「コッポラ」が「ドラキュラ」を「映画」にすると、こうなります

2021年7月30日

随分古い「映画」ですが、

個人的には思い出深い「映画」です。

当時、

なぜかこの「映画」をクリスマスイブに映画館で観ました。

フランシス・フォード・コッポラ」の名前もよく知らない子供が、

女の子と一緒に観た「映画」です。

スポンサーリンク

 

「フランシス・フォード・コッポラ」について

フランシス・フォード・コッポラ」は、
1939年4月7日生まれ、アメリカの映画監督、映画プロデューサー、脚本家、実業家、
色々な顔を持つ映画界の巨匠です。

娘のソフィア・コッポラ、息子のロマン・コッポラも映画監督、
甥に俳優のニコラス・ケイジ、映画の世界にドップリな一家の長です。

「コッポラ」のアカデミー賞関連の「映画」を軽く表にしてみると、

「パットン大戦車軍団」
第43回(1970年)アカデミー賞:脚本賞 受賞

 

「ゴッドファーザー」
第45回(1972年)アカデミー賞:作品賞脚色賞 受賞
第45回(1972年)アカデミー賞:監督賞 ノミネート

 

「アメリカン・グラフィティ」
第46回(1973年)アカデミー賞:作品賞 ノミネート

 

「ゴッドファーザーPARTⅡ」
第47回(1974年)アカデミー賞:作品賞監督賞脚色賞 受賞

 

「カンパセーション・・盗聴・・」
第47回(1974年)アカデミー賞:作品賞/脚本賞 ノミネート

同年(1974年)のアカデミー賞で、
「コッポラ」監督作がダブルノミネートされました。

 

「地獄の黙示録」
第52回(1979年)アカデミー賞:作品賞/監督賞/脚色賞 ノミネート

 

「ゴッドファーザーPARTⅢ」
第63回(1990年)アカデミー賞:作品賞/監督賞 ノミネート

言わずと知れた「ゴッドファーザー」シリーズの生みの親と言える1人です。

ゴッドファーザー」では、
マーロン・ブランド主演男優賞を獲得、作品賞、脚色賞を含めて計3部門獲得、

ゴッドファーザーPARTⅡ」では、ロバート・デ・ニーロ助演男優賞を獲得、
作品賞、監督賞、脚色賞、美術賞、作曲賞を含む計6部門を獲得、

約50年前の「映画」なのに、今観ても面白いという、
恐ろしい「映画」を撮った映画監督です。

スポンサーリンク

 

「コッポラ」監督作品の中で、少し異質な「映画」

「地獄の黙示録」も何かと話題にはなりますけど、やはり、

ゴッドファーザー」の「フランシス・フォード・コッポラ」というのが、
印象としては1番強いですね。

タイトルでネタバレしているので、書いてしまいますが、

今回紹介するのは、
「コッポラ」が監督した「ドラキュラ」です。
あの吸血鬼でお馴染み「ドラキュラ」を紹介します。

「コッポラ」監督作品の中では、少し異質な存在です。
私の記憶ですが、たしか、
「コッポラ」作品としてはあまり評価されなかったように記憶しています。
面白い「映画」ですよ。楽しめます。

ですが、評価はパッとしなかったんですよね。

もしかしたら、「ゴッドファーザー」と「地獄の黙示録」で強烈な印象を植え付けられて、
「コッポラ」の「ドラキュラ」を受け付けない人が多かったのかもしれません。
間違った評価の仕方ですけどね。

フランシス・フォード・コッポラ」の「ドラキュラ」、

私は好きな「映画」です。
出演している俳優陣も豪華で、恋愛映画として観入ってしまう可能性もあります。

スポンサーリンク

 

「コッポラ」の「ドラキュラ」、悲しく切ない物語です

ドラキュラ

Bram Stoker's Dracula-Official Trailer[HD]

監督 フランシス・フォード・コッポラ
出演(役名) ゲイリー・オールドマン
(ドラキュラ伯爵)
ウィノナ・ライダー
(ミナ・マーレイ/エリザベータ)
アンソニー・ホプキンス
(ヴァンヘルシング教授/司祭)
キアヌ・リーブス
(ジョナサン・ハーカー)
リチャード・E・グラント
(Dr.ジャック・セワード)
ケイリー・エルウィス
(アーサー・ホルムウッド卿)
ビリー・キャンベル
(クインシー・P・モリス)
アメリカ公開 1992年11月13日
日本公開 1992年12月19日

 

「ドラキュラ」
第65回アカデミー賞
衣装デザイン賞(石岡瑛子)受賞
メイクアップ賞(グレッグ・キャノン、マイケル・バーク、マシュー・W・マングル)受賞
音響編集賞(デヴィッド・E・ストーン、トム・C・マッカーシー)受賞
☆美術賞(トーマス・E・サンダース:美術、ギャレット・ルイス:装置)ノミネート

ネタバレせずに、紹介します。

ルーマニア・トランシルヴァニア城の城主であるドラキュラ伯爵は、
イスラム勢力との戦争に出征します。
そこでドラキュラ伯爵は戦死したと、嘘の情報を真に受けてしまった、
最愛の妻である妃エリザベータ投身自殺をしてしまいます。

戦争から帰ってきたドラキュラ伯爵は、妻の死を悲しみ、
司祭から自殺した霊魂は神に救われないという言葉を聞かされて、
絶望してしまいます。

絶望の末、ドラキュラ伯爵は怒り狂って神への復讐を誓い、
血を糧に生きながらえる吸血鬼となってしまいました。吸血鬼「ドラキュラ」の誕生です。

そして時は経ち400年後、
ロンドンの弁護士・ジョナサンは、
ルーマニアのドラキュラ伯爵からの依頼を受けて彼の城に向かいますが、
そこでドラキュラ伯爵の正体を知ってしまい、城に囚われてしまいます。

ロンドンに渡ったドラキュラ伯爵は、ある女性と出会います。

ジョナサンの婚約者ミナです。

このミナが、かつて投身自殺したドラキュラ伯爵の妻エリザベータに瓜二つなんです。

ジョナサンドラキュラ伯爵の間で揺れ動くミナ

ドラキュラ伯爵ミナにかつての妻を重ねて奪おうとし、
ジョナサンは婚約者ミナを守ろうともがき、400年という時を超えた三角関係を描いた、

悲しくも切ない恋愛映画のような、「コッポラ」の「ドラキュラ」、

おすすめします。

スポンサーリンク

 

「コッポラ」の「ドラキュラ」を観た方達のレビューを、紹介します

 

「ドラキュラ」を観たAさんのレビュー

私のバンパイア熱はここからきていると思います。
ゲイリーも素敵ですし、キアヌも憎めない、でもやっぱりゲイリーには幸せになって欲しい・・、
ともかくバンパイアの方に肩入れしてしまいます。
ウィノダ落ち着いて・・と思いながら鑑賞です。

豪華キャストで衣装も素敵です。多分、衣装は日本人の方ですよね。

 

「ドラキュラ」を観たBさんのレビュー

衣装にうっとり。ゲイリー・オールドマンにもうっとり。
石岡瑛子さんの衣装は本当に美しいですね。
衣装だけでなく、とにかく美しい映画です。そして、純愛の映画です。

 

「ドラキュラ」を観たCさんのレビュー

巨匠コッポラ監督製作、ゲイリー・オールドマン、ウィノナ・ライダー、
アンソニー・ホプキンス、キアヌ・リーヴス、モニカ・ベルッチ等、
超豪華キャスト陣によるゴシックホラー作品です。
実在したルーマニアの串刺し王=ドラキュラ伯爵の新解釈により、
近代のロンドンを舞台に恐怖と哀しみに彩られた映像美が秀逸ですよ。

 

「ドラキュラ」を観たおじさん

ドラキュラ伯爵を演じているのが「ゲイリー・オールドマン」、

ドラキュラと戦うヴァン・ヘルシングを演じる「アンソニー・ホプキンス」、

婚約者を奪われそうになる可哀想なジョナサンを演じる「キアヌ・リーブス」、

ジョナサンとドラキュラ伯爵の間で揺れ動くミナを演じる「ウィノナ・ライダー」、

豪華俳優陣で固めた「コッポラ」の「ドラキュラ」、楽しめると思います。

ゲイリー・オールドマン」と「アンソニー・ホプキンス」は言わずと知れた名優です。
可哀想な「キアヌ・リーブス」を観られるのも珍しいですし、
題材は「ドラキュラ」という使い古されたテーマではありますが、
約2時間、キッチリ楽しめる作品になっています。

「ヴァン・ヘルシング」のような、
派手なアクションを好んでいる方には不向きですが、

ドラキュラ伯爵の悲しくも切ない弱い部分を、
恋愛映画チックに楽しめる方におすすめしたいです。

もちろん、安っぽい恋愛映画ではないので、安心してください。監督は、

フランシス・フォード・コッポラ」ですからね。

「コッポラ」なりの「ドラキュラ」を楽しんでみてください。

 

 

「ゲイリー・オールドマン」について

ゲイリー・オールドマン」の、個人的な好みで作った表が、

公開年 出演映画(役名)
1991年 「JFK」
(リー・ハーヴェイ・オズワルド)
1992年 「ドラキュラ」
(ドラキュラ)
1994年 「レオン」
(ノーマン・スタンスフィールド)
1997年 「フィフス・エレメント」
(ジャン=バティスト・エマニュエル・ゾーグ)
1997年 「エアフォース・ワン」
(イワン・コルシュノフ)
1998年 「ロスト・イン・スペース」
(ドクター・スミス)
2008年 「ダークナイト」
(ジェームズ・”ジム”・ゴードン警部補)
2017年 「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」
(ウィントン・チャーチル)
2020年 「Mank/マンク」
(ハーマン・J・マンキーウィッツ)

2001年の「ハンニバル」は削りました。
あくまでも個人的にですが、「ゲイリー・オールドマン」の使い方が気にくわないので。
「映画」自体も「原作」に遠く及びませんしね。

この他にもたくさんの映画に出演していますが、私の好みだとこんな感じです。

ゲイリー・オールドマン」といえばやはり、
レオン」のスタンスフィールド
あのぶっ飛んでいる演技で、世界中の映画ファンに強烈なインパクトを残しました。
敵役なのにあれだけの魅力が出せる俳優も珍しいと思います。

下手をすると、
レオン」という「映画」の中で、1番好きなキャラクターになってしまうぐらいです。

そんな名優の「ゲイリー・オールドマン」ですが、
意外と個人賞には縁がありません。
2017年にようやくアカデミー賞主演男優賞を獲得していますけど、
それまではノミネート1回のみです。

スタンスフィールドに賞をあげたくなります。役柄に多少の問題があるでしょうけど。

名優「ゲイリー・オールドマン」が熱演しているドラキュラ伯爵
是非ご覧になってください。
ドラキュラ伯爵の悲しくも切ない部分を、
ゲイリー・オールドマン」が演じるとこうなるんだと、約2時間楽しめると思います。

スポンサーリンク

 

最後に

 

子供だった私は、
女の子と一緒にクリスマスイブに「ドラキュラ」を映画館で鑑賞して、

ああでもないこうでもないと、喫茶店で楽しくおしゃべりして、

家に帰りました。

おじさんになると、

クリスマスイブの思い出が少なくてビックリしますね。

悲しくて切なくて、楽しかった思い出を噛み締めながら「ドラキュラ」について書いていました。

うん、

気持ちが悪い

 

ではまた。

 

コッポラ」の代表作といえばこちら

 

▶︎▶︎▶︎「ゴッドファーザー」PARTⅠ、PARTⅡ、歴代映画ランキング常に上位

 

 

(Visited 1,222 times, 1 visits today)

スポンサーリンク