボッサです。子猿を従えているどうも憎めないキャラクターのヤツですね。
バルボッサを思い描いてしまうと、どうもズレますけど、アカデミー主演男優賞も受賞したことのある名優と呼べる俳優です。
年 | 映画 | 賞 | 受賞 |
1996年 | シャイン | アカデミー主演男優賞 | 受賞 |
1997年 | 恋におちたシェイクスピア | アカデミー助演男優賞 | ノミネート |
2000年 | クイルズ | アカデミー主演男優賞 | ノミネート |
2010年 | 英国王のスピーチ | アカデミー助演男優賞 | ノミネート |
アカデミー主演男優賞受賞は1回だけですが、そのほかの賞でも受賞やノミネートが少なくない実力派の俳優です。バルボッサ役が異質なだけですね。面白かったですが。
「鑑定士と顔のない依頼人」で哀愁漂う「ジェフリー・ラッシュ」の演技を堪能するだけでも、約2時間楽しめますので、是非、おヒマな時間に鑑賞してみてください。
あと、バルボッサとの圧倒的な差をお楽しみください。
今現在、「Netflix(ネットフリックス)」で鑑賞できます
最後に
「イタリア映画」を紹介したのは初めてです。
先ほども書きましたけど、「鑑定士と顔のない依頼人」が「イタリア映画」だと知ったのは、
つい最近でした。
私の中では、
「ニュー・シネマ・パラダイス」と「ライフ・イズ・ビューティフル」に次いで、
3本目の「イタリア映画」の「名作」になっています。
もうすぐやってくるゴールデンウィークにでも、
暇つぶしに楽しんでください。
ではまた。
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