「このミス!」大賞受賞作、映画化されている「果てしなき渇き」

2020年2月11日

第3回このミステリーがすごい!大賞大賞を受賞

深町秋生が本格的に作家デビューした作品、

果てしなき渇き」を紹介させて頂きます。

ハードボイルドな作風が多い深町秋生の、

原点とも言うべき作品です。

受賞時のタイトルは、
果てなき渇きに眼を覚まし」でしたが、単行本化する際に改題され、
果てしなき渇き」となりました。

 

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「このミス!」大賞受賞作、「果てしなき渇き」

 

果てしなき渇き 深町秋生

ネタバレをせずに、紹介します

 

主人公は、元刑事で、現在は警備員をしている男です。

・藤島秋弘(ふじしまあきひろ)
埼玉県大宮署の元刑事
優秀な刑事でしたが、妻の浮気相手を半殺しにしてしまい、刑務所に入らずに済みましたけど、
依願退職という処分で警察を去った藤島。今は警備員として働いています。
妻の浮気で離婚、娘とも離れ離れで暮らしている、何かと抱えている男です。
そして、基本的に最低の男です。

ある日、
藤島は担当エリアのコンビニで大量殺人を目撃してしまいます。
第一発見者となった藤島の元に、ある連絡が。

 

・藤島加奈子(ふじしまかなこ)
高校3年生。藤島の娘です。
表向きは成績優秀な優等生ですが、ある時から行方不明に。
元妻から藤島への連絡は、加奈子を探して欲しいという事でした。
藤島加奈子の部屋を調べている最中、大量の覚醒剤を発見してしまいます。

ここから、
藤島の娘を探すハードボイルドな旅が始まります。
渇きのない旅の始まりです。

徐々に明かされていく加奈子の裏の顔
藤島の知らない娘の顔が、気持ちとは裏腹に鮮明になっていく様に苦しみながら、
藤島自身の体も心も渇ききっていくハードボイルド・サスペンス
果てしなき渇き
癒されない結末にお気をつけください。

 

 

「果てしなき渇き」を読んだ方達のレビューを、紹介します

 

「果てしなき渇き」を読んだAさんのレビュー

すっごい消耗します。不快感も半端ではありません。
でも読み進めてしまう。好きではないけど、全然嫌いじゃないという作品です。
この作家さんの本、他も読んで見ようかなぁと思ってしまいますね。
不思議な本、出てくる人出てくる人、みんなイカレれているけど、
親父に関してはクソヤロー過ぎていっそ清々しいぐらいですよ。

 

「果てしなき渇き」を読んだBさんのレビュー

気持ち悪かったけど、ついつい読み進めてしまいました。
これが父性なんだろうか?
愛情ではなく執着だと思います。
こんな世界が本当に日本にあるとしたら辛すぎます。

 

「果てしなき渇き」を読んだCさんのレビュー

な、なんと凄まじい物語でしょうか・・・。
読む進めるのが苦しい、狂おしい。
しかし、読者に立ち止まる事を許さない本書は読ませます、読ませ続けます。
なんという物語でしょうか!

 

「果てしなき渇き」を読んだおじさん

深町秋生の、
最低な男が娘を探す「ハードボイルド・サスペンス小説」、
果てしなき渇き
気を付けながら読み進めてください。

藤島という男は最低の男です。
娘:加奈子の裏の顔が徐々に鮮明になっていくその過程で、
藤島が元々持っている悪の顔も鮮明になっていきます。
結局は表裏一体なんですね。
藤島のDNAを受け継いでしまっている加奈子
恐ろしいまでの血の濃さを堪能できる作品です。

果てしなき渇き」に対抗するなら、
果てしなき癒し」ですけど、
そんなものはこの作品に存在しません。救われる事はありません。
強いていうなら、
渇いている事すら気付かずに、一心不乱に何かをやり続ける事、渇きを忘れる事です。
藤島にとってのそれは娘を探す事
渇きを感じられずに娘を探すある1人の最低な男ハードボイルド・サスペンス
果てしなき渇き
癒しを求めずに読み進めてください。

 

 

「果てしなき渇き」は映画化されています

 

深町秋生(1975年11月19日〜)は、
山形県南陽市出身の小説家です。

第3回このミステリーがすごい!大賞大賞受賞作
果てしなき渇き」は2014年に日本で映画化され公開されています。

渇き。

監督 中島哲也
原作 深町秋生「果てしなき渇き」
出演(役名) 役所広司(藤島昭和)
小松菜奈(加奈子)
清水尋也(ボク)
妻夫木聡(浅井)
オダギリジョー(浅井)
日本公開 2014年6月27日

・第47回シッチェス・カタロニア国際映画祭・最優秀男優賞:役所広司
・第39回報知映画賞・新人賞:小松菜奈
・第38回日本アカデミー賞 新人俳優賞:小松菜奈
・第69回毎日映画コンクール・スポニチグランプリ新人賞:小松菜奈
・オースティンファンタスティック国際映画祭 最優秀脚本賞
・トロント国際映画祭 正式出品

申し訳ありませんが、
この映画を観ておりませんので、感想が書けません。
小松菜奈さんが凄い評価をされているんだなぁ〜、ぐらいです。
原作がエグ過ぎて観る気があまり起きないのは事実ですが、
もし興味のある方は、今現在、
Netflix(ネットフリックス)」で視聴できますので、是非そちらで。

 

最後に

 

第3回このミステリーがすごい!大賞大賞受賞作
深町秋生の「ハードボイルド・サスペンス小説」、
果てしなき渇き」を紹介させて頂きました。

読みやすく、誰もが楽しめる「小説」ですから、
おすすめです!

とは一切言えない作品です。

読み進めるうちに気分を害する、
救いようのない物語に嫌気が差す、

充分にあり得る事ですから、どうぞ、気を付けながら読み進めてください。

深町秋生原点ともいうべき「果てしなき渇き」、

お気を付けて。

ではまた。

 

 

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