「Netflix」で観る「名作映画」、「それでも夜は明ける」
12年間、信じ続けた男の希望、
「いつか夜は明ける」
長い年月でひたすら信じるだけの日々を送った男の物語です。
アカデミー賞で9部門ノミネート、
その他様々な映画賞を受賞した2013年の「映画」、
「それでも夜は明ける」
紹介します。
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「Netflix」で観る「名作映画」、「それでも夜は明ける」
「それでも夜は明ける」
12 YEARS A SLAVE -Official Trailer(HD)
監督 | スティーヴ・マックイーン |
原作 | ソロモン・ノーサップ「Twelve Years a Slave」※1 |
出演 | キウェテル・イジョフォー |
マイケル・ファスベンダー | |
ベネディクト・カンバーバッチ | |
ポール・ダノ | |
ポール・ジアマッティ | |
ルピタ・ニョンゴ | |
ブラッド・ピット ※2 | |
アメリカ公開 | 2013年11月8日 |
日本公開 | 2014年3月7日 |
※1 原作は、
1853年に発表された「Twelve Years a Slave(12年間、奴隷として)」
1841年にワシントンで誘拐され奴隷として売られた自由黒人ソロモン・ノーサップによる、
奴隷体験記です。実話を基に作られた「映画」、真実の「歴史映画」です。
※2 ブラッド・ピットは、製作にも名を連ねています。
「第86回アカデミー賞」
部門 | 候補 | 結果 |
作品賞 | それでも夜は明ける | 受賞 |
監督賞 | スティーヴ・マックイーン | ノミネート |
主演男優賞 | キウェテル・イジョフォー | ノミネート |
助演男優賞 | マイケル・ファスベンダー | ノミネート |
助演女優賞 | ルピタ・ニョンゴ | 受賞 |
脚色賞 | ジョン・リドリー | 受賞 |
美術賞 | アダム・ストックハウゼン、アリス・ベイカー | ノミネート |
衣装デザイン賞 | パトリシア・ノリス | ノミネート |
編集賞 | ジョー・ウォーカー | ノミネート |
・9部門ノミネート、3部門で受賞です。
この他にも、様々な「映画賞」を受賞していますが、あまりにも多いので、
代表してアカデミー賞を表示させております。もの凄い数の「映画賞」を受賞しています。
ネタバレをせずに、紹介します。
・自由黒人のヴァイオリニスト:ソロモン・ノーサップ(キウェテル・イジョフォー)
妻と子供2人、幸せな生活を送っていたノーサップ、
ある日、金儲けが出来ると2人組の男たちに誘われます。
そしてある晩、2人組の男たちに薬漬けにされ、
昏睡したまま奴隷商に売られることになってしまいました。完全に騙されてしまいます。
自分は、
北部の自由黒人だと主張しますけど、もうどうにもなりません。
奴隷として買われてしまいます。
ここからノーサップの生活は一変します。奴隷としての生活がスタートです。
奴隷の生活は、誰の奴隷かによって全く異なります。
マトモな人間の奴隷になれば、
奴隷とはいえ人としての生活をおくれますけど、
マトモではない人間の奴隷になってしまうと、
奴隷の生活は奴隷、
それ以上にはどうあがいてもなれません。人として扱われることは皆無です。
そんな状態を12年間、もがき続けた男ノーサック、
ある男との出会いから事態は急展開を迎えることに・・・。
ソロモン・ノーサップという、
実在した自由黒人が書いた奴隷体験記を基に作られた「名作映画」、
「それでも夜は明ける」
「Netflix(ネットフリックス)」で視聴可能です。
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「それでも夜は明ける」を観た方達のレビューを、紹介します
本当なのかと疑うくらい残酷な話です。
これが真実っていうのがすごくツライ。
ムチで人を打って、当たり前のように「これは罪じゃない」って言えるんですね。
怒りが込み上げて来ますよ。
それと同時に、人間の残酷さを改めて感じる映画です。
ブラピ、その役はずるいよ!と思ったのは私だけでしょうか・・。
重めの内容だけど、高校の授業とかで見せてあげて欲しい映画です。
思っていた以上に過酷な環境が描かれていて、自分が平和すぎて申し訳ない気分になりました。
映画化してくれてありがとう。
本当に辛過ぎて観続けるのがかなりキツかったですね・・・。
ただ、観て良かったと心から思いました。
縄に縛られて吊るされているシーンの長さや、ヨルダン川の歌を皆で歌うシーン。様々な事を訴えかけてくるシーンが多々ありました。
パッツィーとの別れのシーンとかかなり複雑・・・。
こういう時代があった事を薄っすら知ってはいましたけど、この映画を通してより理解したいと思えましたし、薄っすらではダメだと感じましたね。
当時無知な僕は、
自由黒人と奴隷黒人という言葉を聞いた時に鳥肌が立ちました。
白人至上主義者からすると、黒人は差別するのは当然で、
その中でも奴隷にして良い黒人と、そうでない黒人という認識をしているということが、
この作品を通じて分かりました。
人をモノのように扱い、いる・いらないや、
使いやすい・使いにくいで判断するその姿勢は、到底受け入れられるものではありません。
ここまで憤りを覚えさせることが出来るのは、
この作品の構成や表現能力の工夫と、努力の結晶であるとも感じました。
観終わった後のドシッと重さが残る感覚は、決して良い感情ではありませんけど、
そうしてでもなお知るべき事実であると思いますので、
この作品は高評価させて頂きました。
・「それでも夜は明ける」を観たおじさんの感想
(面白い映画だとは言えないけど、観ておくべき映画だとは思います)
アカデミー賞の作品賞受賞ということで、
観てみようと思い立ち、視聴した「映画」です。
「それでも夜は明ける」は、
実話を基に作られた「映画」。最初から最後まで、ほとんどの事柄が事実です。
奴隷として売られたのも、奴隷として劣悪な環境で12年間もの間我慢し続けていたのも、
そのどれもが事実なんですね。
観ている間、ずっとツライ気持ちと、痛さが伝わってくる描写の数々で、
かなり凹んでしまう「映画」になっています。ドキュメンタリーレベルで。実話ですしね。
個人的にですが、
「映画」というのを「娯楽」として解釈しています。そうあるべきでは、と。
もちろん、
「映画」によっては凹ませれる事もありますし、考え込んでしまう「映画」もあります。
ですが最終的には楽しめれば良いのでは、
どんなジャンルの「映画」でも、面白かったと思えたらそれでOK!
そんな想いでいますので、
深く考えさせられる「映画」を好んで観る事はありません。結果としてそうなってしまうのは致し方ないと思えますけどね。
「それでも夜は明ける」という「映画」は、
もう1度観るような「映画」ではありません。1度観ておけばもう良いでしょ・・、
それぐらいキツイ「映画」です。
まだ観ていない方は、歴史的事実として視聴して頂いて、
ラストの字幕までを受け止めてください。複雑な想いを抱くと思います。
打ちのめされる方もいるかもしれません。
それでも1度は、
観ておくべき「映画」だと、私は思っています。理由は単純ですよ。
カッコいい事は言えません。奴隷についてとか歴史についてとか。
ただ単純に、
心に残る「映画」だからです。1度観たら忘れられません。
確実に凹むし考えさせられる「映画」ですけど、
50本に1本ぐらいの割合でしょうから、1度だけ、
「それでも夜は明ける」
を視聴してみてください。楽しめませんけどね。
今現在、「Netflix(ネットフリックス)」で視聴可能です
キウェテル・イジョフォーについて
キウェテル・イジョフォー(1977年7月10日〜)は、
イギリス出身の俳優さんです。
主な出演作に、
公開年 | タイトル | 役名 |
1997年 | アミスタッド | コヴィ |
2006年 | インサイド・マン | ビル・ミッチェル |
トゥモロー・ワールド | ルーク | |
2007年 | アメリカン・ギャングスター | ヒューイ・ルーカス |
2013年 | それでも夜は明ける | ソロモン・ノーサップ |
2015年 | オデッセイ | ビンセント・カプーア |
シークレット・アイズ | レイモンド・カステン |
私が知っているタイトルだと、こんな感じです。
「Netflix(ネットフリックス)」内で、
「キウェテル・イジョフォー」で検索すれば、
・インサイド・マン
・トゥモロー・ワールド
・アメリカン・ギャングスター
・シークレット・アイズ
・それでも夜は明ける
・神の日曜日(ネットフリックスオリジナル映画)
などの「映画」がヒットします。
ちょっと前まで「オデッセイ」もあったと記憶していますが、
今現在はなくなっているようです。検索してもありませんでした。
「Netflix(ネットフリックス)」に加入しておけば、
「キウェテル・イジョフォー」の出演している「映画」をたくさん視聴できますので、
興味のある方は是非加入してください。暇潰しになりますからね。
最後に
おいそれと軽く紹介できない「映画」ですけど、
書かせて頂きました。
落ち込んでいる時の解消手段、
楽しい時間を過ごそうと鑑賞、
オススメは出来ません。
どちらも失敗に終わります。凹みますから。
充分な余裕を持って、
「それでも夜は明ける」を視聴してください。必ず余裕を持って。
「名作映画」には違いないですので、損はありませんけどね。
ただ凹むだけです。
お気をつけて。
ではまた。
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