「デ・ニーロ」が演じる「復讐鬼」、ジワジワと背筋が凍ります

2023年6月27日

この人は本当に怖い!

ゴッドファーザー」で魅せた演技も、

アンタッチャブル」で魅せたアル・カポネの怖さも、

この「映画」の予行練習だったのかと思うほどです。

ロバート・デ・ニーロ」が理不尽な「復讐鬼」を演じている、

サイコスリラー」の傑作です。

古い「映画」ですけど、色褪せない恐怖を味わってしまいますよ。

 

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「デ・ニーロ」が演じる「復讐鬼」

 

ケープ・フィアー

Cape Fear(1991)-Trailer

監督マーティン・スコセッシ
出演・役柄ロバート・デ・ニーロマックス・ケイディ(凶悪な復讐鬼)
ニック・ノルディサム・ボーデン(弁護士)
ジェシカ・ラングリー・ボーデン(サムの妻)
ジュリエット・ルイスダニエル・ボーデン(サムの娘)
ジョー・ドン・ベイカークロード・カーセク(私立探偵)
アメリカ公開1991年11月15日
日本公開1991年12月21日

製作総指揮には、クレジットなしではありますが、スティーヴン・スピルバーグも絡んでいます。

第64回アカデミー賞で、
羊たちの沈黙」のレクターと、
ケープ・フィアー」で「デ・ニーロ」が演じたマックス主演男優賞を争っています。
残念ながらレクターに敗れはしましたが、マックスも十分に恐ろしいですよ

 

ネタバレせずに、紹介します。

マックス・ケイディ(デ・ニーロ)、
14年前に、当時16歳の少女に暴行を働いた罪で逮捕されて、法廷で裁かれました。
暴行の判決が下って、犯した罪にしては軽い処分だったと言えるのですが、
マックスはこれを弁護士のせいだと逆恨み
マックスは刑務所の中で、読み書きを習い、法律を学び、
自らを弁護する能力を身につけて社会復帰を試みてきました。

が、

全てが無駄に終わります

公選弁護人のサム(ニック・ノルディ)は性犯罪を憎んでいて、
マックスよりも無残に傷つけられた少女に肩入れして、
マックス罪が重くなるように立ち回っていたのです

マックスはこれを知ってしまい、サムに復習する事を誓います

復讐心はやがて、マックスの体に刺青として刻み込まれて、
刑務所で体を鍛えて、法律の知識を積み上げていきました。

そしてとうとう、その日がやってきます。

弁護士サムに対して激しい復讐心に心も体も侵された、
恐ろしい「復讐鬼」が自由を手に入れます

刑期を終え、出所です。

マックスの怒りはやがて、

サムの家族にまで及んで・・・

 

デ・ニーロ」が演じる「復讐鬼」、
視聴者に恐怖心を植え付ける「サイコスリラー」の傑作

ケープ・フィアー

オススメです。

 

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「デ・ニーロ」が演じる「復讐鬼」を観た方達のレビューを、紹介します

 

「ケープ・フィアー」を観たAさんのレビュー

ロバート・デニーロ主演の映画。
いつもはデニーロの徹底した役作りを感心しながら観ていましたが、今回は違った感想を持ちました。
それはニック・ノルディの存在です。
彼の抱く恐怖がこちら側にヒシヒシと伝わってくるんですね。
妻と娘を守らなければと必死にもがく父親。
自分の無力さを知る事になる後半、かなりいい味出してます。

 

「ケープ・フィアー」を観たBさんのレビュー

怖かった・・・。
どんどん追い詰められていき、目を逸らしたくなる展開に・・・。
最後のシーンと、劇場の地下のシーンが、1番ハラハラしました。
結局、ホラー映画より、こういう人対人の映画の方がよっぽど怖いですね。

 

「ケープ・フィアー」を観たCさんのレビュー

デニーロが怖すぎる。しかも強い。
不気味な笑顔で主人公にしつこく付きまとい、主人公の妻や娘に接触してきて本当に怖いです。
復讐の為とはいえど、執念が物凄かったですね。
終わり方も完全にスッキリした終わり方ではなく、何となく嫌な気分が残ります。
それでもストーリーは面白かったです。

 

「ケープ・フィアー」を観たおじさん

1991年に公開された、古い「映画」です。
デ・ニーロ」が演じる恐ろしい「復讐鬼」で、
視聴者に恐怖心を植え付けてしまう「サイコスリラー」になっています。

ケープ・フィアー」は、
デ・ニーロ」演じる「復讐鬼」に、弁護士の家族がどんどん巻き込まれていって、
追い詰められていき、恐怖心に飲み込まれていく人間を描いた「サイコスリラー」です。
個人的に、
弁護士の娘が「復讐鬼」と長々と会話するシーンがあるんですけど、
そこが異様に怖かったですね。
デ・ニーロ」の表情や喋り方がおぞましくておぞましくて・・今でも目に焼きついています。
そしてラストのあの恐怖
これ以上は確認して頂きたいと思います。

ロバート・デ・ニーロ」が演じる「復讐鬼
身も心も凍りつかせる「ケープ・フィアー
オススメです。

 

 

 

マーティン・スコセッシについて

 

マーティン・スコセッシ(1942年11月17日〜)は、アメリカの映画監督、脚本家、映画プロデューサー、映画俳優でもある方です。

主な監督作は、

公開年映画備考
1976年タクシー・ドライバーカンヌ国際映画祭 パルム・ドール 受賞
1980年レイジング・ブル兼 脚本・出演
1990年グッドフェローズヴェネチア国際映画祭 銀獅子賞 受賞
1991年ケープ・フィアーリメイク作品
2002年ギャング・オブ・ニューヨークゴールデングローブ賞 監督賞 受賞
2006年ディパーテッドアカデミー賞監督賞 受賞
2011年ヒューゴの不思議な発明ゴールデングローブ賞 監督賞 受賞
2019年アイリッシュマン「ネトフリ」で11月27日から配信

ケープ・フィアー」は、
1962年に公開された「恐怖の岬」という「映画」のリメイクです。
スティーヴン・スピルバーグが当初、この「映画」の再映画化権を取得していましたが、
最終的にスコセッシが撮る事になりました。

スピルバーグスコセッシに「シンドラーのリスト」の方を監督して欲しいと依頼していたようですが、
スコセッシが、これはスピルバーグ自身が監督すべき「映画」だと応えて、
代わりにスピルバーグが本作の演出を引き受けたという経緯があるようです。

スコセッシデ・ニーロは、数々の作品でタッグを組んでいます。
タクシー・ドライバー」、「レイジング・ブル」、「グッドフェローズ」、
そして「ケープ・フィアー」、
上の表には書きませんでしたが、
キング・オブ・コメディ」や「カジノ」といった作品でも、
デ・ニーロタッグを組んでいます。

スコセッシと言えばデ・ニーロ
デ・ニーロと言えばスコセッシ

そんな関係性のある2人が世に送り出した「ケープ・フィアー」、

是非1度、ご覧になってみてください。
恐怖を感じる事が出来ますので。

 

 

最後に

 

ロバート・デ・ニーロ」は、
デニーロ・アプローチと呼ばれる徹底した役作りをする事で有名な「名優」です。

有名なのは、
アンタッチャブル」で、頭髪を剃って顔だけ太らせたアル・カポネを演じて、

レイジング・ブル」では、
体を鍛え上げてボクサー役を演じた後、
老いた主人公を演じる為に体重を20キロ増やすという荒技をこなしています。

やっぱりこの人は本当に怖いです。

役作りを徹底する「ロバート・デ・ニーロ」が演じる「復讐鬼」、

怖いはずですよ。

ケープ・フィアー」、恐怖してください。

 

ではまた。

 

 

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