ハリソン・フォード主演最新作『野性の呼び声』、2月28日から公開
ハン・ソロでもない、インディアナ・ジョーンズでもない、
リック・デッカードでもないハリソン・フォードを観るのは久しぶりですね。
有名過ぎるキャラの印象が根付いてしまっている俳優の最新作、
『野性の呼び声』
2月28日から日本で公開されます。
世界的な冒険小説を実写で映画化した作品です。
予告動画から読み取れるのは、
人間と犬の友情物語。
スペクタクル・アドベンチャー、
映画館向きの映画と言えそうですね。
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ハリソン・フォード主演最新作『野性の呼び声』
『野性の呼び声』
映画『野性の呼び声』予告【最高の冒険編】2月28日公開
監督 | クリス・サンダース |
原作 | ジャック・ロンドン「野生の呼び声」 |
出演(役名) | ハリソン・フォード(ジョン・ソーントン) |
ダン・スティーヴンス(ハル) | |
カレン・ギラン(マーセデス) | |
オマール・シー(ペロー) | |
ブラッドリー・ウィットフォード(ミラー判事) | |
アメリカ公開 | 2020年2月21日 |
日本公開 | 2020年2月28日 |
『野性の呼び声』あらすじ
セントバーナードとスコットランド牧羊犬の雑種:バック。
ペットとして暮らしていたが、4歳の頃、
男にさらわれて、カナダのユーコン準州でそり犬として高値で売り飛ばされる。
そり犬として働くバックはやがて、
先導犬としてリーダーシップを発揮し、大雪原を駆け抜け、目覚ましい活躍をしていく。
仲間の犬たちと郵便物を運ぶ仕事をしている最中、
政府の命令により、郵便物配達が休止。
またしても売られてしまったバック、
過酷な環境での重労働を強いられていたが、ある日、
1人の男と出会う。
旅人であるソーントンに助け出されたバック、少しずつソーントンに心を開いていき、
いつしか固い友情で結ばれていく。
そして1人と1匹で、
<地図に載っていない未開の地』を目指して、冒険の旅に出る。〜『野性の呼び声』〜
「家族の絆の物語であり、タフで厳しい大自然を描いている。それが『野性の呼び声』だ。」
今作の『野性の呼び声』は、
ハリソン・フォード主演で製作されていますけど、これまでに、
何度も映像化、映画化されてきています。
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何度も映画化されてきた『野生の呼び声』
『野性の呼び声』の原作者、
ジャック・ロンドン(1876年1月12日〜1916年11月22日)。
1903年に小説『野性の呼び声』(原題:The Call of the Wild)を発表。
世界47ヶ国語に翻訳されるほどの高い評価を得た作品となっています。
アメリカの古典文学の代表作と言える作品です。
今までに何度も映画化されてきた『野性の呼び声』、
wikiのページを調べてみると、こんな感じでした。
『野性の呼び声』の映画化 | |
年・タイトル | 概要 |
1908年「The Call of the Wild」 | 調べてみると、ジャック・ロンドン原作とは無関係の映画 |
1923年:サイレント映画として | 初の映画化、2本目の映画化と、解釈が別れている |
1935年「野性の叫び(邦題)」 | 監督ウィリアム・A・ウェルマン、主演クラーク・ケイブル |
1972年「野性の叫び(邦題)」 | 監督ケン・アナキン、主演チャールトン・ヘストン |
1997年「ザ・サバイバル(邦題)」 | 監督ピーター・スヴァテック、主演ルトガー・ハウアー |
2009年「Call of the Wild」 | 監督リチャード・ガバイ、主演クリストファー・ロイド |
2020年『野性の呼び声』 | 監督クリス・サンダース、主演ハリソン・フォード |
この他にも、
アニメになっていたり、日本で漫画として連載されていたりと、
様々な媒体で物語を作り続けられている作品です。
ここ最近の主演ジョン・ソーントン役には、
「ブレードランナー」で、
ハリソン・フォード演じるデッカードと対峙するレプリカントのリーダー、
ロイ・バッティを演じたルトガー・ハウアーから、
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」でお馴染み、
ドクを演じたクリストファー・ロイドにバトンが渡されて、
今作、
2020年2月28日から公開される『野性の呼び声』、
主演ジョン・ソーントン役はハリソン・フォードに繋がっています。
「ブレードランナー」繋がりから、
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を挟んで、
「インディ・ジョーンズ」へと。
強引に解釈をするとこんな感じ。だから何だって、話なんですけどね。
主演ハリソン・フォードについて
ハリソン・フォード(1942年7月13日〜)は、
アメリカ合衆国出身の俳優です。
有名なシリーズものに数多く出演しているベテラン俳優。
公開年 | タイトル | 役名 |
1977年 | スター・ウォーズ | ハン・ソロ |
1980年 | スター・ウォーズ 帝国の逆襲 | |
1981年 | レイダース/失われたアーク<聖櫃> | インディアナ・ジョーンズ |
1982年 | ブレードランナー | リック・デッカード |
1983年 | スター・ウォーズ ジェダイの帰還 | ハン・ソロ |
1984年 | インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説 | インディアナ・ジョーンズ |
1989年 | インディ・ジョーンズ/最後の聖戦 | |
2008年 | インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国 | |
2015年 | スター・ウォーズ/フォースの覚醒 | ハン・ソロ |
2017年 | ブレードランナー 2049 | リック・デッカード |
2019年 | スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け | ハン・ソロ(ノンクレジット) |
「スター・ウォーズ」シリーズのハン・ソロ役、
「インディ・ジョーンズ」シリーズのインディアナ・ジョーンズ役、
「ブレードランナー」シリーズのリック・デッカード役と、
有名なシリーズものに出演しています。この印象が異様に強い俳優ですね。
その他の有名な作品は、
公開年 | タイトル | 役名 |
1985年 | 刑事ジョン・ブック 目撃者 | ジョン・ブック |
1988年 | ワーキング・ガール | ジャック・トレイナー |
1990年 | 推定無罪 | ラスティ・サビッチ |
1992年 | パトリオット・ゲーム | ジャック・ライアン |
1993年 | 逃亡者 | リチャード・キンブル医師 |
1994年 | 今そこにある危機 | ジャック・ライアン |
1997年 | デビル | トム・オミーラ |
エアフォース・ワン | ジェイムズ・マーシャル大統領 | |
2020年 | 野性の呼び声 | ジョン・ソーントン |
ハリソン・フォードの全盛期といえば、
1977年の「スター・ウォーズ」で始まり、1980年代、1990年代の活躍が目立ちます。
2000年代からはちょっと落ち着いた感がありますが、
今後も注目作に出演していきそうです。
「インディ・ジョーンズ」の最新作、シリーズ5作目となる作品も、
2020年4月頃から撮影が開始されるようで、
全米公開予定は2021年7月9日、となっています。
もちろん監督はスティーヴン・スピルバーグ。
・2月28日のニュース
米バラエティ詩などによると、スピルバーグ本人の意志で、
「新たな世代に物語を引き継ぎたい」
という未来へのバトンタッチをするようです。
「インディ・ジョーンズ」シリーズ第5弾の監督を降板。プロデューサーとして製作に関わります。
代役候補としては、
「フォードvsフェラーリ」などで知られるジェームズ・マンゴールド監督が候補に挙がっています。
「インディ・ジョーンズ」シリーズ第5弾は、来年7月に全米公開予定。
「ブレードランナー」のリック・デッカード役もこの先やりそうですから、
まだまだハリソン・フォードの活躍を観られそうですね。
監督クリス・サンダースについて
クリス・サンダース(1962年3月15日〜)は、
アメリカの映画監督、脚本家、アニメーター、声優です。
クリス・サンダーズが絡んだ映画は、
公開年 | タイトル | 役割 |
1990年 | ビアンカの大冒険 ゴールデン・イーグルを救え! | ストーリーボード・キャラクターデザイン |
1991年 | 美女と野獣 | 原案 |
1992年 | アラジン | 原案 |
1994年 | ライオン・キング | 原案・プロダクションデザイン |
1998年 | ムーラン | 脚本 |
2002年 | リロ・アンド・スティッチ | 監督・脚本・原案 |
2010年 | ヒックとドラゴン | 監督・脚本・原案 |
2013年 | クルードさんちのはじめての冒険 | 監督・脚本・原案 |
2014年 | ヒックとドラゴン2 | 製作総指揮 |
2019年 | ヒックとドラゴン 聖地への冒険 | 製作総指揮 |
2020年 | 野性の呼び声 | 監督 |
1991年「美女と野獣」は、
第64回アカデミー作品賞にノミネートされた初アニメ映画です。
作曲賞と歌曲賞を受賞。
1992年「アラジン」、
第65回アカデミー歌曲賞を受賞。
1994年「ライオン・キング」、
第67回アカデミー作曲賞、主題歌賞を受賞。
2002年「リロ・アンド・スティッチ」、
第72回アカデミー長編アニメ映画賞にノミネート。
2010年「ヒックとドラゴン」、
第83回アカデミー長編アニメ映画賞ノミネート、作曲賞ノミネート。
評価の高いアニメに関わってきているクリス・サンダース。
今回はハリソン・フォードを主役にして、実写とCGを組み合わせた映画を監督しています。
予告動画を観て頂けると分かると思いますが、
犬の表情が完全なCG臭がしてしまって、リアリティに欠けている印象を受けてしまいます。
そこだけは安っぽく写ってしまいますけど、
スケールの大きな冒険活劇として楽しめそうですから、
映画館向きの作品に仕上がっていそうですね。
タイトルがお堅い印象の『野性の呼び声』、
2020年2月28日から日本で公開されます。
最後に
ハリソン・フォード主演最新作、
2月28日から公開される『野性の呼び声』を紹介させて頂きました。
スペクタクル・アドベンチャー、
人間と犬の友情物語、大きな画面で楽しめそうな作品です。
動物ものの映画が好きな方や、
実写とCGが融合している映画が好みの方なら、映画館で視聴してもよろしいのではないかと。
私のようなおじさんだと、
予告動画で醸し出されている犬の顔、そのCG感がどうも・・・。
慣れていないんでしょうね。
ハリソン・フォード主演、
という事実だけで注目してしまった作品です。
ではまた。
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