Facebook創設を描いた映画「ソーシャル・ネットワーク」
「マイクロソフト」のビル・ゲイツは天才、
「アップル」のスティーブ・ジョブズも天才、
分かりきっている天才です。
そして、
この人もそんな方達と肩を並べるほどの天才、かもしれません。
ハーバード大学在籍中に「Facebook」を立ち上げた孤高の天才、
マーク・ザッカーバーグ。
その天才ならではの苦悩と戦いの日々を描いた作品、
デヴィッド・フィンチャー監督作、
「ソーシャル・ネットワーク」。
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Facebook創設を描いた「ソーシャル・ネットワーク」
「ソーシャル・ネットワーク」
THE SOCIAL NETWORK-Official Trailer(HD)
監督 | デヴィッド・フィンチャー |
製作総指揮 | ケヴィン・スペイシー |
アーロン・ソーキン | |
出演(役名) | ジェシー・アイゼンバーグ(マーク・ザッカーバーグ) |
アンドリュー・ガーフィールド(エドゥアルド・サベリン) | |
ジャスティン・ティンバーレイク(ショーン・パーカー) | |
アーミー・ハマー(ウィンクルボス:キャメロンとタイラー) | |
アメリカ公開 | 2010年10月1日 |
日本公開 | 2010年10月23日 |
「ソーシャル・ネットワーク」を、ネタバレ無しで紹介
「オタクだからモテないと思ってるでしょ。言っておくけどそれは大間違い。」
「性格がサイテーだからよ。」
〜「ソーシャル・ネットワーク」冒頭でのエリカの言葉〜
・マーク・ザッカーバーグ(ジェシー・アイゼンバーグ)
2003年の秋、ハーバード大学2年生のプログラマー、マークは、
ボストン大学に通う恋人エリカにフラれます。性格がサイテーだと。
怒ったマークは、ブログに彼女の悪口を書き殴って、さらに、
ハーバード大学のコンピュータをハッキングして、女子学生の写真を集め、
女の子の顔を格付けしたサイト「Facemash」を立ち上げます。
「性格がサイテー」を裏付けるエピソードです。
マークが立ち上げた「Facemash」は2時間で2万2000アクセスを記録、
4時間で大学のサーバーをダウンさせます。
やっている事はサイテー、サイテーだけど天才なのも間違いない、
そんな孤高の天才がマーク・ザッカーバーグです。
発想力を具現化するスピードが並外れて早い孤高の天才、
ちょっとしたヒントから、
ソーシャル・ネットワーキングサイトの制作を思い付き、
親友のサベリン(アンドリュー・ガーフィールド)に出資とCFO(最高財務責任者)を頼んで、
2004年初頭、
「The Facebook」を誕生させます。
この「The Facebook」はのちに「The」を取っぱらって「Facebook」に。
今では誰もが知っている「Facebook」となった経緯、
その過程で、孤高の天才を苦しめる戦い日々、
苦悩しているように見える姿、もしかすると、彼の頭の中では取るに足らない事柄、
なのかもしれません。
「性格がサイテーだからよ。」
エリカの言葉がずっと視聴者に纏わりついてくる物語、
デヴィッド・フィンチャー監督作、
「ソーシャル・ネットワーク」
天才がなぜ孤高なのか、触れてみてください。
「ソーシャル・ネットワーク」を観た方達のレビューを、紹介します
・「ソーシャル・ネットワーク」を観たAさんのレビュー
とても面白かったです。
アメリカの天才起業家の実態がリアルに描かれています。
情報系の知識があるとなお楽しいでしょうし、キャストが役に合いまくっています。
アイゼンバーグの圧倒的早口、好きです。
・「ソーシャル・ネットワーク」を観たBさんのレビュー
さすがデヴィッドフィンチャー。
構造としてはカットバック方式ですが、圧倒的スピード感と演出力で、
SNSサイトを立ち上げるという地味な絵が続きそうなところを、
2時間飽きさせずに畳み掛けます。
かなりフィクションが多目との事ですけど、
環境の変化のスピードに対応しきれていないマークに凄く感情移入できます。
それすら演出かもしれませんけどね。
・「ソーシャル・ネットワーク」を観たCさんのレビュー
主人公が胸糞悪いです。
でもそう思わされているのは良い演技の証拠ですね。
悪気はないんだけど、周りを傷つけていく天才。
ただ観ていて良い気持ちにはなれませんでした。
親友の方にばかり感情移入してしまいます。
フラストレーションが溜まったまま終わり。
冒頭の演出は良いんですけど、最初は何が何だか、時系列に悩みましたね。
・「ソーシャル・ネットワーク」を観たおじさん
デヴィッド・フィンチャーが、
実際にあった事件や、実在する人物を描いているのは3作だけです。
「ゾディアック」(2007年)と、
「ソーシャル・ネットワーク」(2010年)、
「マインドハンター」(2017年〜:海外ドラマ)、
これぐらいではないでしょうか。
「セブン」や「ファイト・クラブ」、「ゴーン・ガール」が実話だとしたら怖すぎますしね。
そんなデヴィッド・フィンチャーが実在している有名人、
「Facebook」のマーク・ザッカーバーグを映画化したのが、
「ソーシャル・ネットワーク」です。
ほとんどが実話という事で、
性格が悪い男の、発想力を具現化するスピード、その圧倒的な天才的能力に、
驚愕させられつつ、やな奴だなと確認させられる物語です。
マーク・ザッカーバーグってこんな人?
今は変わったんでしょ?と、ちょっと心配になってしまいます。
興味深くて変に心配してしまう「映画」、
「ソーシャル・ネットワーク」。
当の本人はこの「映画」について、
「社会的地位を得るためにFacebookを立ち上げた様に描かれている点が事実と異なる。」
「映画の中でキャストが着ているシャツやフリースは、実際僕が着ているものと同じ。」
自分を演じたアイゼンバーグには、
「映画は見た。興味深かった。」
とコメントしたようです。
孤高の天才が、
天才ゆえに得た物、失った物を2時間ほどで確認出来ますので、
「ソーシャル・ネットワーク」、
是非1度、視聴してみてください。
デヴィッド・フィンチャーが描くマーク・ザッカーバーグ、です。
今現在、「Netflix(ネットフリックス)」で視聴可能です。
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ジェシー・アイゼンバーグについて
ジェシー・アイゼンバーグ(1983年10月5日〜)は、
アメリカのニューヨーク市生まれの俳優です。
主な映画出演作は、
公開年 | タイトル | 役名 |
2004年 | ヴィレッジ | ジェイミソン |
2009年 | ゾンビランド | コロンバス |
2010年 | ソーシャル・ネットワーク | マーク・ザッカーバーグ |
2016年 | バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生 | レックス・ルーサー |
2017年 | ジャスティス・リーグ | |
2019年 | ゾンビランド:ダブルタップ | コロンバス |
「ソーシャル・ネットワーク」(2010年)、
マーク・ザッカーバーグ役で物凄く高い評価を得ました。
・NBR賞 主演男優賞 受賞
・オクラホマ映画批評家協会賞 主演男優賞 受賞
・全米映画批評家協会賞 主演男優賞 受賞
・トロント映画批評家協会賞 主演男優賞 受賞
・ヒューストン映画批評家協会賞 主演男優賞 受賞
・ボストン映画批評家協会賞 主演男優賞 受賞
受賞だけでこの数、
ノミネートを合わせると恐ろしい数です。
アカデミー主演男優賞のノミネートを筆頭に、
計22もの映画賞で主演男優賞候補として名を連ねました。
逆にですね、
「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」で演じたレックス・ルーサー、
演技は酷評されてしまい、ゴールデンラズベリー賞:最低助演男優賞に選ばれてしまっています。
個人的には、演技云々よりも、
この作品自体がそこまで面白いとは・・・。
しっかりと観てしまいましたが、何も残らない作品でした。
好きな方には申し訳ありませんけど。
不名誉な賞も受賞しているジェシー・アイゼンバーグ、
「ソーシャル・ネットワーク」の演技は素晴らしいので大丈夫です。
安心して視聴して頂きたいなと。楽しめますよ。
最後に
「Facebook」を立ち上げた孤高の天才、
マーク・ザッカーバーグを描いたデヴィッド・フィンチャー監督作、
「ソーシャル・ネットワーク」を紹介させて頂きました。
SNSの知識がほとんど無い、無知なおじさんでも楽しめた作品です。
「性格がサイテーだからよ。」と言われたら、
普通の人なら落ち込んで、やる気なんて失せますけど、
その怒りからくる発想力を具現化、それも即。
孤高の天才は恐ろしいですよ。
やり方はアレですけどね。
全てを実話として視聴してしまうと、
不安ばかりが募ってしまいますが、間違いなくパワーのある作品です。
「ソーシャル・ネットワーク」、
まだ観ていない方は是非、1度。
ではまた。