アリ・アスター監督最新作『ボーはおそれている』キャスト/あらすじ/感想【2月16日から公開】
【21世紀最高のホラー映画】と評された、
2018年公開の「ヘレディタリー/継承」。
【批評家大絶賛の異様映画】、
2020年に日本で公開された「ミッドサマー」。
この2本を監督したアリ・アスターの最新作が2月16日から公開されました。
映画『ボーはおそれている』
✅ アリ・アスター監督の長編映画3作目
✅ 主演は、
「ジョーカー」でアカデミー主演男優賞を受賞したホアキン・フェニックス
✅ 日本での公開は2024年2月16日
1度観たら忘れられなくなる映画を2本も生み出したアリ・アスター。
(良い意味でも悪い意味でも強烈)
その監督の最新作に主演するのがホアキン・フェニックス。
(世界的に認知されている演技派俳優)
そして、
製作や配給に深く関わっているA24。
『ボーはおそれている』、
A24にアリ・アスターにホアキン・フェニックス、
映画館に足を運ばずにはいられません。視聴してきました。
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アリ・アスター監督最新作『ボーはおそれている』
『ボーはおそれている』
24/2/16公開『ボーはおそれている』予告編
【監督/脚本】
アリ・アスター
【製作】
アリ・アスター、ラース・クヌーセン
【音楽】
ボビー・クーリック
【撮影】
パヴェウ・ポゴジェルスキ
【編集】
ルシアン・ジョンストン
【製作会社】
A24、スクエアペグ
【配給】
A24、ハピネットファントム・スタジオ
【上映時間】
179分
【日本公開】
2024年2月16日
アリ・アスター監督の長編映画
「ヘレディタリー/継承」
⇨監督/脚本:アリ・アスター
⇨出演:トニ・コレット、ガブリエル・バーン、アレックス・ウルフ、ミリー・シャピロ
⇨日本公開:2018年11月30日
•アリ・アスター監督の長編映画デビュー作。
【直近50年のホラー映画の中で最高傑作】、【21世紀最高のホラー映画】と評価され、
ホラー映画ファンの脳裏に刻まれた1本。
•ちなみに私は、休日前の夜中にイヤホンをして初視聴するという大失敗を犯し、
しっかり完璧にオゾマシイ物語と、オゾマシイ結末を忘れられなくなった1人となってしまいました。
もう1度観ようという気は起きません・・・。
「ミッドサマー」
⇨監督/脚本:アリ・アスター
⇨出演:フローレンス・ピュー、ジャック・レイナー、ウィリアム・ジャクソン・ハーパー、ウィル・ポールター、ヴィルヘルム・ブロムグレン
⇨日本公開:2020年2月21日
•アリ・アスター監督の長編映画2作目。
【批評家たちから大絶賛】され、アリ・アスター監督が生み出す物語が普通ではないと、
世界に知らしめた1本。
•初視聴した時、その異様な情景の綺麗さに安心感を抱きそうになった瞬間、
唐突に起こったある儀式の異様なグロさによって脳内をパニックにさせてくれた映画です。
その後もそれはそれは・・・。
私個人としては、「オゾマシさ」という言葉においてこの映画が過去1でございます。
もう1度再生ボタンを押すには完璧な準備が必要・・・。
「ヘレディタリー/継承」「ミッドサマー」、
この2本を生み出したアリ・アスター監督の長編映画最新作『ボーはおそれている』、
パンチが効いているのは間違いないでしょうね。
2024年2月16日から公開されています。
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キャスト
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【キャスト(役名)】
ホアキン・フェニックス(ボー)
ネイサン・レイン(ロジャー)
エイミー・ライアン(グレース)
スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン(Therapist)
Armen Nahapetian(若き日のボー)
パティ・ルポーン(モナ・ワッセルマン)
ゾーイ・リスター=ジョーンズ(若き日のモナ・ワッセルマン)
カイリー・ロジャース(トニー)
パーカー・ポージー(エレーヌ)
ヘイリー・スクワイアーズ(ペネロペ)
ドゥニ・メノーシュ(Jeeves)
マイケル・ガンドルフィーニ(ボーの息子)
リチャード・カインド(Dr.Cohen)
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あらすじ
『ボーはおそれている』あらすじ
日常の些細なことでも不安になる怖がり男ボーはある日、
さっきまで電話で話していた母が突然、
怪死したことを知る。
母のもとへ駆けつけようとボーがアパートの玄関を出ると、
そこはもう、
"いつもの日常”ではなかった"。
これは現実か?
それとも、
妄想、悪夢なのか?
次々に奇妙で予想外の出来事が起こる里帰りの道のりは、
いつしか、
ボーと世界を徹底的にのみこむ壮大な物語へと変貌していく・・・。
〜『ボーはおそれている』〜
(参照元:映画『ボーはおそれている』公式サイト)
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おじさんの感想
(パワーは前作2本の方が上、奇妙さはこちら)
公開から4日目という普段日の朝一上映回、
私の他に5、6人だけという最高の環境での視聴となった『ボーはおそれている』。
何の気兼ねもなく物語に没頭できた視聴となりました。
とりあえず、正直な感想は、
「何だこれは・・・??」
でした。
アリ・アスター監督の短編は観たことがないので、何も言えません。
長編映画のみ視聴済みですから、
そちらと比べてみると・・・。
「ヘレディタリー/継承」と「ミッドサマー」、
視覚的にも聴覚的にも、視聴後の後味的にも異様でオゾマシイ記憶を頭の中へこびり付かせる2本だったのに対し、
『ボーはおそれている』はそちらの2本と比べると、明らかにパンチの効き方は弱かったです。
まず、
視覚的な部分、聴覚的な部分においては以前の2本の方が圧倒的に上。
“首が好きだな〜”は今作でも思いましたけど、
ホラー感は薄かったですね。怖さを求めて視聴するような映画ではなかったです。
視聴後に感じたどうしようもない後味も、前作2本の方が際立っておりました。
これまでの2本のパワーを期待して映画館へ足を運んでしまうと、
“ツマラナイ映画”、となってしまうかもしれません。
私も面白いとは思いませんでした。
ただ、
“異様な映画だった・・・”というのは痛いほど感じられるはず。
妄想か現実か、
もしくは、
妄想と現実の境界線の上を描いているのか、
ボーが生まれてからずっと母親から植え付けられてきたものを感じつつ、
母親側からの視点にも視聴者は立たされてしまうので、
感情移入先を見失います・・・その状態で迎えるラスト・・・。
「何だこれは・・・??」となってしまいました。
“ボーの精神世界のロードムービー”を観せられているような気がして、
私は唖然としてしまいましたね。
アリ・アスターの頭の中は一体どうなっているのでしょうか?
私の頭では理解できません。
前作2本の方が明らかにパワーがあるのに、
今作の方が視聴後の混乱は大きい・・・。
視聴後から数時間経っておりますけど、
いまだに解釈の仕方を悩み続けております。
折り合いが付かない・・・。
明確な「コレ!!」という答えは無いんでしょう・・・そう思うしか今はできない・・・。
もし、
気になる方がいましたら、映画館へ足を運んでみてください。
『ボーはおそれている』、
面白いという保証はしません。最高の3時間になるとは言いません。
「異様だ!!」、
という保証だけ、させていただきます。
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最後に
アリ・アスター監督の長編映画最新作、
ホアキン・フェニックス主演、
A24の『ボーはおそれている』を紹介させていただきました。
私はホラー映画が嫌いですけど、
A24、
「ヘレディタリー/継承」「ミッドサマー」のアリ・アスター、
演技派の名優ホアキン・フェニックスという引きの強さだけで映画館へ足を運びました。
ホラー感が薄くて助かりましたよ。
ちなみに、
オンラインデータベースのIMDbで、
「ヘレディタリー/継承」は10点満点中7.3、
「ミッドサマー」は10点満点中7.1、
『ボーはおそれている』が10点満点中6.7、
というのが2024年2月19日時点での点数です。
点数的にはアリ・アスター監督作の平均、
あとはご自分の目で確認して評価してください。
ではまた。