Netflix映画『浅草キッド』キャスト/あらすじ/感想、泣きながら笑顔になれる最高の余韻
ファンではないし、
ツービート時代のこともほぼ知らない、
師弟関係にあったことは少しだけ聞いたことがあるけど、
それ以外何も詳しくなかったおじさんが、なんとなく再生した映画。
Netflix映画『浅草キッド』
✅ 原作は、ビートたけしの自伝小説「浅草キッド」
⇨師匠である深見千三郎と過ごした青春時代を描いた物語
✅ 監督/脚本:劇団ひとり
✅ 約2時間観終わった時、泣きながら笑顔に・・・最高の余韻でした
ドラマも映画も海外志向という私ですけど、
暇だったからなんとなく再生しただけの『浅草キッド』。
大当たりでしたね。
スポンサーリンク
Netflix映画『浅草キッド』キャスト/あらすじ/感想
『浅草キッド』
『浅草キッド』予告編 - Netflix
・監督/脚本
劇団ひとり
・原作
ビートたけし「浅草キッド」
・企画/製作
Netflix
・制作プロダクション
日活、ジャンゴフィルム
・主題歌
桑田佳祐「Soulコブラツイスト〜魂の悶絶」
・公開
2021年12月9日からNetflixで配信中
キャスト
・キャスト(役名)
大泉洋
(深見千三郎/テレビに背を向け、舞台に立ち続けた”幻の浅草芸人”)
柳楽優弥
(タケ:ビートたけし/深見千三郎の最後の弟子)
門脇麦
(千春/フランス座の踊り子)
鈴木保奈美
(麻里/深見千三郎の最後の妻)
土屋伸之:ナイツ
(ビートきよし/深見千三郎の弟子の1人、たけしとツービートを組む)
尾上寛之
(東八郎/深見千三郎の弟子の1人)
中島歩
(井上/フランス座で働く作家志望の青年)
古澤祐介
(高山/フランス座で働いている青年)
大島蓉子
(おばちゃん/フランス座の受付を担当)
あらすじ
『浅草キッド』あらすじ
昭和の時代、
東京都浅草のストリップ劇場「浅草フランス座」。
その「浅草フランス座」で出会った2人の男。
1人は、
舞台以外には一切浮気をせず、コントをやり続けた”浅草の芸人”、
深見千三郎。
そしてもう1人は、
「浅草フランス座」のエレベーター係として働きながら、
深見千三郎の”最後の弟子”となった、
ビートたけし。
「芸人は、舞台で客に見せられる芸を1つでも持て!」と、
タップダンスを教わり、
「芸人は良い服を着ろ!、舞台でバカをやっても降りたらカッコいい、それが芸人だ」
「芸人は、客に笑われるんじゃなく、笑わせろ!」
「馬鹿野郎、芸人だったらいつでもボケろ!、普段からボケてこそ舞台で活きる!」
深見千三郎から教わった”芸人のイロハ”を、
たけしは素直に受け止め、芸人としての第1歩をスタートさせて行く。
「浅草フランス座」で出会った2人の男、
”浅草の芸人”と”最後の弟子”の出会いから、やがて訪れる唐突な別れ・・・。
芸人:ビートたけし誕生の瞬間。
〜『浅草キッド』〜
スポンサーリンク
深見千三郎
深見千三郎(1923年3月31日〜1983年2月2日)は、
北海道浜頓別町出身のコメディアン、演出家、脚本家です。
本名は久保七十二(くぼなそじ)。
深見千三郎
✅ 高校を卒業後、姉の染子(浅草の売れっ子芸者)を頼り上京
⇨浅草でタップダンスやギターなど芸事の習得に勤しむ
⇨姉の知人だった片岡千恵蔵(俳優)の紹介で京都太秦に移り、本格的に芸の修行
⇨1年ほど京都で修行した後、浅草に戻る
✅ 1945年に「深見千三郎一座」を旗揚げ
⇨座長として全国各地を回った後、1959年に浅草へ再進出
⇨ストリップ劇場「浅草ロック座」へ入り、その後、同じくストリップ劇場「フランス座」の経営に参画
⇨幕間芸人を仕切りながら、引退するまで舞台に立ち続けた
✅ 何度か結婚と離婚を繰り返す
⇨最後の妻は、「浅草フランス座」の踊り子だった”紀の川麻里”
⇨子供の有無等は不明
✅ ツービート(ビートたけし/ビートきよし)、萩本欽一、東八郎、長門勇などの師匠
⇨”最後の弟子”となったビートたけしを「たけしは長いからタケだ」と言って、非常に可愛がった
⇨たけしが「漫才で勝負したい」と申し出た時に激怒、破門を言い渡しているが、たけしが漫才で活躍している姿を見て、非常に喜んでいた
⇨その後、たけしの破門を取り消した
✅ 1982年度「日本放送演芸大賞」の賞金
⇨たけしが賞金を「小遣いだ」と言って全て渡した
⇨深見は常々「タケの野郎がよ、生意気によ、小遣いだなんて言ってよ」と何度も嬉しそうに語っていた
✔︎
その約1ヶ月後、1883年2月2日に自宅のアパートで焼死
⇨59歳という若さで亡くなった
⇨深見の弟子の中で、最後に酒を酌み交わしていたのは、ビートたけし
参照元:wikipedia-深見千三郎
Netflix映画『浅草キッド』を視聴後、
このwikiを読み返してみると、様々なエピソード場面が映像として頭の中に再生されるので、
妙に感動してしまいますよ。
スポンサーリンク
おじさんの感想
(面白かったよバカヤロー!と、言いたくなります)
Netflix映画『浅草キッド』を再生して、
まず思ったのは、
「こんなに似せる必要があるの?」と思うぐらい激似な特殊メイク。
怖いぐらいでした。
そして、
「あっ、鈴木保奈美だ!」という、
国内ドラマや映画をあまり観ていないおじさんからすると、
失礼ですけど、
「刑事物語5 やまびこの詩」と「東京ラブストーリー」の印象が強烈に残ってしまっている鈴木保奈美さんを久しぶりに観て妙な感動。
そんな出だしだった『浅草キッド』、
約2時間後、
笑いながら涙するという変な状況に陥って、最高の余韻に浸っていましたね。
面白かったです。
『浅草キッド』の2時間に収められたエピソードの数々、
美談だけを描いている訳じゃないし、
胃もたれするようなお涙頂戴場面も無くて、
淡々とスッキリさせたような物語の紡ぎ方が、
最後まで心地良かったなと。
”師匠と最後の弟子”の唐突な別れは悲しい話ですけど、
”最後の弟子はずっと師匠の教えを忠実に”といった部分をですね、
私はツービート時代をほぼ知りませんが、
その後の「オレたちひょうきん族」などから観続けてきたビートたけしさんから感じられますので、
”師匠と最後の弟子はずっと繋がっている”、
と、素人ながら感動し、そして、
非常に羨ましく思いました。
師と呼べる存在が1人でも・・・本当に羨ましいですね。
テレビを全く観なくなった今、
ビートたけしさんの印象は”映画監督:北野武”でしたけど、
”芸人:ビートたけし”の原点であり、誕生秘話を描いた今作、
Netflix映画『浅草キッド』、
少しでもたけしさんを知っていれば、必ず楽しめる1作です。
ツービート時代を知らない私が大感動してしまいましたから。
おすすめです。
スポンサーリンク
最後に
2021年12月9日からNetflixで配信されている、
劇団ひとり監督作『浅草キッド』を紹介させていただきました。
劇団ひとり監督作を視聴したのも初です。
映画の監督としては、
「青天の霹靂」に続き2作目だそうで。
映画監督デビュー作「青天の霹靂」は視聴しておりませんが、
原作小説が劇団ひとりの「青天の霹靂」なので、
小説を読んでみようかなという気に・・・。
Netflix映画『浅草キッド』に影響を及ぼされているおじさんの末路・・・。
海外映画、海外ドラマばかりじゃなく、
国内にもっと目を向けようと反省した今日この頃になりました。
ではまた。