Netflix『エノーラ・ホームズの事件簿』感想、ミリーファンなら必見
「面白かったですか?」と聞かれると、
すいません、そうでもなかったんですけど、
「ミリー・ボビー・ブラウンが好きなんです。観た方がいいですか?」と聞かれれば、
「絶対に観た方がいいです!」
と答えます。
ミリー・ボビー・ブラウンのファッションショー的な楽しみ方が出来ますし、
扱っているテーマは重い感じなんですけど、作品自体は軽い作りで観やすいですから、
気軽に楽しめる映画になっていると思います。
『エノーラ・ホームズの事件簿』
シャーロック・ホームズの妹エノーラが主演のミステリーです。
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Netflix『エノーラ・ホームズの事件簿』
『エノーラ・ホームズの事件簿』
『エノーラ・ホームズの事件簿』予告編-Netflix
監督 | ハリー・ブラッドビア |
原作 | ナンシー・スプリンガー (「エノーラ・ホームズの事件簿シリーズ」より) |
出演(役名) | ミリー・ボビー・ブラウン(エノーラ・ホームズ) |
ヘンリー・カヴィル(シャーロック・ホームズ) | |
サム・クラフリン(マイクロフト・ホームズ) | |
ヘレナ・ボナム=カーター(ユードリア・ホームズ) | |
ルイス・パートリッジ(テュークスベリー子爵) | |
フランシス・デ・ラ・トゥーア(テュークスベリーの祖母) | |
配信 | Netflixで9月23日から配信 |
『エノーラ・ホームズの事件簿』あらすじ
イギリスの郊外に住むエノーラ・ホームズと、その母ユードリア。
2人の兄は離れたロンドンに住んでいる。長男は官僚のマイクロフト。
次男はかの有名な私立探偵シャーロック。
ある日、母ユードリアが突然姿を消してしまう。
エノーラの前から忽然と。2人の兄が帰宅してくることになり、どうしても母の行方が気になるエノーラは、
兄達と再会を果たした後も、母の影を追いかけようとする。しかし、長男マイクロフトはエノーラを寄宿学校に入学させようと画策。
エノーラの自由を奪い、自分が思い描く理想の妹にしようと、
官僚的権力を使い、意のままに操ろうとしてしまう。それでも、母を追いかけたい衝動を抑えきれないエノーラは、
母が残した隠し財産を手に、2人の兄の元から飛び出していく。
エノーラの向かう先はロンドン。母の手がかりを掴むために、
列車に乗り込んだ彼女と偶然にも出会ってしまったのが、
エノーラと同じく家から飛び出して逃げてきたテュークスベリー子爵。テュークスベリーは、軍人にしようとする母親や家族から逃げるために乗車、
かたやエノーラは、自分の母親を探すために乗車、
2人の運命はここで交差することになる。知れば知るほど謎が深まる母ユードリアという存在、
そして、テュークスベリーに襲いかかる黒い影、
エノーラ・ホームズの冒険が始まる。〜『エノーラ・ホームズの事件簿』〜
エノーラ・ホームズを演じるのは、
飛ぶ鳥を落とす勢いで世界的に有名になったミリー・ボビー・ブラウン。
母ユードリアを演じるのが、
「ファイト・クラブ」、「ハリー・ポッターシリーズ」でお馴染み、
ヘレナ・ボナム=カーター。
兄シャーロックを演じているのが、
「スーパーマン」、海外ドラマ「ウィッチャー」のゲバルト役で知られる、
ヘンリー・カヴィル。
ほぼ主役級を集めた豪華キャストで描かれている『エノーラ・ホームズの事件簿』、
今現在、Netflixで視聴可能です。
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エノーラ役:ミリー・ボビー・ブラウンについて
ミリー・ボビー・ブラウン(2004年2月19日〜)は、
イギリスの女優、モデルです。
主な出演作は、
公開年 | タイトル | 役名 |
2016年〜 | ストレンジャー・シングス(ドラマ) | イレブン |
2019年 | ゴジラ キング・オブ・モンスターズ | マディソン・ラッセル |
2020年 | Godzilla vs. Kong | |
エノーラ・ホームズの事件簿 | エノーラ・ホームズ |
NetflixオリジナルSFドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」への出演で、
世界的に有名になったミリー・ボビー・ブラウン。
超能力を持ったイレブン(エル)役は彼女の代名詞的なキャラとなりました。
今年16歳、女優として輝かしい未来が約束されている存在です。
映画への出演は今のところ3作品、
「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」、その続編「Godzilla vs. Kong」(2021年公開予定)、
そして今作『エノーラ・ホームズの事件簿』。
完全な主役というと『エノーラ・ホームズの事件簿』が初ですね。
今後も世界から注目される女優さん、
来年には「Godzilla vs. Kong」の公開が控えていて、
来年かどうかはまだ分かりませんけど「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のシーズン4も控えています。
ファンは首を長くして待っている状態。
新作映画の公開前に、イレブンに再び会う前に、
『エノーラ・ホームズの事件簿』を視聴して、繋いでおいてもよろしいかと。
ファンなら必ず楽しめると思いますよ。
ユードリア役:ヘレナ・ボナム=カーターについて
ヘレナ・ボナム=カーター(1966年5月26日〜)は、
イギリスの女優です。
主な映画出演作は、
公開年 | タイトル | 役名 |
1990年 | ハムレット | オフィーリア |
1992年 | ハワーズ・エンド | ヘレン・シュレーゲル |
1994年 | フランケンシュタイン | エリザベス・フランケンシュタイン |
1995年 | 誘惑のアフロディーテ | アマンダ・ウェインリブ |
1997年 | 鳩の翼 | ケイト・クロイ |
1999年 | ファイト・クラブ | マーラ・シンガー |
2001年 | PLANET OF THE APES/猿の惑星 | アリ |
2003年 | ビッグ・フィッシュ | ジェニファー・ヒル/魔女 |
2005年 | カンバセーションズ | 女性 |
チャーリーとチョコレート工場 | バケット夫人 | |
2007年 | ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 | ベラトリックス・レストレンジ |
スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師 | ミセス・ラヴェット | |
2009年 | ハリー・ポッターと謎のプリンス | ベラトリックス・レストレンジ |
ターミネーター4 | セレーナ・コーガン | |
2010年 | アリス・イン・ワンダーランド | 赤の女王 |
ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 | ベラトリックス・レストレンジ | |
英国王のスピーチ | エリザベス・ボーズ=ライアン | |
2011年 | ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 | ベラトリックス・レストレンジ |
2012年 | ダーク・シャドウ | ジュリア・ホフマン博士 |
2016年 | アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅 | 赤の女王 |
2018年 | オーシャンズ8 | ローズ・ワイル |
2020年 | エノーラ・ホームズの事件簿 | ユードリア・ホームズ |
・「ハワーズ・エンド」(1992年)
☆英国アカデミー賞 助演女優賞ノミネート
・「鳩の翼」(1997年)
☆第70回アカデミー主演女優賞ノミネート
☆ゴールデングローブ賞 主演女優賞(ドラマ部門)ノミネート
☆英国アカデミー賞 主演女優賞ノミネート
・「カンバセーションズ」(2005年)
☆第18回東京国際映画祭 最優秀女優賞受賞
・「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」(2007年)
☆ゴールデングローブ賞 主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)ノミネート
・「英国王のスピーチ」(2010年)
☆第83回アカデミー助演女優賞ノミネート
☆ゴールデングローブ賞 助演女優賞ノミネート
☆英国アカデミー賞 助演女優賞受賞
印象深い作品が数多くあるヘレナ・ボナム=カーター。
個人的に1番印象深くなってしまっているのは、
デヴィッド・フィンチャー監督作「ファイト・クラブ」のマーラですね。
強烈過ぎて、ずっとマーラを引きずってしまっている私ですが、
「ハリーポッターシリーズ」への出演や、ティム・バートン監督作への出演で、
今や大御所女優感を醸し出している大ベテランです。
そんなヘレナ・ボナム=カーターは今作『エノーラ・ホームズの事件簿』で、
ミリー演じるエノーラの母ユードリア・ホームズを演じています。
ひと癖のある人物を演じさせたら間違いない女優さんですから、
母ユードリアに注目して視聴してみるのもアリかなと。
失踪してしまうので、登場シーンはそこまで多くないですけどね。
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シャーロック役:ヘンリー・カヴィルについて
ヘンリー・カヴィル(1983年5月5日〜)は、
イギリスの俳優、モデルです。
主な出演作は、
公開年 | タイトル | 役名 |
2007年 | スターダスト | ハンフリー |
2011年 | インモータルズ -神々の戦い- | テーセウス |
2012年 | シャドー・チェイサー | ウィル・ショー |
2013年 | マン・オブ・スティール | クラーク・ケント/カル=エル/スーパーマン |
2015年 | コートネーム U.N.C.L.E | ナポレオン・ソロ |
2016年 | バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生 | クラーク・ケント/スーパーマン |
2017年 | ジャスティス・リーグ | |
2018年 | ミッション:インポッシブル/フォールアウト | オーガスト・ウォーカー |
2019年 | ウィッチャー(ドラマ) | リヴィアのゲラルト |
2020年 | エノーラ・ホームズの事件簿 | シャーロック・ホームズ |
クラーク・ケント(スーパーマン)役として知られるヘンリー・カヴィル。
私がまともに観た作品は「バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生」ぐらいなので、
あまり印象に残っていない俳優さんなんですが、
Netflixオリジナルドラマ「ウィッチャー」を楽しませてもらいましたから、
今ではリヴィアのゲラルトの俳優さん、そんな印象です。
今作『エノーラ・ホームズの事件簿』では、
ホームズ一家の次男、シャーロックを演じています。
母ユードリア(ヘレナ・ボナム=カーター)、
長男マイクロフト(サム・クラフリン)、
妹エノーラ(ミリー・ボビー・ブラウン)、
ホームズ一家の中で1番まともな人物だと思えるんですから、不思議なもんですね。
かの有名なシャーロック・ホームズなんですけど。
シャーロック・ホームズというキャラは、何人もの俳優さんが演じてきましたので、
それぞれに思い入れがあるかもしれませんが、
ヘンリー・カヴィル版のシャーロックも良い感じです。
落ち着きがあって、エノーラの良き理解者的存在ですし。
『エノーラ・ホームズの事件簿』を視聴すれば、
ヘンリー・カヴィル版のシャーロック・ホームズを楽しめると思います。
『エノーラ・ホームズの事件簿』を視聴した方達の感想
とても分かりやすく、女性に向けて作られた作品という印象です。
事件簿というタイトルから、ホームズのスピンオフ的ミステリーを期待すると、期待外れなので注意が必要です。
どちらかと言えば、少女の冒険物語ですね。
嫌いじゃないけど、もう少しミステリー要素が欲しかったです。
もっと謎解きを期待していたけれどそうでもなくて、意外と社会的要素入っていて勉強になりますが、ストーリーにこれといった意外性もなく普通でした。
物語はイマイチでしたけど、キャストの安定感、ハキのあるミリーボビーブラウンの演技は魅力的です。
マイクロフトってあんなに酷い人だったんですね・・w。
ミリーちゃん目当てで鑑賞しましたけど、若いのに強くて、自分の道をしっかり進んでいるキャラクターがすごく合っていたし、格好良かったです。
ストーリーも分かりやすいから見やすくて、しっかり面白かった作品です。
まず、ミリー・ボビー・ブラウンの演技力が素晴らしいです!
ストレンジャーシングスとは違った英国訛りが素敵でした。
衣装もたくさん変わって観てて楽しいし、女性の社会運動という強いメッセージが込められているのに、重くないのが凄いなと思いました。
おじさんの感想
(ミリーファンなら必見、本格ミステリーが好きならオススメしない)
「ストレンジャー・シングス」で一躍世界的なスター女優となったミリー・ボビー・ブラウン主演のミステリー、
『エノーラ・ホームズの事件簿』
非常に観やすい映画でしたね。
暗くて重くなりがちなミステリー要素を極力小さくして、
兄シャーロックばりの推理力を持ち合わせている妹エノーラの冒険活劇的な作品。
ミリー・ボビー・ブラウンの様々な衣装も楽しめる、ファンには最高の作品ではないでしょうか。
構えて観る必要が全くありません。
逆に言うと、
ホームズ系の謎解きやミステリーを期待して再生してしまうのは危険。
全然面白くない映画という評価になってしまう可能性があります。
上にも書いたんですけど、個人的には、
「面白いからオススメ」とは言えない作品。
「ミリー・ボビー・ブラウンのファンの方にはオススメ」と言いたい作品、ですね。
良い暇潰しになりますし。
全くジャンルの違う映画で申し訳ないんですが、
最近視聴したミリー・ボビー・ブラウンが出演している「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」の方が面白かったです。比べてはいけない異なるジャンルなんでしょうけどね。
一応、そちらもオススメということで。
「ファンじゃないけど、ミリー・ボビー・ブラウンを観てみようかな〜」ぐらいなら、
「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」。
「ミリー・ボビー・ブラウンの大ファンです!」というなら、
『エノーラ・ホームズの事件簿』は必見、そして、「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」も良いですよ。
そんな感じです。
『エノーラ・ホームズの事件簿』は今、
Netflixで視聴可能となっています。
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最後に
ミリー・ボビー・ブラウンのファンが楽しめる映画、
『エノーラ・ホームズの事件簿』を紹介させて頂きました。
個人的には、そこまで面白い作品だとは思いませんでしたが、
気軽に観られましたので、良かったなと。
なんとなく暇潰しに視聴、
ミリーファンだから視聴、
どちらでも安心して視聴できる作品だと思います。
ミリー・ボビー・ブラウンの今後の映画にも期待しつつ、
「ストレンジャー・シングス」シーズン4を心待ちにしております。
ではまた。
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