テレンス・マリック監督最新作、実話『名もなき生涯』は20年2月21日公開
この映画の予告動画は、
どうしても観入ってしまいます。
流れている雰囲気の中に、
妻への愛情、娘への愛情、意志の強さを伺える農夫の姿。
そして、
アドルフ・ヒトラーのナチス・ドイツ、
第2次世界大戦中のオーストリア、戦争に立ち向かった男の物語。
36歳で処刑された実在していた農夫、
フランツ・ヤゲルシタッターの生涯。
予告動画から目を離せなくなってしまいました。
来年、絶対に観ようと思っていますけど、
確実に泣かされるであろう事は、容易に想像できてしまう映画です。
テレンス・マリック監督最新作、
『名もなき生涯』
多分、視聴後、心に響く何かがある作品です。
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テレンス・マリック監督作、実話『名もなき生涯』
『名もなき生涯』
巨匠テレンス・マリック監督最新作!『名もなき生涯』
監督・脚本 | テレンス・マリック |
出演(役名) | アウグスト・ディール(フランツ・ヤゲルシタッター) |
ヴァレリー・パフナー(フランチスカ) | |
ミカエル・ニクヴィスト(?) | |
ユルゲン・プロホノフ(?) | |
マティアス・スーナールツ(?) | |
ブルーノ・ガンツ(?) | |
アメリカ公開 | 2019年12月13日 |
日本公開 | 2020年2月21日 |
・第72回カンヌ国際映画祭コンペティションに出品
エキュメニカル審査員賞とフランソワ・シャレ賞を受賞
「エキュメニカル審査員賞」
キリスト教関連の団体から贈られる賞で、カンヌ国際映画祭の独立部門の1つ。
「フランソワ・シャレ賞』
作品のジャーナリズムを称えた賞で、カンヌ国際映画祭の独立部門の1つ。
ーVariety誌
「『名もなき生涯』は大スクリーンで観るべき映画だ。」
「文明を救った静かなる抵抗に胸が震える。」
ーThe Telegraph誌
「『ツリー・オブ・ライフ』以来の最高傑作。」
ーLondon Evening Standard紙
「まさに天才の仕事。」
『名もなき生涯』実話を基に製作
第二次世界大戦中、ナチス・ドイツに併合されたオーストリアが舞台。
良心的兵役拒否の立場から、
度重なる従軍命令とナチスの軍門に降った教会の指示に従わず、
ひたすらに自分の信念、
妻や娘への愛を貫き、
36歳という短い生涯を生きた、
農夫フランツ・ヤゲルシタッター。
ヒトラーへの忠誠を拒絶、
自らの信念に従い、家族を愛し続けた農夫の、
実話を基に製作された作品。〜『名もなき生涯』〜
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監督:テレンス・マリックについて
テレンス・マリック(1943年11月30日〜)は、
アメリカの映画監督、脚本家、プロデューサーです。
主な映画監督作は、
公開年 | タイトル | 主役 |
1973年 | 地獄の逃避行 | マーティン・シーン |
1978年 | 天国の日々 | リチャード・ギア |
1998年 | シン・レッド・ライン | ショーン・ペン |
2011年 | ツリー・オブ・ライフ | ブラッド・ピット |
2012年 | トゥ・ザ・ワンダー | ベン・アフレック |
2015年 | 聖杯たちの騎士 | クリスチャン・ベール |
2019年 | 名もなき生涯 | アウグスト・ディール |
「天国の日々」
・カンヌ国際映画祭監督賞:受賞
・全米映画批評家協会賞監督賞と撮影賞:受賞
・ニューヨーク映画批評家協会賞監督賞:受賞
・カンヌ国際映画祭パルム・ドール:ノミネート
・アカデミー賞撮影賞:受賞
・アカデミー賞作曲賞、音響賞、衣装デザイン賞:ノミネート
「シン・レッド・ライン」
・ベルリン国際映画祭金熊賞:受賞
・ニューヨーク映画批評家協会賞監督賞と撮影賞:受賞
・アカデミー賞監督賞:ノミネート
・アカデミー賞作品賞:ノミネート
・アカデミー賞脚色賞:ノミネート
・アカデミー賞撮影賞、音楽賞、音響賞、編集賞:ノミネート
「ツリー・オブ・ライフ」
・カンヌ国際映画祭パルム・ドール:受賞
・ロサンゼルス映画批評家協会賞監督賞:受賞
・サンフランシスコ映画批評家協会賞監督賞:受賞
・アカデミー賞監督賞:ノミネート
・アカデミー賞作品賞、撮影賞:ノミネート
映画監督として有名ですが、
アカデミー賞の授賞式や各映画祭への出席はなく、
メディアへの露出やインタビューもほとんどない方で、謎めいている印象です。
そんな印象と作風、作品の評価から、巨匠と評されている監督です。
私個人としては残念ながら、
1998年の「シン・レッド・ライン」しか視聴した事がなく、
なんとも言えないのが現状・・・。
2011年「ツリー・オブ・ライフ」は今度観てみようと思っています。
フランツ役:アウグスト・ディールについて
アウグスト・ディール(1976年1月4日〜)は、
ドイツ出身の俳優です。
主な映画出演作は、
公開年 | タイトル | 役名 |
2002年 | タトゥー | マーク・シュラーダー |
2004年 | 青い棘 | ギュンター・シェラー |
2007年 | ヒトラーの贋札 | アドルフ・ブルガー |
2008年 | ベルリン陥落1945 | ゲルト |
2009年 | イングロリアス・バスターズ | ヘルシュトローム少佐 |
2010年 | ソルト | マイク・クラウス |
2016年 | マリアンヌ | ホバー |
2017年 | マルクス・エンゲルス | カール・マルクス |
2019年 | 名もなき生涯 | フランツ・ヤゲルシタッター |
2004年の「青い棘」で、
ドイツ映画批評家協会最優秀男優賞を受賞。
2006年にはフランスのファッション誌「Gala」から、
「今日における最も重要なドイツの俳優」と評されています。
アウグスト・ディールが出演している映画の中で、
特に有名なのが、
クエンティン・タランティーノが監督、脚本を手掛けた、
「イングロリアス・バスターズ」です。
彼は脇役ですけどね。
私は大好きな作品です。
2020年2月21日に公開される、
『名もなき生涯』で実在していた人物、農夫のフランツ・ヤゲルシタッター熱演。
予告動画で既に、その凄まじい演技力を感じてしまいます。
ブルーノ・ガンツの遺作となった『名もなき生涯』
ブルーノ・ガンツ(1941年3月22日〜2019年2月16日)は、
スイス・チューリッヒ出身の俳優です。
主な映画出演作は、
公開年 | タイトル | 役名 |
1987年 | ベルリン・天使の詩 | 天使ダミエル |
1998年 | 永遠と一日 | アレクサンドル |
2000年 | ベニスで恋して | フェルナンド |
2004年 | ヒトラー〜最期の12日間〜 | アドルフ・ヒトラー |
2007年 | コッポラの胡蝶の夢 | スタンチュレスク教授 |
2015年 | ハイジ アルプスの物語 | アルムおんじ |
2018年 | ハウス・ジャック・ビルト | ウェルギ |
2019年 | 名もなき生涯 | ? |
1987年「ベルリン・天使の詩」は非常に有名な作品です。
若い方だと、
1998年にリメイクされた、
「シティ・オブ・エンジェル」の方がしっくり来ますかね。
(ニコラス・ケイジが天使役、メグ・ライアンと共演した作品です)
あと、
これは良いのか悪いのか微妙ですけど、
空耳系の動画で有名な、
2004年「ヒトラー〜最期の12日間〜」のアドルフ・ヒトラー役。
あのヒトラーを熱演していたのがブルーノ・ガンツです。
ヒトラーの演技で高い評価を得ていたブルーノ・ガンツは、
2018年に大腸癌と診断され、
2019年2月16日に、チューリッヒの自宅で亡くなりました。享年77歳。
2020年2月21日に公開される、
『名もなき生涯』がブルーノ・ガンツの遺作です。
最後に
予告動画を観まして、
どうしても気になって仕方なかったので、
『名もなき生涯』を記事にさせて頂きました。
間違いなく、
私のような涙腺の緩んだおじさんは泣かされるでしょうけど、
確実に来年、観ようと思っている作品です。
楽しめるかどうかは分かりません。
けど、
何かが心に残る事は確信しています。
それが痛くて悲しい感情だとしても・・・。
テレンス・マリック監督最新作、
『名もなき生涯』は2020年2月21日から公開されます。
ではまた。
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