『ベンジャミン・バトン』、フィンチャーとブラピがコンビを組んだ3作目をNetflixで

2020年12月24日

デヴィッド・フィンチャーブラッド・ピットコンビ

「セブン」、「ファイト・クラブ」ときて、さぁお次は?

こんな感じの期待感を持って視聴してしまうと、
拍子抜けしてしまって、もしかすると、ショックを受けてしまうかもしれません。

「セブン」、「ファイト・クラブ」の流れは一切関係ない、
フィンチャーとブラピがコンビを組んだ3作目
ある男の数奇な人生」を描いた作品。

サスペンス系フィンチャー作品ではありません。

仮にですが、
「エイリアン3」、「セブン」、「ゲーム」、「ファイト・クラブ」、
「パニック・ルーム」、「ゾディアック」、順番通りにフィンチャー作品に触れてきて、
ベンジャミン・バトン 数奇な人生』を視聴していたとすると、
私はこの映画を好きになっていなかったのではないかと・・・。

今更ながら、今になって(2020年にもなって)、
視聴して良かった、こう思えた作品でした。

 

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フィンチャーとブラピの『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』

 

ベンジャミン・バトン 数奇な人生

『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』80歳で生まれ、若返っていく男の物語

監督 デヴィッド・フィンチャー
原作 F・スコット・フィッツジェラルドの短編小説
出演(役名) ブラッド・ピット(ベンジャミン・バトン)
ケイト・ブランシェット(デイジー)
ティルダ・スウィントン(エリザベス)
ジェイソン・フレミング(トーマス・バトン)
イライアス・コティーズ(ムッシュ・ガトー)
タラジ・P・ヘンソン(クイニー)
アメリカ公開 2008年12月25日
日本公開 2009年2月7日

ベンジャミン・バトン 数奇な人生あらすじ

1918年のニューオリンズ、第一次世界大戦が終わった日の夜、
生まれたばかりの赤ん坊は、母親を亡くし、父親に衝動的に抱きかかえられ、
ある老人施設の前に捨てられた
施設を経営するクイニーに発見された赤ん坊は、施設の中へ。
クイニーはその容姿にビックリするが、神の子であると信じ、自ら育てる決意をする。
老人のような容姿の赤ん坊を。
ベンジャミンと名付けられた赤ん坊は、
医者からほぼ80歳の年齢を持った肉体だと診断され、そう長くはないと告げられる。
しかし、その予想に反して、
ベンジャミンは生き延びていく
歳を重ねるごとに肉体は若返り、歳を重ねるごとに知識も増えていく。
容姿は80歳からスタートして、70、60、40、20・・・。
精神的には0からスタートして、10、20、40、60、70・・・。
時間が逆行していく見た目を持っているベンジャミンという男の、
数奇な人生」。

〜『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』〜

 

主演のブラッド・ピットは現在56歳(1963年12月18日生まれ)。
彼はこの『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』で老人役から若者役まで、
幅広く演じ分けています。

「リバー・ランズ・スルー・イット」(ブラピはこの頃29歳)、
あたりを思い起こさせる容姿を見せてくれますよ。

作品自体の力もありますが、
ブラピの演技力もしっかりと評価されて、第81回アカデミー賞13部門にノミネートされた作品となりました。

第81回アカデミー賞 結果
作品賞 ベンジャミン・バトン 数奇な人生』:ノミネート
監督賞 デヴィッド・フィンチャー:ノミネート
主演男優賞 ブラッド・ピット:ノミネート
助演女優賞 タラジ・P・ヘンソン:ノミネート
脚色賞 ノミネート
編集賞 ノミネート
撮影賞 ノミネート
美術賞 受賞
衣装デザイン賞 ノミネート
メイクアップ賞 受賞
作曲賞 ノミネート
録音賞 ノミネート
視覚効果賞 受賞

第81回アカデミー賞で最多ノミネートされて(13部門)、
美術賞メイクアップ賞視覚効果賞3部門で受賞となった、
フィンチャーとブラピのコンビが贈る『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』、
今現在、Netflix(ネットフリックス)で視聴可能となっています。

ちなみに、
第81回アカデミー賞は、
ヒース・レジャー(「ダークナイト」)がジョーカー役で助演男優賞を受賞した事で有名な回です。

 

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『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』を観た方達の感想を、紹介します

 

男性の声
男性の声
『ベンジャミン・バトン』の感想

 

ブラピの格好良さが際立っていましたね。
発想が面白い作品でした。
脚本も凄いし、サスペンスかと思っていたらドラマチックだし、ラブロマンスもあるし。
このストーリーで一番の難関は、どう終わらせれば良いのか?だと思います。
ラストは視聴者の思い望んだ展開でしたし、映像の使い方も綺麗でした。
でも、あのハリケーンはちょっとくどかったですよね?w

 

男性の声
男性の声
『ベンジャミン・バトン』の感想

 

個人的に映画って、普通じゃありえないことを映像にして類似体験できて、その中から学んだり感動したりするものだと思っています。
そういう意味では、ベンジャミンバトンはまさに映画だなぁって感じです。
永遠に語り継がれる名作、こう思っています。

 

女性の声
女性の声
『ベンジャミン・バトン』の感想

 

3時間があっという間。
老いる時間と若返る時間が重なる中間地点、とても儚くて幸せそうでした。
一緒に老いていくことが出来るのは幸せなことです。

 

女性の声
女性の声
『ベンジャミン・バトン』の感想

 

友達に強くオススメされていたので、観たい気持ちが高まり鑑賞です。
オススメされた理由が分かりますね。
自分たちとは逆に、ベンジャミンは若くなっていく人生。
こんな作品は観たことがありませんでした。
たくさんの名言もあるし、今一度、たくさんの人に観てもらいたい作品の1つです。

 

 

『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』を観たおじさんの感想

おじさんの声
おじさんの声
『ベンジャミン・バトン』の感想

 

もともとデヴィッド・フィンチャーは好きな映画監督なので、
この『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』の事はもちろん知っていたのですが、
なぜか今の今まで(2020年)観ていませんでした。
こんな状況ですし、物凄く暇だし(色々自粛中ですし)、いいタイミングだと思い視聴しました。

 

どんな物語なのか、大筋は知っていましたから、
スンナリ入り込めたんですけど、ネトフリで再生ボタンを押した時の時間を観てビックリはしましたね。
2時間46分

 

3時間弱という長さの映画です。

 

サスペンス系フィンチャー感は一切ありません。
むしろ、
フォレスト・ガンプ/一期一会」っぽい匂いのするファンタジー・ドラマになっています。
似て非なるもの、ですが、
匂いはするな〜、そんな作品ですね。
言い過ぎなのは分かりきっているんですけど、
フィンチャー版フォレスト・ガンプ/一期一会」。

 

フォレストとベンジャミンを比べると、フォレストの方が派手で面白いのは事実、
けど、
ベンジャミンの歩んだ人生の方が、より人間らしいのも事実、
私は『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』を視聴後、こんな風に感じていました。

 

デヴィッド・フィンチャーブラッド・ピットという最高のコンビ
サスペンス色は一切消し去っておりますけど、
ファンタジー・ドラマでコンビを組んでも良い作品が出来るんだと、
この『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』で証明しています。
新たな1面を確認してみてください。

 

今現在、Netflix(ネットフリックス)で視聴可能です。

 

Netflixで視聴可能なフィンチャー作品

デヴィッド・アンドリュー・レオ・フィンチャー(1962年8月28日〜)は、
アメリカの映画監督です。

フィンチャー作品が好きな方、
今ならNetflix(ネットフリックス)で、かなり長時間の暇潰しが可能となっています。
2020年4月20日現在

フィンチャー作品 主演 ネトフリ視聴
エイリアン3 シガニー・ウィーバー ✖️
セブン ブラピとフリーマン ⭕️
ゲーム マイケル・ダグラス ✖︎
ファイト・クラブ ブラピとノートン ✖︎
パニック・ルーム ジョディ・フォスター ✖︎
ゾディアック ジェイク・ジレンホール ✖︎
ベンジャミン・バトン 数奇な人生 ブラッド・ピット ⭕️
ソーシャル・ネットワーク ジェシー・アイゼンバーグ ⭕️
ドラゴン・タトゥーの女 ダニエル・クレイグ ✖︎
ゴーン・ガール ベン・アフレック ⭕️
ハウス・オブ・カード 野望の階段 ケヴィン・スペイシー ⭕️
マインドハンター ジョナサン・グロフ ⭕️

「ハウス・オブ・カード 野望の階段」シーズン1〜シーズン6と、
「マインドハンター」シーズン1〜シーズン2、共に海外ドラマです。

フィンチャー作品の映画では4作品、
「セブン」、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』、「ソーシャル・ネットワーク」、
「ゴーン・ガール」が今現在、Netflix(ネットフリックス)で視聴可能となっています。

今年公開されるかは微妙ですが、
フィンチャー作品に新たな映画が加わる予定。

主演をゲイリー・オールドマン、監督デヴィッド・フィンチャー
脚本ジャック・フィンチャー(父)。
映画史に残る名作「市民ケーン」の脚本を執筆したハーマン・J・マンキーウィッツと、
その脚本執筆時に生じた問題を描き出す伝記映画
マンク」:原題Mank
配給がNetflixとなっていますから、ネトフリ配信が主でしょうね。

今のところ、フィンチャー監督作「マンク」は2020年に公開予定となっていますが、
今の状況を考えてみると、難しいのではないか・・・。
撮影が終わっていれば、ネトフリでの配信は可能でしょうけどね。
(撮影は2019年11月11日に開始、その後は・・・)

監督デヴィッド・フィンチャー、主演ゲイリー・オールドマン
これだけでウキウキしてしまいます。
おじさんは気を長くして待ち続けております。

 

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最後に

 

今更ながら、今になって(2020年)ようやく視聴した、
デヴィッド・フィンチャーブラピがコンビを組んだ3作目
ベンジャミン・バトン 数奇な人生』、紹介させて頂きました。

Blu-rayディスクで購入しておいたのに眠らせたまま(安くなっていたから購入という悪手)、
Netflix(ネットフリックス)で視聴、なんとも無駄な出費をした感じですけど、
結果、
観ておいて良かった作品となりました。

サスペンス色の無いフィンチャー作品、
3時間弱の長丁場となりますが、ベンジャミンの人生をゆっくりと一緒に歩む感覚で視聴、
良い暇潰しになると思いますよ。

ブラピのファンが、ブラピ20歳〜80歳までを一気に楽しむ、
そんな見方もアリではないかと。

ではまた。

 

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