「後味の悪い小説」、想像力豊かな人は注意が必要です。

2019年11月27日

読み終わった後、イヤ〜な気持ちになってしまう「小説」が存在します。

誰にも勧められない小説」です。

このページをクリックしまったあなたは、たぶん、

後味の悪い小説」が気になっている方、

もしくは、

後味の悪い小説」が好きな方、

そのどちらかだと、私は勝手に思っています。

そんなあなたに紹介させて頂きますが、

お気をつけください。

本当に「後味が悪い」です。トラウマ級です。

早速、紹介させて頂きます。

 

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「後味の悪い小説」、想像力を働かせないでください

 

悲しみのイレーヌ ピエール・ルメートル

 

カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ
No. 邦題 刊行年月(日本) 備考
悲しみのイレーヌ 2015年10月 三部作第一作
その女アレックス 2014年9月 三部作第二作
傷だらけのカミーユ 2016年10月 三部作第三作
わが母なるロージー 2019年9月 番外編

このミステリーがすごい!2015海外部門第1位となった、
その女アレックス」で有名なピエール・ルメートル
彼のデビュー作がこの、「悲しみのイレーヌ」です。

カミーユ・ヴェルーヴェン警部が活躍する三部作の一作目として発売された、

後味の悪い小説」です。

表を見てもらえると分かると思いますが、

日本での発売は、「その女アレックス」が2014年
悲しみのイレーヌ」が2015年

作品の時系列的には逆になっています。
私もそのまま読んでしまって、今現在、時系列通りに読みたかったと後悔しています。
もう遅いんですけどね。

 

ネタバレを極力避けて、紹介させ頂きます。

 

若い女性の惨殺死体が発見され、
パリ警視庁のヴェルーヴェン警部が捜査を担当します。
彼の悲劇はこの時、始まっていました。

裕福な着道楽の部下ルイと共に、捜査にあたるヴェルーヴェン警部

現場に到着して、彼らが見た光景は悲惨極まりないものでした。目を背けたくなるほどの。

現場には犯人のモノと思われる血文字が・・・。

俺は帰ってきた

捜査を進めていく内に、過去の未解決事件との妙な繋がりが浮かび上がってきます。

手口こそ違いますが、
残虐で冷酷なやり口は同一犯の仕業ではないかと、捜査の過程で明らかになり、
これは連続殺人事件だと、ヴェルーヴェン警部たちは確信していきます。

犯人がなぜ、
こんな事件を繰り返し起こしているのか、その動機が明らかになった時、
ヴェルーヴェン警部たち警察は震え上がります。まさか、そんな動機で・・・。

一刻も早く犯人を逮捕しないといけない!

そんな思いに駆られてヴェルーヴェン警部はひた走ります。

が、

ヴェルーヴェン警部悲劇という怪物

この物語のラストで口を大きく開けて待ち構えていました。

ヴェルーヴェンを飲み込むために

 

その女アレックス」で有名なピエール・ルメートルの傑作、
後味の悪い小説」、
悲しみのイレーヌ
気を付けながら、読み進めてください。

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この「後味の悪い小説」を読んだ方達のレビューを、紹介します

 

「悲しみのイレーヌ」を読んだAさんのレビュー

事件の内容に不快感を感じながらも読んでしまいました。
こういう作風なんでしょうが面白かったです。
既読のアレックスとは時系列は逆で、もっと期間をおいてから読めば、終盤をより楽しめたと思いますが、途中でやめられませんでした。

 

「悲しみのイレーヌ」を読んだBさんのレビュー

ピエール・ルメートル初読み。とても面白かったけど、精神的に疲れました。
全然内容は違うけど、「セブン」という映画を思い出しました。

 

「悲しみのイレーヌ」を読んだCさんのレビュー

その女アレックスより先にこちらを読むのをお勧めします。
何を書いてもネタバレになってしまいます。
何とも後味悪く、想像するのがおぞましい。でも、読み手を惹きつける恐ろしく魅力的な作品です。

 

「悲しみのイレーヌ」を読んだDさんのレビュー

もの凄かったです。
三部作の真ん中であるアレックスが先に翻訳されていたので、
そっちから読んだ人が多いと思いますけど、これを1発目に読めた幸運。
タイトルすら幸せなイレーヌに、不穏な空気を纏わせる役割を持っていて、
どこまで計算されているのか恐ろしくなる作品です。
凄かったとしかもう・・・、後味の悪い小説として最凶。

 

「悲しみのイレーヌ」を読んだおじさん

まず、正直に申しますと、
タチが悪いです。

これは「小説」です。活字なんですね。
読んだ人の頭の中に、映像や画像として想像する事になるんです。
ラストなんか悲惨過ぎますよ。
自分の頭の中に、1本の映画を作るようなもんですから、
どんな映画にするのも自由なんですが、
この「悲しみのイレーヌ」は無理です。ある方向で決まってしまいます。
後味の悪い映画」を頭の中で作らされる「後味の悪い小説」です。

本当にタチの悪い「小説」です。

もし、
これから読もうとしている方がいましたら、
是非、気持ちに余裕を持って読み始めてください。
落ち込んでいたり、気分が凹んでいる時には絶対に読まないでください。
物語のラストを知ってしまった時、取り返しのつかないを心に負うかもしれません。
後味の悪い小説」、「悲しみのイレーヌ」、
本当に気を付けてください。

 

 

 

ヴェルーヴェン警部三部作、読む順番のオススメ

 

もし、

ピエール・ルメートルの「小説」を1冊も読んだ事がない方は、

ヴェルーヴェン警部三部作を、時系列通りに読み進めることをオススメします。

 

「ヴェルーヴェン警部三部作、読む順番のオススメ」

順番 小説 備考
悲しみのイレーヌ ヴェルーヴェン警部の過去に触れる
その女アレックス ヴェルーヴェン警部の有名な作品に触れる
傷だらけのカミーユ ヴェルーヴェン警部三部作、完結
わが母なるロージー ヴェルーヴェン警部三部作、番外編

時系列はこれでバッチリです。
ヴェルーヴェン警部の過去に触れておいて、完結まで持っていってください。

 

ネタバレではありませんけど、

個人的に、

悲しみのイレーヌ」がこの中では1番キツかったです。

逆にいうと、

1番心に響いたのが「悲しみのイレーヌ」でした。
ヴェルーヴェンの過去が悲惨過ぎて、
三部作の中で群を抜いてインパクトのあった作品です。
あまり大きな声では言えませんが、私が1番好きなのも「悲しみのイレーヌ」です。
その女アレックス」よりも面白かったと言える「小説」ですね。

あまりオススメ出来ない「小説」ですけど、

このページを読んでしまっている方なら、分かって頂けると思っています。

後味の悪い」という作品の魅力を。

楽しめる方のみ、「悲しみのイレーヌ」をオススメしておきます。

 

最後に

 

このページを読んでくださっている方、

後味の悪い映画」も好きですよね?

デヴィッド・フィンチャー監督の「セブン」、

私も大好きです。

だからなのか、

悲しみのイレーヌ」を面白い「小説」だと、私は思ってしまっています。

あの「後味の悪さ」を「セブン」と重ねてしまっていました。なんとなくですけど。

 

こういう「後味の悪い小説」や、「セブン」などの映画を、

面白かったとオススメしていると、

私の頭は大丈夫かと心配されそうですが、いたって普通です。

ただちょっとだけ、

後味の悪い」という作品に、魅力を感じてしまう脳みそになっただけです。

 

 

も、もう、

戻れませんかね?

 

 

 

 

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