12万人の命を救った実話『アウシュヴィッツ・レポート』7月30日全国順次公開
2021年7月に続々と公開される、
実話を基にした映画。
その中の1つが、
『アウシュヴィッツ・レポート』です。
『アウシュヴィッツ・レポート』
✔︎ 1942年、
アウシュヴィッツに強制収容された2人の若いスロバキア系ユダヤ人
✔︎ 1944年、
2人は収容所を脱走し、アウシュヴィッツの内情を描いた32ページのレポートを作成
✔︎ 結果的に、
そのレポートが12万人以上の命を救った
実話を基に製作された『アウシュヴィッツ・レポート』、
7月30日(金)から全国で順次公開予定となっています。
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『アウシュヴィッツ・レポート』
『アウシュヴィッツ・レポート』
アカデミー賞国際長編映画賞、
勇気ある脱走兵の報告書が12万人の命を救った実話
映画『アウシュヴィッツ・レポート』予告編
・監督/脚本
ペテル・ベブヤク
・キャスト(役名)
ノエル・ツツォル
(アルフレート・ヴェツラー)
ペテル・オンドレイチカ
(ヴァルター・ローゼンベルク/後にルドルフ・ヴルバに改名)
ジョン・ハナー
(ウォレン/赤十字職員)
ボイチェフ・メツファルドフスキ
(コズロフスキ/点呼責任者)
ヤツェク・ベレル
(ヘルシェク)
ヤン・ネドバル
(バヴェル)
フロリアン・パンツナー
(ラウスマン伍長)
ラース・ルドルフ
(クヅク兵士)
・日本公開2021年7月30日
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あらすじ
『アウシュヴィッツ・レポート』あらすじ
12万人以上のハンガリー系ユダヤ人の命を救ったレポート
1942年、
アウシュヴィッツに強制収容された2人の若いスロバキア系ユダヤ人、
アルフレート・ヴェツラーと、
ヴァルター・ローゼンベルグ。
約2年間もの間、アウシュヴィッツで過ごした2人は、
1944年4月10日、
収容所を脱走することに成功する。
その後、
アウシュヴィッツの内情を描いた32ページのレポートを2人で作成、
完成させた。
収容所の内情、レイアウト、
ガス室の詳細などが事細かく書かれているこのレポートは、
非常に説得力のある内容で、
「ヴルバ=ヴェツラー・レポート(通称アウシュヴィッツ・レポート)」
として連合軍に報告され、
アウシュヴィッツに強制移送される予定だった、
12万人以上のハンガリー系ユダヤ人の命を救った。
〜『アウシュヴィッツ・レポート』〜
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実話
2021年7月30日から全国で順次公開予定となっている、
『アウシュヴィッツ・レポート』は、
実話を基に製作された映画です。
その実話部分を調べてみると、
残念ながら、細かな詳細は分からずじまい・・・。
一応、wikipediaに記載されていたのは、これぐらいです。
wikipedia/アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所
・目次:主な人物(五十音順)の「脱獄した人物」部分
✅ イェジ・ビェレツキ
恋人シーラと共に脱出したが生き別れる。
映画「あの日 あの時 愛の記憶」のモデル。
✅ ヴィトルト・ピレツキ
自ら収容され脱出したエージェント。3つのレポートで内情を連合国に伝えた。
✅ カジミェシュ・ピエホフスキー
ポーランド人兵士。3人の仲間と共に脱出。
✅ ルドルフ・ヴルバ
ユダヤ人生物学者。
脱獄後、脱獄者アルフレート・ヴェッツラーと「ヴルバ=ヴェッツラー・レポート」を作成、
虐殺を伝えた。
「脱獄した人物」の4人目に書かれている、
ルドルフ・ヴルバの実話を基にした映画が、
7月30日から公開される『アウシュヴィッツ・レポート』。
(作中で、ヴァルター・ローゼンベルクが改名してルドルフ・ヴルバに)
✔︎ ルドルフ・ヴルバ(1924年9月11日〜2006年3月27日)、
本家のwikiにはページが存在しておりませんけど、
「ルドルフ・ヴルバ」と検索すると、こんなページがヒットします。
このページの捉え方が分からないので、
すいませんが、クリックして視聴する際は、自己責任でお願いします。
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アカデミー賞:国際長編映画賞
12万人の命を救った実話『アウシュヴィッツ・レポート』は、
本年度アカデミー賞:国際長編映画賞(スロバキア代表)と表記されています。
この表記がややこしくて、
すでに国際長編映画賞を受賞していると勘違いさせられたので、
詳細を記載しますと、
アカデミー賞:国際長編映画賞
✅ 従来の名称はアカデミー外国語映画賞
✅ アメリカ以外の映画、外国語(英語以外の言語)の映画のための賞
✅ アメリカで上映されていなくても問題なし
✅ 毎年各国から1作品だけ出品し(例:日本から1作、韓国から1作・・)
最終候補の9作品が厳選され発表、
そのうちの5作品のみが本選にノミネートされる
『アウシュヴィッツ・レポート』は、
アカデミー賞:国際長編映画賞に出品する「スロバキア代表の1作」となっているだけで、
ノミネートもまだ未定、というのが現状です。
答えが出るのは来年、
2022年に開催される第94回アカデミー賞で、
ということになります。
国際長編映画賞の受賞作をかなり振り返ってしまい、
ややこしい表記にちょっとアレでしたから、
書かせていただきました。
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最後に:7月に公開される実話系映画
2021年の7月、
夏場らしい映画の公開も多いんですけど、
実話を基にした重い内容の映画の公開も目立ちます。
7月中に公開される実話を基にした重い内容の映画(主観)
✅ 7月9日「ライトハウス 」
(1801年、ウェールズのスモール灯台で起きた悲劇)
✅ 7月23日「復讐者たち」
(ホロコーストを生き延びたユダヤ人たちの復讐計画)
✅ 7月30日『アウシュヴィッツ・レポート』
(アウシュヴィッツ収容所を脱走した2人が救った12万人の命)
✅ 7月31日「名もなき歌」
(乳児売買組織に赤ん坊を奪われた女性の実話)
✅ 7月31日「8時15分 ヒロシマ 父から娘へ」
(広島に投下された原子爆弾を至近距離で被爆した壮絶体験を映画化)
映画館で明るい気持ちになれるような映画はありませんけど、
何かしらの爪痕が刻まれる可能性の高い作品ばかりではないかと。
大作映画で派手に、も良いですし、
重い内容の映画で真剣に、それも選択肢の1つです。
映画館で映画を視聴する際には、
暑さ対策とコロナ対策をしっかりして、良い2時間を過ごせることを祈っています。
ではまた。