「デヴィッド・フィンチャー」の迷作?ラストまでの展開は最高のサスペンス映画
私の大好きな「映画」、
「セブン」
ブラッド・ピットとモーガン・フリーマンが主演、
「サイコ・サスペンス映画」の「王道」と言って良いだろうという名作です。
その「セブン」を監督として世に送り出したのが、
デヴィッド・フィンチャーです。
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「デヴィッド・フィンチャー」とは
wikiによりますと、
1962年8月28日生まれ(現在56歳)、「ライフ」詩の記者であった父親の子供として、カリフォルニア州マリン郡で育ちます。
10代の頃にオレゴン州に移り、18歳で8mmカメラを用いて映画製作を始めました。
1980年にILMのアニメーターとして働きはじめ、1984年まで所属。
1986年、ビデオ製作会社「Propaganda Films」を設立。マドンナ、ジョージ・マイケル、エアロスミス、ローリング・ストーンズなどのミュージックビデオや、数多くのCMを手掛けました。
引用元:wikipedia-デヴィッド・フィンチャー
そして1992年、初監督映画「エイリアン3」でデビューです。その後、映画監督として大活躍しています。
監督作品はこんな感じです。
年 | 監督作品 | 個人的な感想 |
1992年 | 「エイリアン3」 | まぁ、いいでしょ |
1995年 | 「セブン」 | ベスト1 |
1997年 | 「ゲーム」 | ? |
1999年 | 「ファイト・クラブ」 | 最高 |
2002年 | 「パニック・ルーム」 | 飽きずに最後まで観られた |
2007年 | 「ゾディアック Zodiac」 | 面白かった |
2008年 | 「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」 | 所持していながら観ていない |
2010年 | 「ソーシャル・ネットワーク」 | 面白かった |
2011年 | 「ドラゴン・タトゥーの女」 | 面白かった |
2014年 | 「ゴーン・ガール」 | エグいけど面白かった |
今回紹介する「映画」はこの表でバレてしまいますが、私の感想はこれです。
「セブン」と「ファイト・クラブ」は手放しで絶賛、
2本は所持していながら観ていないという体たらくぶりです。
大好きな監督なんですよ、デヴィッド・フィンチャー。
それなのに、全てを観ていない私は情けないですね。この観ていない2本、ゴールデンウィーク中に観ておきます。
と、個人的なことはここまでで、
「セブン」と「ファイト・クラブ」のヒットにより、映画監督として不動の評価を得たデヴィッド・フィンチャー、
彼の「迷作」というのか「名作」というのか、評価が分かれる「映画」を紹介したいと思います。
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「デヴィッド・フィンチャー」の「迷作」?
「ゲーム」
The Game(1997)Trailer #1
監督 | デヴィッド・フィンチャー |
出演 | マイケル・ダグラス |
ショーン・ペン | |
デボラ・カーラ・アンガー | |
アメリカ公開 | 1997年12月12日 |
日本公開 | 1998年2月7日 |
ネタバレをせずに、軽く紹介します。
英語バージョンの「動画」ですので、私には何を言っているのかサッパリですから。
サンフランシスコの投資銀行経営者ニコラス(マイケル・ダグラス)は、48歳の誕生日に弟のコンラッド(ショーン・ペン)からあるプレゼントを貰います。
CRC(Consumer Recreation Services)という会社が提供する「ゲーム」への招待状です。
ー「人生が一変するような素晴らしい体験ができる」ー
大富豪であるニコラスは、私生活で妻と離婚し、親友もいない孤独な生活を送っていました。寂しさからか孤独感からか、心にちょっとした隙間があって、半信半疑ながらも「ゲーム」への参加を決めます。
ここからニコラスの奇妙な体験が始まります。
現実に起こっていることなのか、これは「ゲーム」なのか、ニコラスはどんどん疑心暗鬼になっていきます。精神のバランスは崩れて、目に見える全てのことを信じられなくなってしまいます。
「これはゲームなんだろ・・いや、現実だ・・・やっぱりゲームだ・・よ・な・・」
ニコラスの奇妙な体験は、やがて衝撃のラストへ繋がります。
全てがハッキリした時、ニコラスの精神は・・・。
デヴィッド・フィンチャー監督が贈る「サスペンス映画」です。
ラストまでの展開は最高の「ゲーム」を観た感想
「迷作」と書いておりますが、
この「ゲーム」、間違いなく面白い「映画」です。それは断言できます。
ですが、
受け入れられない人がいるのも事実です。
私もそんな1人なんですが、決して嫌いなわけではありません。判断が付かないというのが正直な気持ちです。
デヴィッド・フィンチャーが大好きで、「ゲーム」という「映画」が面白いなら、答えはハッキリしているだろ、というご意見はごもっともですが、なぜか大好きな「映画」と言えないもどかしさがあるんですよ。
その理由は簡単で、
全てがハッキリしたその時、
これです。
ラストを語るのはネタバレになるので、語ることはしませんが、この「ゲーム」のラストが受け入れ難いんです。ラストまで視聴者を釘付けにするデヴィッド・フィンチャーの力は圧巻です。ハラハラドキドキ感は半端ありません。食い入るように観てしまいます。
なのにラストでハッキリした時、受け入れられなかったんです。
これが「迷作」と書いた理由です。
「名作」よりの「迷作」、とでもいいましょうか・・意味が分かりませんね。
この「ゲーム」を最高に面白かったという人もいれば、
全く受け付けない人もいて、そして私みたいに、ラストだけ受け付けない人もいます。
「ゲーム」を観ていない方、是非1度ご覧になって、ご自分の目で確認してみてください。
「ゲーム」は「名作」なのか、「迷作」なのか、
約2時間の答え合わせ、楽しめると思います。
最後に
私は一時期、
デヴィッド・フィンチャーは1個飛ばしで面白い「映画」を作ると思っていました。
「セブン」→「ゲーム」→「ファイト・クラブ」→「パニック・ルーム」・・。
「セブン」の前には「エイリアン3」があって・・・。
大昔に思っていた、私の間違った解釈ですので、お許しを。
デヴィッド・フィンチャーの次回作、期待しております。
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