「ラストサムライ」、渡辺謙のハリウッド映画原点というべき作品
2003年に日本で公開、
この「映画」の情報を始めて聞いた時には、
自分の耳を疑ってしまいましたね。
まさかトム・クルーズ主演映画に日本人俳優が出演するとは・・・。
今現在なら、
ハリウッド映画に出演する日本人俳優、想像しやすくなりました。
この「映画」のおかげ、もしくは、
この「映画」に出演していた日本人俳優のおかげ、と言えるかもしれません。
たらればになってしまいますが、
もし、松田優作が生きていたなら、そんな橋渡しを松田優作がしていたかも・・・。
ハリウッドと日本人俳優の橋渡し。
松田優作のバトンを受けて、
今もハリウッドで活躍している渡辺謙、
「ラストサムライ」は彼の初ハリウッド映画です。
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渡辺謙のハリウッド映画原点「ラストサムライ」
「ラストサムライ」
The Last Samurai Official Trailer #1
監督 | エドワード・ズウィック |
製作 | トム・クルーズ 他 |
出演(役名) | トム・クルーズ (ネイサン・オールグレン大尉) |
渡辺謙 (勝元盛次) |
|
真田広之 (氏尾) |
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小雪 (たか) |
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小山田真 (信忠) |
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ティモシー・スポール (サイモン・グレアム) |
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ビリー・コノリー (ゼブロン・ガント軍曹) |
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中村七之助 (明治天皇) |
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アメリカ公開 | 2003年12月5日 |
日本公開 | 2003年12月6日 |
・第61回ゴールデングローブ賞・助演男優賞:ノミネート
・第76回アカデミー賞・助演男優賞:ノミネート
・第70回サターン賞・助演男優賞:ノミネート
・2004年、日本で公開された映画の興行成績:1位
・日本での興行収入:137億円
・日本での観客動員数:1410万人
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「ラストサムライ」をネタバレをせずに、紹介します
時代は、
日本が明治維新を成し、
近代国家建設のために急速な近代的軍備の増強を目指していた時代。
幕末です。侍は過去になりつつある時代。
・ネイサン・オールグレン大尉(トム・クルーズ)
南北戦争時代、北軍の士官として参戦していたネイサンは、
南軍やインディアンと戦っていました。
戦争はいつの時代も悲惨で、関係の無いインディアンの部族に攻撃したり、
インディアンの子供たちを打ち続けたりと、残酷な毎日。
良心の呵責に悩まされていたネイサンは、戦場での体験がトラウマとなり、
酒浸りの日々を送ることに。
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そんなネイサンのもとに、ある日本人の大臣がオファーです。
戦場の英雄を、
日本の軍隊の教授職として大金を積んで雇い、
軍隊強化に一役買ってもらおうと。
ネイサンは僚友ガントと共に日本へ。
・勝元盛次(渡辺謙)
明治政府に対する反政府活動を起こしていた勝元、生き残ってしまった侍、
最後の侍です。
日本政府の軍隊に同行していたネイサンを捕らえて、村に連れ帰り、
妹のたか(小雪)に傷の手当てをさせます。
ネイサンは傷を回復し、
古き良き日本の生活を目の当たりにして、次第に侍という生き方に共感していく事に。
そんなネイサンに勝元も魅力を感じ始めていました。
勝元を長とする村の人々との交流、
ネイサンの心に侍がどんどん根付いていきます。
そして・・・。
渡辺謙演じる勝元、最後の侍です。
トム・クルーズ演じるネイサンも「ラストサムライ」。
異なった文化を持った、異なった人種の2人が侍として重なり合う物語です。
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「ラストサムライ」を観た方達のレビューを、紹介します
・「ラストサムライ」を観たAさんのレビュー
私のお気に入り映画の中の1つです。
渡辺謙ハマり役。
トムクルーズ侍姿似合いすぎ。
小雪綺麗すぎ。
戦のシーンがリアル。
何回観ても、たまに「あ、ラストサムライ観たい。」ってなる映画です。
日本人の心って凄いなって、日本人ながらに感動させられました。
・「ラストサムライ」を観たBさんのレビュー
トム・クルーズでも、
渡辺謙でもなく、
真田広之が1番、侍感が強烈でした。
・「ラストサムライ」を観たCさんのレビュー
ハリウッドなのにメチャクチャ邦画っぽい映画です。
日本人に生まれて良かったって思えましたね。
侍がカッコ良すぎた!
最後まで侍として戦う思いに感動です。
信念を貫き通す姿って本当にグッときます。
・「ラストサムライ」を観たおじさん
「独眼竜政宗」が代表作の1つと印象付けられていた渡辺謙(個人的に)を、
映画俳優として、そして、
ハリウッド俳優として強烈に意識させられた「映画」が、
「ラストサムライ」でした。
史実ではないのに、
侍という存在自体もしっかりと感じてしまう作品です。
生き様に憧れを抱くぐらい。
おすすめとしてはやはり、
渡辺謙の勝元、真田広之の氏尾ですね。
この2人はトム・クルーズに画面上で負けておりません。むしろ勝っていると。
ハリウッド映画で、日本人がハリウッド俳優を喰っている、
そんな「映画」はほぼありませんからね。
(パッと思い付くのはやはり、「ブラックレイン」の松田優作ぐらいです)
ハリウッド俳優を凌駕している日本人俳優、
そして、今や死語となった武士道精神をこの令和の時代に感じてしまう「映画」、
「ラストサムライ」
渡辺謙と真田広之、
侍となったトム・クルーズで感動してしまってください。
渡辺謙について
渡辺謙(1959年10月21日〜)は、
日本の新潟県北魚沼郡広神村出身の俳優です。
主な外国映画出演作は、
公開年 | タイトル(役名) |
2003年 | 「ラストサムライ」 (勝元盛次) |
2005年 | 「バットマン ビギンズ」 (ラーズ・アル・グール/影武者) |
「SAYURI」 (会長) |
|
2006年 | 「硫黄島からの手紙」 (栗林忠道) |
2009年 | 「ダレン・シャン」 (ミスター・トール) |
2010年 | 「シャンハイ」 (タナカ将校) |
「インセプション」 (サイトー) |
|
2014年 | 「GODZILLA ゴジラ」 (芹沢猪四郎博士) |
「トランスフォーマー/ロストエイジ」 (ドリフト役/声の出演) |
|
2016年 | 「追憶の森」 (槙洋平) |
2018年 | 「ベル・カント とらわれのアリア」 (ホソカワ) |
2019年 | 「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」 (芹沢猪四郎博士) |
「名探偵ピカチュウ」 (ヒデ・ヨシダ) |
個人的にはですね、
・「ラストサムライ」(2003年)、
・「バットマン ビギンズ」(2005年)、
・「硫黄島からの手紙」(2006年)、
・「インセプション」(2010年)あたりの印象が強いです。
クリント・イーストウッド監督作「硫黄島からの手紙」、
クリストファー・ノーラン監督作「バットマン ビギンズ」、
そして「インセプション」と、
アメリカを代表する2人の監督と仕事をしています。
クリント・イーストウッドは、
「硫黄島からの手紙」で、
渡辺謙だけを監督自ら直接出演要請、その他はオーディション。
外国語映画賞を受賞したゴールデングローブ賞の受賞式において、
「偉大なるケン・ワタナベに敬意を表したい」と、壇上で言葉を贈っています。
クリストファー・ノーラン監督作、
クリント・イーストウッド監督作、これらの作品に出演した経緯、
その原点が「ラストサムライ」です。
渡辺謙のハリウッド映画は、侍役でスタートしています。
ここら辺もカッコ良すぎますよね。
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最後に
渡辺謙のハリウッド映画の原点、
主演はトム・クルーズですけど、印象に強く残ってしまう勝元、
侍の生き様を堪能出来る作品、
「ラストサムライ」を紹介させて頂きました。
最近、
渡辺謙が出演している「映画」を観ておりませんが、
「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」ではあの、
「ストレンジャー・シングス 未知の世界」で超有名な、
ミリー・ボビー・ブラウンとも共演しています。
これからもハリウッド映画に出演していくであろう、
日本を代表する俳優:渡辺謙、
その原点とも言うべき「ラストサムライ」、
観ていない方は是非。
ではまた。
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