バイキングの復讐劇『ノースマン 導かれし復讐者』監督/キャスト/あらすじ/感想、ビョークのシーンは少な目

2023年1月30日

2022年にアメリカで公開された超注目作、
バイキングの復讐劇を描いた壮大な歴史スリラー、
THE NORTHMAN
邦題は、
ノースマン 導かれし復讐者

監督はロバート・エガース
監督作:2015年「ウィッチ」/2019年「ライトハウス 」

豪華キャスト
アレクサンダー・スカルスガルド、ニコール・キッドマン
アニャ・テイラー=ジョイ、ビョーク
ウィレム・デフォーなど

アメリカでの公開は2022年4月22日
日本での公開は大分遅れましたけど、2023年1月20日です

2023年1月20日(金)公開、
映画館で視聴してきました。

スポンサーリンク

『ノースマン 導かれし復讐者』監督/キャスト/あらすじ

ノースマン 導かれし復讐者

THE NORTHMAN - Official Trailer - In Theaters April 22

【監督】
ロバート・エガース

【脚本】
ロバート・エガースショーン

【製作】
アーノン・ミルチャンラース・クヌーセン
マーク・ハッファムロバート・エガース
アレクサンダー・スカルスガルド

【製作総指揮】
ヤリフ・ミルチャンマイケル・シェイファー
サム・ハンソントーマス・ベンスキー

【音楽】
ロビン・キャロランセバスチャン・ゲインズボロー

【編集】
ルイーズ・フォード

【撮影】
ジェアリン・ブラシュケ

【アメリカ公開】
2022年4月22日

【日本公開】
2023年1月20日

【評価】
Rotten Tomatoes
316件のレビューのうち高評価は89%にあたる282件
平均点は10点満点中7.7
批評家の見解は、
「血まみれの復讐劇で息を呑むような映像美のザ・ノースマンは、映画監督ロバート・エガースの特徴であるスタイルを一切犠牲にすることなく、その幅を広げている」

スポンサーリンク

監督:ロバート・エガースについて

ロバート・ニール・エガース(1983年7月7日〜)は、
アメリカの映画監督、脚本家、プロダクションデザイナーです。

今までの映画監督作は、

2015年「ウィッチ」(長編映画監督デビュー作)
24の映画祭に招待され絶賛、第31回サンダンス映画祭で監督賞を受賞
主演:アニャ・テイラー=ジョイ
製作陣の1人がラース・クヌードセン
撮影:ジェアリン・ブラシュケ
編集:ルイーズ・フォード

2019年「ライトハウス
第72回カンヌ国際映画祭で上映、大絶賛
主演:ロバート・パティンソン/ウィレム・デフォー
撮影:ジェアリン・ブラシュケ
編集:ルイーズ・フォード

2023年『ノースマン 導かれし復讐者
アニャ・テイラー=ジョイがロバート・エガース監督作2度目の出演
エガースチームで3作目となる歴史スリラー
(ラース・クヌードセン、ジェアリン・ブラシュケ、ルイーズ・フォードなど)

映画監督としてはまだ新人枠ですが、
「ウィッチ」と「ライトハウス」の高評価を受けて、
世界的に有名となっているロバート・エガース

そして3作目ノースマン 導かれし復讐者
2022年に公開される予定でしたので、
ザ・バットマン」「ゴーストバスターズ/アフターライフ」と同じく、
超注目作の1つと思っていました。

しかし、公開が延期になり、
日本では2023年の1月20日公開。
2023年に映画館で視聴する1発目の映画に変わりました。

 

ウィッチを視聴するなら、
課金せずに、まずはキャンペーン利用をオススメします

31日間無料で視聴可能・公式サイトへ↓

 

キャスト

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Ethan Hawke(@ethanhawke)がシェアした投稿

キャスト(役名)
アレクサンダー・スカルスガルド
アムレート:ヴァイキングの王子

オスカー・ノヴァク
若き日のアムレート:ヴァイキングの王子)

アニャ・テイラー=ジョイ
オルガ:魔法使い

ニコール・キッドマン
グドルン王妃:アムレートの母

ウィレム・デフォー(ヘイミル

ビョーク
Seeress巫女⇨wikiにはこう表記されています

クレス・バング(フィヨルニル

イーサン・ホーク
ホーヴェンディル:アムレートの父

グスタフ・リンド
ソーリル:フィヨルニルの長男、アムレートの従弟)

ハフソー・ユリウス・ビョルンソン(ソルフィン

ケイト・ディッキー(Halldora the Pict

マレー・マッカーサー(へーコン

ラルフ・アイネソン
ヴォロディミル:ルーシ族の商人)

ジェームス・ハーパー・ジョーンズ(Vasill

スポンサーリンク

映画4作目:ビョーク

 
 
 
 
 
この投稿をInstagramで見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

Björk(@bjork)がシェアした投稿

ビョーク・グズムンズドッティル(1965年11月21日〜)は、
アイスランドの歌手、シンガーソングライター、音楽プロデューサー、作詞家、作曲家、編曲家、女優です。

2023年1月20日公開ノースマン 導かれし復讐者に、
”Seeress役”として出演しています。

”Seeress”を調べてみると
「女性の先見者」「女性の先覚者」的な意味らしいので、
「女性の預言者」という感じ?
「魔女」?
予告動画にチラッと登場しているのを確認すると、まさに・・・。
ビョークにピッタリな役柄だと思うのは、私だけでしょうか?

ビョークが今までに出演した映画は、

1990年「ビョークの『ネズの木』〜グリム童話より」
監督:ニーツチュカ・キーン
アイスランドのファンタジー映画/原作はグリム童話の「百槇の話」
ビョークを含め、キャストは5人

2000年「ダンサー・イン・ザ・ダーク
監督:ラース・フォン・トリアー
言わずと知れた「後味の悪い映画」の代表格/ミュージカル映画
第53回カンヌ国際映画祭:パルムドール主演女優賞ビョーク)を受賞

2005年「拘束のドローイング9」
監督:マシュー・バーニー
日本を舞台にした異色のラブストーリー
ビョークの娘イザドラはマシューとの間の娘、マシューとは2013年に破局

2023年『ノースマン 導かれし復讐者
監督:ロバート・エガース
ビョーク出演の映画として4作目”Seeress役”

ビョーク出演の映画といえば、
ダンサー・イン・ザ・ダーク」があまりにも有名です。
あのラストで心を打ち砕かれた方も多いのではないでしょうか?
(私もそんな1人です)

音楽の分野だと、
天才、鬼才、なんて言葉が陳腐な響きとなってしまう恐ろしい才能を擁しているビョーク

実は演技力も擁しているという・・・。
カンヌ国際映画祭の主演女優賞受賞している演技派)

2023年ノースマン 導かれし復讐者の”Seeress役”、
私は個人的に、この部分を1番注目してしまっていたかもしれません。

そういう意味では、
ちょっと残念でしたね・・・。

スポンサーリンク

あらすじ

ノースマン 導かれし復讐者』あらすじ

9世紀、スカンジナビア地域にある、とある島国。

若き王子アムレート(オスカー・ノヴァク)は、
旅から帰還したバイキングのオーバンディル王(イーサン・ホーク)とともに、

宮廷の道化ヘイミル(ウィレム・デフォー)の立会いのもと、
成人の儀式を執り行っていた。

しかし、

儀式の直後、

叔父のフィヨルニル(クレス・バング)が、
オーバンディル王殺害し、
グートルン王妃(ニコール・キッドマン)を連れ去ってしまう。

10歳のアムレートは、
殺された父の復讐と母の救出を誓い、
たった1人、
ボートで島を脱出する。

数年後、
怒りに燃えるアムレート(アレクサンダー・スカススガルド)は、
東ヨーロッパ各地で略奪を繰り返す獰猛なバイキング戦士の一員となっていた。

ある日、
スラブ族の預言者(ビョーク)と出会い、
己の運命と使命を思い出した彼は、
フィヨルニルがアイスランドで農場を営んでいることを知る。

奴隷に変装して奴隷船に乗り込んだアムレートは、
親しくなった白樺の森のオルガ(アニャ・テイラー=ジョイ)の助けを借り、
フィヨルニルの農場に潜り込むが・・・。

ノースマン 導かれし復讐者

参照元:映画『ノースマン 導かれし復讐者』公式HP

スカンディナヴィアの伝説上の人物、
アムレート”の物語を基に描かれているノースマン 導かれし復讐者

アムレート(Amleth)はスカンディナヴィアの伝説上の人物

スカンディナヴィア諸国
(スウェーデン、ノルウェー、デンマーク/域外ではフィンランド、アイスランドも含まれる)

伝説によると、アムレートは、
ゲルヴェンディル(ユトランドの総督)の息子ホルヴェンディル(バイキングとして活動)と、
ローリク(デンマーク王)の娘ゲルータの間に生まれた

ある時、ホルヴェンディルは、
兄弟であるフェンギに栄誉を妬まれ、殺された挙句、
妻であったゲルータも奪われた

ホルヴェンディルの息子アムレートは、
フェンギへの復讐をするつもりでいたが、その決心を隠すために、
体に泥や汚物を付けたりし、狂気を装い、フェンギの疑いを回避し続けた

やがて、アムレートは、
狂気で隠していた復讐心を爆発させ、フェンギに刃を突き立てた

✔︎ ノースマン 導かれし復讐者では、
アムレートが、アレクサンダー・スカルスガルド演じる”Amleth”
ホルフェンディルが、イーサン・ホーク演じる”King Aurvandill”
ゲルータが、ニコール・キッドマン演じる”Queen Gudrún”
フェンギが、クレス・バング演じる”Fjölnir”
ではないかと思われます

参照元:wikipedia-アムレート

シェイクスピアの悲劇「ハムレット」の主人公ハムレット、
その原型とされている伝説上の人物アムレート(Amleth)。

この復讐劇を映像化した歴史スリラーが、
2023年1月20日に公開されたノースマン 導かれし復讐者です。

スポンサーリンク

おじさんの感想

おじさんの声
おじさんの声
ノースマン 導かれし復讐者』感想

 

(超とは言わないけど、面白かったです)

8

 

絶対に映画館で視聴しようと、長い間思い続け、
ようやく今年、2023年に視聴できたノースマン 導かれし復讐者

 

上映館が少なくて少しだけ面倒臭かったですけども、
苦労して足を運んだことは無駄ではありませんでした。

 

面白かったです。

 

アイスランドの美しい景観の中、
リアリズムとファンタジーを融合させたような血生臭い復讐劇。
驚きの真相、といった部分はありましたが、物語としてはどストレートな展開で、視聴者の頭の中はクリアなままラストまで突っ走れる映画でした。

 

良い意味で言えば、
「非常に分かりやすい復讐劇」

 

悪い意味で言うと、
「予想を超えることのない復讐劇」

 

視聴後にですね、
モヤっと感の残る映画ではありません。かといってスカッとする訳でもないという・・・。

 

個人的には期待値通り、面白かったんですけど、
「スケール感はまぁそこそこ、エグいことはエグい、世界観は好き、ラストも満足、ただ、超面白かったとは言えないなぁ〜・・・」

 

そんな評価になったノースマン 導かれし復讐者でした。

 

2023年1発目の映画館、良かったなと。

 

やたらとハマっていたビョークの”Seeress役”をもう少し登場させていただければ、
私としては、おぞましさが増して嬉しかった・・・と思いつつも、
アレぐらいじゃないと、ビョークの印象だけ強くなってしまいそうですから、
あの少な目が丁度良い塩梅なんでしょうね。

 

それにしても、

 

久しぶりに映画の中で観たビョーク・・・いまだパワーは衰えず、恐ろしい方です。

 

バイキングの復讐劇ノースマン 導かれし復讐者
気になる方は映画館へ足を運んでみてはいかがでしょうか?

 

上映館の少なさにお気をつけください。

スポンサーリンク

最後に

2022年4月22日にアメリカで公開、
日本ではようやく2023年1月20日公開された歴史スリラー、
ロバート・エガース監督作、
ノースマン 導かれし復讐者を紹介させていただきました。

豪華キャストもそうですけど、
ビョークが出演する映画という部分でも、
個人的には観ておいて損のない映画だと思います。
(ハマり過ぎていましたからね)

父を殺された息子の復讐劇、
アムレートが狂気で隠した復讐心を持ちながら、
最終的に目標を達するあたり、
日本の「忠臣蔵」みたいなお話で、馴染みのある物語ではありますね。

擦られまくってきた内容です。

想像しやすい内容ですから、
あまり難しく考えずに、ただただ物語を追っていけば良いだけの映画、
ノースマン 導かれし復讐者
気になる方は視聴してみてください。

ではまた。

 

(Visited 1,032 times, 1 visits today)

スポンサーリンク