「ディカプリオ」に賞賛の嵐!「復讐」に燃える父親の姿を熱演
今回紹介する「映画」は、
アメリカの西部開拓時代を生きた実在の罠猟師ヒュー・グラスの半生と、
グラスが体験した過酷なサバイバルの旅を描いています。
グラスを演じるのがレオナルド・ディカプリオ、
瀕死になりながらも復讐に燃えるグラスを、
見事に演じきっています。
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「ディカプリオ」が演じる、「復讐」に燃える父親の姿
「レヴェナント:蘇えりし者」
「レヴェナント:蘇えりし者」予告1(150秒)
監督 | アレハンドロ・G・イニャリトゥ |
音楽 | 坂本龍一 |
アルヴァ・ノト | |
出演 | レオナルド・ディカプリオ |
トム・ハーディ | |
アメリカ公開 | 2015年12月25日(プレミア公開) |
日本公開 | 2016年4月22日 |
第88回アカデミー賞 | 監督賞 | 受賞 |
主演男優賞 | 受賞 | |
撮影賞 | 受賞 | |
作品賞 | ノミネート | |
衣装デザイン賞 | ノミネート | |
編集賞 | ノミネート | |
メイクアップ&ヘアスタイリング賞 | ノミネート | |
美術賞 | ノミネート | |
音響編集賞 | ノミネート | |
視覚効果賞 | ノミネート |
アレハンドロ・G・イニャリトゥが監督賞、エマニュエル・ルベツキが撮影賞、
レオナルド・ディカプリオが主演男優賞、3部門受賞しています。
ネタバレをせずに、紹介します。
舞台は1823年、アメリカ西部の極寒地帯。
ある毛皮ハンターの一団がキャンプを張っていた所に、先住民の襲撃を受けてしまいます。
大きな犠牲を払いながら、命からがらなんとか船で川を下り、少人数で逃げていきました。
ガイドとして同行していたハンターのグラスと、息子ホーク。
船で川を下るのはまずいと、船を捨て山越えルートを選んで砦に向かいます。
その道中、見回りをしていたグラスは熊に襲われてしまいます。
重傷を負ったグラスは瀕死状態です。
一団の隊長は瀕死のグラスを置いて出発する事を決断して、
グラスの最期を看取り埋葬する者として、息子ともう2人をその場に残して出発しました。
そして事件が起こります。
瀕死の重傷を負っているグラスを足手まといと思っている1人が、グラスを殺そうとしますが、息子ホークに見つかってしまい、争いの末、ホークは殺されてしまいます。
瀕死のグラスの目の前で・・・。
生きたまま極寒の地に取り残されたグラス、
息子を目の前で奪われ、瀕死の重傷を負いながらも、生き延びようとします。
復讐のために・・・。
ディカプリオが復讐に燃える父親を熱演した、
「レヴェナント:蘇えりし者」
約2時間30分、堪能してください。
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この「映画」を観た方達の感想を、少しだけ
・「レヴェナント:蘇えりし者」を観たAさん
山、森、河、空、雪、雪、雪・・。
なんていう映像と人の生きる力。圧巻でした。
シンプルなストーリーなのに3時間はあっという間に過ぎ、息子に寄り添う父の姿や、ポーニー族の男との束の間の言葉の無いやり取りに心掴まれます。
息が続く限り生き抜いていく。
最初から最後の息遣いの音まで、そのメッセージだけです。
・「レヴェナント:蘇えりし者」を観たBさん
圧巻の長回し、ディカプリオVS熊、サバイバルからの復讐劇。
お腹一杯の骨太映画です。
・「レヴェナント:蘇えりし者」を観たCさん
セリフも少なく、表情や息遣い、身体の震え、目力、
極寒の中、
息子を殺された無念さや憎しみ、そして生きる執念、
ディカプリオのオスカー受賞ばかりが話題になっていますが、そんな事を抜きにして凄い映画でした。トム・ハーディ、全く分からなかったです。
彼も素晴らしかった。
・「レヴェナント:蘇えりし者」を観たおじさん
その時間を感じさせない、ストーリーの強靭さがこの「映画」にはあります。
シンプルに言えば、
「父親の復讐劇」
で、終わってしまうのですが、あの瀕死の状態からは一切想像できない復讐劇を、ディカプリオが視聴者に突きつけてくれますので、
是非、観ていない方は1度視聴してみてください。
できたら、
2時間30分という長丁場の復讐劇ですから、
時間のある時、あるいは体調万全でストーリー性の高い「映画」を観たいと思っている時に、
「レヴェナント:蘇えりし者」を再生してください。
強靭で濃厚な「映画」ですので、気を引き締めて視聴しないと、かなり疲れると思います。
良い意味で、ですけどね。
オススメします。
今現在、「Netflix(ネットフリックス)」で視聴可能です
「Netflix(ネットフリックス」内で、「レヴェナント」か「ディカプリオ」で検索して頂ければ、
表示されますので、試してみてください。
レオナルド・ディカプリオについて
レオナルド・ディカプリオ(1974年11月11日〜)は、アメリカの俳優、映画プロデューサー、脚本家としても活躍している、日本でも有名な方です。
この「レヴェナント:蘇えりし者」でアカデミー賞主演男優賞を受賞していますが、今回が初めての受賞でした。今まで受賞していなかったのが、不思議に思えるぐらいです。
主なアカデミー賞ノミネートが、
映画 | アカデミー賞 | 結果 |
ギルバート・グレイブ | 助演男優賞 | ノミネート |
アビエイター | 主演男優賞 | ノミネート |
ブラッド・ダイヤモンド | 主演男優賞 | ノミネート |
ウルフ・オブ・ウォールストリート | 主演男優賞 | ノミネート |
レヴェナント:蘇えりし者 | 主演男優賞 | 受賞 |
5回ノミネートされて、ようやく「レヴェナント:蘇えりし者」でオスカー受賞です。
「レヴェナント:蘇えりし者」でディカプリオは各賞から絶賛されて、賞という賞を総ナメしています。
第36回ボストン映画批評家協会賞 | 主演男優賞 |
ゴールデングローブ賞 | 主演男優賞(ドラマ部門) |
放送映画批評家協会賞 | 主演男優賞 |
全米映画俳優組合賞 | 主演男優賞 |
英国アカデミー賞 | 主演男優賞 |
第88回アカデミー賞 | 主演男優賞 |
これら全てを受賞しています。グラス役を演じたディカプリオ、納得です。
日本では、「タイタニック」の大ヒットで「レオ様」なんて呼ばれているディカプリオですが、
今や風格さえ漂っている俳優になったと、個人的には思っています。カッコいいだけの俳優ではありませんね。
ディカプリオの次回作、
クエンティン・タランティーノ監督作
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ハリウッド」
ブラッド・ピットと共演しています。アル・パチーノまで出演している、期待の「映画」です。
楽しみに待っています。
最後に
「レヴェナント:蘇えりし者」の原作は、
作家マイケル・パンクの小説「蘇った亡霊:ある復讐の物語」です。
実在した罠猟師ヒュー・グラスの半生と、彼が体験した過酷なサバイバルの旅を描いています。
実話ではありません。実際に起こった出来事を「映画」にしたわけではなく、
罠猟師のサバイバル体験を脚色して「映画」にした物語です。
ただ、
熊との格闘は本当の話で、グリズリーに襲われて大怪我をしています。瀕死の状態になったのは実話です。
この熊との格闘シーン、
生々しくて異様に怖いですよ。私は肝が冷えましたね。
「レヴェナント:蘇えりし者」、
実話ではありませんが、「映画」として素晴らしい事に変わりはありませんので、
是非、1度ご覧になってみてください。
「レオ様」からディカプリオという俳優へ脱皮している様を、
確認してみるのも面白いかと。
ではまた。
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