「ジャズ」の世界を描いた「名作映画」、若きドラマーの「セッション」
「ジャズ」、
聞いたことあります?
私はほぼ、知識ゼロです。iTunesの中に1曲も入っていません。
嫌いなわけではありませんが、正直よく分からない、これが素直な気持ちです。
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「ジャズ」の歴史
wkiによりますと、
「ジャズ(jazz)」は、19世紀末から20世紀初頭にかけてアメリカ合衆国南部の都市を中心に派生した音楽のジャンルです。西洋楽器を用いた高度なヨーロッパ音楽の技術と理論、およびアフリカ系アメリカ人の独特のリズム感覚と民族音楽とが融合して生まれました。(wikiには様々な事が載っています。)
自由な表現形式が多く、掛け合い演奏、即興演奏など、素人からしたら異常に高度な演奏をしているように見えてしまいますね。実際、そうなんでしょうけど。
黒人の音楽と思っていたら、そうでもないようです。「ジャズ」が生まれた初期から白人ミュージシャンも深く関わっているみたいで、人種混合音楽なんて書いてあります。
歴史があって、後の音楽に多大な影響を与えた「ジャズ」、
おじさんになった私は、
そろそろ聞いておいても良いのかなと、思ったり、思わなかったり・・・。
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「ジャズ」の知識はありませんが、「リズム体」の重要性は理解できる
「ジャズ」ミュージシャンの「リズム体」、ドラム(パーカッション)とベース、
異常に上手い人しかいないと、個人的には思っています。音楽について、専門的な知識は持ち合わせておりませんが、そんな気がしてなりません。即興で音を合わせられるなんて、どんな感覚の持ち主なんだと。天才しかいない、こう思ってしまいます。
そんな程度の知識しかない私ですが、
バンドの「リズム体」が大事なのは理解しているつもりです。
また書いて申し訳ありませんが、
私が愛する「The Stone Roses」の「リズム体」、レニ(ドラム)とマニ(ベース)、重要です。彼らがいないとローゼスではない、こう断言できますね。
バンドの核となるリズムやビートを担当する「リズム体」、ローゼスのおかげで理解できました。
「ジャズ」の世界における「リズム体」、この作品で理解させていただきました。たぶん。
「ジャズ」の世界を描いた「名作映画」、「セッション」
「セッション」
Whiplash TRAILER 1 (2014)
監督・脚本 | デミアン・チャゼル |
出演(役名) | マイルズ・テラー(アンドリュー・ニーマン) |
J・K・シモンズ(テレンス・フレッチャー) | |
ポール・ライザー(ジム・ニーマン) | |
メリッサ・ブノワ(ニコル) | |
アメリカ公開 | 2014年10月10日 |
日本公開 | 2015年4月17日 |
第87回アカデミー賞 | 作品賞 | ジェイソン・ブラム | ノミネート |
ヘレン・エスタブルック | |||
ミシェル・リトヴァク | |||
デヴィッド・ランカスター | |||
助演男優賞 | J・K・シモンズ | 受賞 | |
脚色賞 | デミアン・チャゼル | ノミネート | |
編集賞 | トム・クロス | 受賞 | |
録音賞 | トマス・カーリー | 受賞 | |
ベン・ウィルキンス | |||
グレイグ・マン |
第87回アカデミー賞 作品賞、助演男優賞、脚色賞、編集賞、録音賞の5部門にノミネート、助演男優賞、編集賞、録音賞の3部門を獲得しています。
ネタバレせずに、簡単に紹介します。
19歳のジャズ・ドラマー、偉大なドラマーになる事を夢見てアメリカで最高の音楽学校に進学します。
そこで会ったのが、学校でも最高の指揮者と有名なおじさんです。
この指揮者のおじさん、鬼教官です。
異常なまでの厳しさで、少しリズムがズレたり、音が外れたりしようものなら、
怒鳴りつけるわ椅子は飛んでくるわで、19歳の若いドラマーは度肝を抜かれます。
それでも指揮者のおじさんを見返そうと、血の滲むような努力を続ける若いドラマー。
2人の歩む道は、因縁と呼んでもいいぐらい交差していきます。
ある時は「ジャズ」を演奏する仲間として、ある時は復讐の道具として「ジャズ」を利用する、
指揮者とドラマー、「ジャズ」の世界に生きる2人の音楽家が奏でる壮絶な「セッション」。
「ジャズ」に触れる良い機会になるかもしれません。
「セッション」を観た経緯
この「セッション」は数多くの映画賞を獲得しています。
wikiに全て載っていますが、ここに書くのはやめておきます。もの凄い数ですので。
ただ、
私が観た経緯はこれなんですよね。
話題になっていましたし、良い映画だと評判でしたので。
「次、何の映画を見ようかな?」
こう悩んだ時、賞を獲っている映画なら探しやすいですよね。アカデミー賞なら尚更です。私はよくやっていますが、今までのアカデミー賞を検索して、あまり古すぎない映画をチョイスして観ています。作品賞を獲得している映画に限らず、ノミネートしかされていない映画も観る対象でしたね。もちろん、選びますけど。
そんな経緯で観たのが「セッション」でした。
「ジャズ」という、よく知らないジャンルの音楽をテーマにした映画、多少の戸惑いはありましたが、観ておいて良かったと今は思っています。
「セッション」を観た方達のレビューを、紹介します
・「セッション」を観たAさんのレビュー
音楽という感情の表現には、常識に囚われていたら到達出来ない領域がきっとあります。
狂気ともいえる信念を叩き込んだラストの演奏が、ぬるま湯に浸かった自分の心を醒ます激しい鞭のようでした。
・「セッション」を観たBさんのレビュー
ラスト数分の衝撃!!!
無駄なシーンなし、巧みな描写と度肝抜かれる展開、終始途切れない緊張感、垢抜けきれず微妙に気持ち悪い(失礼)主人公が、痛々しさからのサイコっぷりにハマったので、キャスティングも大正解なのではないでしょうか。もはや、何をどうコメントしていいか分からないぐらいですが、観た後は魂を射抜かれたようにポカーンでしたね。
・「セッション」を観たCさんのレビュー
評判通りの凄い映画でしたけど、観た後に理由も分からずモヤモヤする映画でした。
完全なるハッピーエンドという訳でもないし、かといってバッドエンドでもありません。
観客の反応やその後を敢えて映さなかった所がニクい。フレッチャーの追い込みには、観てる自分まで追い詰められるようで息苦しくなったし、事故って血まみれになってまでステージに立とうとするニーマンの姿は、痛々しくて観るのが辛かったです。
フレッチャーもニーマンもタイプは違えど同じ類の人間なのかなと思いました。
・「セッション」を観たおじさん
この「セッション」、
最後まで観れば大丈夫だと思いますけど、観ている最中、
人によっては気分を害することがあると思います。
J・K・シモンズが熱演している指揮者、本当に鬼教官です。もの凄く酷いことを平気でします。私が子供の頃なら、受け入れられたであろう厳しさですが、今の日本だと難しいでしょうね。単なるいじめだと思ってしまう方がいるかもしれません。
映画の中の話ですよ、
こんな感じで観ていただければ、最後まで楽しめると思います。
度が過ぎるスパルタ描写、お気をつけください。
最後に
「セッション」を観て1年以上経ちますけど、私のiTunesに「ジャズ」は入っておりません。
やっぱり良く分からないんですよね。おじさんになったから聞き出す音楽、あるのでしょうか。
クラシックを聞き出す事も無く、
演歌を聞き出す事も無い、音楽の趣味は歳を取らないのかもしれませんね。
背伸びしているわけではないですよ。
ただ、
ライブに行くのはキツくなりました。さすがに、スタンティングで数時間はおじさんには厳しいです。
フジロックにも数年行っていません。音楽の趣味は老けないけど、確実に肉体は老けていっています。
足が遠のきますね。
仮に、今度、
ライブに行くとしたら、
「ジャズ」?
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