一本木透『だから殺せなかった』あらすじ/鮎川哲也賞/感想/ドラマ化

今年、
WOWOWで連続ドラマ化され放送されたサスペンス、
一本木透『だから殺せなかった

だから殺せなかった

✔︎ 元新聞記者の一本木透のデビュー作

✔︎ 第27回鮎川哲也賞の優秀賞を受賞

✔︎ 劇場型犯罪のその先にある衝撃的な真実

初めて読んだ作家さんの小説でしたけど、
非常に読み応えのある1冊、濃厚なサスペンス感を感じられる物語でした。

そして、胸が痛くなるようなラスト・・・。

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一本木透『だから殺せなかった』あらすじ/鮎川哲也賞/感想/ドラマ化

目次
  • 「プロローグ」13〜
  • 第一章「家族」33〜
  • 第二章「言葉」99〜
  • 第三章「罪」205〜
  • 第四章「理由」241〜
  • 第五章「真実」289〜

 

あらすじ

だから殺せなかった』一本木透

だから殺せなかった』あらすじ

大手新聞社の今日の一面に載った特ダネ。

”首都圏三件の殺人事件、同一犯と断定”
”三都県の合同捜査本部を設置へ”

その日の夕刊の一面には、こんな続報の特ダネが載った。

”首都圏三件の殺人事件/吸い殻から同一人物のDNA型/計画的な犯行か”

そして、

大手新聞社の社会部記者の許へ届いた一通の手紙。

「おれは首都圏連続殺人事件の真犯人だ」

送り主は、犯人しか知り得ない凶行の様子を詳細に供述した上で、
記者に対して紙上での公開討論を要求してきた。

殺人犯と記者の対話、
紙上で始まった途端から苛烈な報道の波に呑み込まれていく。

劇場型犯罪を自信満々に、自ら繰り返す犯人の目的とは・・・。

その、衝撃的な真実

だから殺せなかった

 

 

鮎川哲也賞

鮎川哲也賞は、
東京創元社が主催する公募の新人文学賞です。

1988年、
東京創元社が全13巻の書き下ろし推理小説シリーズ「鮎川哲也と十三の謎」を刊行する際、その最終巻を「十三番目の椅子」として一般公募。
翌年、
その企画を発展させる形で鮎川哲也賞が創設されました。

正賞:コナン・ドイル像
賞金:印税全額
受賞作は毎年10月前後に東京創元社より刊行

一本木透『だから殺せなかった
第27回鮎川哲也賞優秀賞を受賞しています。

第27回鮎川哲也賞「タイトル」(著者)
受賞「屍人荘の殺人」
(今村昌弘)
優秀賞だから殺せなかった
(一本木透)
候補「空の底に咲く」
(梨江枯葉)
「幽霊は時計仕掛け」⇨「幽霊たちの不在証明」
(朝永理人)
「箱庭のふたり」
(亘二舟)
「恋牡丹」
(戸田義長)

鮎川哲也賞の準優勝的な優秀賞を受賞しただから殺せなかった
この回で優勝したのは今村昌弘の「屍人荘の殺人」、
超有名なミステリー小説に対する2位です。

それに、鮎川哲也賞の準優勝的な受賞作は、
歴史を振り返ってみても少ないので、小説そのものが評価されている事は間違いありません。

ちなみに、鮎川哲也賞の準優勝的な作品、選ばれた数はこれぐらいです。

第1回(1990年度)〜第31回(2021年度)

準優勝的な小説(佳作、優秀賞)に選ばれた数:8作品

8作品中、第6回に2作品、第16回に2作品

鮎川哲也賞で準優勝的な選出をした回は、全31回中6回だけ

受賞作なしの年度もありますけど、
概ね厳しい選出をしている文学賞だと言える鮎川哲也賞
その優秀賞を受賞しただから殺せなかった、読む価値はあると思いますよ。

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おじさんの感想

おじさんの声
おじさんの声
だから殺せなかった』の感想

 

本屋でなんとなく、
文庫本の新刊を漁っていた時に目に止まった小説、
一本木透だから殺せなかった

 

タイトルにも惹かれましたし、文庫本の帯にドラマ化とありましたから、気になって読み進めてみました。

 

簡単に言うと、当たり

 

非常に読み応えのあるサスペンスもの、
ちょっと不思議なタイトルですけど、ラストまで読み進めれば、
”誰目線の「だから殺せなかった」なのか?”
という部分がしっかりと理解できて、衝撃的な真実、とはいえ納得の読後感を味わえました。

 

ドラマを先に観てしまった方が早い、かも知れませんが、
原作を読み終えてからドラマへ、をオススメします。
(すいません、ドラマは観ていないので、ただの主観です)

 

ただ、
衝撃的な真実は、異様に切なくなるエンドを含んでいますから、
爽快感のある読後を望んでいるなら、
あまりオススメとは・・・。

 

そうじゃなければ、1度手に取ってみてほしい1冊です。

 

ほぼ意識したことのない鮎川哲也賞
その第27回の優秀賞受賞作、
一本木透のだから殺せなかった、濃厚で重い次の1冊を探している方は是非。

 

 

ドラマ化

一本木透『だから殺せなかった
2022年の今年、ドラマ化されています。

ドラマ『だから殺せなかった

【製作】WOWOW

【原作】一本木透『だから殺せなかった

【脚本】前川洋一

【監督】権野元

【キャスト(役名)】
玉木宏(一本木透) | 松田元太(江原陽一郎
萩原聖人(江原茂) | 古田新太(石橋光男
高岡早紀(小川万里子) |
渡部篤郎(吉村隆一
甲本雅裕(牛島正之) |
長谷川朝晴(黛真司
高橋努(望月公平) |
金井勇太(大熊良太
結城モエ(若山綾子) | 八十田勇一(長谷寺実

 【放送】【放送】
WOWOW・連続ドラマW
2022年1月9日〜2月6日、全5回放送

視聴していませんから何とも言い難いですが、
レビューを調べてみると高評価でしたので、
気になる方はWOWOWで視聴してみてください。

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最後に

第27回鮎川哲也賞優秀賞を受賞した、
一本木透だから殺せなかったを紹介させていただきました。

初読みの作家さんでしたけど、
個人的には当たりでしたから、手に取って良かったなと思っています。

本屋で次回作を見つけたらまず間違いなく、確認はしますね。

ただ、文庫じゃないと、通勤中にハードカバーはキツイので、
出来たら早目に新作を・・・。

文庫本化するにはまぁまぁ時間が・・・。

と願いつつ、次回作を待っています。

ではまた。

 

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