トム・ハンクス主演の「ビッグ」、おじさんになってから観ると・・

おじさんになると、発想力が乏しくなってきます。
考え方が硬くなるというか、
何十年という経験が邪魔をするんですよね。発想の柔軟性が無くなってきます。
そんな発想力が乏しくなってきたおじさんが今、
この「映画」を観たら、
笑いながら嫉妬するのではないかと。
子供の柔軟な発想力に嫉妬しながら、
ストーリーを追いつつ笑って楽しんで、
最後に涙腺が緩む、
そんなトム・ハンクス主演の「コメディ映画」を紹介します。
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トム・ハンクス主演の「ビッグ」
「ビッグ」
Big(1988)Trailer #1
監督 | ペニー・マーシャル |
出演(役柄) | トム・ハンクス(ジョッシュ:12歳の少年が大人に)※ |
エリザベス・パーキンス(スーザン:大人ジョッシュと出会う) | |
ロバート・ロッジア(マクミラン社長:おもちゃ会社の経営者) | |
ジョン・ハード(ポール:おもちゃ会社のイヤな奴) | |
ジャレッド・ラシュトン(ビリー:ジョッシュの親友) | |
デヴィッド・モスコー(少年ジョッシュ:12歳) | |
マーセデス・ルール(ジョッシュの母親) | |
アメリカ公開 | 1988年6月3日 |
日本公開 | 1988年7月23日 |
※トム・ハンクスはこの「ビッグ」で、
ゴールデングローブ賞主演男優賞を受賞しています。
ネタバレをせずに、紹介します。
1988年のかなり古い「映画」です。映像もアレな感じですけど、
量産されてきたそこらの「コメディ映画」では太刀打ち出来ない作品だと思っています。
ずっと笑っていたおじさんが、ラストで泣いてしまいますからね。
観終わった後、色々考えてしまいますが、心はポカポカですよ。
では紹介します。
キッカケは本当に些細な事です。
1年に1度街にやってくる移動遊園地で、
身長が低くてジェットコースターに乗れず落胆していた12歳のジョッシュ、
落胆しながら歩いていると不思議でレトロなコインゲームを見つけます。
「ゾルダー」という願いを叶えるコインゲーム
明らかに怪しい雰囲気を醸し出しているコインゲーム機、
電源も入っていません。稼働していますけど。
ジェットコースターに身長が足りず乗れなかったという些細な事なんですが、
ジョッシュにとっては落ち込むほどにショックな事だったんです。
12歳の少年はジェットコースターに乗りたいんです。あと少し身長があれば・・。
「大人なら・・・」
怪しすぎる「ゾルダー」にコインを投入、願い事は1つです。
「大きくなりたい」
翌朝、親に不審者と勘違いをされて家を追い出されてしまうジョッシュ、
親友のビリーと、すでにどこかへ移転してしまっている移動遊園地を探すために2人でニューヨークに向かう事に。
2人の子供がニューヨークへ、
1人は、見た目も性格も12歳そのもの。
1人は、性格は12歳、見た目は大人・・・。
2人の子供?が、
ニューヨークで様々な出会いと大人の世界に触れていく「コメディ映画」、
笑いながら観続けていたおじさんを、ラストで泣かせて心をポカポカにしてくれる、
トム・ハンクス主演の「ビッグ」、
定期的に観たくなる「名作」です。
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「ビッグ」を観た方達のレビューを、紹介します
・「ビッグ」を観たAさんのレビュー
めちゃくちゃ笑いましたw
映画で冒頭からこんなに笑わされたの初めてかも!!
やっぱトムハンクス好き!!!
そして、ちょっと考えさせられる部分があるのも好きな映画です!!!!
・「ビッグ」を観たBさんのレビュー
トムハンクス若くてかわいい!
もじゃもじゃ頭に少年にしか見えない表情、お見事!!たまにラングドン教授の髪型がちらついて困りました。少年が身体だけ大人になって仕事に恋に奮闘する話。
親友を信用させるシーンと、社長とピアノを弾くシーンが大好きです。
・「ビッグ」を観たCさんのレビュー
今から約30年以上前の作品なのに、色褪せない魅力を放つ良作です。
心は12歳なのに、ひょんな事から身体だけ大人になっちゃった主人公を、若き日のトム・ハンクスがコミカルに演じています。
彼の瞳は不思議なくらい少年の瞳のように輝いていて、もしかして彼は本当に心が子供のままなのではと錯覚するほどですね。
大人になって忘れてしまった大切な何かを思い出させてくれる作品です。
・「ビッグ」を観たおじさん
彼を「映画」で観るたびに必ず思い出す作品です。
「フォレスト・ガンプ」、「プライベート・ライアン」、「フィラデルフィア」、
「アポロ13」、「グリーンマイル」、「ダ・ヴィンチ・コード」など、
ありとあらゆるトム・ハンクス主演の「映画」を視聴中に、
必ず「ビッグ」を思い出してしまいます。
30年ほど前の「映画」です。私が初めて観たのは20年ぐらい前でしょうか。
若かりし頃に観た時は、素晴らしい作品だなと、大人びた評価をしていましたけど、
今はもうダメですね。
大人になった、イヤ、
おじさんになった私は「ビッグ」のラストで泣かされます。ダメなんですよね、アレ。
観せ方が上手いのでしょうが、
色々な事を異様に想像してしまうんですよ。親の事を含めて。
間違いなく涙腺は緩んでますけど、こんなに感動したかなと少しビックリします。これが、おじさんになったという証拠なんでしょうね。
心をポカポカにする素晴らしい作品だという評価は変わりませんが、
おじさんになってからもう1度観ると、涙の量が恐ろしく増える作品になってしまう、
トム・ハンクス主演の「ビッグ」、
大人になっているあなた、ハンカチを用意しておいた方が良いですよ。
「ビッグ」の監督、ペニー・マーシャルについて
ペニー・マーシャル(1943年10月〜2018年12月17日)は、
アメリカ出身の映画監督、映画プロデューサー、女優として活躍した方です。
主な監督作品は、
1986年 | ジャンピン・ジャック・フラッシュ |
1988年 | ビッグ |
1990年 | レナードの朝※ |
1992年 | プリティ・リーグ |
1994年 | 勇気あるもの |
1996年 | 天使の贈りもの |
2001年 | サンキュー、ボーイズ |
※「レナードの朝」で、
第63回アカデミー賞作品賞にノミネートされています。残念ながら受賞出来ませんでしたけど、
今尚評価の高い「名作」です。
ペニー・マーシャル監督作で、私が観た事のある「映画」は、
「ビッグ」と「レナードの朝」です。
両作とも個人的に大好きな「映画」として印象深い作品になっています。
75歳で亡くなっておりますが、
私はこの両作で何度泣かされた事か。
もう1度観ようなんてなったら、また泣かされるでしょうから、
両作のパワーは永遠に影響力を持ち合わせている、私はこんな風に思っています。
ちょっと気取った言い方ですけどね。
ペニー・マーシャル監督の「映画」に触れてみてください。
あなたのこれからの人生に影響力を及ぼすかもしれません。
最後に
おじさんになると、本当に涙腺が緩みます。
若い頃、それは嘘だと思っていましたけど、
残念ながら本当でした。悔しいぐらい涙腺は緩みます。
涙のハードルが下がるというより、
思い出す事柄がただ単に増えるんですよね。
「あっ、あの時」とか、
「こういう事もあったな〜」
なんて事柄をちょっとした事で思い出すんです。
発想力は乏しくなっていきますけど、思い出す能力は高まっていくんです。
だから、若い方に煙たがられるんですけどね。すぐ思い出すから。
「ブログ」を書いているおじさんがふと思い出した「映画」、
「ビッグ」
12歳の発想力を眩しく思いながら笑いつつ、涙腺崩壊です。是非。
ではまた。
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