衝撃の実話を基にした戦争映画『キル・チーム』あらすじ/キャスト/感想

2022年2月20日

2021年に、
東京・ヒューマントラストシネマ渋谷などで公開された戦争映画。

衝撃の実話を基に製作された問題作、

キル・チーム

キル・チーム

2010年にアフガニスタンで実際に起きた事件を基にした戦争映画

戦争の暗部に沈み込んだ人間の強烈な実話

リアリズムを追求するため、映画の撮影前に、俳優陣に軍隊でのトレーニングを受けさせる

アメリカ軍兵士が、
アフガニスタンで何の証拠もなく一般市民を殺害していたという、
衝撃的な事件を基に描かれているのがキル・チーム

予告動画を観ただけでも、その強烈さが伝わります。

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衝撃の実話を基にした戦争映画『キル・チーム』あらすじ/キャスト/感想

キル・チーム

全世界に衝撃を与えた”殺人部隊(キル・チーム)の真実/映画『キル・チーム』予告編

【監督/脚本】
ダン・クラウス

【製作】
ナット・ウルフ、マーティ・ボーウェン
ウィク・ゴッドフリー、アドリアン・ゲラ
アイザック・クラウスナー

【製作総指揮】
ミゲル・アンジェラ・ファウラ、マーク・グッダー
ダン・クラウス、ヌリア・バルス

【日本公開】
2021年1月22日

監督のダン・クラウスは、ドキュメンタリー作品で2度、
アカデミー賞にノミネートされています。

第78回アカデミー賞 短編ドキュメンタリー映画賞 ノミネート
「The Death Of Kevin Carter:Casualty Of The Bang Bang Club」
(「ハゲワシと少女」などで知られる写真家ケビン・カーターのドキュメンタリー)

第89回アカデミー賞 短編ドキュメンタリー映画賞 ノミネート
「最期の祈り」
(アメリカのハイランド病院を舞台にした、終末期医療に迫るドキュメンタリー)

今作キル・チームも、
ダン・クラウス自らドキュメンタリー映画として製作した「キル・チーム」(2013年版)の、
劇映画版です。

キル・チーム(2021年1月22日公開)・・実話を基にした戦争映画

✅ 「キル・チーム」(2013年版)・・実際に起きた事件のその後を追ったドキュメンタリー

ダン・クラウスが1度掘り下げた真実のドキュメンタリーを、
今度は映画として、という感じですね。

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あらすじ

キル・チーム』あらすじ

正義感と愛国心に燃えアフガニスタンへ赴任してきたアンドリュー

だが、現地アフガニスタンでは、
地元住民を取り調べるだけの退屈な日々が続いていた。

ある日、

上官が地雷を踏んで爆死する姿を目の当たりにして、
自分がいる場所は死と隣り合わせだと思い知ることになる。

そして、
爆死した上官の代わりに赴任したきたのが、
ディークス軍曹

歴戦の猛者、誇り高き軍人として名高いディークス軍曹との出会いは、
アンドリューを本物の兵士へと導いていく。

しかし、

兵士としての指針だと思っていたディークス軍曹は、

治安を守るためと理由をでっち上げ、
証拠もなく民間人を殺害し続けていた。

誇り高き軍人のディークス、
理由もなく民間人を殺害するディークス。

上官を信じたい気持ちと、良心の呵責に苦しむアンドリュー。

そんなアンドリューの姿から、忠誠心が揺らいでいると気が付いたディークス。

事態がどんどん悪い方向へと突き進む中、

アンドリューが下した最後の決断・・・。

キル・チーム

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『キル・チーム』の基になった実話とは?

キル・チームの基になった実話を調べた結果、
wikiにページがありましたので、掻い摘んで紹介させて頂きます。

実話
・2010年、
アフガニスタン駐留米軍の兵士4人が、「スリルを楽しむために」と同国の民間人を射殺した事件が起こった。

・主犯格とされるのはカルビン・ギブス二等軍曹
(軍法会議検察官は、「戦利品」として被害者の遺骨の1部を持ち帰ったギブスを主犯格と見立てた)

・同二等軍曹には終身刑が言い渡されている(最低10年間刑に服したのち、仮釈放資格が付与された)。

Wikipediaにも、「メイワンド地区殺人」としてページが存在しています。
ただ、こちらのページは英文ですので、もし気になる方は翻訳して読んでみてください。
→→Wikipedia「メイワンド地区殺人」のページ(英文)

当時のアフガニスタンで起きた実話事件を調べていると、
この事件以外にも残虐な行為を行なった実話が存在しています。

映画キル・チームとは関係のない事件ですけど、
一応載せておきます。

カンダハル銃乱射事件
・2012年3月11日
アフガニスタン南部カンダハール州パンジャウェイに住む16名の民間人が殺害され、駐留部隊の下士官ロバート・ベイルズ二等軍曹が犯行を自供

・2012年3月23日
アメリカ合衆国政府は、ベイルズ軍曹を16件の殺人罪と6件の殺人未遂の容疑で立件

・2017年9月
ベイルズに終身刑が言い渡される

参照元:Wikipedia「ロバート・ベイルズ」のページ(日本語ページ)

こんな感じで色々と検索してみたんですが、
あまりいい行為ではありませんね。
知らなくてもいい情報、気分が悪くなる情報に当たってしまいました。

これならまだ、
出演俳優について調べていた方がマシです。サラッとした情報ですから。

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キャスト

【キャスト(役名)】
ナット・ウルフ
アンドリュー・ブリグマン

アレクサンダー・スカルスガルドディークス軍曹

アダム・ロングレイバーン

ロブ・モローウィリアム・ブリグマン

ジョナサン・ホワイトセルクームズ

ブライアン・マークマルケス

オシ・イカイル(ウェプラー

アンナ・フランコリーニ(ローラ・ブリグマン

オリヴァー・リッチー(キャピー

『キル・チーム』公式サイト

 

アンドリュー役:ナット・ウルフについて

 
 
 
 
 
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ナット・ウルフ(1994年12月17日〜)は、
アメリカ出身の元子役、俳優、ミュージシャンです。

主な映画出演作は、

公開年 タイトル(役名)
2005年 「ネイキッド・ブラザーズ・バンド:The Movie」
(ナット・ウォルフ)
2012年 「ハッピーエンドが書けるまで」
(ラスティ・ボーゲンズ)
2014年 「パロアルト・ストーリー」
(フレド)
「そんな君に恋してる」
(リック・スティーヴンス)
2015年 「愛しのグランマ」
(カム)
「マイ・インターン」
(ジャスティン)
2017年 「ホーム・アゲイン」
(テディ)
「Death Note/デスノート」
(ライト・ターナー)
2019年 キル・チーム
(アンドリュー・ブリグマン)

有名な作品にはあまり当たっていないナット・ウルフ
まだ今年で27歳と若いですから、これからの活躍を期待されている若手俳優です。

ちなみに、「Death Note/デスノート」というのは、
あの「デスノート」です。
原作:大場つぐみ、作画:小畑健の大ヒット漫画「DEATH NOTE」を、
アメリカが実写映画化したのが、
ナット・ウルフ主演(八神ライト:ライト・ターナー役)の「Death Note/デスノート」。
(配給元はNetflixですので、今ならNetflixで視聴可能

今作、衝撃の実話を基にした戦争映画『キル・チームでは、
戦争の暗部に翻弄される兵士アンドリューを演じています。

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ディークス軍曹役:アレクサンダー・スカルスガルドについて

アレクサンダー・スカルスガルド(1976年8月25日〜)は、
スウェーデン出身の俳優です。

主な映画出演作は、

公開年 タイトル(役名)
2010年 「ロシアン・ルーレット」
(ジャック)
2011年 「メランコリア」
(マイケル)
2012年 「バトルシップ」
(ストーン・ホッパー中佐)
2013年 「ザ・イースト」
(ベンジー)
2014年 「ギヴァー 記憶を注ぐ者」
(ジョナスの父親役)
2016年 「ターザン:REBORN」
(ジョン・クレイトン/ターザン)
2018年 「MUTE/ミュート」
(レオ)
「ホールド・ザ・ダーク そこにある闇」
(ヴァーノン・スノーン)
2019年 キル・チーム
(ディークス軍曹)
2020年 「ゴジラVSコング」
(アイザック・ドーソン)

アレクサンダー・スカルスガルドは、ドラマ俳優としても有名な方です。

2008〜2014年「トゥルーブラッド」(エリック・ノースマン役)で、
スクリーム賞 最優秀悪役賞 受賞

2017〜2019年「ビッグ・リトル・ライズ」(ペリー・ライト役)で、
エミー賞 助演男優賞(リミテッドシリーズ・テレビ映画部門)受賞
ゴールデングローブ賞 助演男優賞(シリーズ・リミテッドシリーズ・テレビ映画部門)受賞
全米映画俳優組合賞 男優賞(テレビ映画・リミテッドシリーズ部門) 受賞

賞レースに恵まれていて、インパクトが強いのはドラマの方でしょうけど、
2021年に日本で公開された映画2作は、どちらも注目度の高い作品でした。

2021年1月22日公開キル・チーム

2021年7月2日公開ゴジラVSコング

アレクサンダー・スカルスガルド実話とゴジラ
毛並みの違う2作品が2021年に公開されました。

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おじさんの感想

おじさんの声
おじさんの声
キル・チーム』の感想

 

(胸糞が悪くなるぐらい強烈な実話

8

 

U-NEXTで配信されているキル・チーム
再生時間も87分と短い映画でしたから、ポイントを利用して気軽に視聴してみました。

 

内容は気軽に・・・とはいきませんでしたけど。

 

この映画、想像していたような戦争映画ではなかったですね。

 

ほぼドンパチシーンはありません。
戦闘シーンを中心に描かれている戦争映画じゃないんですよ。

 

アフガニスタンで起きた実話を基に描かれている”ある新兵の葛藤”を、
生々しく映像化した作品でした。

 

銃撃戦を観たくて再生しても、楽しめる要素は全くありません。

 

ただ、

 

強烈な実話には触れられますけど・・・。

 

正直、胸糞が悪くなるお話です。

 

戦地という特異な環境に置かれた事のない私が、
分かった風を装って、言葉を継ぎ足していくのは気がひけてしまいますけども、
この胸糞の悪い実話には圧倒されてしまいます。

 

「背後から、味方に、撃たれるかも・・・」

 

”ある新兵の葛藤”を思うと、流石に面白かったという感想にはなりませんね。

 

本当に強烈・・・これが本音です。

 

もし、これからキル・チームを視聴するなら、
「アメリカ万歳!」的な戦争映画じゃないと踏まえた上で再生してください。

 

強烈な実話で胸糞が悪くなる映画、楽しめないけど、
記憶に残るはずです。

 

キル・チームを視聴するなら、
課金せずに、まずはキャンペーン利用、
0円で600ptをゲットして、399ptで再生、をオススメします

31日間無料で視聴可能・公式サイトへ↓

 

最後に

2021年に公開された、
衝撃の実話を基にした戦争映画『キル・チームを紹介させて頂きました。

残念ながら全国ロードショーとはならなかったので、
知名度的には高くありません。

公開当時に予定されていた映画館も、これだけ・・・。

東京:ヒューマントラストシネマ渋谷
神奈川:川崎チネチッタ
大阪:シネ・リーブル梅田
福岡:中洲大洋映画劇場

ただ、今なら動画サイトでキル・チームは視聴可能です。
強烈で、胸糞の悪くなる実話だと踏まえておけば、ちょっとは楽に・・なるとは思えませんけど。

ではまた。

 

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