『スカイウォーカーの夜明け』を観たので、「スター・ウォーズ」シリーズの感想

2020年12月24日

1つだけ、お断りをさせて頂きます。

私は完全なおじさんなのに、
スター・ウォーズシリーズのファンではありません。
強烈な思い入れも一切ございません

「帝国の逆襲」が名作だ!、とか、
今回の「エピソード7、8、9」を作り直せ!、とか、

そういった感情は全くと言っていいほど持っていなくて、

スター・ウォーズシリーズを、

SF映画の”永遠の及第点シリーズで、娯楽作品として認知しつつ、
普通に楽しめるんだったら、それで良いんじゃない?

という感情しか持ち合わせておりません。

強烈なファンからすれば、私はただの「にわか」ですし、
そうじゃない、なんとなくシリーズを全部観ましたという方々にとって、
私はただの「普通」です。

そんな、「スター・ウォーズシリーズに何の思い入れもない普通のおじさんが、

ようやく、

最後の「スター・ウォーズ」を観てきましたので、

普通に感想を書かせて頂きます。

強烈なファンの方々には一切向けていない記事となっていますので、

ご了承を。

 

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『スター・ウォーズ / スカイウォーカーの夜明け』

 

スター・ウォーズ/ スカイウォーカーの夜明け

映画『スター・ウォーズ / スカイウォーカーの夜明け』最終映像”エンド編”

監督 J・J・エイブラムス
脚本 J・J・エイブラムス
クリス・テリオ
原作 ジョージ・ルーカス(キャラクター創造)
出演(役名) デイジー・リドリー(レイ)
アダム・ドライバー(カイロ・レン)
ジョン・ボイエガ(フィン)
オスカー・アイザック(ポー・ダメロン)
キャリー・フィッシャー(レイア・オーガナ)
マーク・ハミル(ルーク・スカイウォーカー)
アメリカ公開 2019年12月20日
日本公開 2019年12月20日
スター・ウォーズ / スカイウォーカーの夜明け

 

第92回アカデミー賞で3部門にノミネート
:「音響編集賞」「視覚効果賞」「作曲賞」

 

2020年2月13日まで、累計の観客動員数475万人(日本国内)
2020年2月13日まで、興行収入71億円を突破(日本国内)
全世界での興行収入は10億ドル(約1100億円)を突破

 

映画評論サイト「ロッテン・トマト(Rotten Tomatoes)」に参加する批評家150人のうち、
肯定的な評価の割合は全体の57%ほどで、
シリーズ中2番目に低い評価となっています。

 

前作、エピソード8にあたる「スター・ウォーズ / 最後のジェダイ」の評価、
批評家たちの評価ではなく、
スター・ウォーズシリーズを愛している強烈なファン達から酷評されてしまった流れを断ち切るために、
そして最後の「スター・ウォーズ」という事で満を辞した感がありましたけど、
完全に賛否分かれるラストジェダイとなってしまいました。

スター・ウォーズ / スカイウォーカーの夜明け』の評価、
調べてみると、低い評価となってしまった人はとことん低くて、
手放しで最高と評価する人は少なく、まぁアリかな・・、ぐらいの方もいましたね。

賛否が分かれるのは当然ですが、
低評価の声が強烈なのも目立ってしまうレビューの数々。

その高評価低評価をちょっとだけ紹介させて頂きます。

 

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『スター・ウォーズ / スカイウォーカーの夜明け』の好意的な感想

 

男性の声
男性の声
『スカイウォーカーの夜明け』の感想

凄く面白かったです!
感動、面白さ、色々と、とにかく良かったです!

 

男性の声
男性の声
『スカイウォーカーの夜明け』の感想

思わず3回も映画館で観てしまいました。
個人的にはエピソード8より全然面白かったですね。
全部のエピソードを観てから、視聴する事をオススメします!

 

男性の声
男性の声
『スカイウォーカーの夜明け』の感想

スカイウォーカー家のだけの話ではなく、ポーやカイロ・レンなどの登場人物の物語。
一応の完結ではありますが、まだ続きがありそうな気配を漂わせつつ余韻があります。
最初から最後まで一気に駆け抜けます。
エピソードから40年も経ったのかと思うと、技術的にもかなりの進歩が見え、驚きですね。

 

男性の声
男性の声
『スカイウォーカーの夜明け』の感想

勝利で皆が喜び合うシーンでは、エピソード3のエンディングの時の感動と重なりました。
ランドの登場も嬉しかったです。
色々細かいツッコミどころはありますけど、全く気になりません。
集大成に相応しい完結編でした。

 

スター・ウォーズ / スカイウォーカーの夜明け』には、
しっかりと好意的な評価感想が存在しています。
ご自分の目で映画を視聴して確かめる以外に、方法はありません。

この好意的な感想とは逆に、

かなり辛辣な評価も数多く存在しています。

 

『スカイウォーカーの夜明け』への厳しい感想

 

男性の声
男性の声
『スカイウォーカーの夜明け』の感想

映画館で観ていて、映画の途中で帰りたくなった映画は初めてです。
スター・ウォーズの名前を借りた同人作品ですね。
主要キャラクターに全く魅力がなく使い捨て(おそらくスピンオフ要員)のサブキャラが脈絡もなく登場します。
観ていて、主要キャラが死ぬ事は無いとわかってしまうので、
ドキドキもスリルも微塵も感じません。
とにかく、現実感がなく、子供騙しという感じですね。
スター・ウォーズは6作で終了して、7〜9作は黒歴史。
ディズニーに売られてスター・ウォーズは終わりました。

 

男性の声
男性の声
『スカイウォーカーの夜明け』の感想

戦闘シーンがつまらな過ぎ、ダラダラし過ぎ、楽しくありません。
1番つまらないエピソードでした。

 

男性の声
男性の声
『スカイウォーカーの夜明け』の感想

エピソード8も酷かったけど、9はさらに酷い出来です。
物語として成り立っていません。
矛盾と退屈のみ。
7を観終えた後は期待感がありましたが、もうスターウォーズに期待するのは辞めました。
ルーカスフィルムの社長キャスリーン・ケネディが退陣して、マーベルのケヴィン・ファイギが参加するなら観られるけど、
それだったらマーベル観ればいいだけですからね。

 

男性の声
男性の声
『スカイウォーカーの夜明け』の感想

前作でのワープ特攻など、世界観をメチャクチャにした本シリーズですが、やはり、1度狂った歯車が元には戻りませんでした。
晩節を汚すとはこの事です。
本当にJ・Jたちには夢を壊されましたね。

 

ここに紹介させて頂いた低評価な感想は、ほんの一握りです。

ただ共通しているのは、

5点満点の評価1点以下という最低点の評価をしている方達の感想です。

スター・ウォーズシリーズへの強烈な思い入れがある人、その大半の人達にとって、
今作『スター・ウォーズ / スカイウォーカーの夜明け』は許し難い作品となったようですね。

私個人の感想は冒頭にも書きましたが、

強烈な思い入れが無い、シリーズをとりあえず観てきた普通のおじさんですから、
今作も及第点だったなという印象のみです。

例えばエピソード8、酷評されている「最後のジェダイ」も嫌いではありません。

多少ですけど、「何?その演出?」、とか、

こんなに魅力の無い女性キャラも珍しいな〜(レイではありませんよ)」、とか、

その程度の感想ですし、

ラストでルークが魅せる演出なんかは好きなんですよね。
HUNTER×HUNTER脳の私にとっては、分かり易い演出でした)

強いて言うなら、

レイを暗黒面に堕としておくべきだったな」、ぐらいで。

まぁ、今となっては何を言っても後の祭りです。

こんな普通の感想を持つおじさんが、
今作『スター・ウォーズ / スカイウォーカーの夜明け』をどんな方にオススメするかと言うと、
私と同じように「スター・ウォーズシリーズ強烈な思い入れの無い人
ファンではないけど全部観てます、と言う方々に、

せっかくのラスト、終わらせておけばサッパリしますよ

という事で。
どんな形にせよ、一区切りは一区切りですから。

 

 

「スター・ウォーズ」シリーズについての個人的な感想

遠い昔、遥か彼方の銀河系

世界で最も有名なSF映画「スター・ウォーズ」。

オープニングの曲を聴いただけでも頭に思い浮かぶタイトルです。

その歴史の幕が開いたのが1977年。

公開年 タイトル 時系列
1977年 スター・ウォーズ(新たなる希望
1980年 スター・ウォーズ / 帝国の逆襲
1983年 スター・ウォーズ / ジェダイの復讐
1999年 スター・ウォーズ エピソード1/ ファントム・メナス
2002年 スター・ウォーズ エピソード2 / クローンの攻撃
2005年 スター・ウォーズ エピソード3 / シスの復讐
2015年 スター・ウォーズ / フォースの覚醒
2017年 スター・ウォーズ / 最後のジェダイ
2019年 スター・ウォーズ / スカイウォーカーの夜明け

1983年「スター・ウォーズ / ジェダイの復讐」は公開当時のタイトルです。
私もこのタイトルで覚えていましたけど、
2004年に「ジェダイの帰還」と改題されています。

ご存知の通り、
スター・ウォーズシリーズはまず、エピソード4から発表されました。
物語のど真ん中をスタートとしたシリーズです。

 

エピソード4〜6の中心的な登場人物

 

ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル
ハン・ソロ(ハリソン・フォード
レイア・オーガナ(キャリー・フィッシャー
オビ=ワン・”ベン”・ケノービ(アレック・ギネス
ダース・ベイダー(デヴィッド・プラウズ:演、ジェームズ・アール・ジョーンズ:声)
C-3PO(アンソニー・ダニエルズ
R2-D2(ケニー・ベイカー
チューバッカ(ピーター・メイヒュー

有名なお話として、
当時の映像技術と予算でエピソード1から始めるのが不可能だった事、
エピソード4が「冒険活劇」として完成度が高かったという理由から、
このようなスタートとなったらしいです。
1発目で商業的にコケてしまうと、シリーズ化していくのも困難ですからね。

1977年の「新たなる希望」で大成功を収めて、
1983年の「ジェダイの復讐」で、ある一区切りを迎えたシリーズは、その後、
約16年ほど映像技術の進歩を待ってから、満を持して、
1999年ファントム・メナス」へ。

 

エピソード1〜3の中心的な登場人物

 

アナキン・スカイウォーカー(ジェイク・ロイド:幼少期
アナキン・スカイウォーカー(ヘイデン・クリステンセン:青年期
オビ=ワン・ケノービ(ユアン・マクレガー
アミダラ女王(ナタリー・ポートマン
クワイ=ガン・ジン(リーアム・ニーソン
パルパティーン議員(イアン・マクダーミド
メイス・ウィンドゥ(サミュエル・L・ジャクソン
C-3PO(アンソニー・ダニエルズ
R2-D2(ケニー・ベイカー

またまた商業的に大成功を収めて、
2005年の「シスの復讐」でまたもや一区切り。

そして最後の3部作。

エピソード4〜6を「旧3部作」。
エピソード1〜3を「新3部作」。
エピソード7〜9を「続3部作」なんて呼び方をされています。

往年の強烈な「スター・ウォーズシリーズのファンにとっては、
旧3部作」への思い入れが強くて、
新3部作」は認めている、
続3部作」は無かったことに・・・、
個人的に受け取れる感覚としてはこんな感じですね。

「旧3部作」への愛が強すぎるんです。

私もおじさんなので理解はできます。
若い頃、観て感じる衝撃聴いて感じる衝撃受け取る衝撃度の強さが今とは比べ物になりません。
それはただ単に、若かったから、で、答えとなるんですけど、
歳を重ねると、その思いが武装されて強化されてしまいます。
思い出補正」となって。

旧3部作」を愛し過ぎ、長い年月をかけ「神格化」されてしまい、
続3部作」が受け入れられず「駄作3部作」と・・・。

私はファンではないので、
エピソード8、9は確かに微妙ですけど、あとは別に・・という感覚です。
今は良かったと思っています、強烈なファンではなくて。

冷静に「スター・ウォーズシリーズを観続け、
エピソード9でしっかりと終わりを迎え、
SF映画の”永遠の及第点シリーズとして、私は娯楽的に楽しませて頂きました。

ちょっと長くなってしまいましたが、

最後に、

スター・ウォーズシリーズの「にわか」が思う、
なんだかんだ言ってこのシリーズはこの人だった、という思いを吐き出させてもらいます。

 

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「スター・ウォーズ」シリーズは「ダース・ベイダー物語」

善と悪」、「光と闇」、「スカイウォーカー一族」、「親と子」、
帝国軍と反乱軍」、「信じる力」などなど、
様々な相対的な要素が土台となっている「スター・ウォーズシリーズと言えますが、結局のところ、

極端に言えば「ダース・ベイダー」で事足りてしまいます。

エピソード 物語を簡単に表すと
1〜3 ダース・ベイダー誕生秘話
4〜6 ダース・ベイダーの息子と娘のお話
7〜9 ダース・ベイダー亡き後

エピソード「1〜3」、
アナキン・スカイウォーカーがいかにして暗黒面に堕ち、
ダース・ベイダー」の誕生となったのか。

エピソード「4〜6」、
宇宙を巻き込んだ壮大な親子の争い。「ダース・ベイダー」であるアナキン
その息子ルーク、そして娘レイア

エピソード「7〜9」、
ダース・ベイダー」亡き後、色濃く残ってしまっている影響力
カイロ・レンなどは取り憑かれていますしね。
動画にも映っているので書きますけど、
エピソード9で「ダース・ベイダー」の仮面を模した(修正してツギハギだらけ?)、
ちょっとダサい仮面を被ります。
しかも、作中たいして触れられず、という悲しい現実。

こんな感じで(もう1度言わせて頂きますが、私は「にわか」です)、

エピソード「1〜9」までずっと、
ダース・ベイダー」が付きまとってきてしまうんです。

「1〜6」なら物語の中心として当たり前ですが、
「7〜9」はせめて、影響力をもっと薄くしておくべきだったのではないかと・・・。

絶大な人気で強烈なキャラである「ダース・ベイダー」、
彼の恐ろしい個性に邪魔をされてしまった感のあるカイロ・レン
ハン・ソロとレイアの間に生まれた息子であり、アナキンを祖父に持つサラブレッド
今思えば、勿体無かったですね。
カイロ・レンとレイの立場を逆にして描いていたらもっと・・・、今更です。

ただ、
カイロ・レンを演じたアダム・ドライバーにとって、
スター・ウォーズシリーズ出演は大成功だったのではないか、と個人的には思っています。

スター・ウォーズ」のみの印象しかないマーク・ハミル(ルーク)と違って、
アダム・ドライバーは今後、「スター・ウォーズ」を踏み台にしてさらなる躍進を期待できます。

すでに、「マリッジ・ストーリー」で彼の素晴らしさを世界中に知らしめましたしね。

カイロ・レン役で有名となって、
その印象をこの先、簡単に払拭できるであろう俳優さんです。

公開がどうなるかは今の所分かりませんけど、
4月3日から公開予定となっているコメディ、
しかもゾンビ映画デッド・ドント・ダイ」にも出演、楽しみで仕方ありません。

レイ役のデイジー・リドリーの今後も期待したいですね。

スター・ウォーズシリーズ、「ダース・ベイダー」に負けないように。

 

最後に

 

長々とすいませんでした。

そして、もし、

スター・ウォーズシリーズの強烈なファンの方が、万が一にも読んでしまっていたなら、

謝らせて頂きます。ごめんなさい。

致し方ないんですよ、私はファンではないので

どうしても”永遠の及第点シリーズとしか思えません。
リアルタイムでエピソード「4〜6」を視聴していたら、もしかすると、
「7〜9」でキレていた可能性もありますけど、そうならなかったもんで・・・。

ただ、間違いなく、

スター・ウォーズシリーズがツマラナイ、なんて事はありません。

万人に気軽にオススメできるSF映画です。
楽しんでしまえばいい物語、あれこれ考えずに、ただただ再生しておけば暇潰しに最適。

スター・ウォーズシリーズ素直に、楽しんでしまってください。

ちなみに、
私の一番好きなキャラは「ヨーダ」です。
ヨボヨボに見えて、戦闘力は最高のジェダイ騎士魅力的なギャップをお持ち。
ここら辺が「にわか」たる所以ですね。私は月並みでございます。

ではまた。

 

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