実話『オフィサー・アンド・スパイ』キャスト/あらすじ/ドレフュス事件【6月3日から】
「戦場のピアニスト」のロマン・ポランスキー監督最新作、
『オフィサー・アンド・スパイ』。
『オフィサー・アンド・スパイ』
✅ 1894年にフランスで起きた歴史的冤罪事件、
“ドレフェス事件”を描いた歴史映画。
✅ 第76回ヴェネツィア国際映画祭コンペティション部門
銀獅子・審査員大賞受賞
(ちなみに、同年の金獅子賞は「ジョーカー」)
✅ 監督:ロマン・ポランスキー、主演:ジャン・デュジャルダン
2022年6月3日から日本で公開予定となっています。
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実話『オフィサー・アンド・スパイ』キャスト/あらすじ/ドレフュス事件
『オフィサー・アンド・スパイ』
6/3(金)公開『オフィサー・アンド・スパイ』【本編映像】国家を揺るがす〈衝撃の冤罪事件〉が幕を開ける!
【監督】
ロマン・ポランスキー
【脚本】
ロバート・ハリス、ロマン・ポランスキー
【原作】
ロバート・ハリス「An Officer and a Spy」
【製作】
イーラン・ゴールドマン
【音楽】
アレクサンドル・デスプラ
【撮影】
パヴェル・エデルマン
【編集】
エルヴェ・ド・リューズ
【日本公開】
2022年6月3日
ポーランド、フランスの映画監督です。
・クエンティン・タランティーノ監督作、
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」の題材にもなった、
“女優シャロン・テート”の元夫。
・有名なロマン・ポランスキー監督作品は、
⇨「ローズマリーの赤ちゃん」(1968年)
〈主演:ミア・ファロー〉
〈第41回アカデミー賞 助演女優賞/脚色賞 ノミネート〉
⇨「チャイナタウン」(1974年)
〈主演:ジャック・ニコルソン〉
〈第47回アカデミー賞 作品賞/監督賞/主演男優賞/主演女優賞/脚本賞/撮影賞/美術賞/衣裳デザイン賞/録音賞/編集賞/劇映画作曲賞 11部門ノミネート〉
〈第47回アカデミー賞 脚色賞 受賞〉
⇨「テス」(1979年)
〈主演:ナスターシャ・キンスキー〉
〈第53回アカデミー賞 作品賞/監督賞/作曲賞/美術賞/撮影賞/衣裳デザイン賞 6部門ノミネート〉
〈第53回アカデミー賞 美術賞/撮影賞/衣裳デザイン賞 3部門受賞〉
⇨「フランティック」(1988年)
〈主演:ハリソン・フォード〉
⇨「ナインスゲート」(1999年)
〈主演:ジョニー・デップ〉
⇨「戦場のピアニスト」(2002年)
〈主演:エイドリアン・ブロディ〉
〈第75回アカデミー賞 作品賞/監督賞/主演男優賞/脚色賞/撮影賞/編集賞/衣装デザイン賞 7部門ノミネート〉
〈第75回アカデミー賞 監督賞/主演男優賞/脚色賞 3部門受賞〉
⇨「ゴーストライター」(2010年)
〈主演:ユアン・マクレガー〉
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キャスト
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【キャスト(役名)】
ジャン・デュジャルダン(ジョルジュ・ピカール中佐)
ルイ・ガレル(アルフレド・ドレフュス大尉)
エマニュエル・セニエ(ポーリーヌ・モニエ)
グレゴリー・ガドゥボワ(ユベール・アンリ)
マチュー・アマルリック(アルフォンス・ベルティヨン)
メルヴィル・プポー(フェルナン・ラボーリ)
ヴィンセント・グラス(ジャン=バプティスト・ビヨ)
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・ジャン・デュジャルダン(1972年6月19日〜)は、
フランスのリュエイユ=マルメゾン出身の俳優、コメディアン、映画監督です。
・アカデミー主演男優賞、
カンヌ国際映画祭男優賞などの受賞歴のある俳優。
⇨「アーティスト」(2011年)
〈監督:ミシェル・アザナヴィシウス〉
〈主演:ジャン・デュジャルダン〉
〈第84回アカデミー賞 作品賞/監督賞/主演男優賞/助演女優賞/脚本賞/作曲賞/美術賞/撮影賞/衣裳デザイン賞/編集賞 10部門ノミネート〉
〈第84回アカデミー賞 作品賞/監督賞/主演男優賞/作曲賞/衣裳デザイン賞 5部門受賞〉
〈第64回カンヌ国際映画祭 男優賞 受賞〉
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あらすじ
『オフィサー・アンド・スパイ』あらすじ
フランス、1894年。
ユダヤ人の陸軍大尉アルフレド・ドレフュスが、
ドイツに軍事機密を流したスパイ容疑で終身刑を宣告された。
たくさんの仲間や群衆が見守る中、
大々的な見せしめのように武装解除させられたドレフュスは、
冤罪だと訴えるもなす術なし・・・。
刑は確定してしまう。
ところが、
敵対情報活動を率いるジョルジュ・ピカール大佐は、
ドレフュスの無実を示す衝撃的な証拠を発見。
ドレフュスの無実を晴らすため、
スキャンダルを恐れ、
証拠の捏造や文書の改竄などのあらゆる手で隠蔽を目論む国家権力に抗いながら、
ピカールは真実と正義を追い求める決断をする。
「ドレフュスは間違いなく・・無実・・!」
〜『オフィサー・アンド・スパイ』〜
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実話:ドレフュス事件
“ドレフュス事件”とは、
1894年にフランスで起きた、
当時フランス陸軍参謀本部の大尉だったユダヤ人の、
アルフレド・ドレフュスがスパイ容疑で逮捕された冤罪事件です。
簡単な経緯は、
ドレフュス事件
⇨1894年夏、
フランス陸軍省は陸軍機密文書の名が列挙された手紙を入手。
手紙はドイツ陸軍武官宛てで、フランス陸軍内部に情報漏洩者がいるのではないかと懸念された。
・具体的な証拠は1つもなかったが、筆跡が似ているというだけで、
ユダヤ人砲兵大尉のアルフレド・ドレフュスを逮捕。
(逮捕の事実をすぐに公表せず)
⇨1894年12月22日、
逮捕の事実を新聞に暴露された軍は、早急な対処を迫られ、
アルフレド・ドレフュスに終身禁固刑を言い渡し、
フランス領ギアナ沖の離島ディアブル島に送った。
⇨1896年、
フランス陸軍情報部は、情報漏洩者がフランス陸軍の少佐、
フェルディナン・ヴァルザン・エステルアジであることを突き止めるが、
軍の上層部はそれ以上の調査を禁じた。
・しかし、このことをドレフュスの兄が知り、兄はエステルアジを告発する手紙を陸軍大臣宛てに書いた。
・フランス陸軍大臣シャルル・シャノワーヌは再審に反対し、
一応エステルアジを軍法会議にかけるも1898年に無罪判決。
(その後、エステルアジはイギリスへ逃亡、平穏な生涯をおくった)
・wikipedia-フェルディナン・ヴァルザン・エステルアジ
⇨無罪判決の2日後の1898年1月13日付の新聞で、
作家エミール・ゾラは「私は告発する」と題する公開状を発表、軍の不正を糾弾した。
・ドレフュスの再審を求める動きが活発に。
・wikipedia-エミール・ゾラ
⇨1899年、
再審派と反対派の議論はもつれたが、大統領が反対派のフォールから、
エミール・ルーベに交代したことで事態は進展。
・ルーベは特赦を出してドレフュスを釈放。
⇨1906年、
無罪を主張し続けたドレフュスは、12年という歳月をかけて、
無罪判決を勝ち取った。
(1937年の映画「ゾラの生涯」は、この事件を題材にしている)
この“ドレフュス事件”を扱った映画は、
これまでにも何本か存在していて、その中で1番有名なのが、
1937年の「ゾラの生涯」です。
〈第10回アカデミー賞 作品賞/監督賞/主演男優賞/助演男優賞/脚色賞/原案賞/作曲賞/美術賞/録音賞/助監督賞 10部門ノミネート〉
〈第10回アカデミー賞 作品賞/助演男優賞/脚色賞 3部門受賞〉
そして、
“ドレフュス事件”を扱った2019年の映画、
ロマン・ポランスキー監督作『オフィサー・アンド・スパイ』は、
2022年6月3日から日本で公開予定となっています。
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最後に
歴史的な冤罪事件を扱った映画、
ロマン・ポランスキー監督最新作『オフィサー・アンド・スパイ』を、
紹介させていただきました。
1937年の映画「ゾラの生涯」はタイトルのみ知っているだけで、
私は観てもいませんから、
“ドレフュス事件”の実話を扱った映画を始めて視聴するのは多分、
『オフィサー・アンド・スパイ』になると思われます。
ちなみに、
U-NEXTなら「ゾラの生涯」が見放題作品となっています。
加入している方、興味のある方は視聴してみてください。
アカデミー作品賞を受賞している映画です。
ではまた。