ホラーサスペンス『悪魔を憐れむ歌』、エクソシスト役はデンゼル・ワシントン

2020年12月25日

私は、

ローリング・ストーンズに思い入れは無いんですが、

Time is on my side」を聞くとある映画を思い出してしまいます。

iTunesにも入っていないから、

あまり聞く機会もありませんけど、

ふとしたキッカケで、

タァ〜ア〜アァ〜イズオンマイサイイエスッティ〜ズ
(こう聞こえてしまうだけです)

このフレーズでデンゼル・ワシントンの顔を思い出し、

悪魔を憐れむ歌』を。

バージョンの異なった「エクソシスト」です。

 

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ホラーサスペンス『悪魔を憐れむ歌』

 

悪魔を憐れむ歌

Fallen(1998) Official Trailer - Denzel Washington

監督 グレゴリー・ホブリット
脚本 ニコラス・カザン
出演(役名) デンゼル・ワシントン(ジョン・ホブズ刑事)
ジョン・グッドマン(ジョーンジー刑事)
ドナルド・サザーランド(スタントン警部補)
エンベス・デイヴィッツ(グレタ・ミラノ)
イライアス・コティーズ(エドガー・リース)
アメリカ公開 1998年1月16日
日本公開 1998年7月11日

 

悪魔を憐れむ歌あらすじ

「俺は、自由になって戻ってくる
そう言い残して処刑されたエドガー・リース
連続殺人犯だったリースは、
フィラデルフィア警察のジョン・ホブズに逮捕され、
裁判で死刑判決を受けて、
毒ガスにより処刑された。
リースは処刑間際、
ストーンズの「Time is on my side」を口ずさみ、
「早く殺せ」と悪態をつきながら絶命。
リースの死後、
リースと同じ手口による殺人事件が発生し、
ホブズは再びリースを追いかけることに。
リースの影を。リースと同じそれを・・・。
俺は戻ってきた

〜『悪魔を憐れむ歌』〜

悪魔と刑事の壮絶な戦いを描いている、
ホラーサスペンスです。

・ジョン・ホブズ刑事(デンゼル・ワシントン)
フィラデルフィア警察の刑事。
連続殺人犯エドガー・リースを処刑室に送り込んだ張本人です。

・エドガー・リース(イライアス・コティーズ)
連続殺人犯で死刑執行を待つリース
ホブズに対する執着を見せ、死刑執行前、ホブズを呼び出して握手を交わしています。
俺は自由になって戻ってくる
ホブズは半笑いでいなしますけど、残念ながらリースの言葉は現実に。

次々とホブズの前に現れるリースの影

リースの魂が人々に乗り移り、
悪魔同然となって再びこの世に舞い戻ってきたのか

明らかに自分を狙っている者たちへの疑問が、
確信に変わり、ホブズはその何かの正体を突き止めようとします。

タァ〜ア〜アァ〜イズオンマイサイイエスッティ〜ズ

デンゼル・ワシントン主演、
ジャンルはホラーサスペンスですが、
恐怖というよりも、よく出来たサスペンスものとしてオススメできる作品、
悪魔を憐れむ歌
バージョン違いエクソシストみたいで、楽しめますよ。

 

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『悪魔を憐れむ歌』を観た方達のレビューを、紹介します

 

 

『悪魔を憐れむ歌』を観たAさんのレビュー

デンゼル・ワシントン演じる主人公の刑事を恨んでいる、死刑執行された男。
直後から奇妙な殺人事件が起き始める・・・というお話です。
なかなかに怖いし、歌の使い方も良かったです。

 

 

『悪魔を憐れむ歌』を観たBさんのレビュー

カテゴリー通り、サスペンスとして楽しめる映画です。
エクソシスト系も好きですが、悪魔との心理戦が良かったです。
怖いのが苦手という方でも、全く問題なく楽しますよ。
この悪魔、なんか憎めませんし。

 

 

『悪魔を憐れむ歌』を観たCさんのレビュー

面白いです。
ストーリーの展開が秀逸であるとともに、映像、特に、
露出がアンダーな部分の発色の良いしっとりとした映り込みがとても好みです。
最近、この色合いの映像になかなか出会えていません。
好きだったコダクロームのような・・・。
サスペンスの中にオカルトも少し配合させて、恐怖はあまり感じませんが、
ストーリーを想像していくと静かな恐怖心を味わえます。
冒頭とラストのシーンが繋がり、悪は輪廻します。
人の悪意が消えることはないのかもしれません。

 

 

『悪魔を憐れむ歌』を観たおじさん

 

ストーンズの「Time is on my side」で思い出してしまう映画、
悪魔を憐れむ歌
少しバージョンを変えたエクソシストです。

 

本家の「エクソシスト」は、
1人の少女の中に入り込んだ悪魔を追い払おうとして、
神父さん達が頑張るお話ですけど、
こちらの『悪魔を憐れむ歌』は、
追い払うのではなく、追いかけるバージョンとなっています。

 

本家は1人の少女の中に入り込んだ悪魔
こちらは、誰にでも入り込める悪魔
絶対に移動しないぞと頑張っていた悪魔が本家で、
ガンガン移動するから、捕まえてみな、という悪魔がこちら
バージョンを変えた「エクソシスト」、そんな風に思ってしまいました。
神父さんを刑事に変えて移動可能能力を備えた悪魔が中心の物語です。

 

少し軽く書きすぎてしまいましたが、
悪魔を憐れむ歌』はよく出来たサスペンスだと思っています。
冒頭とラストがバチっとハマる作りですし、
恐怖はそこまで感じませんけど、
犯人を追いかける刑事ものとしての面白さも、十分に備わっている作品です。
ちょっと怖くて2時間でバチっと決まるサスペンスを観たい方に、
オススメさせていただきます。

 

 

 

デンゼル・ワシントンについて

 

デンゼル・ワシントン(1954年12月28日〜)は、
アメリカ合衆国ニューヨーク州マウント・バーノン出身の、
俳優、映画監督、映画プロデューサーです。

主な映画出演作は、

公開年 タイトル 役名
1987年 遠い夜明け スティーヴ・ピコ
1989年 グローリー トリップ二等兵
1992年 マルコムX マルコムX
1993年 ペリカン文書 グレイ・グランサム記者
フィラデルフィア ジョー・ミラー弁護士
1995年 クリムゾン・タイド ロン・ハンター少佐
1996年 戦火の勇気 ナサニエル・サーリング中佐
1998年 悪魔を憐れむ歌 ジョン・ホブズ刑事
1999年 ボーン・コレクター リンカーン・ライム科学捜査官
ザ・ハリケーン ルービン・カーター
2001年 トレーニング デイ アロンゾ・ハリス刑事
2006年 インサイド・マン キース・フレイジャー刑事
2007年 アメリカン・ギャングスター フランク・ルーカス
2012年 フライト ウィリアム・ウィテカー機長

1989年グローリー」で、
アカデミー助演男優賞受賞。「グローリー」は他にも撮影賞録音賞受賞しています。

2001年トレーニング デイ」で、
アカデミー主演男優賞受賞

アフリカ系アメリカ人では、シドニー・ポワチエに続いて、
2人目となるアカデミー主演男優賞獲得した俳優です。

(マルコムX)

個人的には、
1992年マルコムX」も好きなんですが、
1999年ボーン・コレクター」と、今作『悪魔の憐れむ歌』の、
デンゼル・ワシントンが印象深いですね。
完全な好みですけど。

今年で65歳となるデンゼル・ワシントン
黒人俳優として、映画俳優としてもすでに大御所です。

 

最後に

 

ストーンズの「Time is on my side」、

ワンフレーズを聞いてしまうとどうしても思い出す映画、

悪魔を憐れむ歌』を紹介させて頂きました。

ある曲を聴くと思い出す映画、

多いようで少ないですから、

貴重な作品です。

インパクトはありましたからね。
サスペンスとして、ちゃんと2時間楽しめますし。

悪魔を憐れむ歌』、
デンゼル・ワシントン悪魔の戦いを楽しんでみてください。

ではまた。

 

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