「野球」を題材に描かれた「家族愛」、「フィールド・オブ・ドリームス」
「野球かサッカーか?」
今現在の日本ならどちらなんでしょうか?
子供達が目指すスポーツ選手は一体・・・。
これが海外だとほぼ決まっていそうです。
ヨーロッパ、南米なら明らかにサッカーです。
野球が根付いている土壌ではないでしょうね。
アメリカなら、野球かバスケかアメフトか、アイスホッケーも盛んです。
サッカー人気も上がっているようですけど、
まだまだ発展途上でしょうし。
という事で、「野球かサッカーか?」という問い、
アメリカで子供達が目指すスポーツ選手は野球、
サッカーはまだ太刀打ちできない状態です。数十年後は分かりませんけどね。
そんな野球大国アメリカで大ヒット、
日本でも有名な作品で、野球を題材に家族愛を描いた「映画」を紹介します。
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「野球」を題材に描かれた「家族愛」、「フィールド・オブ・ドリームス」
「フィールド・オブ・ドリームス」
Field of Dreams Official Trailer #1-(1989)HD
監督・脚本 | フィル・アルデン・ロビンソン |
出演(役名) | ケヴィン・コスナー(レイ・キンセラ) |
エイミー・マディガン(アニー・キンセラ) | |
レイ・リオッタ(シューレス・ジョー・ジャクソン) | |
ジェームズ・アール・ジョーンズ(テレンス・マン) | |
パート・ランカスター(ムーンライト・グラハム) | |
ギャビー・ホフマン(カリン・キンセラ) | |
アメリカ公開 | 1989年4月21日 |
日本公開 | 1990年3月24日 |
第62回アカデミー賞 | 作品賞 | ノミネート |
脚色賞 | ||
作曲賞 | ||
第33回ブルーリボン賞 | 外国作品賞 | 受賞 |
第14回日本アカデミー賞 | 最優秀外国語作品賞 | 受賞 |
ネタバレをせずに、紹介します。
主人公は、ある農家のお父さんです。
・レイ・キンセラ(ケヴィン・コスナー)
アイオワ州の田舎町に住むレイ・キンセラ。
トウモロコシ畑を営み、裕福とは言えないまでも、なんとか家計をやりくりして、
家族3人、妻と娘で暮らしていました。
レイはある日の夕方、
トウモロコシ畑を歩いていると、不思議な声が聞こえてきます。
普通なら怖がりそうな出来事ですけど、
その不思議な声には怖さがありません。レイが感じ取ったのは、
強い力、パワーです。
「それを造れば、彼が来る」
レイはそのパワーに背中を押されて、
トウモロコシ畑を潰して野球場を作ろうとしていきます。
妻にしてみれば、
そんなオカルトな話で、家計を助けているトウモロコシ畑を潰すなんて事に、
賛成できるはずはありません。妻にその声は聞こえていませんからね。
しかし、
周囲の人間から変人扱いを受けているレイの思惑は、なんとか成就します。
レイの本気度を感じ取っていった妻は、遂に承諾します。
造るべきだと。野球場を造りましょう、そう承諾して貯金を切り崩します。
夫が暴走したと思っても仕方のない出来事ですが、
妻はそれを包み込んでしまいます。信じているんでしょうね。
トウモロコシ畑を潰して、その上に野球場を造ったレイ、
貯金も無くなり、さらに家計が苦しくなっていく毎日です。何も起こりませんから。
苦しみながらも待ち続けたレイ、
何も起こらない日々は、ある日突然、娘の一言で終わりを告げます。
「野球場に誰かいるよ」
野球を題材にしたファンタジーで、家族愛を描いた、
「フィールド・オブ・ドリームス」
感動のラストを体験するまでの107分、楽しんでください。
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「野球」を題材に描かれた「家族愛」を観た方達のレビューを、紹介します
・「フィールド・オブ・ドリームス」を観たAさんのレビュー
誰かの為に夢中になって頑張る姿は、観ているだけで元気をもらえます。
最初の伏線が無事に回収されるラストは、家族っていいものだなぁと思えますよ。
・「フィールド・オブ・ドリームス」を観たBさんのレビュー
忘れていた何かを思い出させてくれるような良作です。
とんでもなくファンタジーなので、
「あり得ない」、「現実見ろ」という野暮キーワードを捨て去り鑑賞するべき映画です。
夢を叶える為集まる面々に、胸が緩やかに熱くなります。
・「フィールド・オブ・ドリームス」を観たCさんのレビュー
最後は涙が出てしまいました。
ネタバレはしませんが、最高に良かったです!大学の授業で観たのですが、声の正体は一体誰?ってずっと考えていましたけど・・最高ですね。
家族の絆など、本当にたくさんの事が詰まった映画で、
特に、父子関係の絶妙な心苦しさにグッときました。あまり野球の事は詳しくありませんが、十分に楽しめる作品です!
・「フィールド・オブ・ドリームス」を観たおじさん
約30年前の「映画」です。
ケヴィン・コスナーも大分若いですしね。
「フィールド・オブ・ドリームス」は、
野球を題材にしておりますけど、基本は家族愛を描いている作品です。
野球場を造ったのは現実、野球に関するその他はほぼファンタジーです。
ラストで最高の現実が待ち受けていますけどね。
家族愛を描いた作品です。
しかし、
ファンタジー要素がふんだんに取り込まれている作品ですから、
あまり現実と繋げて観てしまうのはどうかと。
奥さん、妻側から物語を観てしまうと、
暴走お父さんの姿にイラっとしてしまうかもしれません。
男っていつまで経っても・・・こんな想いを抱いてしまうと、多分、
ラストまで楽しめない可能性があります。
そういう現実感を度外視して、
野球を題材に、ファンタジー・家族愛を描いた「映画」、
「フィールド・オブ・ドリームス」を楽しんでください。
周囲からは受け入れられない暴走お父さんを、
妻と娘が支えつつ応援していく家族の絆を、感動のラストまで楽しむ作品です。
温かい気持ちになって観終わる事の出来る「映画」です。
「フィールド・オブ・ドリームス」
楽しんでください。
ケヴィン・コスナーについて
ケヴィン・コスナー(1955年1月18日〜)は、
アメリカの映画俳優、映画監督、映画プロデューサーです。
主な出演映画に、
年 | 映画(役名) |
1987年 | アンタッチャブル(エリオット・ネス) |
1989年 | フィールド・オブ・ドリームス(レイ・キンセラ) |
1990年 | ダンス・ウィズ・ウルブズ(ジョン・ダンバー:狼と踊る男) |
1991年 | JFK(ジム・ギャリソン) |
1992年 | ボディーガード(フランク・ファーマー) |
1997年 | ポストマン(ポストマン) |
1990年、監督・製作・主演を務めた、
「ダンス・ウィズ・ウルブズ」が、第63回アカデミー賞で、
作品賞 | 受賞 |
監督賞(ケヴィン・コスナー) | 受賞 |
脚色賞 | 受賞 |
撮影賞 | 受賞 |
作曲賞 | 受賞 |
録音賞 | 受賞 |
主演男優賞(ケヴィン・コスナー) | ノミネート |
助演男優賞(グラハム・グリーン) | ノミネート |
助演女優賞(メアリー・マクドネル) | ノミネート |
美術賞 | ノミネート |
衣装デザイン賞 | ノミネート |
編集賞 | ノミネート |
12部門でノミネートされ、6部門で受賞しています。
「ダンス・ウィル・ウルブズ」の評価が高過ぎて、
以降の作品であまりパッとしない評価ばかりを頂戴している感はありますけど、
アメリカのベテラン俳優として有名な方ですね。
個人的に、ケヴィン・コスナー主演映画で観ておくべきだと思う作品は、
「ダンス・ウィル・ウルブズ」、「アンタッチャブル」、「JFK」、
そして、
「フィールド・オブ・ドリームス」ではないかと。
「ボディガード」とか「ウォーターワールド」とか、
有名ですがオススメするほどの作品とは言い難いですね。あくまでも個人的にですけどね。
今回は胸を張ってオススメできるケヴィン・コスナーです。
「フィールド・オブ・ドリームス」
大丈夫です、「ロビン・フッド」のような失敗はありませんから。
最後に
野球とサッカーなら、
明らかに私はサッカーです。やっておりましたし。
サッカー好きな私ですから、野球の知識はほぼありません。
簡単な事しか知らないです。
巨人が強いとか、ソフトバンクが強いとか、その程度の知識です。
サッカーで育っていた当時の私でさえ、
ラストで感動してしまうぐらい楽しめた「映画」でした。
野球の知識ゼロで再生ボタンを押してください。
アメリカで野球は根付いている、それぐらいで大丈夫ですからね。
「フィールド・オブ・ドリームス」
温かい気持ちになれますよ。
ではまた。
その他、オススメ「名作映画」
「フィールド・オブ・ドリームス」とはまた違った「名作映画」を、
載せておきます。
見応え十分な「名作映画」ばかりですので、
視聴する「映画」をお探しなら、この機会に是非。
楽しめるはずです。
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