読んだら「トラウマ」になる?迫り来る恐怖満載な「小説」

2021年6月30日

「小説」や「映画」で、

感動することやスカッとすることは良くあります。

そうじゃないと、読んでいる意味も観ている意味もないですよね。

多少、心に影響がないと寂しい限りですが、

ごく稀に、嫌な意味で心に影響を及ぼす「小説」や「映画」があります。

私はこの「小説」を読んで、ある「トラウマ」を植え付けられました。

いまだに治っておりません。

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私にとってのトラウマ

私は、この小説から植え付けられた「トラウマ」によって、
ある存在が異常に嫌いになってしまいました。

この存在、超怖いです・・・。

トラウマ」という獣

✔︎ 頭の良さ、強力な爪、強力な顎力、言葉は通じない・・・

✔︎ 人間を生きたまま喰い散らかす
(人間の叫び声と、骨が砕かれている音が同時に・・・)

✔︎ 餌と認識した物体に対しての、異様な執着心
(人間の味を覚えると、そればかりを狙うようになる)

✔︎ 絶対に遭遇したくない
(動物園でも見たくない・・・)

まさか、おじさんになってから、
新たな「トラウマ」が生まれるとは、全く想像しておりませんでした。

そういうものは、
歳をとればどんどん、薄まっていくと思っていたんですけど、
この存在だけはダメですね。

絶対に近寄らないと、心に決めております。

・・・・・。

私は、ヒグマが「トラウマ」です

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私に新たなトラウマを生んだ小説

シャトゥーン ヒグマの森(宝島社文庫) 増田俊也

このミステリーがすごい!」大賞という、
2002年に宝島社、NEC、メモリーテックの3社が創設したノベルス・コンテストで、
第5回(2006年)優秀賞を受賞した作品です。

第5回「このミステリーがすごい!」大賞
受賞作・最終候補(著者)
大賞 「ブレイクスルー・トライアル」
(伊園旬)
優秀賞 シャトゥーン ヒグマの森
(増田俊也)
「当確への布石」
(高山聖史)
最終候補 「オーレ・ルゲイエの白い傘」
(黒澤主計)
「野蛮人のゲーム」
(阪東義剛)
「大地鳴動し 霊山咆哮す」
(平野晄弐)
「偽りの夏童話」
(卯月未夢)

 

あらすじ

シャトゥーン ヒグマの森」あらすじ

舞台は、
日本最北にある、樹海が広がる北海道大学の天塩研究林。

そこに勤める鳥類学者のもとで、年末年始を過ごそうと、
彼の親族や学者仲間たちが集まっていた。

そこへ、突然、

ヒグマに襲われた密猟者が逃げ込んできた。

車は動かず、電話も通じない。
小屋に集まっていた人々が完全に孤立してしまった最中、

襲いかかってきた恐怖

体重350キロを越す巨大なヒグマという恐怖が、
彼らに次々と襲いかかる。

破壊された小屋、
1人、また1人とヒグマの犠牲になっていく。

人間の骨を噛み砕いていく咀嚼音、
人間の最後を告げる言葉がいつまでも聞こえ続ける地獄・・・。

生き残ったものたちは、
隙をうかがって、小屋から逃げ出そうとするが、
外はマイナス40度の吹雪。

そして、
執拗に追いかけてくる巨大ヒグマ。

極限状態に陥った人間は、
その恐怖に立ち向かう決意をする・・・。

シャトゥーン ヒグマの森

ヒグマと人間の戦いを描いた「アニマルパニック小説」です。

そして、

この「小説」の主人公は女性、母親

自分の子供のためにヒグマと戦う母親、異常な強さを見せつけます。

ヒグマ母親の壮絶なバトル、必読ですよ。

 

 

この「トラウマ」を読んだ方達の感想を、紹介します

 

「シャトゥーン ヒグマの森」を読んだAさんのレビュー

友人からもらって読んだ本です。
熊の話か〜と、あまり気が進まず読んでいましたが、エグ過ぎますね。
グイグイ引き込まれて、眉間にシワを寄せながら読了です。

人を食べる熊。
クマ牧場でにこやかに写真は撮れなくなるぐらい、衝撃的でした。
あれだけ致命傷を負っても、人って戦えるものだろうかと想像していました。
とにかく怖かったです。

 

「シャトゥーン ヒグマの森」を読んだBさんのレビュー

ヒグマの恐ろしさを知った本でした。穴籠もりに失敗したヒグマが、人間を次々に襲い出し、執拗なまでに執着する姿はもはや銃殺するしか道がありません。
人間の想像する知恵と体力、攻撃力を全てにおいて凌駕していました。
もう少し詳しくヒグマの事を知りたくなりましたね。

 

「シャトゥーン ヒグマの森」を読んだCさんのレビュー

購入してほぼ一気読みでした。
スピード感が凄いのに、内容も濃く、緊迫感や迫力も凄い!!
人間って、これだけボロボロにされても、意識ってあるのでしょうか?ゾッとしました。
自分の住んでいる場所に、ヒグマがいなくて良かった、シミジミこう思ってしまいましたね。

 

「シャトゥーン ヒグマの森」を読んだおじさん

描写が生々しく、エグい場面が映像として頭に浮かんでしまいます。

ヒグマが人間を、生きたまま肉を食いちぎり、
骨を砕いていく残酷なシーン・・・。

ただ読んでいるだけで、脳裏に浮き上がってしまう強烈な描写。

心臓が弱い方や、トラウマになりたくない方にはオススメできません。

人外のものに立ち向かっていく「エイリアン」のシガニー・ウィーバーや、
プレデター」のシュワちゃんみたいなカッコ良さもありますけど、
気持ちが萎えるシーンが結構ありますからね。

シャトゥーン ヒグマの森」を読む際はお気をつけください。

 

 

 

マンガ版も発売されています。

 

 

最後に

 

日本には、熊の獣害事件が多数あります。
気軽に紹介出来ないような凄惨な事件が多いのですが、
その中でも三毛別の熊事件は悲惨です。
(1915年、北海道苫前郡苫前村三毛別六線沢で発生した獣害事件。開拓民7名が死亡、3名が重傷を負った)

ヒグマの恐ろしさを知る事は可能ですけど、
軽い気持ちで調べるのは辞めた方がいいと思いますよ。非常に怖いです。
トラウマ」になってしまいます。

もし、調べてみようと思っている方、
wikiに詳しく載っていますので、そちらを閲覧してください。ここには書きませんので。

ただ、
私は読む事をオススメは出来ません。自己責任でお願いします。

私は調べてしまい、
この「シャトゥーン ヒグマの森」を読んでしまった事で、

今もヒグマが怖い

お気をつけて。

 

ではまた。

 

 

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