伊坂幸太郎『クジラアタマの王様』あらすじ/感想/評価、夢と現実の繋がり・・傑作エンタメ

RPG(ロールプレイングゲーム)を読み進めているような感覚になる、
伊坂幸太郎のクジラアタマの王様

クジラアタマの王様

✅ 夢と現実を鮮やかにリンクさせる傑作エンタメ

✅ 所々にある挿絵マンガ(夢)もじっくりと見ておくことをオススメします

✅ 文庫で439ページの長編、一気読みです

夢の中と現実をリンクさせる物語なんて、
これまでにも散々擦られてきましたけども、
伊坂幸太郎は別格ですね。

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伊坂幸太郎『クジラアタマの王様』あらすじ/感想/評価

クジラアタマの王様』伊坂幸太郎

目次
  • 第1章「マシュマロとハリネズミ」11〜
  • 第2章「政治家と雷」79〜
  • 第3章「炎とサイコロ」233〜
  • 第4章「マイクロチップと鳥」283〜

物語中、挿絵マンガが計15箇所ほどありますので、
そちらもじっくりと楽しんでください。

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あらすじ

クジラアタマの王様』あらすじ

記憶の片隅にうっすらと、微かに残っているだけ、
しかし、
ハッキリとは思い出せない夢。

「どうも自分は何かと戦っているようだけど・・・?」

製菓会社の広報部署で働く岸は、
商品への異物混入問い合わせを先輩から引き継いだことを皮切りに、
様々なお客様トラブルに見舞われる。

悪意、非難、罵倒と、様々な感情をぶつけられ、
疲れ果てる岸。

そんな中、
とある議員が岸の前に登場し、状況が変わっていく。

その議員曰く、

「岸さんと私は、夢の中で繋がっています。一緒に戦っていますよ」

胡散臭さを存分に味わいながらも、
議員の言葉を完全には否定できない岸、次の言葉を浴びせられた途端、
一応確認してみようと行動を起こす。

「岸さんと私、実はもう1人、夢の中で一緒に戦っている人がいるんです」

信じ難い妙な言葉から繋がった3人の男たち。

夢の中と、現実
解き明かされていく不思議な物語。

クジラアタマの王様

 

 

おじさんの感想

おじさんの声
おじさんの声
クジラアタマの王様』の感想

 

タイトルから物語の内容を想像するのはほぼ無理。
ページをめくり始めたら、
いきなりロールプレイングゲームの始まりのような挿絵マンガがありまして、
「ん?」
と思いつつ読み進めていくと、
世界観にドップリと浸かってしまうクジラアタマの王様

 

伊坂幸太郎の小説は本当にハズれませんね。

 

面白かった。

 

所々の挿絵マンガも、
物語の内容を補完するのに最適ですし、非常に分かりやすく、結構躍動感のあるバトルシーンで楽しめました。
(本文挿画は川口澄子さんが書いているそうです)

 

このクジラアタマの王様
ファンタジーと言えばファンタジー系の小説なんですけど、
夢の中の出来事と現実で起こる出来事を、上手いことリンクさせていますから、
読んでいるうちにファンタジーという感じが薄れていくんですよね。

 

「デジャヴ」とか「正夢」とか、
そういうものの延長線上にあるような気がして、
「最近、見た夢って何だったっけ?」、
などと自分の記憶と戦ってしまい、自分の見た夢は現実世界となんか関係があるのでは?、
そんな風に現実と繋げたくなってしまいます。

 

「ファンタジーと言いたくない!」

 

感覚的にはこうなっていました。

 

・・・何を書いているのか分からないですね・・・。

 

簡単に正直に書きますと、

 

最初、
冒頭がロールプレイングゲームの挿絵マンガと感じたので、
読み終わった後、
「RPGをクリアした後、平和になった様々な街をエンドロールと共に見て回っている達成感」
これを思い出しながらページを閉じていました。

 

ゲームの世界だけど、
現実世界を救ったかのような達成感と安堵感、
そして、
やりきったという満足感を子供の頃に味わったRPG。

 

こんな懐かしい気持ちを思い出させてくれたクジラアタマの王様
私がおじさんだからかもしれませんけど、
オススメしたいと思います。

 

 

レビュー評価

伊坂幸太郎のクジラアタマの王様
ハードカバーの発売は2019年7月5日、
文庫本の発売は2022年6月27日です。

レビュー評価は、

〈アマゾン〉
800件以上のレビューで5点満点中4.2

 

〈BookLive〉
30件以上のレビューで5点満点中4.0

 

〈楽天ブックス〉
90件以上のレビューで5点満点中3.8

 

〈個人的に〉

8.5

私は伊坂幸太郎のファンなので、
むやみに万人向けとは言い難いんですけども、
読書する小説に悩んでいる方がいましたら、とりあえず挑戦として、
手に取ってみてはいかがでしょうか?

多分、損はしないのではないかと。

 

 

最後に

2022年6月27日に文庫本で発売された、
伊坂幸太郎のクジラアタマの王様を紹介させていただきました。

マリアビートル」を原作とした映画、
ブレット・トレイン」を映画館で視聴したりと、
ここ最近伊坂幸太郎に触れていることが多かったです。

もしかしたら、
このクジラアタマの王様もいつの日か映像化されるかもしれませんから、
そのうち、
映画化されたクジラアタマの王様を映画館で視聴し、
文庫化された伊坂幸太郎の新しい小説を読み進める期間、
なんてのが来るかもしれません。

・・・来ますかね?・・・分かりません。

ではまた。

 

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