ガイ・リッチーの原点!『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』
ガイ・リッチー監督作、
まず思い浮かべるのは「スナッチ」でしょうか?
2001年に日本で公開された「スナッチ」、
ベニチオ・デル・トロ、ブラッド・ピットなど、名の通った俳優も出演しているこの映画は、
日本にもガイ・リッチー監督ファンを数多く作った作品になりました。
ですが、
私個人が愛して止まないガイ・リッチー監督作は、こちら。
『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』
ガイ・リッチー監督の原点、爽快感抜群の群像劇。
この映画が始まりですね。
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『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』
『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』
Lock,Stock and Two Smoking Barrels-Trailer
・監督/脚本
ガイ・リッチー
・出演(役名)
ニック・モラン(エディ)
ジェイソン・ステイサム(ベーコン)
ジェイソン・フレミング(トム)
デクスター・フレッチャー(ソープ)
スティング(JD)
スティーヴン・マッキントッシュ(ウィンストン)
ヴィニー・ジョーンズ(ビッグ・クリス)
ピーター・マクニコール(リトル・クリス)
P・H・モリアーティ(”ハチェット”ハリー)
・日本公開1999年8月7日
ガイ・リッチー監督の長編映画デビュー作、
今やアクションスターとなった感のあるジェイソン・ステイサムのデビュー作、
元プロサッカー選手とは思えない演技を魅せるヴィニー・ジョーンズの俳優デビュー作、
それが、
『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』です。
ガイ・リッチー映画のファンが、世界中に生まれたのもこの時でした。
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あらすじ
『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』あらすじ
イギリス:ロンドンの下町。
盗品の売買などで小銭を稼ぐエディ、ベーコン、トム、ソープ、
この4人の悪仲間が、
一攫千金を狙って10万ポンドを用意し、
ハリーの賭場でポーカー勝負をすることになった。
しかし、
ハリーのイカサマによって10万ポンドは消し飛び、
さらに50万ポンドの借金を背負ってしまう。
返済期間は1週間。
為す術なく途方に暮れるエディー達・・・。
そんな状態のエディー達の前になんと!朗報が転がり込んでくる。
「アパートの隣部屋を拠点としているギャングが、
大麻の売人を襲撃する計画を立てている!大金が目の前に!」
エディー達にはもう、退路なんて存在していない。
なりふり構わず前に進むしか道は残されていない。
50万ポンドの返済期間はたったの1週間・・・。
「完璧な、本当に完璧な計画を練って、強奪&返済!!」
完璧な計画は、エディ達の知らないところで、
ゴロゴロゴロゴロと思いもよらない方向へ転がり続けて行く。
〜『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』〜
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『ロック、ストック〜』を観た方達の感想
カッコいいイギリスの男達の映画です。
ギャングとか登場しますけど、色々と間が抜けてたりトチ狂っていたりで、おバカだけど憎めない男特有の仲間って良いですよね。
ラフに楽しめて最高!!
キャストも含めて、これを下敷きに「スナッチ」を作ったんだなとハッキリ分かります。そういう意味で楽しめました。
ステイサムはもっと投げやりな感じの方が魅力的ですね。
とりあえず、機関銃最高!
ジェイソンステイサムのデビュー作で、ガイリッチーの名が知れ渡った映画です。
イギリスのロックバンド、スティングも出演しています。
脚本もすごく面白くて、音楽も最高。クライムアクション映画の中で傑作中の傑作だと思います。
雰囲気、ストーリー、音楽、キャラクター、全てが最高です。
出てくる男がみんな渋くてカッコよくて、メチャメチャ痺れてしまいますね。
クリスのラストのセリフ、
”It's been emotional.”に全てが詰まっている気がしました。
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おじさんの感想
(20年以上前の映画、色あせませんね)
今現在、
2021年5月下旬のレビューを調べてみると、
あるサイトでは、3500件以上のレビューで平均点が4.1という高得点を叩き出している、
『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』。
今でも色あせないガイ・リッチー監督の長編デビュー作。
ここから全てが始まったのは明らかです。
「スナッチ」「ジェントルメン」などの群像劇は、
『ロック、ストック〜』が根底に流れているのは間違いありません。
ほぼほぼ同じ作り方の映画ですからね。キャストが派手になっただけで。
だからと言って原点が最高!と言いたいわけではないんです。
ただただ最高に面白かった映画です!
と、事実をお知らせしたいだけなんです。
「スナッチ」と比べると、
物語のまとまり感は『ロック、ストック〜』の方が上だと思います。
最後にまとまるのは同じですけど、
とっ散らかり具合が派手なのが「スナッチ」。
「ジェントルメン」と比べると、
明らかに違うのはスピード感ですね。
パワーと言っても良いかもしれませんが、まとまりのある落ち着いた群像劇が「ジェントルメン」。
スピードとパワーでグイグイ押しまくる群像劇が『ロック、ストック〜』であり、
「スナッチ」ではないかと。
変な言葉で申し訳ありませんが、
ドーンとガッツリ楽しむなら『ロック、ストック〜』か「スナッチ」。
ゆっくり物語を噛み締めながら楽しむなら「ジェントルメン」。
そして3本とも伏線回収型群像劇。
どのガイ・リッチー監督作が1番になるのかは、
人それぞれ違いますので、是非、3本とも視聴して比べてみて欲しいと思っています。
私が1番好きなのは『ロック、ストック〜』。
音楽の影響もあるんでしょうけどね。
今でも大好きな映画です。
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『ロック、ストック〜』サントラ
映画と同様に音楽も素晴らしい。
好みと言われたらそれまでなんですけど。
ただ、1つだけ声を大にしてお伝えしたいんです。1つだけ。
『ロック、ストック〜』オリジナル・サウンドトラック
01.Hundred Mile High City
(オーシャン・カラー・シーン)
03.The Boss
(ジェームス・ブラウン)
04.Truly,Madly,Deeply
(スカンガ)
06.Police and Thieves
(ジュニア・マーヴィン)
08.Spooky
(ダスティ・スプリングフィールド)
12.Walk This Land
(E-Zローラーズ)
14.I Wanna Be Your Dog
(ザ・ストゥージズ)
16.Liar,Liar
(ザ・キャスタウェイズ)
18.Why Did You Do It
(ストレッチ)
24.The Payback
(ジェームス・ブラウン)
25.Fools Gold
(ザ・ストーン・ローゼズ)
全27曲が収録されているサウンドトラックの1部です
『ロック、ストック〜』の終盤、
物語が締めの段階に入った時、完璧なタイミングで超カッコ良くバチっと流れてくるのが、
ザ・ストーン・ローゼズ「Fools Gold」。
私はこれにやられて鳥肌が立ち、
『ロック、ストック〜』の視聴後の爽快感が倍増してしまいました。
オープニングのオーシャン・カラー・シーンもカッコ良いんですけど、
あのタイミングで「Fools Gold」はちょっと・・・。
何回観て聴いても同じように、鳥肌が立ってしまいます。
ローゼズファンはもちろん、
これから『ロック、ストック〜』を観ようと思っているなら、
音楽にも注目してみてください。
最後に
ガイ・リッチー監督の長編デビュー作で原点、
『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』を紹介させていただきました。
ジェイソン・ステイサムのデビュー作としても、
今となっては、変な言い方ですけど、感慨深い感じを受けてしまいますね。
今やアクションスターとなったステイサムの若かりし頃・・・、
見た目は大して変わっておりませんが。
ステイサム&リッチーの1作目がこの『ロック、ストック〜』なら、
4作目となる「ラース・オブ・マン」が、
今のところ今年中に、日本で公開される予定となっています。
ガッツリアクションな映画らしいので、
これはこれで楽しみです。
全国でステイサム&リッチーの4作目を楽しめるぐらい、
色々と落ち着いてくれるのを祈っています。
ではまた。
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