「伊坂幸太郎」が、「野球選手」の生涯を「小説」にしました

2019年11月28日

今回紹介する「小説」は少し変わっているかもしれません。

伊坂幸太郎」の作品の中で、異彩を放っていると思います。

ツマラナイとか読みにくいとか、

そんな事はないんですけどね。ただちょっと変わったので「小説」だというだけで。

ある「野球選手」の生涯を描いている「小説」です。

伊坂幸太郎」という「天才」が、

天才野球選手」を活字にするとこうなる、

そんな「小説」です。

 

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「天才」に定義はあるのか

 

相当胡散臭い話になりそうですね。「天才」について。

凡人が理解できないのが「天才」、こんな個人的な解釈は持っているんですけど、
定義みたいなまともなものがあるのかどうか、一応、調べてみました。

 

wikiによりますと、

天才とは、天性の才能、生まれつき備わった優れた才能(生まれつき優れた才能を備えている人物)のことです。天才は、人の努力では至らないレベルの才能を秘めた人物を指します。天才は、極めて独自性の業績を示した人物を評価したり、年若いのに、あまりに高い才能を示した人への賛辞的形容に使われます。それが、歴史や社会に影響を残すに至ったレベルの人物を指すことが多いです(動物にも使用される場合がある)。しかし、「〇〇の天才」といったように芸術やスポーツ等様々な分野に一見限定した用法もあります。

引用元:wikipedia-天才

しっかりあるんですね。「天才」についての定義が。

 

wikipediaの天才ページに写真が載っているのはアインシュタインです。
物理学者として有名な偉人です。「天才」と聞いて誰もが思い浮かべる名前ですね。

 

 

学者としてアインシュタイン、音楽の世界だとモーツァルト、絵画だとピカソ

現代でいえば、マイクロソフトのビル・ゲイツ
Facebookのマーク・ザッカーバーグ、Appleのスティーブ・ジョブズ

私がひねり出せる「天才」はこんな感じです。

 

では、文学界ではどうなんでしょうか。

パッと思いつくのは、太宰治芥川龍之介宮沢賢治

海外ではスティーヴン・キングですかね。
あれだけ色合いの違う「小説」を生み出せるのですから、
天才」と言っても過言ではないと、個人的には思っています。

現代の「日本小説界」では村上春樹か「伊坂幸太郎」でしょうか。

私は「伊坂幸太郎」という作家を「天才」だと思っています。
出す「小説」がほぼ全て面白い、「一気読み」させられる「小説」ばかりです。
読者満足度があるとするなら、ダントツですよね。
とりあえず「小説」が出たら読んでおく、それが外れない作家だと強く思っています。

伊坂幸太郎」は「天才」、wikiに載せて欲しいぐらいです。

 

 

 

「伊坂幸太郎」は「天才」

 

伊坂幸太郎」の「天才」ぶりを、ちょっとだけ表にしました。

作品
1996年 第13回サントリーミステリー大賞佳作 悪党たちが目にしみる
2003年「陽気なギャングが地球を回す」に改訂
2000年 第5回新潮ミステリー倶楽部賞 オーデュポンの祈り
2004年 第25回吉川英治文学新人賞 アヒルと鴨のコインロッカー
2008年 第5回本屋大賞、第21回山本周五郎賞 ゴールデンスランバー
2014年 第7回文学読書人大賞 マリアビートル
2017年 第6回静岡書店大賞 AX

賞をたくさん獲ったからというわけではありませんが、

評価されるにはそれなりの理由がある、

ということで、少しだけ表にしてみました。

 

私は「伊坂幸太郎」を「天才」だと思っています。

そんな彼が「小説」の中で「天才」を描くと、
果たしてどんな感じになるのか、気になりますよね。どちらも「天才」ですからね。

描く方も描かれる方も「天才」、

 

伊坂幸太郎」がスポーツ界の「天才」を描いた「小説」です。

 

 

 

 

 

「伊坂幸太郎」が描く、ある「野球選手」の話

 

あるキング 伊坂幸太郎

 

 

ネタバレをせずに、紹介します。

と言っても、内容は至極簡単で、

天才野球選手」のお話です。

生まれた時から、いや、
生まれる前から仙醍(せんだい)キングスというプロ野球チームと妙な縁がある、
「王が求める」と書いて「王求」。

天才野球選手」として生まれてきた「王求」、
両親は、熱狂的という言葉では普通すぎるぐらいの仙醍キングスのファンです。
生まれた時からどこのプロ野球チームに行くのか、ハッキリと決まっています。ハッキリと。

小学校、中学校、高校と、「天才」過ぎるその野球能力で、
周りから疎まれる存在になっていく「王求」、彼は孤独な王様になりました。
凡人に理解されません。

 

王求」を理解しているのは、両親と、不思議な語りべの魔女3人

 

王求」を守るためなら自分を省みない父親、いつ何時も「王求」の味方である母親、

そして「天才野球選手」の王様が、仙醍キングスに入団、

それから・・・。

 

 

 

伊坂幸太郎」が描く「天才」、

不思議な不思議な「小説」です。

 

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この「小説」を読んだ方達のレビューを、紹介します

 

「あるキング」を読んだAさんのレビュー

今まで読んできた本と雰囲気が少し違っていて、よく分からないところもあったけど新鮮でした。
地の文で主人公をおまえと呼ぶ、この第三者というか神というかよく分からない存在は何かということが、最後の方で分かってそれにとても納得できた。
ちょっと変な話だったけど、なかなか楽しく読めました。

 

「あるキング」を読んだBさんのレビュー

一気読みでした。野球をしていたせいかすんなりと物語に入っていけました。
愉快なトークは少な目だったと思います。
野球の才能があることは光なのか影なのか!?
そして次の時代へ。

 

「あるキング」を読んだCさんのレビュー

切なく不思議。
マクベスは知らないけれどそれなりに面白かったです。
知っていればより面白かった?私的に一番分からなかった伊坂作品「魔王」に少し雰囲気が似ている気がしました。
流石に黒澤さんは出て来なかったですけど。

 

「あるキング」を読んだおじさん

伊坂幸太郎」作品を数多く読んでいるファンの間でも、
不思議な作品として位置付けられていそうな「あるキング」、おすすめします。

天才野球選手」として生まれてきた1人の男、
その男を追いかけているだけの「小説」なんですが、これが不思議と引き込まれていきます。
年代のその時その時が、淡々と語られていくのですが、
ところところでゾワゾワっと鳥肌が立ったり、妙に悲しくなったりと、なんとも不思議な「小説」です。

 

 

伊坂幸太郎」の他の作品を思い浮かべながら読み進めると、
戸惑ってしまうかもしれません。是非、
何も考えずに「天才野球選手」の人生を読み進めていただければ、
ラストまで一気に読めますので、楽しんでいただければなと思います。

この「あるキング」で、「天才」の孤独を知っていただいて、

この「小説」が喜劇なのか悲劇なのか、あなたに決めて欲しいと思っています。

 

 

 

スポーツを題材にした「小説」

 

伊坂幸太郎」の「あるキング」、

天才野球選手」のお話ですけど、スポーツを題材にした「小説」とは言い難いです。
天才」を題材にした「小説」だと、個人的には思っています。

 

で、

スポーツを題材にした「小説」を調べてみたのですが、
意外と少なかったですね。あまり数はありませんでした。あるにはあると言った感じです。

少しですけど、書評を読んでみると、
やはり感動できる「小説」が多いようです。
選手たちの切磋琢磨ししている姿を描いた「小説」が主流みたいですね。
すいません、あまり読んだことがないです。

 

この「あるキング」、
伊坂幸太郎」の「小説」だから手に取ったんですけど、
仮に他の作家が書いていたら読んでいなかったかもしれません。

本の裏側や帯に、多少の内容説明が書いてありますが、
それだけ読んだらほぼ意味がわかりませんから。
天才野球選手」だとか、キーワードは「マクベス」に登場する3人の魔女とか、
普通ならどんな「小説」か分かりません。

 

伊坂幸太郎」の「小説」と分かっているからこそ手に取った作品です。

読んでおいて良かった、今はそう思っています。「伊坂幸太郎」のファンで良かったですよ。

 

 

 

最後に

 

伊坂幸太郎」の「小説」を紹介したのは、これで4冊目です。

何冊でも紹介できそうな勢いを、個人的には感じていますが、

あまり書き過ぎるとすぐ終わってしまうので、

少しずつ少しずつ、紹介したいと思います。

王求」クラスの「天才」なら、いくらでも書けるでしょうけど、

私は凡人です。小出しにしないと持ちません。

伊坂幸太郎」が月に1冊ペースで「小説」を出版してくれれば、だいぶ助かるのですが・・・。

 

ではまた。

 

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