オマール・シー主演ドラマ『Lupin/ルパン』シーズン1全10話、あらすじと感想
名作「最強のふたり」で、
第37回セザール賞の主演男優賞を受賞した黒人俳優オマール・シー。
そんな彼が怪盗ルパンを演じるというNetflixオリジナルドラマ、
『Lupin/ルパン』
✅ 「ルパン三世」の印象を消し去って観るのがオススメ
✅ 全く新しいスタイリッシュなルパンの物語
✅ シリーズ1全10話、一気に再生可能な海外ドラマ
「ルパン」と聞くと、
どうしても日本人の頭に出てきてしまうのが「ルパン三世」。
次元に五右衛門、峰不二子が脳裏によぎってしまいます。
これはもう致し方ないですから、
その「ルパン三世」とは全く異なる「ルパンの物語」だと視聴前に抑えておいて、
再生ボタンを押して頂ければ、
ドラマ『Lupin/ルパン』を楽しめると思います。
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ドラマ『Lupin/ルパン』シーズン1全10話、あらすじと感想
『Lupin/ルパン』
Lupin | Official Trailer | Netflix
No. | タイトル | 再生時間 |
1 | シリーズ1 | 47分 |
2 | シリーズ2 | 52分 |
3 | シリーズ3 | 42分 |
4 | シリーズ4 | 47分 |
5 | シリーズ5 | 43分 |
6 | シリーズ6 | 42分 |
7 | シリーズ7 | 43分 |
8 | シリーズ8 | 40分 |
9 | シリーズ9 | 47分 |
10 | シリーズ10 | 50分 |
ジョージ・ケイ
・出演(役名)
オマール・シー
(アサン・ディオプ/ルパン)
リュディヴィーヌ・サニエ
(クレール/アサンの元妻)
エタン・サイモン
(ラウール/アサンの息子)
ファルガス・アソンデ
(ババカール・ディオプ/アサンの父)
エルヴェ・ピエール
(ペレグリニ/大富豪)
ニコール・ガルシア
(アンヌ/ペレグリニの妻)
クロチルド・エム
(ジュリエット/ペレグリニの娘)
スフィアン・ゲラブ
(ゲディラ/アサンの正体に迫る刑事)
アントワーヌ・グイ
(ベンジャミン/アサンの友達)
あらすじ
『Lupin/ルパン』あらすじ
”ここに登場するのはただの泥棒じゃない”
”神出鬼没、誰も彼の正体を知らない”
”彼は才能豊かで、変装の名人、一瞬で身元も変えられる”
”多くの名を操る彼を、信用してもいけないし、阻止しようとしても不可能”
”彼と対峙した時、すでに先手を打たれていると覚悟が必要”
”彼はルパンだから”
1995年、今から約25年前、
アサンの父ババカールは、運転手として働いていたペレグリニ家で、
”王妃の首飾り”を盗んだ容疑で逮捕され、
獄中で自殺をしてしまった。
1人きりになったアサンに残されたのは、
父との写真と、父からの贈り物である1冊の本だけ。
「怪盗紳士ルパン」
父の形見でもあり、アサンのその後に影響を与え続けたその本は、
1人の怪盗紳士を生み出してしまう。
父親の自殺から25年後、
父親が盗んだはずの”王妃の首飾り”が発見され、ルーヴル美術館での展示後、
オークションにかけられるというニュースを知ってしまったアサンは、
ルーヴル美術館から”王妃の首飾り”を盗む決意をする。
父親の命を奪った”王妃の首飾り”
その”王妃の首飾り”の所有者ペレグリニ家
「父が盗みを働くなんてありえない」
「父の死の真相は、”王妃の首飾り”とペレグリニ家に隠されている」
父からの贈り物「怪盗紳士ルパン」という本から生まれた、
アサン/ルパンが動き出す。
〜『Lupin/ルパン』〜
Netflixオリジナルドラマ『Lupin/ルパン』は、
華々しく盗みを働く泥棒の物語、
ではないんですよね。
「怪盗ルパン」の様々な技術を、現代科学にアレンジさせた才能を擁した男アサン。
その彼が、盗みのテクニックや変装技術の高さを駆使して、
「父親の死の真相に迫る物語」です。
現代版ルパンと言うより、
全く新しいルパンの物語でした。
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おじさんの感想
(全く新しいタイプのルパンだと視聴すれば、楽しめます)
「最強のふたり」のオマール・シーが演じるルパン、
メチャクチャ体格の良いイケメン黒人俳優とルパンが結び付かず、
非常に興味が湧いてしまったので、『Lupin/ルパン』を視聴してみました。
結果的には当たり。
飽きずにラストまで持っていけましたね。私は好きです。
何をやっていてもカッコ良さが際立つオマール・シー演じるルパン(アサン)。
物語の中心になっている「父親の死の真相」。
サスペンス要素を含んだ海外ドラマとして、
最後まで楽しめました。
ただ、冒頭にも書いたんですけど、
「ルパン三世」の印象は極力排除して視聴した方がよろしいかと。
コミカルパニックな盗みを働くルパンチーム、
不二子ちゃんを追いかけ回すルパン、
銭形のとっつぁんに追いかけ回されるルパン、そこら辺を連想してしまうと、
この『Lupin/ルパン』の面白さを消してしまいかねません。
あくまでも、新しいタイプのルパン、
日本人には馴染みのないタイプのルパンだと思っておいて頂ければ、
シーズン1の全10話、最後まで楽しめるドラマになると思います。
ちょっとだけムカついていたのが、
「そんなところで終わるんじゃない!」
と、先が気になって仕方のない終わり方だった第5話、
そこから待つことになって、ようやく配信が開始された第6話〜第10話。
ちょっと間が空いてしまいました。
まぁ、今ならドラマ『Lupin/ルパン』のシーズン1全10話、
しっかりと視聴可能となっていますので、
消化不良感を感じることなく、再生ボタンを押し続けられます。
むしろ、今から視聴するのに最適なドラマ、ではないでしょうか。
オマール・シー主演、
Netflixオリジナルドラマ『Lupin/ルパン』シーズン1全10話、
「ルパン三世」の印象さえ消して視聴すれば、必ず楽しめるドラマだと思います。
怪盗アルセーヌ・ルパンと『Lupin/ルパン』
Netflixオリジナルドラマ『Lupin/ルパン』で題材となっているのは、
フランスの小説家モーリス・ルブランが発表した推理小説・冒険小説の、
「アルセーヌ・ルパンシリーズ」です。
こちらのルパンをよく知っている方なら、
『Lupin/ルパン』は入り込みやすいのかもしれません。
ちょっと掻い摘んでみると、
・1874年、誕生。幼名ラウール
(ドラマでは、アサンの息子の名がラウール)
・父テオフラストはラウールが幼い頃米国で獄死
(ドラマでは、父ババカールが獄死)
・1880年、6歳の頃。最初の事件(王妃の首飾り)
(ドラマでは、父親の死の真相に絡む”王妃の首飾り”)
こんな感じで、「アルセーヌ・ルパン」を知っている方なら、
『Lupin/ルパン』で登場するキーワードに違和感が無いのではないでしょうか。
他にも、
・ハートの7:「怪盗紳士ルパン」に収録されている短編
(ドラマでチラッと登場します)
・逮捕と脱獄
(ドラマでは、シリーズ2(第2話)に収録されています)
あくまでも、
『Lupin/ルパン』の題材は、
モーリス・ルブランの「アルセーヌ・ルパンシリーズ」です。
モンキー・パンチ原作の「ルパン三世」ではありません。
仲間も1人しかいませんしね。
(ベンジャミンという同級生のみ・・・かどうかは、最後まで視聴して、確認してみてください)
『Lupin/ルパン』を楽しむために、
「アルセーヌ・ルパンシリーズ」を知っておくべき、とは言いません。
(私も一切読んでおりませんので)
ただ、「ルパン三世」とは違うよ、
という事だけ知っておいた方がより楽しめると思います。
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アサン/ルパン役:オマール・シーについて
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オマール・シー(1978年1月20日〜)は、
フランス・イヴリーヌ県トラップ出身の俳優、コメディアンです。
主な映画出演作は、
公開年 | タイトル(役名) |
2011年 | 「最強のふたり」 (ドリス) |
2014年 | 「X-MEN:フューチャー&パスト」 (ビショップ) |
「パーフェクト・プラン」 (カーン) |
|
2015年 | 「ジュラシック・ワールド」 (バリー・センベーヌ) |
2016年 | 「二ツ星の料理人」 (ミシェル) |
「インフェルノ」 (クリストフ・ブシャール) |
|
「あしたは最高のはじまり」 (サミュエル) |
|
2020年 | 「野性の呼び声」 (ペロー) |
2021年 | 「ジュラシック・ワールド/ドミニオン」 (バリー・センベーヌ) |
・「最強のふたり」(ドリス役)
☆第37回セザール賞 主演男優賞 受賞
☆第24回東京国際映画祭 最優秀男優賞 受賞
(共演フランソワ・クリュゼと共に受賞)
☆第17回リュミエール賞 最優秀男優賞 受賞
☆グローブ・ドゥ・クリスタル 最優秀男優賞 受賞
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名作「最強のふたり」の印象が強烈に残っているオマール・シー。
この印象が強すぎて、その後の出演作があまり・・・。
大作に出演しているんですけどね。
「ジュラシック・ワールド」、「インフェルノ」、
そして、
来年2022年には「ジュラシック・ワールド/ドミニオン」の公開、
オマール・シーが今後も活躍していく俳優さんである事は間違いありません。
個人的には、
「インフェルノ」に出演していたオマール・シー以来、
久々の視聴となった『Lupin/ルパン』、楽しませていただきました。
ガタイの良過ぎるスタイリッシュなルパンはカッコ良かったです。
Netflixで観られるオマール・シー出演作
今現在(2021年1月)、
Netflix内で観られるオマール・シー出演作は、計5作です。
公開年 | Netflixで視聴可能な作品 |
2011年 | 「最強のふたり」 (再生時間:1時間52分) |
2015年 | 「ジュラシック・ワールド」 (再生時間:2時間4分) |
2016年 | 「二つ星の料理人」 (再生時間:1時間41分) |
「インフェルノ」 (再生時間:2時間1分) |
|
2021年 | 『Lupin/ルパン』 (シリーズ1全5話) |
今ならオマール・シー出演作の5作品が視聴可能になっています。
もし、「最強のふたり」をまだ観ていない方がいましたら、
この機会に是非1度、視聴してみてください。
間違いなく、オマール・シーの代表作と言える作品ですからね。
「最強のふたり」で感動して、
『Lupin/ルパン』でスタイリッシュなルパンを堪能、
Netflixでオマール・シー出演作を楽しんでください。
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最後に
オマール・シー主演、
Netflixオリジナルドラマ『Lupin/ルパン』を紹介させて頂きました。
レビューを調べてみたんですけど、
概ね高評価なドラマとなっていました。平均点も5点満点中4.0を超えています。
スタイリッシュでカッコいい黒人俳優が演じる新しいルパン。
私個人としては、「ルパン」という存在に思い入れが無いので、
オマール・シー演じる「ルパン」にもスンナリと入れて、素直に楽しめました。
「ルパン三世」の印象を消し去ってから、
新しいタイプの『Lupin/ルパン』を視聴してみてください。
シリーズ1の全10話、一気に駆け抜けられると思います。
ではまた。
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